REPORT

DRESS HERSELF
たとえばこんな
コーディネート。
[1]藤井志織さん

DRESS HERSELF(ドレスハーセルフ)の
シルクのワンピース、2色。
「シルク?!」と躊躇しちゃうかた、だいじょうぶですよ、
カジュアルさもあり、きちんと感もあって、
なにしろうーんと着心地がいいんです。
どんな風に着たらいいのか、
編集ライターの藤井志織さん、
DRESS HERSELFプレス担当の深澤絵さん、
そして伊藤まさこさんに、
それぞれ“自分らしい”コーディネートをしてもらいました。
レポートは、ご自身のこともふくめて、
伊藤まさこさんが担当です。

写真=有賀傑
文=伊藤まさこ

藤井志織さんのプロフィール

ふじい・しおり
編集ライター。
雑誌、書籍、WEBなどで編集や取材、執筆を行うほか、
イベントの企画やディレクションを行うことも。
料理からインテリア、ファッションまで、
垣根なく繋げていきたいと考えている。
担当した書籍に、
重信初江著『昔ながらのおかず』、
草場妙子著『TODAY’S MAKE BOOK 今日のメイクは?』、
オカズデザイン著『マリネ』、
ウー・ウェン著『丁寧はかんたん』などがある。


重ねる濃色。

「シルクが大好き」という藤井さん。
そう言われてみると、
いつもたしかにつるり、
しなやかな質感の服を着ている印象があります。

ちょっとウェーブがかかった髪質や、
しっとりふっくらした肌質(色も白い!)と
シルクの質感がぴったり。
自分に似合うものを知っているんだなぁと
藤井さんのおしゃれにはいつも感心するばかり。
自分を客観視できるのは、
ライターという職業柄、
数多くの人を取材してきたからかもしれません。

下着もシルクが多いという藤井さん。

「シルクは素肌に感じたい。
だからこのワンピースも
下に何かを合わせるというよりは直接着たくて」

そう言ってワンピースの上には
フワフワのモヘアのニットを、
ボトムスは柄物のパンツを重ねて。

「パンツは古着屋さんで買った
イタリアかどこかのもの。
おじいちゃんのパジャマだったのかな? 
ウェストがガバガバなんです」

おじいちゃんのパンツ(!!!)は、
裏地がネルでとても暖かなんですって。
なるほど、これなら真冬でも安心です。

藤井さんといえば、欠かせないのがアクセサリー。
「ピアスはかならず。
それ以外にもリングやブレスレットをいくつか重ねます」
つけてないとなんだか不安、っていうくらい、
アクセサリーはいつも自分と一緒なんですって!

ワンピースも、アクセサリーも「重ねる」。
とかく、さらり、あっさりしがちな私には
なかなかマネのできない芸当。
今年の冬は挑戦してみたいなぁ‥‥。

身近なものとして。

レストランなどへのお出かけには、
ワンピースを一枚さらりと着て、
華奢な靴を履き、
クラッチを持って行きたいなという藤井さん。

「でもやっぱりふだんにもシルクが着たい!」

シルクへの愛は深いよう。
ブラックのワンピースの上に、
シルクのキルティングのジャケットのダブルシルクづかい。
見ているだけで気持ちよさそうなコーディネートです。

「ワンピースには
ショート丈の方がバランスが取りやすいんです」

なるほど。

ボトムスはデニムを。

「スリットがあるから、
そこから色が見えてもかわいいかなって思いました。
たとえば黄色いパンツとか。
あ、でもロングスカートを履いてもよさそう」

シルクのワンピースって、
いろんな着こなしができるんだなぁと感心するばかり。

「シルクのようなやわらかな素材って、
女の人ならではのおしゃれ。
やっぱりシルク、好きだなぁ」

藤井さんの話を聞いていたら、
なんだかよりシルクが好きに、
そして身近になりました。

2020-09-20-SUN