REPORT

暦帖、わたしはきっと、
こんなふうに。[3]
SPOONFUL おさだゆかりさん

体裁をかえてあらためて発売となる
「weeksdaysの暦帖」。
3人のかたに、そのサンプルを見ていただき、
どんな使い方をしたいか、想像してもらいました。
3人めは、北欧雑貨店を経営するおさだゆかりさんです。

おさだゆかりさんのプロフィール

おさだ・ゆかり
北欧雑貨店「SPOONFUL」店主。
2005年に「SPOONFUL」を立ち上げ、
現在はオンラインショップと予約制の実店舗を運営しつつ、
全国各地でイベント販売を行う。
毎年6月には「北欧雑貨をめぐる旅」と題した
北欧ツアーを開催し、現地を案内している。
著書に『北欧雑貨をめぐる旅』(産業編集センター)、
『北欧スウェーデンの旅手帖』『北欧雑貨手帖』
(アノニマ・スタジオ)、
『わたしの住まいのつくりかた 
北欧風リノベーションとインテリア』(主婦と生活社)、
『わたしの北欧案内 ストックホルムとヘルシンキ』
(筑摩書房)、
『北欧 ヴィンテージ雑貨を探す旅』
(産業編集センター)がある。

■SPOONFUL
■weeksdays わたしのひきだし


毎年、年に3回北欧に買い付けに行っていて、
滞在期間は、春と秋は2週間、夏は1か月。
その中で、夏の買い付けとツアーのある、
6月~7月のスケジュールをピックアップしました。

夏の北欧への旅は、買い付け以外にも、
わたしが北欧各地をご案内する
「SPOONFUL 北欧ツアー」や、
日本から遊びに来る友人と合流して
一緒にバカンスを過ごしたりと、
盛り沢山で充実した内容です。

でも「1ヶ月あるから」と、のんびりはできません。
年に一度しかチャンスのない、
大規模なフリーマーケットや、
週末のフリーマーケットなど、
逃してはならない予定もあるので、
スケジュールは綿密に練ります。

スウェーデン、フィンランド、デンマークを
飛行機、電車、フェリーを使って西へ東へ、
雑貨を探して毎日動きまわります。

帰国した翌日からはノンストップで
オンラインショップの準備に入ります。
ひと月の間に、買い付けをしながら各地から郵送した
大きな段ボールがたくさん届きます。
それをせっせと開梱して、
きれいに洗って、写真を撮り、
オンラインショップの商品ページの制作を
コツコツと進めます。

そして、ヴィンテージを沢山掲載する
オンライン上のイベント
「GOOD OLD FAIR」を数週に渡って開催します。
買い付けたヴィンテージの到着を
楽しみにしてくださっているお客さまに向けて、
もうひと頑張りです。

そんなスケジュールを立てるのにも、
ひと月ごとに1枚、というのは、
簡潔で、把握のしやすさがよいですね。

布張りでしっかりしたカバー、
スモーキーグリーンの色合いが
とても好みの色で、気に入りました。

架空のスケジュールですけれど、
2021年はこんな旅が実現することを願います。

2020-09-02-WED