未分類カテゴリー記事の一覧です
再入荷のおしらせ
完売しておりましたアイテムの、再入荷のおしらせです。
10月1日(木)午前11時より、以下の商品について、
「weeksdays」にて追加販売をおこないます。
2189 NUVOLA(NAVY)
weeksdaysの人気アイテム、
CI-VAの2189 NUVOLAのネイビーが再入荷します。
すっきりスリムな形ですが、
荷物もわりと入るところも人気の秘密。
紐をはずしてクラッチバッグとしても使えます。
「フラットな作りの、
これ以上にないくらいシンプルなバッグです。
ヒモが長いので、
斜めがけしたり、またはヒモを結んで肩にかけたりと、
持ち方によって印象が変わるところも魅力のひとつ。
使ううちに革がだんだんとやわらかくなり、
体にそうように。
育っていくたのしみがあるのが、
『CI-VA』のバッグのよいところなのです。」
(伊藤まさこさん)
バッグに迷ったら。
レストランに出かける時はクラッチを。
仕事の時は容量たっぷりの肩掛けバッグ。
買いものにはやっぱりかごかな。
‥‥なんて、
行き先に合わせて、
持つバッグを毎日変えます。
出かける前、
「今日はどれにしようかな」
と、迷う時間はたのしいものです。
それでも時々、
どれにしようかクローゼットの前で
途方に暮れてしまうことがあって、
そんな時にたよりにしているのが、
このCI-VAの肩掛けバッグ。
シンプルだから、
服をえらばず、
どんなシーンにもぴたりとはまる。
見た目よりずっと、
荷物が入るところも魅力です。
weeksdaysでも毎回、
好評をいただいているCI-VAのバッグ、
今週は、コーディネートの幅を広げてくれる黒をご紹介。
ネイビーの再販もありますよ。
どうぞおたのしみに。
DRESS HERSELF たとえばこんな コーディネート。 [3]伊藤まさこさん
黒には黒で。
このコンテンツでも登場いただいた藤井志織さんが、
ワンピースを一目見るなり、
「まさこさんっぽい!」と一言。
襟ぐりとか、そで丈とか、全体のフォルムが
私を連想させるのだとか。
重ね着が得意な藤井さんに対して、
私の着こなしはあっさり、さっぱり。
「でもそんなところもまさこさんっぽい」
んですって。
黒のワンピースには、
黒のタイツとブーツを合わせてシンプルに。
ともすると重く見えがちな「全身黒」も、
シルクの軽やかさと質感が助けてくれる。
ちょっと光沢あるシルクワンピース、
一枚持っていると本当に重宝します。
上に羽織ったのは、
パリで娘に買ってあげたチェックのコート。
身長10センチ違いの娘が着る服なので、
私にはちょっと袖丈が長めなのですが、
手首を見せるように軽く折り返せば、大丈夫。
秋のコーディネートのできあがりです。
シルクを主役に。
タイツとクラッチは同系色のネイビーでまとめ、
靴は思い切って白。
これまた「あっさり、さっぱり」の
コーディネートですが、
そこはシルク。
全体をしなやかで
大人っぽい雰囲気にまとめてくれるので
大助かりです。
もう少し秋が深まったら、
ワンピースの上にさっと薄手のコートを羽織ります。
Gジャンやファーのコートもいいなぁ‥‥なんて
夢は広がります。
アクセサリーは、
ちょっと太めのゴールドのバングル、
耳はいつものパールピアスをして、極力シンプルに。
「シルクが主役」のコーディネート、
ぜひおためしあれ。
DRESS HERSELF たとえばこんな コーディネート。 [2]深澤絵さん
深澤絵さんのプロフィール
ふかざわ・かい
株式会社Soldum代表。
1985年岩手県生まれ、上智大学卒業。
「日本人らしい創造的な仕事の真の価値や
魅力を発信すること」をコンセプトに、
セールスプロモーション/マネージメント/ブランディングを
展開する株式会社Soldumを立ち上げ、
アート/デザイン/工芸/食など多岐に渡る
プロジェクトに携わる。
ニットの下に着て。
ドレスハーセルフのプレスを担当している深澤さん。
仕事柄きちんとしなくてはいけない時でも、
リラックスはしていたい。
そんな時にドレスハーセルフのシルクの服は、
気持ちにピタッとくるのだとか。
「夏は一枚でサンダルと。
ちょっと肌寒くなったらアームウォーマーやレギンスと。
このワンピース、オールシーズン着られて
とても重宝しそうです」
ワンピースに合わせたのは、
ゆったりとしたオフベージュのニット。
サイドの部分が斜めになっている大胆なデザインから、
ちら、とのぞくシルクがいい感じです。
「ニットの下に着てもひびかない。
軽やかなのでストレスなく着られます」


「シンプルなので、アクセサリーで遊ぶのもいいですね」
と深澤さん。
冬は大ぶりのゴールドのピアスなどと合わせたい、
そうおっしゃっていましたよ。
▶着用アイテム
シルクのワンピース・ブラック
ロングセーター/シルクカシミヤ_オフベージュ
ちょっと贅沢して。
「これさえあれば、の一枚。
何を着て行こうか迷った時に
助かる存在になってくれそうです」
なるほど!
「デコルテをきれいに見せてくれるので、
ヘルシーでありながらゴージャスな感じも出ますね。
人に会う時にカチッとしすぎると
緊張感をあたえすぎてしまうし、
だらしなくてもいけない。
このワンピースはそのバランスが
ちょうどいいなと思います」
歩くたびに感じる、
シルクをたっぷり使っているからこその上質感。
「日本人特有の色の白さを引き立ててくれる
ネイビーもまたおすすめです」


羽織るものを変えればまた違う印象に。
「シルクのワンピースに
カシミヤのカーディガンという相性のよい組み合わせ。
ちょっと贅沢ですが、部屋着にもいいですね」
と深澤さん。
思わず「私も!!」とふたりで盛り上がりました。
それこそ大人の贅沢ではありませんか。
▶着用アイテム
シルクのワンピース・ネイビー
ロングカーディガンシルクコットン・ネイビー
レギンス/シルクリブ・チャコールグレー
カーディガン/カシミヤ・ペールブルー
DRESS HERSELF たとえばこんな コーディネート。 [1]藤井志織さん
藤井志織さんのプロフィール
ふじい・しおり
編集ライター。
雑誌、書籍、WEBなどで編集や取材、執筆を行うほか、
イベントの企画やディレクションを行うことも。
料理からインテリア、ファッションまで、
垣根なく繋げていきたいと考えている。
担当した書籍に、
重信初江著『昔ながらのおかず』、
草場妙子著『TODAY’S MAKE BOOK 今日のメイクは?』、
オカズデザイン著『マリネ』、
ウー・ウェン著『丁寧はかんたん』などがある。
重ねる濃色。
「シルクが大好き」という藤井さん。
そう言われてみると、
いつもたしかにつるり、
しなやかな質感の服を着ている印象があります。
ちょっとウェーブがかかった髪質や、
しっとりふっくらした肌質(色も白い!)と
シルクの質感がぴったり。
自分に似合うものを知っているんだなぁと
藤井さんのおしゃれにはいつも感心するばかり。
自分を客観視できるのは、
ライターという職業柄、
数多くの人を取材してきたからかもしれません。
下着もシルクが多いという藤井さん。
「シルクは素肌に感じたい。
だからこのワンピースも
下に何かを合わせるというよりは直接着たくて」
そう言ってワンピースの上には
フワフワのモヘアのニットを、
ボトムスは柄物のパンツを重ねて。
「パンツは古着屋さんで買った
イタリアかどこかのもの。
おじいちゃんのパジャマだったのかな?
ウェストがガバガバなんです」
おじいちゃんのパンツ(!!!)は、
裏地がネルでとても暖かなんですって。
なるほど、これなら真冬でも安心です。
藤井さんといえば、欠かせないのがアクセサリー。
「ピアスはかならず。
それ以外にもリングやブレスレットをいくつか重ねます」
つけてないとなんだか不安、っていうくらい、
アクセサリーはいつも自分と一緒なんですって!
ワンピースも、アクセサリーも「重ねる」。
とかく、さらり、あっさりしがちな私には
なかなかマネのできない芸当。
今年の冬は挑戦してみたいなぁ‥‥。
身近なものとして。
レストランなどへのお出かけには、
ワンピースを一枚さらりと着て、
華奢な靴を履き、
クラッチを持って行きたいなという藤井さん。
「でもやっぱりふだんにもシルクが着たい!」
シルクへの愛は深いよう。
ブラックのワンピースの上に、
シルクのキルティングのジャケットのダブルシルクづかい。
見ているだけで気持ちよさそうなコーディネートです。
「ワンピースには
ショート丈の方がバランスが取りやすいんです」
なるほど。
ボトムスはデニムを。
「スリットがあるから、
そこから色が見えてもかわいいかなって思いました。
たとえば黄色いパンツとか。
あ、でもロングスカートを履いてもよさそう」
シルクのワンピースって、
いろんな着こなしができるんだなぁと感心するばかり。
「シルクのようなやわらかな素材って、
女の人ならではのおしゃれ。
やっぱりシルク、好きだなぁ」
藤井さんの話を聞いていたら、
なんだかよりシルクが好きに、
そして身近になりました。
DRESS HERSELFのシルクのワンピース
着心地だけじゃない。
昨年、作ったシルクのTシャツ。
素材感はもちろん、
襟ぐりのすっきり具合や、
丈、色合いなんかが絶妙で、
洗っては着て、を繰り返していました。
着心地のよさは絶対。
でもきちんと見えたい。
ドレスハーセルフの作る服は、
そのバランスが絶妙。
「そうそう、こんなの着たかったんだ!」と思える
大人の服って探すとあんまりないのです。
あれから1年。
今年はシルクのワンピースができあがりました。
襟ぐりの開きや、そで丈、
スカート丈、全体のライン、
そしてやわらかな素材感。
これぞ大人のシルクワンピース!
「こんなの着たいな」そう思っていたものが、
形になるってすごくうれしい。
どうぞ明日のルックブックで
全体像をごらんくださいね。
コンテンツは、
このシンプルなワンピースをどう着る?
ふたりの着こなしと、
私のコーディネートをご紹介します。
あたらしい服。
- 若山
- ほんとうなら、こういう季節の変わり目は、
あたらしい服を着て、
それがだんだん普段着になっていく、
そういうローテーションでしたよね。
わりと新しいものは、最初の頃、
人に会う時に着て行くっていうふうに。
- 伊藤
- あそこに出かけるから、新しい服が買いたい、とか。
でもいまはそんな「ヨイショ!」っていう
きっかけがないですよね。
- 若山
- わたしもこのところ、
なにも買っていなかったんだけれど、
「そうだ、伊藤さんに会うんだから!」と思って、
きょう着ている服を買ったんですよ。

- 伊藤
- そうだったんですね!
- 若山
- お店に行ったら、もう秋物ですよと言われて。
「でも、今、着たいものが欲しいんです」と伝えたら、
この服をすすめてくれました。
気分が明るくなるでしょう?
たぶん伊藤さんに会わなければ、
そういう気にはならなかったと思う。
- 伊藤
- 今、コロナの影響で、
コロナ太りだなんて言われているでしょう?
太った人もいるけれど、
わたしの周り、けっこう痩せてるんですよ。
この緊急事態に、自分を律する人が多いっていうか。
こんな時に太ったらみっともなくない? みたいな。
- 若山
- えー、そうなの?!
たしかに両極端ですよね。
わたしはそっちじゃないな。
そんなに食べていないのに、体重は増える。
事務所にも出かけなくなっちゃったし、
歩かなくもなっている。
外食もそんなにしないのに。
- 伊藤
- 痩せたなかのひとりが、同い年ぐらいの男子で、
この前、朝、7時くらいかな、
「今、散歩してるんだけど、
近くにいるから、朝ごはんでもどう?」
って連絡があって。
「じゃあ待ち合わせね」と久しぶりに姿を見たら、
サコッシュにエコバッグ入れた軽装で現れて、
しかも、すごいキュっとしていたんです。
毎日、朝、昼、1時間半ずつ散歩することで、
7kg痩せたんですって!
しかも、朝と昼はちゃんと食べるんだけど、
夜は、散歩の途中に知り合いの店に行って、
ワインを2杯ぐらい飲むだけにしてるって。
- 若山
- そうか、夜、食べない。
- 伊藤
- その彼と、
サコッシュに入っているエコバッグを
「それ、どこのなの?」なんて話したり、
「その靴どこの?」なんて、
買い物の話をたくさんしたら、
「私たちはまだ元気だ!」っていう気になりました。

- 若山
- (笑)
- 伊藤
- それで、思ったのは、
みんな、このコロナに対して、
人に会っちゃいけないのかな、
どれくらい? 何人? みたいに、
微妙な距離感を感じているでしょう。
その感じとり方が人によって全然違う。
相手は、自分以上に
距離を遠くしたいと思っているかもしれない。
そんなことを考えているうちに、
自分から誘うことがすごく減ってしまっていたので、
その友人が突然「朝ごはんでも」って言ってくれたのが
すごいうれしくって。
- 若山
- そうですよね。
そうやって歩いてるうちに、
誰かを呼び出して会いたくなる、
その気持ち、分かる気がします。すごく。
歩いているとね、気分が良くなってきます。
- 伊藤
- 「明日、行くけど、会わない?」じゃなくて。
「今、近くにいるんだけど」っていうのもよくて。
- 若山
- なんだか気分が良くて、
人に会いたくなって連絡するっていうのは、いいですよ。
以前だったら「あれ?どうしちゃったの?」
って感じだけど、逆にコロナだとそういうことができる。
- 伊藤
- その人も、散歩にたっぷり時間が使えるようになったのは、
コロナで時間ができたからなんですって。
そういえばわたしも昨日、
吉祥寺に用事があって、知人が住んでいるので、
ポストに入れられるようなものをと、入れようとしたら、
旦那さんがいて「ちょっと寄ってきなよ」と、
お茶をごちそうになって。
「あ、いいんだ?」みたいな。
すごくうれしかったです。
いつでも誰が来ても大丈夫なくらい
整っているお家というのもすごいし、
この状況になったからこそ、
「この人ってこういう感じなんだ」っていう
別の一面が見られたことも、おもしろかったです。
若山さんは逆にあたらしい習慣で、
前向きに始めたことってありますか?
- 若山
- わたしね、今、
毎朝、ラジオ体操に行ってるんです。
- 伊藤
- ええっ。
- 若山
- 地域の大きな公園で、大々的に、
1年中やってるみたいなの。
それを近所の料理家の先生のところで、
「すごくいいわよ」って教えていただいて、
最初は「えーっ?」と思っていたんだけれど、
やりだしたら、ハマってしまって。
ラジオ体操は6時30分からなんだけれど、
その10分前から指導員の方が準備体操をやってくれて。
その公園は、うちから25分くらいかかるので、
6時ちょっと前に家を出て、ラジオ体操をして、
また歩いて、7時ちょっと過ぎに帰って来ます。
- 伊藤
- きっと、ラジオ体操をやること自体もいいけれども、
片道25分かけて往復する習慣がいいでしょうね。
- 若山
- そう、歩いているときに考えることも多いです。
- 伊藤
- 人に見られるし。
- 若山
- (笑)そうそう。それで
「アディダスのキャップが欲しい!」
と買ったりしてます。
夏子に勧められたウエアに、
麦わら帽子を被っていたんですけれど、
どうも変だなと。
- 伊藤
- (笑)みなさん、
どういう方がいらっしゃってるの?
- 若山
- 年配の人が多いですね。
50代ぐらいから、上はすごいお年寄り。
- 伊藤
- そうなんだ。
- 若山
- でも、森みたいなところだから、
全体像が見えないんです。
100人くらいは、いると思う。
すごく気持ちがいいんですよ。木漏れ日も。
- 伊藤
- ラジオ体操って毎日やると、
すっごくいいって言いますよね。
- 若山
- 真面目にやると、筋肉痛になりますよ。
歌もみんな歌うんですよ。おっきい声で。
いい歌なんです。
♪新しい朝が来た♪ って。
- 伊藤
- じゃあ、毎日?
- 若山
- そう決めるのは嫌で、
目が覚めたら行こう、
寝坊したら無理して行かない、っていう、
緩いルールにしています。
それが、必ず目が覚めるのね(笑)。
気持ちがいいですよ。
しばらく続けようと思ってます。
夏は6時でも、もう暑いけれど、
もうちょっと涼しくなるといいでしょうね。
うちで仕事をしてると、足がだるくなっちゃって。
夕方に散歩をしても、全然治らなかったのに、
朝のラジオ体操で改善しちゃった。
朝、歩くと頭が冴えますしね。
- 伊藤
- わたしもそろそろ運動を再開しようかな?
若山さん、きょうはありがとうございました。
まだまだ話したいことは
いっぱいありますから、
ぜひまたお目にかかれたら。
- 若山
- こんな話で大丈夫?(笑)
こちらこそ、ありがとうございました。
TPOのこと。
- 若山
- わたしは、コートが好きなんです。
冬のコートじゃなくて、
どのシーズンでもコートの形の服を着たい。
コートを着ていると安心するみたいなのところもあって。
でも、こう季節感がないと、
今年はどうしたらいいかなっていう感じです。
- 伊藤
- わたしも若山さんも、車移動じゃないですか。
だから、そもそも、あんまり厚着をしないですよね。
- 若山
- そうなんですよね。
それに車だと、短いコートでいいじゃない? とか、
コートいらないじゃない? って言われるけど、
それでもしつこくコートを着ている(笑)。
- 伊藤
- (笑)だって、コート、かわいいですもの。
- 若山
- ほんとは、ジャケットを上手に着られると
いいなといつも思っているんですが、
なかなか上手に決まらない。
あるベテランのスタイリストのかたと
仕事をご一緒することがあるんですが、
仕事の時はやっぱり
ジャケットを着たほうがいいっておっしゃる。
- 伊藤
- へぇ! カッコいいですね。
- 若山
- TPOをきちんとしましょう、って。
わたしは、全然そんなこと考えてなくて、
だから大人の恰好ができないんですね。
でも、その言葉には、
なるほどって思うことが多くて。
「仕事に行く時、ジャケットではなくても、
せめてカーディガンを着なさい」とか‥‥。
着物だとあるじゃないですか、季節感や、
この場にはこういうのがふさわしいというものが。
そういう感覚が、洋服にたいして、
わたしはまったくなかったな、って反省しています。
- 伊藤
- その「カーディガンでも」というのは?
- 若山
- ジャケットでも、かっちりしたものではなく、
ニットのジャケットであるとか。
カーディガンはメンズのVネックのような形です。
ジャケットがわりになります。

- 伊藤
- なるほど、そういうことですか。
たしかにジャケットって、
たとえば男の人がスーツをビシッと着てるのって、
もうそれだけでカッコいいなと思いますけれど。
- 若山
- そうですよね。
それで昨年買った
白いサマーニットのジャケットを、
今日はまさこさんに久しぶりに会うから
着ようかな、と思ったんだけれど、
「いきなりどうしたの?」
っていう感じになりそうで、やめちゃった。
でもそういうのがラフにきちんと着られたらいいな、
と思っています。
いつもだったら、暑い季節に出かけるときは、
薄手の、相手先でも脱がなくてもいいようなコートを
ジャケット代わりにしているんですけれど。
- 伊藤
- わたしもそういうタイプのものを
何枚か持ってます。便利ですよね。
- 若山
- 薄い、ワンピースみたいなものを
コートのように羽織ったり。
そっか、だからその感覚で、
ジャケットを着ればいいのよね。
- 伊藤
- たしかにわたしも、
目上の方にお目にかかるときの服を
持っていない気がします。
ジャケット、いいかも?
- 若山
- でもカチッとしたジャケットは変でしょう?
百貨店の店員さんが着てらっしゃる黒いジャケット、
ビジネスらしいのは似合わないですよ。
だから、ニットのカーディガンみたいなもので、
襟が付いているタイプがいい。
その上にコートが着られるのがポイントです。
カーディガンはもともと好きで、
たくさん持っているんですけれど、
ニットのジャケットはなかなか見つけにくい。
その下はTシャツでいいんですもの、便利です。
- 伊藤
- TPOでいうと、わたしは、食事に出かけるとき、
ワンピースに着替えたりしますよ。
- 若山
- ワンピース、似合うもの。
- 伊藤
- 娘に言わせると、ストンとしたワンピースは、
気になるところを隠すから痩せて見えるって。
お腹いっぱい食べても大丈夫ですし(笑)。
- 若山
- うん。それに、ちゃんとして見える。
- 伊藤
- 靴とバッグをちゃんとすればおかしくないですよね。
若山さんは、パールもそうですが、
きちんとしたものとカジュアルなものを
品良く組み合わせていますね。
- 若山
- カジュアルな感じに
パールのイヤリングをしてみようかなと思ったのは、
たまたま、20代の頃に母が買ってくれたのを出して、
つけてみたことがあるんです。
そうしたら、意外にいいかも? って。
同世代の友人にも、とても評判がいいですよ。
- 伊藤
- 若山さんは、好きなものってずっと変わらないですか?
- 若山
- うーん、変わらないわけじゃないですね。
たとえば若い頃はハーフコートをよく着ていました。
車だし、楽だし。
でもあるとき、「おばさんっぽい」って思って(笑)。
あとね、夏子(nooyの若山夏子さん。若山さんの姪)に、
けっこうダメ出しをされますよ。
- 伊藤
- どんなことを言われちゃうんですか?
- 若山
- 「それ、すごくおばさんっぽいからやめてね」とか。
- 伊藤
- !!! 身内のそういう声って、
すっごく大切ですよね(笑)。
- 若山
- 胡春ちゃんも、そうでしょ?
- 伊藤
- はい。歯に衣着せぬ、ですね。
- 若山
- 夏子にはよくアドバイスをもらうんです。
スポーツウエアなんて、どんどん新しくなって
もう分からなくなっちゃってるじゃないですか。
これが楽そうとか思って選ぶと、
「あ、それ、全然ダメ!」とか言われて(笑)。
スニーカーですら「ダメ」って言われることも。
- 伊藤
- えー、スニーカーも、ですか?
- 若山
- 「これはいいけど、これはダメ」があるのね。
そこの差が、すぐには分からない時と、
「あ、なるほど」って思う時とある。
- 伊藤
- なるほどっていう時は、
例えばどういう?
- 若山
- 伊藤さん、わたしが大きい靴を履いている
イメージがあるとおっしゃたでしょう?
- 伊藤
- うんうん。しっかりした靴を履かれている。
ヒールの靴というより‥‥。
- 若山
- ちょっと男の人っぽい、マニッシュなちゃんとした靴。
それは夏子のアドバイスなんです。
わたしは大きい靴のほうが似合う、
バランスがいいって。
履いているうちに納得して、
どんどん大きい靴になったんです。
ま、言うこと聞かないこともありますけど(笑)。
- 伊藤
- スポーツウエアとおっしゃったのは‥‥。
- 若山
- 夏子が行ってるジムを紹介してもらって、
通っていたんです。
でも「適当なものを着ていくな」というので、
コーディネートしてもらって。
スポーツウエアはむつかしいです。
人に会わないから。
- 伊藤
- コロナで、出かけることが減りましたよね。
わたしは、ネットショッピングが楽しくて!
洋服やバッグも買いますし、
今までは家にいなくて受け取れなかった
「取り寄せ」を積極的にしてみたり。
でも、こうやってお目にかかると、
やっぱり会うことって楽しいな、と思います。
- 若山
- そうですよね。
- 伊藤
- 「weeksdays」のミーティングも、
週1回、パソコンを通じて、だったので、
緊急事態宣言が終わって、
やっとチームで対面でしゃべった時、
「ああ、人と会ってる!」と、
そんな新鮮な感覚を味わいました。
家にいることにも慣れてきたけれど、
やっぱりちょっとは風が必要。
- 若山
- そうですね。
パソコンを通じての会議は、
最初は「便利!」と思ったけれど、
すごく疲れますね。
- 伊藤
- 疲れます!
なんでだろう?
- 若山
- よく知ってる人と、
ちょっとした確認をパソコンで、
だったらいいんだけれど、
初めての打ち合わせをパソコンですると、
ぐったりしてしまって。
- 伊藤
- うんうん、わかります。
- 若山
- すごく集中して見ているからかなぁ。
- 伊藤
- 同席しているはずの人の気配が感じとれなくて、
話し手に集中するから疲れるんでしょうか。
ちいさなモニターに何人か入るから、
表情や気配、ニュアンスを感じ取るのが難しいし。
テレビの番組のように、
1人が1つのモニターで並んだら、
ずいぶん違うのかもしれないですけれど。
- 若山
- なるほど!
それに、人と会っていれば、
集中と、くつろいでいる時間が、
自然と、同時にできているんだと思うんです。
それがパソコンだと、いつも耳を傾けて
ずーっと集中して聞いてなきゃいけない感じがある。
なるべくリラックスして
普通にしているんですけれど、
終わるとすごく疲れていますね。
- 伊藤
- 若山さんはエディトリアル・デザイン
(書籍のデザインを、本文からカバーから全て)を
なさっていますが、
チームで密に仕事をなさるタイプですよね。
わたしのときもそうでしたけれど、
撮影にもいらしてくださって。
- 若山
- はい。ケース・バイ・ケースですけれどね。
- 伊藤
- そんな若山さんだから、
「画面じゃなくて、会って話したほうがわかるのに」
ということも、多いでしょうね。
- 若山
- そうなんですよ。会って話し合って得たことが、
その過程で頭の中に本の形ができていくんですが、
それがないと、すごく時間がかかるんです。
人と会えばあるはずの「とっかかり」がない。
面と向かって話していれば、
「あ、これしかない」っていうものが、
自然と降りてくるんですが、
それがないまま、材料だけいただいて、
好きにデザインして、と言われても、
「この人はどうしたいのか」が
伝わってこないんですね。
- 伊藤
- エディトリアル・デザインは、
そういう傾向の強いデザインかもしれないですね。
- 若山
- その人がやりたいと思ってることを、
その人が思ってることとは違う形で、
さらにいいものを出してあげたい。
だから「こうしたい」という思いを受け止めて、
その通りじゃないものに変換して、
「どうでしょう?」ってだす楽しみがあった。
でも、今はもう、そもそも、
パソコンでデータを渡してしまうでしょう?
デザインを紙でしていた頃は、
編集のかたが取りにいらしたんですよ。
楽しみにきた人の反応を見るのが、すごく楽しかった。
- 伊藤
- じつは、今、
この本(『母のレシピノートから』)を
文庫化するのに、
若山さんにお願いをしているんです。
- 若山
- はい。しかも、30ページ、足してね。
- 伊藤
- そうなんです。
単行本をつくるときも、
もっとほっこりした感じの表紙が
来るかなと思っていたのが、
見事にくつがえされたのを覚えています。
- 若山
- そうですよね(笑)。
- 伊藤
- 当時、こんなすっきりとカッコいい表紙になるなんて、
ってわたしが喜んだとき、
若山さんはたしかこんな風におっしゃったんですよ。
「だってまさこさんは
オープンカーに乗ってるし、
来た道を引き返すのがいやでしょう?」って。
- 若山
- そうですよ!
その頃、ナチュラル系のほっこりした感じが
流行りだしていて、
みんなも、そういうのがいいなっていう感じでしたね。
だから、まさこさんの本は、
そうはしないほうがいいぞ、と強く思って。
本文用紙も、ざらっとしたナチュラル系が多いなか、
つるりとした光沢のあるものにしたんです。
- 伊藤
- この本が出てから15年が経つんですが、
あきらかに時代が変わってる。
娘は20代になり、母も私も歳をとった!
だから今回の文庫化にあたっては
「その後の母のレシピ」を加筆したんです。
- 若山
- 胡春ちゃん(伊藤さんの娘)のイラストも、
とても良かったです。
だから、文庫は文庫で、また楽しいです。
- 伊藤
- 母のレシピがすごいのは、
肉が1㎏って書いてあったりするんですよ。
これ、多すぎないかな、
みんながつくりやすい分量にしたほうがいいのかなと、
「半分の量でもできるんですけど」って提案したんですが、
編集担当のかたが「このままで」って。
‥‥あっ、いけない、お肉の分量の話じゃなかった。
きょうは若山さんとおしゃれの話をしたかったのに(笑)。
- 若山
- うん。そう、おしゃれの話!
- 伊藤
- そうなんですよ(笑)。
- 若山
- わたしが逆に聞きましょう。
なんだか今年は、
いつものような夏の季節感がなくって、
そう思っているうちに、もう秋物が出てるでしょ。
- 伊藤
- そうなんです。「weeksdays」でも、
そろそろ秋支度なんです。
- 若山
- ね。でも、その気にならないの。
どうしたらいいんだろう?
- 伊藤
- ほんとですよね。
サンダルは9月から履かないと決めているわたしも、
2週目ぐらいまではいいかなって思えてきています。
- 若山
- 年々、この季節はこういう気分だね、
みたいなことが、薄れてきている気がします。
とくに今年は。
- 伊藤
- 街にも出てないから、
世の中がどういう感じか分からないし、
人に会わないから、
みんながなにを着てるかも見えてこない。
- 若山
- ほんとに秋が来るの?
いきなり寒くなっちゃったりするの?
- 伊藤
- そういえば、だんだん、
春や秋が短くなっているように思いますね。
衣替え。
- 若山
- 今日は、朝の早い時間にしていただいて。
大丈夫でした?
- 伊藤
- 全然! 早起きなんです。
- 若山
- 今年は浴衣を着ないで終わっちゃうから、
夜、浴衣を着て出かけましょうということになり。
そうなると、午後の対談では、
ここに浴衣で来ることになりそうで、
それも変だな、と思い、
いちど帰宅できる時間に
変更していただいたんです。
- 伊藤
- 浴衣でも、大丈夫でしたのに!
- 若山
- でもね、「写真を撮ります」っておっしゃっていたし、
掲載される頃は、
いくら暑さが残っていても秋なのに。
- 伊藤
- それもそうですよね(笑)。
若山さんは、この夏、いかがでしたか。
わたし、すっごく夏に弱いんです。
夏に弱い人と、冬に弱い人がいますけれど、
どの季節がお好きですか。
- 若山
- うーん、どうでしょう?
あんまりどの季節、というのが
ないかもしれません。
- 伊藤
- 若山さんには、夏が苦手という印象はないんですよ。
- 若山
- そうですね、どちらかといえば、
子どもの頃から寒いほうが嫌だったかな。
あっ、今、苦手な季節は春かも。
というのは、この何年か、花粉症がひどくなって、
「春は早く過ぎて!」となってしまって。
ちょっと悲しいですよね。
そう考えると、やっぱり秋がいいかな?
- 伊藤
- わたしはもう、ほんとうに、暑さが苦手で、
夏は仕事もできないくらいなんです。
8月は夏休みと称して仕事をすこしセーブして、
犬みたいにダラーっとしていました。
早く秋になってほしい気持ちがあるので、
サンダルも9月になったら仕舞っちゃうんですよ。
- 若山
- あら、そうなんですね(笑)!
- 伊藤
- そうすることで、
区切りが欲しいのかもしれないです。
そういえば若い頃は
「3月になったら、靴下は履かない!」
って宣言して、実行してました(笑)。
- 若山
- 寒いのに、まだ、3月って。
- 伊藤
- 寒い日があっても、がんばるんです。
4月からは、履かなくても
寒いって思わなかったかな。
なにしろ暑がりなので。
- 若山
- それじゃ、9月にサンダルをやめて、靴にしたら、
足元がポカポカしすぎちゃうんじゃないですか。
- 伊藤
- それが、首まわりが開いていれば、
足元はあったかくてもまあまあ大丈夫。
だから、9月になったら、足元だけは、
冬の靴に変えてきたんですよ。
- 若山
- わたしはそもそもサンダルを履かなくなりました。
すごく疲れる気がして。
伊藤さんはおしゃれで元気だけれど、
わたしは‥‥。
- 伊藤
- いえいえ、若山さんのスタイルは、私の憧れです。
今朝も、娘に
「今日、若山さんいらっしゃるんだよ」と言ったら、
すごく嬉しそうだったらしくて、
「ママ、ほんとに若山さんのこと、大好きだよね」
って(笑)。
ふたりで「素敵だもんね~!」って。
- 若山
- いやいや、とんでもない(笑)。
でも、うれしいです。
- 伊藤
- chizuさんとともに、憧れの先輩です。
- 若山
- chizuさんは、すごく素敵ですよね。
なにを着てもchizuさんらしい。
彼女のおしゃれについての
本を作ったことがあるんですけど、
「こういうふうにしたらいいのよ?」って言われても、
それはchizuさんにしか似合わないだろうな、
っていうことも多くて(笑)。
参考にならないことも。
- 伊藤
- わたし、ずいぶん若山さんを
参考にさせていただいたんですよ。
「若山さんがパールのネックレスをしてて、
とってもかわいかったから、わたしも!」とか。
若山さんを見ていると、おしゃれって、
流行とかじゃないんだと思えるんです。
おしゃれな人の定義って、
自分に似合うものが分かってる人なんだなって。
- 若山
- そうですか?
おしゃれは得意じゃないっていうか、
歳をとって、似合うものも減ってきました。
伊藤さんはいつもおしゃれだけれど、
とくに気にかけていることはあるんですか。
- 伊藤
- わたしはとにかく
暑くない恰好をしているだけなんですけれど、
この歳になりましたから、
清潔感には気をつけています。
髪の毛をちゃんと切ったり。
そういうことが、
すごく大事だと考えるようになりました。
- 若山
- そうですよね。
でも「この歳」って言うけれど、
まだ若いでしょう?
- 伊藤
- 50歳になりましたよ。
- 若山
- 若いじゃないの(笑)。
- 伊藤
- ありがとうございます(笑)。
若山さんは季節ごとにきっちりと
衣替えをなさるんですか。
- 若山
- もちろん着るものは変わりますけれど、
一気に取り換える、ということはないですね。
全部の季節のものがクローゼットに入っています。
伊藤さんは?
- 伊藤
- わたしはします。いま着ないものは、
実家に持っていって保管して、
季節のたびに取り換えているんです。
もちろん素材やかたちによっては、
夏から着ているワンピースをそのまま
秋に着ることもありますけれど。
若山さんは、お洋服は、
どんどん変わっていきますか?
毎シーズンあたらしいものを買って、
そのぶんを整理している、という印象は、
若山さんからはあまり感じないんですけれど。
というのも、ずっと前から、若山さんって、
イメージが変わらないんですよ。
色もそうですし、足もともかっちりした靴をはいて。
そんな若山さんのスタイルがあるように思えて。
- 若山
- もちろんあたらしいものを買ったりはするけれど、
捨てることが、あんまり得意じゃないのね。
だから、着なくなった服は姉に送っています。
器用に直したりして、とても喜んでくれます。
- 伊藤
- 今日の服も素敵です。
- 若山
- 今日の服は珍しいかな、
最近、歳をとったので、
派手なものも着るようにしていて。
ほら、コロナで買い物に行かなくなっちゃったでしょう?
わたしも家でテレワークになっちゃったから、
スポーツウエアみたいなものが多くなって。
THE LIBRARYの秋の服
秋の森のような。
週末、
麦わら帽子とサンダルをしまい、
夏の間お世話になった服の手入れをしました。
もう何年も8月の終わりにしていたことが、
だんだん先に伸びている。
夏がきびしく、そして長くなっているような気がします。
暑いのが苦手な身としては、
ほんとうにつらいのですが、
でもその分、
秋を向かい入れる支度をするうれしさは倍増。
ハーフブーツやこっくりした色合いの靴、
ファーのバッグなどを出してきて、
ひとり秋のおしゃれを想像しては、
うきうきしています。
今週のweeksdaysは、
秋の森のような色合いと、
肌にしっくり馴染む風合いが自慢のニットをご紹介。
秋じたくに一枚、
いかがですか?
TEMBEA、 たとえばこんな コーディネート。 伊藤まさこ [3]
あえてちょっとぴかっとした
合皮のハードめなトップスに
「BAGUETTE TOTE」を合わせてみました。
たまにはこんなコーディネートもたのしいものです。
ボトムには
ちょっと濃いめのデニムを。
スニーカーを合わせるとハードになりすぎるので、
ピンクとエンジのコンビのサンダルを履きます。
髪は小さくまとめて。
ちょっとくすんだ赤いリップを塗るのが気分です。
コーディネートを見たチームのひとりに、
「わー、伊藤さんらしいですねー!」
と言われたのがこれ。
気軽で楽ちん。
たしかに私のいつものお仕事スタイルです。
全身コットン素材ですが、
「DELIVERY TOTE MEDIUM」のエナメル素材が
カジュアル感をほどよく抑えてくれている。
かごもいいけれど、
秋口はエナメルを持ちたい気分なんです。
TEMBEA、 たとえばこんな コーディネート。 伊藤まさこ [2]
赤のオールインワンの上にGジャンをさっと羽織り、
「DELIVERY TOTE SMALL」を持ちます。
こんな赤と黒の組み合わせが大好き。
気分もウキウキになるから不思議です。
おしゃれの力って大きいなぁ。
靴はバッグの金具に合わせて、
ゴールドのサンダルを。
こういうちょっとしたところ、
「細かい」って思われるかもしれないけれど、
大事です。
それぞれのアイテムに個性があるので、
アクセサリーはなし。
ハンドクリームを塗ったり、
髪にオイルを足して、自分を整えて。
ブラウンのブルゾン、黒いパンツにスニーカー。
そう、
パンツスタイルにも
「DELIVERY TOTE SMALL」は合うんです。
イメージは散歩とか買いものとかの、
「ちょっと近くへのおでかけ」。
お財布と電話とハンカチ。
必要なものをさっと持って、
気軽に「行ってきまーす」。
そんな気分の時に、ちょうどいい大きさなのです。
TEMBEA、 たとえばこんな コーディネート。 伊藤まさこ [1]
9月とはいえ、きびしい残暑の残る毎日。
日中は、こんなコンビネゾンで出かけます。
持ったのは「BAGUETTE TOTE」。
少しでも秋を感じたいから、
持ち手の部分に茶系のスカーフを巻きました。
ちょっと厚手のリネンを、
エナメルの質感がほどよく
上質に仕上げてくれるからうれしい。
靴はバッグに合わせて黒を。
小物同士を同じ色にすると、
全体のバランスがよくなります。
キャミソールのドレスには、
華奢な靴ではなくスニーカーを合わせて、
ドレスダウンします。
そんな時に持ちたいのが
「DELIVERY TOTE MEDIUM」。
全体的に黒の量が多いのですが、
エナメルの光沢感が、
黒のコーディネートに変化をあたえてくれる。
エナメルってすごい素材だなぁと
こんな時に思うのです。
ドレスの上にはシルクのカーディガンを羽織って。
肌の見え具合や黒の分量を考えながら、
ちがう色を足すといいみたい。
私は出かける前に、
全身鏡で何度も何度も
バランスをチェックするようにしています。
「TEMBEA」の早崎篤史さんにきく 僕のバッグのつくりかた。
早崎篤史さんのプロフィール
はやさき・あつし
「TEMBEA」デザイナー。
輸入商品とオリジナルを手がけるアパレルを経て独立、
自身の会社TORSOを設立。
立ち上げ当初は洋服を手がけていたが、
つくった帆布のトートバッグが評判を呼び、
現在はバッグを中心とした服飾小物を多く制作している。
バッグのブランド「TEMBEA」を始めたのは2004年。
仕切りもポケットもないスタイルは、
物を決められた場所に収める便利さではなく、
なにも決めつけない、
「自由な使い勝手、自由の心地よさ」
をスタイルとしている。
東京・神宮前と、京都に直営店をもつ。
元々、バッグというのは、
いろいろあるアイテムのなかのひとつでした。
2003年にひとりで会社を興し、
バッグを始めたのは2004年です。
バッグは、パンツ、シャツ、Tシャツとある中の、
ラインナップのひとつでした。
最初に作ったバッグのサンプルがこれです。
洋服を作るため、生地見本を取り寄せた中に、
この帆布が混じっていて、
「見たことがない帆布だ」って思ったんです。
通常の帆布というのは、もうラフで、
少し「綿カス」と呼ばれる、色の濃い茶色の点々が、
特に生成りなんかには、入っているものなんです。
ところがこれに関しては、ほとんど入っていなかった。
コーマ糸という、綿カスや短い繊維の綿を
取り除いた糸で織っているので、ちょっと光沢があり、
普通のものよりもボソボソしてなくて、
綿カスも入っていないので、白に近い帆布で、
更にパラフィン加工という蠟引きをかけているので、
コシがある素材だったんです。
それを見たときに、単純に、
「これでトートバッグを作りたいな」と思ったんですよね。
なぜトートバッグだったのかというと、
17年前って、とくに男性にとって、
布バッグの選択肢が限られていたんですよ。
当時、メンズのバッグっていうと、
主流はナイロンかレザー。
アウトドアブランドにトートバッグはありましたが、
そういうものとは違う布のバッグが作りたいな、
というのが最初の思いだったんです。
で、せっかく作ったので、
展示会に出そうかな、と、発表をしたというわけなんです。
何度も展示会に出しているうちに、
だんだん引き合いが増えていきました。
それで、洋服とバッグの比率が変わってきて、
いまは「TEMBEAといえばバッグ」になっています。
それが2007、2008年あたりのことでした。
「独特な形ですね」
と言っていただくんですが、
スッと出来たんですよ。
苦労話とかが全くないんです。
僕は、デザインをまず頭の中で
考えることが多いんですけど、このデザインは
「電車に乗るときに邪魔にならないように」
ということがまずありました。
だから横長じゃなくて、縦長にしよう、
ハンドルは2本を肩にかけると
1本はパラッと落ちちゃうから、
1本だけにすれば解消されるなぁ、と。
ハンドルが片側に寄っていると、
かけたまま物の出し入れがしやすいぞ、とも。
そこからは、ほとんど、現在の形そのままの
サンプルがすぐに出来ました。
そうして無地の帆布でスタートしたTEMBEAは、
次にプリントもの、その次にインディゴ染め、
その次に、キャンバスじゃない素材に挑戦しました。
その最初がレザーでした。
ところが、僕は良いレザーが
どういうレザーかもよくわからないまま始めたものだから、
毎年開催される展示会に行っては革を買って、
作ってみて、というのを繰り返していました。
ここ数年かな、やっと、TEMBEAらしい表現が
できるようになってきた、という感じです。
10年近くかかっちゃった。
「TEMBEAらしい」というのは、
なかなか言葉でも表現しづらいんですけど、
いちばん大切にしてるのは、
今まで革のバッグを持ったことない、
キャンバスのバッグしか持ったことなくて、
という人でも、すんなり持てる
レザーのバッグでありたいということでした。
普通のレザーのバッグは、
だいたい裏地がついていますけれど、
僕は、革素材を切って、縫って、
取っ手をつけて、という、
シンプルなものを目指したいと思っています。
エナメル(*)は、今までも数回つくりました。
毎シーズン、なにか新しいものを、と、
チャレンジの一つとしてやっているんですね。
その中でエナメルも、好きな素材として、
使って作ったことがあるんです。
「どうしていきなりエナメルを?」
と訊かれても、ちょっと困っちゃうんですが、
僕の中では、帆布とかわらない感覚で
使ってほしいなと思っています。
(*)今回「weeksdays」で販売するのは、
なめし革にエナメルペイントをほどこした
素材を使用しています。
つくるときに考えるのは、
「素材感を出したい」と思うんです。
これは帆布のバッグもレザーのバッグも同じですが、
素材感の邪魔になるようなことはしたくないし、
その素材ならではの形があると思っています。
今回は、TEMBEAオリジナルでつくっていた
エナメルのトートを
伊藤まさこさんがごらんになって、
伊藤さんの意向を汲んで、
「weeksdays」向けのアレンジをしました。
取っ手を内側にし、金具を真鍮色にして、
「らしさ」を盛り込んだつくりになりましたね。
ちなみにこの「バゲットトート」という名前から、
バゲットを入れるためにトートをつくった、
と思われるでしょうけれど、
そうじゃないんです。後付けなんです。
そもそもを言えば、
「TEMBEA」のブランドコンセプトもそう。
僕、言葉にしたことは、全部後付けなんですよ。
まず、いちばん最初にモノができて、
そのときには名前も、バッグの用途も、
コンセプトも決まっていないんです。
できあがって「さて、名前をどうしよう?」
っていうときに、
私物として食材の買い物に使っていたので、
「ちょうどバゲットが入っていそうだね」と、
そんな会話から名前がつくんです。
ちなみに、そのあとにつくったメッセンジャーバッグは、
「バゲットトートじゃ、自転車に乗れない」
という理由から生まれました。
当時、僕は事務所がなかったので、
サンプルや資料をバッグに詰めて、
自転車やバイクに乗って商談に行っていたんです。
その場合、パンパンに詰めて行っても、
サンプルを置いて帰るときは空っぽなので、
物の量に応じて折る場所が変えられて
コンパクトになる、
そういうバッグとしてつくりました。
そのあたりから、用途ありきのものづくりって、
すごく素直で純粋な動機になると思い、
そこからちょっとずつ
TEMBEAというブランドのコンセプトが
出来上がっていったような感じです。
TEMBEAというのは、スワヒリ語です。
アフリカに縁もゆかりもないんですけど、
名前を決めないといけないなというときに、
先入観のない言葉にしたかった。
イメージがつかない言葉というか。
国も性別も、なんだかよくわからない、
意味もつかめない、みたいな、響きのいい言葉にしようと。
でも、一応、「旅」「放浪」という
意味合いの言葉になりますけれど。
ちなみにスワヒリ語で、僕らにもうちょっと
馴染みのある言葉は何かというと、
「サファリ」です。
そして、意味はやっぱり「旅」なんですよ。
ただちょっと違うのは、
サファリは目的を持って行く旅、
テンベアは目的がない旅。
だから「放浪」が、近いニュアンスになるんです。
早崎さん、ありがとうございました!
知っているようで知らなかった
「テンベア」のこと、よくわかりました。
早崎さんとつくった、
「weeksdays」の特注バッグ、どうぞおたのしみに!
TEMBEAのエナメルバック
ちょうどいい、大人の加減。
1年くらい前のこと。
待ち合わせにあらわれた友人のエナメルのバッグに
目が釘付けになりました。
「仕事道具や手帳が入る
ちょうどいい大きさのバッグって
なかなかないんだけど、これはほどよくて」
とその友人。
「トートバッグも大好きだけど、
仕事に行くときは、もう少し大人っぽい方がいい。
かといって、
すべて革だと重たい印象になっちゃう。
その点、このエナメルはちょうどいいんです」
とのこと。
なるほどね!
今週のweeksdaysは、
そんなテンベアのエナメルバッグ。
友人の持っていたバッグをベースに、
金具をシックなゴールドにしたり、
持ち手のつけ方を少し変えたりと、
weeksdays仕様にして、
「ちょうどいい」加減の大人のバッグを
作りました。
さて、まずはこれに何を合わせようかな?
9月6日からの
コーディネートのコンテンツもどうぞおたのしみに。
暦帖、わたしはきっと、 こんなふうに。[3] SPOONFUL おさだゆかりさん
おさだゆかりさんのプロフィール
おさだ・ゆかり
北欧雑貨店「SPOONFUL」店主。
2005年に「SPOONFUL」を立ち上げ、
現在はオンラインショップと予約制の実店舗を運営しつつ、
全国各地でイベント販売を行う。
毎年6月には「北欧雑貨をめぐる旅」と題した
北欧ツアーを開催し、現地を案内している。
著書に『北欧雑貨をめぐる旅』(産業編集センター)、
『北欧スウェーデンの旅手帖』『北欧雑貨手帖』
(アノニマ・スタジオ)、
『わたしの住まいのつくりかた
北欧風リノベーションとインテリア』(主婦と生活社)、
『わたしの北欧案内 ストックホルムとヘルシンキ』
(筑摩書房)、
『北欧 ヴィンテージ雑貨を探す旅』
(産業編集センター)がある。
毎年、年に3回北欧に買い付けに行っていて、
滞在期間は、春と秋は2週間、夏は1か月。
その中で、夏の買い付けとツアーのある、
6月~7月のスケジュールをピックアップしました。
夏の北欧への旅は、買い付け以外にも、
わたしが北欧各地をご案内する
「SPOONFUL 北欧ツアー」や、
日本から遊びに来る友人と合流して
一緒にバカンスを過ごしたりと、
盛り沢山で充実した内容です。
でも「1ヶ月あるから」と、のんびりはできません。
年に一度しかチャンスのない、
大規模なフリーマーケットや、
週末のフリーマーケットなど、
逃してはならない予定もあるので、
スケジュールは綿密に練ります。
スウェーデン、フィンランド、デンマークを
飛行機、電車、フェリーを使って西へ東へ、
雑貨を探して毎日動きまわります。
帰国した翌日からはノンストップで
オンラインショップの準備に入ります。
ひと月の間に、買い付けをしながら各地から郵送した
大きな段ボールがたくさん届きます。
それをせっせと開梱して、
きれいに洗って、写真を撮り、
オンラインショップの商品ページの制作を
コツコツと進めます。
そして、ヴィンテージを沢山掲載する
オンライン上のイベント
「GOOD OLD FAIR」を数週に渡って開催します。
買い付けたヴィンテージの到着を
楽しみにしてくださっているお客さまに向けて、
もうひと頑張りです。
そんなスケジュールを立てるのにも、
ひと月ごとに1枚、というのは、
簡潔で、把握のしやすさがよいですね。
布張りでしっかりしたカバー、
スモーキーグリーンの色合いが
とても好みの色で、気に入りました。
架空のスケジュールですけれど、
2021年はこんな旅が実現することを願います。
暦帖、わたしはきっと、 こんなふうに。[2] fog linen workプレス 粕谷斗紀さん
粕谷斗紀さんのプロフィール
かすや・とき
スタイリスト・吉本由美さんの
アシスタントを務めたあと、独立。
子育てをしながら、幾つかのブランドのプレス業を行う。
現在は普段使いのオリジナルのリネン製品を提案する
「fog linen work」にてプレス・広報として勤務。
メールマガジンをはじめ、
ウェブサイト「FOG JOURNAL」では
文章から写真まで手がける。
編集者の夫、一男一女との4人暮らし。
広報の仕事をしていますので
毎週配信するメールマガジンをはじめ、
スタイリストや料理家の方のOEMを担当したり、
仕入れ商品の企画、イベント企画などが主な仕事です。
そこで、「weeksdaysの暦帖」を、
仕事用、かつ個人的に、
その予定に使うことを考えて書き込みました。
fog のスタッフの間で
予定は常に共有しているので、
私の予定も、誰でも見られるように壁に立てかけて。
内容については毎週木曜日のメールマガジンの予定
(いつもむこう2ヶ月先くらいまでを想定します)を
決めていて、
それに沿って撮影や打ち合わせを行なっています。
私の問題は、とにかくなんでもすぐに忘れるんです!
打ち合わせした時はOK! と思うのですが、
翌日には忘れていて(笑)。
だから決まった事はきっちり書くようにしています。
そして、まだ決まっていないけれど、
そうかも? というスケジュールに関しては
ポストイットに書いて貼っておいて、
決まったら直接書くようにしています。
誤字脱字、間違いも多いので
書くペンはこの消せるボールペンと決めています。
「weeksdaysの暦帖」は何が素晴らしいかというと、
まずとってもシンプルでわかりやすいこと。
机周りがごちゃごちゃするのが苦手なので
シンプルでわかりやすいデザインは最高です。
そして書くスペースが大きいこと。
1日にいくつも予定が重なることが多いので、
スペースが大きいと嬉しいんです。
日本の休日が書いてあるものわかりやすい。
(良いデザインのものでも外国ものは
この休日が書いていないので不便なのです。)
それから、個人的には
日曜日が最後になっているのもわかりやすいです。


新しいものはカード形式になっているのですね。
うっかり無くしてしまわないか心配ですが
(個人的な感想です。そそっかしいので!)
そのぶん軽いから外に持って出歩く時にもいいですね。
そして、大人っぽいスモーキーグリーンもいい感じ。
こうきたか!と思いました(笑)。
来年使うのが楽しみです。
2021年は世界中が良い年になると良いなと思っています。
暦帖、わたしはきっと、 こんなふうに。[1] イラストレーター 山本祐布子さん
山本祐布子さんのプロフィール
やまもと・ゆうこ
イラストレーター/mitosaya株式会社
1977年東京生まれ東京育ち。
京都精華大学テキスタイル学科を卒業後、
イラストレーターとして活動を開始、
雑誌や広告、プロダクトデザインのディレクションなど
様々な業務に携わる。
なかでも通販会社フェリシモでのものづくりは
15年を迎える。
現在は夫である蒸留家の江口宏志氏とともに、
千葉県大多喜町にあるmitosaya薬草園蒸留所の
運営に関わると同時に、
ノンアルコール部門であるお茶やシロップ、
来客にむけた料理などの担当も。
二児の母でもあり、犬、猫、鶏も世話をする忙しい日々。
■山本祐布子さんのウェブサイト
■mitosayaのウェブサイト
■フェリシモの山本さんのアイテム
■「weeksdays」インタビュー
一枚一枚が切り離されて
カード集のようになっている
新しいカレンダーを使わせていただきました。

「SEPTEMBER オープンデーのある一ヶ月」
(を、想像して。実際に開催したものではありません。)
月末に行われるmitosayaオープンデー。
月末ではあっても、
もう月の始めから準備ははじまっています。
販売にむけてのお茶やシロップの制作、
その季節に襲来する
たくさんの果実の加工などの作業に追われます。
プロダクトの制作はパッケージング、
ラベリングまで自分で行うので、
期日までに終わらせるには、
綿密に予定を立てておく必要がありまして、
毎日とっかえひっかえ、並行して、
いろんな作業を終わらせていかなくてはいけません。
オープンデーが近づくと、
今度は当日の会場の準備、
ランチ提供の準備などに作業は以降していき、
この月では、私がサンドイッチを200食分作る、
というミッションに向け、
その準備も計画的に行っていきます。
そんな中でもイラストの仕事もちらちらとあり、
締切に遅れてはなるまいと、時間のやりくりをします。
いつもだと、その日その日のto doリストを作り、
一日の時間割でスケジュールを立てています。
なので、こちらのカレンダーでは、
この日にやったこと、流れをざっくりと書き込む
「日記」のような感覚で描いてみました。
あとでひと目で見て、こんなもの作った‥‥、
こんなことがあった‥‥と絵でもわかるように。

「FEBRUARY ある料理会のある月」
2020年2月に、熊本の細川亜衣さんのアトリエで
料理会をやりました。
それを中心に、2月の出来事をまとめて描いてみました。
2月はバレンタインデーもあるし、
暖かな料理などが美味しくなる季節。
料理会で作ったメニューや
この季節に作ったお気にいりのスープのメニュー、
バレンタインで子どもたちと作ったケーキが
どんなだったか。
などを絵にして、あとで振り返ったときに
アルバムを見るような気分で見返すことができるように
描いてみました。
ただ、私にとっていつものカレンダーに書き込んだり
予定を書くのは本当にラフ、雑とも言える感じなので、
今回もあまり嘘をつかず(笑)、
いつもどおりのふにゃふにゃの字と絵で、
普段どおりの感じで、
ぐちゃぐちゃに書いてみました。
ただそれが、このカレンダーの文字と線が、
邪魔をせずともきれいに見せてくれる
絶妙なシンプルさゆえの、
ぐちゃぐちゃでもただのメモにはならない。
それが楽しかった。
下の欄にはゆったりとしたスペースがあいているので、
今回書いたように、
思い出に残る料理のメニューやレシピを書き残しておけば、
あとで見ても、楽しいものになりそうです。
カレンダーが、あとになるとダイアリーになる。
そんなちょうどいいデザインだな、と思いました。
2021年の「暦帖」は、 ホルダーつきのカード形式。
手作業で仕上げました。
美篶堂さんといえば、
ハードカバーの上製本を一冊ずつ手作業で仕上げる
「手製本」で有名な工房です。
「ほぼ日」でもこれまでに
手帳の製本キットをつくったり、
TOBICHIでワークショップをひらいたりと、
幾度かご一緒したことがありました。
「weeksdays」では
「暦帖」がはじめての取組みでしたが、
わたしたちが「つくりたい」と思っていたものが、
美篶堂の会長である上島松男さんが
「こういうものが、つくりたかったんだよ」
とおっしゃってくださったのは、
ほんとうにうれしい出来事でした。
2021年版の暦帖も、
ホルダーのつくりかたは基本的に同じ。
長野・伊那の工房で、熟練の職人さんによって、
1部ずつ、ていねいに、手作業で仕上げています。
差し込み式のホルダー。
2021年版の暦帖は、本の形式ではありませんが、
その品質感は、ちゃんと踏襲しています。
ホルダーをつくる技術は、
美篶堂が毎年、たくさんの学校から依頼される
「卒業証書ホルダー」でつちかった、確かなもの。
そう、「暦帖」は、証書をはさむのと同じように、
ひと月のカレンダーをおおきなカード形式で印刷して、
差し込み式でホルダーに挟む、
という方法を採用しています。
手作業ならではの美しい仕上げの表紙ホルダーは、
クロス貼りで、
「2021」の年号が箔押しされたシンプルなデザイン。
その明るめのスモーキーグリーンは、
伊藤まさこさんが2021年版のために選びました。
飽きの来ない、また、目立ちすぎず、
ひかえめな美しさのある色なんです。
8葉のカレンダーカード。
ひらくと、2020年12月~2022年1月までの
14ヶ月分のカレンダーカードが7葉、
年間カレンダーが1葉、あわせて8葉のカードが、
ダークグレーのリボンで留め付けられています。
毎月、カレンダーカードを並び替えて、
今月のカレンダーを手前に差し込んで使います。
ばらせば、複数の月のカードをならべて
予定を見渡すこともできます。
カレンダーカードは両面を
半年ずらしで印刷していますから、
連続した月を一覧できるんです。
ちなみに本文用紙は、まるで画用紙のように
しっかりとした厚みのある、やさしい風合いの
「アラベール ホワイト」を使いました。
(2020年版と同じ紙です。)
表紙ホルダーの背の部分は
「くるり」と反対側に折り返すことができるよう、
やわらかいつくりになっていますから、
卓上カレンダーのように立てて、
カレンダーのようにも使っても。
また、薄くて軽く、全体がB5判サイズですから、
持ち運んで手帳のようにも使うことも可能です。
机がないところで書きたい時は、
丈夫な表紙ホルダーを画板のように使って、
持ったまま、さっと予定を書きつけることもできます。
また、他に持ち歩きたいメモなどを
表紙ホルダーに一緒に挟むのもいいですね。
一日の終わりには、ぱたんと閉じれば、
書棚でも、引きだしでも、
さっと仕舞うことができますよ。
シンプルなマンスリーカレンダー。
マンスリーカレンダーは
日付をシンプルに配置したデザイン。
月曜はじまりで、
月ごとに日付・曜日・祝日が入っています。
縦罫線を少しだけ薄く印刷することで、
数日続く旅行などの予定が書き込みやすくなる
工夫をしています。
カレンダーの上下と左の余白をしっかりと
とっていますので、
今月の目標を書いたり、
一週間分のTO DOリストなど
たっぷりと書き込みができますよ。
いっしょに、鉛筆を販売します。
2020年版でもとても好評だった、
BLACKWINGの鉛筆も、一緒にならびます。
(販売形式は、暦帖単体、
暦帖1冊とBLACKWINGの鉛筆3本のセットの
2種類です。
鉛筆セット単独の販売はありません。)
長方形の消しゴム付きという
BLACKWINGの鉛筆の原型は、
1930年代、エバーハード・ファーバー社によって
つくられました。
当時はバッグス・バニーの生みの親チャック・ジョーンズや
作家のジョン・スタインベックも愛用したといいます。
ところが1998年に生産中止となり、価格が高騰。
2010年に、19世紀半ばからある
カリフォルニアの鉛筆用木材サプライヤー
「カリフォルニアシダープロダクツ社」によって、
北米産のインセンスシーダーと、
日本製の高級芯を使い、
往時の品質を再現した
あたらしいBLACKWINGが誕生しました。
日本で組み立てをしたのち、
金具の取り付けや包装はカリフォルニア本社で
熟練した職人の手によって行なわれています。
暦帖とセットで販売する鉛筆は、
BLACKWINGの定番3本の組み合わせです。
SOFT(3B程度)のBLACKWING、
FIRM(B程度)のBLACKWING 602、
BALANCE(2B程度)のBLACKWING パールです。

鉛筆を一緒に、と考えたのは、
スケジュールがいつでも変更できるように、
「消すことができる筆記具」がいいな、というところから。
「ほぼ日」の「ホワイトボードカレンダー」が
そうであるように、予定はかわるもの。
そこで、「持っていてうれしい鉛筆を」と探し、
伊藤まさこさんがセレクト、
このBLACKWINGを、ということになったのでした。
手帳ともカレンダーともちがう
「weeksdaysの暦帖」、
どうぞ、ためしてみてくださいね。
weeksdaysの暦帖
暦帖を迎える。
納戸を片づけていたら、
スーツケースの上にほこりがたまっているのを発見。
そうか、
こんなに長い間、旅に出ない年もなかったなぁ‥‥
なんて、思わずしみじみしてしまいました。
春のロシア、夏の南フランス、
それから‥‥。
予定していた旅はかなわなかったけれど、
その分、ひとりの時間が増えて、
自分とじっくり向き合うことができたのは、
よかったことのひとつ。
これから先、
どんな風に過ごしていきたいかを
見直すこともできました。
早いもので、今年も3分の2が過ぎました。
来年は、あんなことしたいな、
こんなこともしたい。
たのしげなことをいろいろ計画中なのですが、
まずはそれらを記す、
暦帖を家にひとつ迎えたい。
今年は、ちょっと仕様が変わって
さらに部屋に馴染むものができあがりましたよ。
ふたりの料理人と東屋のうつわ。[6]
LIKE LIKE KITCHEN 小堀紀代美さん[その3]
レースペーパーを足して。
さらにデザートを準備してくださった小堀さん。
オーブンで焼いたふたつのケーキが
カッティングボードにのってやって来ました。

▲カッティングボード#3(レースペーパー、ケーキサーバーは小堀さんの私物)
「ブラックベリーとハチミツのクランブルケーキです」
カッティングボードの上に
オーバルのレースペーパーをしいて、
ヴィンテージのケーキサーバーを添えています。
このレースペーパーに、一同
「かわいい!」の声。
もうひとつは、いちじくのアーモンドケーキ。
こちらは丸型です。
こちらにも、ケーキに合わせた、
まんまるのレースペーパーを。

▲カッティングボード#4(レースペーパーは小堀さん私物)
「切る」ためのカッティングボードですけれど、
このうつくしさ、器として使うのも、映えます。
レースペーパーいちまいで、
こんなに雰囲気がかわるのもびっくり。
「レースペーパーを使う、っていう発想が、
じぶんにはなかったから、とても新鮮です。
わたしにはけしてできない、
小堀さんならではのセンス!」
(伊藤さん)
「そう? そうかなぁ?(笑)
レースペーパー、とっても便利ですよ。
わたしはいろんなサイズで、
いろんなデザインのものをストックしているんです」
(小堀さん)

同席したスタッフが、帰宅後さっそく
「レースペーパー」をネット通販で検索したのは
言うまでもありません。
ほんとうにたくさんの料理をつくってくださって、
小堀さん、ありがとうございました。
小堀さんの料理のレシピは、
YouTubeや書籍などで見ることができますから、
みなさま、どうぞごらんくださいね。

ふたりの料理人と東屋のうつわ。[5]
LIKE LIKE KITCHEN 小堀紀代美さん[その2]
たのしく食べるために。
「さて、次も、どん! と盛りますよ」
小堀さんが食卓に運んできてくださったのは、
大皿にたっぷりのせた、リガトーニ。
5人で取り分けるから、
大きなオーバルにめいっぱいの盛りつけです。

▲オーバル皿 石灰釉・大/丸皿 石灰釉(サーバースプーンは小堀さん私物のヴィンテージ)
「おいしさ」だけじゃなく
「たのしさ」があふれるこんな盛りつけは、
小堀さんが得意とするところ。
一緒に食卓を囲む人全員が笑顔になりますよね。
ちなみにこのパスタは、
夏のミートソース、と小堀さんが呼んでいるもの。
牛肉多めのあいびき肉を、
ミニトマトやセロリと一緒に白ワインで煮詰めていて、
濃厚なのにアッサリしていて、
景色も味も、たしかに夏っぽい一品でした。

▲オーバル皿 石灰釉・小(カトラリー、コップは小堀さん私物)
そして、こんどはアジアンエスニック。
1人1皿の盛りつけです。
「小さなオーバル皿が、
ワンプレートディッシュとして
ちょうどいいサイズだな、って思ったんです」
そうして作ってくださったのは、
ガバオいためごはん。
タイ風の、辛いひき肉炒めと目玉焼きを
白いライスにのせた料理です。

石灰釉の白さに、パプリカの赤、バジルの緑、
ひき肉や目玉焼きのカリッと焦げた茶色と、半熟の黄身の
カラフルな色合いがひきたつ!
このお皿、リムの立ち上がりがくっきりとあるので、
こうしたご飯ものをよそったとき、
フォークやスプーンですくうときに食べやすいんですよ。
「じゃあ、料理のラスト。
タコとじゃがいもの赤ワイン煮です」
こちらは、撮影中、
ずっとクツクツと煮込んでいたもの。
タコがやわらかくなって、
じゃがいもにタコの旨味がしみ込むまで
炭酸水・赤ワイン・オレンジジュースを使って
しっかり煮込むのがポイントなんだそうです。

▲オーバル皿 石灰釉・小(磁器のココットは小堀さん私物)
前編のjeetenの吉田さんは
オーバル皿にちいさな蒸籠をのせましたが、
小堀さんはアツアツのココットを。
オーバル皿が、器でありながら、
トレイのようにもなって、かっこいい!
食卓に出すときには、そんなふうに
めいめいに盛りつけるほか、
おかわり用として、カッティングボードを
鍋敷きがわりにして、
お鍋をそのまま出すのもかわいいアイデアです。
(ただし、鍋など温度差があるものや
重さのあるものを置くときは、
キッチンペーパーや紙ナプキンを折ったものを
オーバル皿との間に敷くといいですよ。)

▲カッティングボード#1(鍋は小堀さん私物)
ふたりの料理人と東屋のうつわ。 [4]
小堀紀代美さんのプロフィール
こぼり・きよみ
料理家。
東京・富ケ谷にあった
「カフェのような、食堂のような」
をコンセプトにしたレストラン
「LIKE LIKE KITCHEN」(2012年閉店)の
オーナーシェフを経て、同名の料理教室をスタート。
告知と同時に満席になる人気を博す。
著書に『予約のとれない料理教室 ライクライクキッチン
「おいしい!」の作り方』(主婦の友社)
『ライクライクキッチンの毎日和食』(エイ出版社)
『フルーツのサラダ&スイーツ
もっとおいしい組み合わせで』(NHK出版)
実家は宇都宮の大きな洋菓子店。
■Instagram
■YouTube
■BLOG(LIKE LIKE KITCHEN)
LIKE LIKE KITCHEN 小堀紀代美さん[その1]
余白を生かさず、モリモリに!
以前、隣同士に住んでいたという小堀さんと伊藤さん。
仕事を終えたタイミングが合ったら、
乾杯は伊藤家で、
メインディッシュは小堀家でということもあれば、
忙しいときには時間のあるほうが
「これ食べてね」なんて持ちあって、
「食べること」を助け合ってきた仲なんだそうです。
小堀さんの料理は「これ専門」ということはなく、
おいしいと思うものを、おいしい組み合わせでという、
とても自由なもの。
以前、小堀さんが経営していたレストラン
「LIKE LIKE KITCHEN」は、
そんな小堀さんの料理が人気で、
常連さんもたくさん。
だからレストランを閉めることになったとき、
「ぜひつくりかたを教えて!」と言われたことが
料理教室をひらくきっかけになったのだそうです。
‥‥と、そんな話をきいているうちに、
どんどん料理ができあがってきましたよ。
「最初は、ブルスケッタの
グリークサラダ仕立てをつくります」
オーブンでカリッと焼いたパンの上に、
ごろごろっと切った生野菜とオリーブ、
そこにほんのちょっとの塩と
たっぷりめの赤ワインビネガー、フェタチーズ、
そしてオリーブオイルをこれまたたっぷり。
オレガノとこしょうをふったらできあがりです。
ニュアンスのある白い磁器の肌に、
夏野菜の色が映えて、なんとうつくしいこと。
色も素材も、要素がたっぷり詰まっている料理が、
丸皿にぎゅっと凝縮されています。
「余白を生かさず、モリモリに盛るのが好きなんです」
前回の、余白をいかす吉田さんと対照的。
盛りつけに正解はないんですものね。おもしろいなあ。
食べるときはナイフ&フォークで、
ちょっとずつパンを切りながら、
野菜とまぜていただきます。
パンにドレッシングがしみた感じも新鮮です。
▲ナイフ・フォークは小堀さんの私物のヴィンテージ
ふたりの料理人と 東屋のうつわ。 [3]
jeeten 吉田勝彦さん[その3]
せいろと土ものと。
最後は、丸皿にちまきをのせました。
そのままポン、と置くだけでもいいけれど、
何かもうひとひねり‥‥と思っていると、
「小さいせいろごとのせる?」
と吉田さん。
ほかほか、あったかい湯気ごと
テーブルに持ってこれる、
このアイデアいいなぁ。
横にはお漬物をのせた豆皿を。
このお皿、土ものの器も、染付けも、
それからこんなちょっと個性的な色合いの豆皿も、
すぅっと受け止めてくれるところがすごいのです。

▲丸皿 土灰釉 (せいろはお店のもの/豆皿は伊藤さんの私物)
春巻きの回でも登場した折敷は、
ひとりぶんのおやつや軽い食事をのせるのに
ちょうどよい小さなサイズもあります。
私は時々、こんな風にトレーのように使うことも。
お箸と箸おき、グラスにリネンのナプキン、
豆皿にレンゲ‥‥。
テーブルの上に準備しておくと、
お客様の時でも慌てることがないから、
いいんです。

▲折敷 胡桃油仕上 小(のせたものは伊藤さんの私物)
じつは吉田さんと仕事をするのは
今回が初めて。
ふたりであれこれ相談しながら、
器にぴったりの料理をえらび、
盛りつけてもらうの、なんだかとってもたのしかった。
そして勉強にもなりました。
吉田さん、
ありがとう。
そしてごちそう様でした!

ふたりの料理人と 東屋のうつわ。 [2]
jeeten 吉田勝彦さん[その2]
テーブルと料理とお皿のリズム。
同じ料理でも、
盛りつけ方でずいぶん違って見えるものです。
「このオーバルには、
細長い春巻が合うんじゃないかな?」

と作ってくれたのは、
エビと大葉の春巻。
それをオーバル皿に
ドーンと一本置くのかと思いきや、
そこはやはり吉田さん。
半分に切って、
器の中でおさまりよく、
かつ食べやすく(しかも中が見えておいしそう!)
盛りつけてくれました。
横にはちょこんと塩をそえます。
さて次は丸皿に、
春雨と黄ニラとキャベツが入った野菜の春巻を。
「野菜がたっぷり入った春巻は、
食べやすいように一口大に。
断面を見せて盛りつけます」
丸いお皿の中で、
4つに切った春巻が仲良く並んだ姿に、
思わずにっこり。
カレー粉と塩を合わせた「カレー塩」は、
レンゲの上に。
こんな風にお皿の余白に、
ちょっとなにかをプラスすると、
テーブルの上でリズムが生まれるのです。
下に折敷をひくと、
ちょっと背筋が伸びる感じに。
木の風合いが、
磁器の質感を引き立ててくれて、
なかなかいいでしょう?


