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お財布は小さく、かわいく

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つねづね荷物を少なくしたいと思っているから、
お財布は小さいものがいい。

小銭は持たず、
カードケースにお札だけ入れていたこともあったけれど、
あるのですよね、
小銭がどうしても必要な時って。

だから、
ずっと探していたんです。

小銭やお札と一緒に、
カードや診察券なんかも入れられて、
見た目にかわいく(ここ重要)、
使っているとうれしい、
そんなお財布を。

あともうひとつ欲を言うならば、
バッグの中で迷子にならない色がいい。
バッグに同化して、
あれ、ない、ないっ! 
なーんて、レジで焦ったことありませんか?

今週のweeksdaysは、
i ro seのミニウォレット。

縫い目のないこのウォレットを見ていると、
子どもの頃、
気に入りの包装紙で封筒を手作りしたことを思い出す。
ちょっと懐かしい気持ちになる形なんです。

小ひきだし、わたしの使い方 山荘編 伊藤まさこ

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weeksdaysの小ひきだし、
私はふたつ持っていて、
東京の自宅には文房具や名刺など、
仕事まわりのあれこれを。

もうひとつは、
軽井沢の山荘のキッチンで使っています。

ダイニングテーブルも兼ねている、
このキッチン。
すっきり見せたいので、
表にはなにも出さないようにしています。

裏から見るとこんな風。
IHコンロの下に小ひきだしを置いて、
こまごましたものを収納しています。

じつはここ、当初はひきだしを
作ろうかと思っていたのですが、
この家で過ごすにあたり、
なにがどれくらい必要なのかを
最初から決められず、
ひとまず大工さんに稼働できる棚板を
つけてもらったのでした。

稼働棚はシンク下にも(その右は食洗機、左は冷蔵庫)。
ここにはゴミ(ゴミ箱も決めかねているので、
ゴミ袋をそのまま置いている)や、
洗剤、ケトルや浄水器を。

「ひきだしはひとまずいらない」と思ったのですが、
やはりひきだしがないと少々不便。
そこで白羽の矢が立ったのが小ひきだし。

一番上のひきだしに入れているのは、
包丁、キッチンバサミ、ピーラー、おたま。

2段目には、ワインオープナーと
取り分けスプーンを兼ねたおたまと、菜箸を。

3段目は、2人分のカトラリー。
お箸はweeksdaysで扱っている黒檀のもの、
カトラリーはイイホシユミコさんのサイトで見つけた、
イギリスのステンレスのものを。
これ、食洗機にも気兼ねなく入れられて重宝しています。

4段目はキッチン用品ではなく、
懐中電灯や爪切り、体温計、
温度計、ペンや着火器具など、
身の回りのものを。

「包丁は一番上の右」とか、
「ケーキフォークは3段目の一番左」などと、
覚えておくと、
私以外のだれかがキッチンに立った時にも伝えやすい。

何がどこにあるかを、
分かりやすくするためには、
同じアイテムでも厳選して、
とにかくごちゃごちゃものを入れないこと! 

じつはカトラリーや菜箸は
予備があるのですが、
それらはキッチン裏の棚に入れています。
足りない時は、そこから持ってくるのですが、
今のところ、この小ひきだしの中で充分。
つまりこの小ひきだしの中に入っているのは
「一軍」というわけ。

自分の気に入りだけが入った棚は、
開けるたびに気持ちがいい。

「部屋だけでなく、
ひきだしの中もきれいに」
これが私の暮らしの中の小さな決めごとになっています。

片づけ上手になろう

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「掃除」と「片づけ」は、
同じ括りと思われることがあるけれど、
私はまったく別、と思ってる。

どちらもしなくていいのならば、
(それで美しい部屋が保てるのなら)
できればしたくない、
そう思うのは私だけではないはず(だよね?)。

でも、
日々、生活をしていると掃除はさけられない。
だったら、
片づけだけはしないでいいようにすればいいのではないか?
‥‥そう考えた結果、
「ものの場所を決めて、
出したらそこに戻す」
ということに落ち着いたのでした。

片づけ下手な人を見ていると、
いつも何かを探してる。
さんざん探したあげくに見つからなくて、
同じものを買い、
しばらくして見つかる‥‥
なんてことになったりして。

あるべき場所にものを置いておいたら、
探す時間も省けるし、
ムダな買いものをすることもなし。
片づいていると掃除もしやすい、
と、いいことばかりではありませんか。

今週のweeksdaysは、
杉工場の小ひきだし。

眼鏡に充電器、クリップ、
万年筆のインク、メモ、ペン‥‥
こまごましたものを入れておけば、
すっきり。
気持ちもさっぱり。

weeksdaysで大人気のアイテムです。

「嫌じゃない」が大事

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伊藤
試作を重ねてスタートした「余[yo]」ですが、
この形が出来上がったのは何年前のことなんですか。
高柳
2019年ですから、6年前です。
最初、僕の友だちがサロンで使ってくれて、
カフェを併設しているので遊びに行ったら、
従業員の方に「潤さんですよね? 
本当にありがとうございます」って言われたんです。
いままで辛かったシャンプーが楽しくなったって。
手が荒れてすごくしみてたんだそうです。
「本当にありがとうございます」ってお礼を言われて、
よかったなと思いました。
伊藤
手を酷使する美容師さんからの言葉、
嬉しいですね。
高柳
そうなんですよ。ちょっと高いと思われるかも
しれないんですけど。
伊藤
おいくらでしたっけ?
高柳
ひとつ4180円。
でも結構もつんです、
オーガニックなものにしては泡立ちもいい。
伊藤
そうそう、泡立ちがよくて滑らかになりますね。
わたしも肌が弱いから、痒くなったりするんですが、
これだと大丈夫なんです。
高柳
値段以上の良さというか、使ってもらうとわかるので、
一度手に取ってもらいたいし、
3か月とか使っていくと、より、わかっていく。
シリコン系で慣れちゃっていると、
最初は違和感があるかもしれないんですが。
伊藤
ずっとそれを使ってた人にとっては、
変化そのものが違和感ですからね。
でも、わたしのまわりでも、
じわじわと評判が広がっていった印象があります。
派手な宣伝をなさらなかったのに。
高柳
そうですね。
サロンにいらしているお客様の口コミや、
雑誌などで取り上げていただくことで
認知が深まっていきました。
伊藤
使うと良さがわかるんです。
高柳
「嫌じゃない」んですよ。
伊藤
そう! 以前のものをやめたことで、
「余[yo]」の良さがわかったという声も多いんです。
それ、すごくよくわかります。
「いままで、そうだったんだ!」って。
高柳
「今までのものをやめるとわかる」ことって、
あるんじゃないかなと思いますね。
伊藤
そして逆に、たまに旅先で宿のものを使って
「ああ、いつものと違う」と思ったりも。
面倒がらず、持ってくればよかったなって。
高柳
「頭皮のことを健やかに思う」ことが大事ですよね。
一般的なシャンプーって
「髪」にフォーカスしたものが多いんですけれど、
「余[yo]」は頭皮を大事にしています。
伊藤
髪の毛も頭皮から生えてくるわけですし。
高柳
伊藤さん、逆にどういうシャンプーを選んでました?
伊藤
オーガニックをうたったメーカーのものを、
いくつか使ってみたり、
敏感肌用のものを使ってみたり。
でも肌があれることもあったし、
香りにぴんとこない、とか
髪がキシキシしてしまうものもあったりして。
高柳
痒みがなぜ起きるのかまで
みなさん追求をしないんですよね。
成分を調べるのは難しいんですけど、
少しでも知っていただくのはすごく重要かもしれない。
でも、調べ切れないし、勉強も難しいんですよね。
伊藤さん、たとえば、
キャリーオーバー成分ってわかりますか?
伊藤
ん? キャリーオーバー。
高柳
僕も開発に携わるまで知らなかったのですが、
みなさんおわかりにならないと思うんです。
これは製品に「表示しなくていい成分がある」、
ということなんです。
たとえば微量の防腐剤が原材料に含まれている場合、
製品の成分としては書かなくていい。
なぜなら、その防腐剤は、
その製品をつくるために使ったものではなく、
材料の保持のために入っていたものだからなんです。
結果、その製品は「防腐剤フリー」だと
思われちゃうかもしれないですよね。
伊藤
なんと‥‥。
高柳
そういう落とし穴があるんです。
成分表示や容器の裏面に、
キャリーオーバー成分について注記されていれば、
見る人が見ればわかるわけですが、
一般のかたには難しい。
だから美容師や理容師を頼ってほしいなって思うんです。
ショップのかたと比べて
多岐にわたる商品知識はないかもしれませんが、
日々それを使って実証しているわけで、
「使って大丈夫だった」製品は知っていますから。
伊藤
今回「weeksdays」では
シャンプー2種類(余白1 素髪感/余白2 潤い感)と
トリートメント2種類(余韻1 浸透感/余韻2 濃厚感)、
そしてトライアルセットを販売します。
まずトライアルセットで試していただくのもいいですね。
高柳
はい。トライアルセットは、
シャンプー2種に、トリートメントは「浸透感」の
3本がセットになっています。
これ、旅行用に持って行くのにも、いいですよ。
使っていただくと「嫌じゃない」のが
わかっていただけると思います。
伊藤
「嫌じゃない」っていうことが、
わたし、最近、すごく大事だなと思っているんです。
友だちも、「好き」なものが似てるんじゃなくて、
「嫌」だなっていうものやことが一緒のほうが、
感覚が近いと思うんです。
「好き」って感覚は、以外と広いから。
高柳
何に違和感をおぼえるか、ですよね。
だから違和感のないものって、
すごくいいなって思います。
僕は「良すぎる」ものには違和感があるんです。
たとえばすごくリッチで高価なものとか。
「ちょうどいい」が大事だなって思います。
伊藤
「余[yo]」は香りもちょうどいいですよね。
高柳
そうだ、香りについても話させてください。
僕、「蓼科ハーバルノート・シンプルズ」っていう
ハーブとアロマテラピーの専門店に、
「余[yo]」のシャンプーの香りを完成させるのに
月に2回くらい通いました。
「感覚のままでいいんですよ」と言われながら、
担当のかたに手伝ってもらい、ここに行き着いたんです。
トリートメントの香りは、その当時の担当のかたが、
ちょっと開放的になるようなイメージで
つくってくださいました。
伊藤
そうそう、トリートメントは
シャンプーとセットで使ったほうがいいですか。
高柳
化粧水はつけても今日は乳液はいいや、
というような感覚でもいいんですが、
一応、トリートメントを使ったほうが、
髪のタンパク質上はいいですね、と言えます。
爪と一緒で、やっぱり水分や保護っていうのは重要なので。
伊藤
そうなんですね。
高柳
「余[yo]」のトリートメント
「余韻1 浸透感」を出した当初、
シリコン系を使っている人が
物足りないとおっしゃったんです。
それで「余韻2 濃厚感」ができました。
髪が長い人や、カラーがハイトーンの人には
「余韻1」だと物足りないと。
伊藤
ほかに、はじめてのかたに
お伝えしておいたほうがいいことはありますか。
高柳
夏と冬の気温の変化で粘度が変わります。
これは天然成分ゆえなんですよ。
伊藤
なるほど、理解しました。
高柳さん、くわしいお話をありがとうございました。
こうしていろいろなことを知ってから
使うのが、またたのしみです。
高柳
「嫌じゃない」感じを
共有していただけたら嬉しいです。
ありがとうございました。

頭皮のためのヘアケアを

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伊藤
高柳さんが「余[yo]」のシャンプーを
つくろうと思ったのは、
どんなきっかけがあったんでしょう。
高柳
僕は子どものころから頭皮が荒れていて、
とても困っていたんです。
小学生の頃からリトルリーグに入っていて、
坊主だったんですが、
中学に入ってからおしゃれに目覚めて
シャンプーを使うようになったら、
頭皮がボロボロしてきて、
フケが出るようになったんですよ。
伊藤
シャンプーが合わなかったっていうことなのかな。
高柳
はい、でも、何を使ってもだめで。
そして美容師になってからも
フケが出る状態がずっと続いていました。
手も荒れていたので、シャンプーに原因がある、
っていうのはわかってるんですけど、
どうにもできなかったんです。
伊藤
ずっと、お悩みだったんですね。
高柳
美容師って、ある意味まじめで、
信頼しているディーラーさん
(美容ディーラー:美容室にシャンプー類や
道具を卸す仕事の人)が持って来たものは
無条件に「いいものだ」ってなっちゃうんです。
「そういうものなんだな」って思い込むことで、
当時の僕は商品に対する理解が止まっていたんです。
伊藤
なるほど。それで、合わないシャンプーを
使い続けていた。
高柳
そうなんです。それで自分の店を持ってから、
それを使い続けていたら、
スタッフの手まで荒れちゃうようになり、
手を替え品を替えいろんなシャンプーを試しました。
最終的に「これだ」というシャンプーに
巡り合ったんですが、そのメーカーのものは
僕の美容室では仕入れることができませんでした。
なので、ほかのお店で使っているよさそうなものを
試してみたりしたけれど、やはり、だめ。
数年、そんな試行錯誤が続いたんです。
伊藤
それで「自分でつくるしかない」と?
高柳
はい、そんなときに、
ナチュラル製品やオーガニック製品で
日本にまだないものを紹介していた
たかくら新産業」を知ったんです。
ヘアメイクアップアーティストの草場妙子さんが
使っていたオイルを探して、行き着いたんですけれど。
伊藤
草場さんがきっかけだったんですね。
高柳
そうなんです。
それでたかくら新産業の営業の方に会いました。
ところが僕、オーガニック製品にたいする
疑問ばっかり言っちゃって。
「オーガニックといいながら、
そうじゃないものがあるでしょう?」みたいな。
伊藤
そうなんですね。
高柳
そうしたらその営業さんが面白がって、
社長である高倉健さん
「こんな美容師がいたんですよ」と伝え、
高倉さんがぜひ話したいと、
お目にかかることになったんです。
そしたら「実は自分もシャンプーのことが腑に落ちない」。
たかくら新産業はオーガニックシャンプーを
オーストラリアでつくってたんですけど、
日本人の頭皮や髪質に合わなかったんだそうです。
伊藤
たしかに。
高柳
だから、肌質と、水とか風土に合ったシャンプーって
何なのかなって考えていたらしいんですよ。
僕はその頃、穂高養生園っていう
自然のなかで健康を取り戻そうという滞在型施設で、
カットセッションみたいなことをしていて、
安曇野の水を汚したくないっていうスタッフさんたちが、
石鹸シャンプーで頭を洗っていたんです。
そういえば僕も坊主のときは石鹸で荒れなかったし、
昔は石鹸しかなかったんですよね。
スタッフさんになぜかを訊いたら「環境にいいから」。
そのとき初めて、僕は環境に良くないものを使ってたんだ、
って思ったんですよ。
山岳地帯では歯磨き粉を使わないようにしましょうとか、
いろいろ山によって決まりがあるらしいんです。
そこから僕は、いろんなオーガニックのシャンプーを、
数十種類くらいかな、買っては試し、を繰り返して。
どれも頭皮に反応が出てしまいました。
そんなことをやってたら、高倉さんが、
「じゃあ一緒につくらない?」。
伊藤
それがはじまりだったんですね。
高柳
最初は石鹸系のシャンプーをつくろうと考えました。
当時はシリコン系のシャンプーが流行っていて、
でもカラーをやる前にシリコン系シャンプーを使うと、
ちゃんと落とさないと施術ができないんです。
でも石けんシャンプーだけだとギシギシになる。
そこでトリートメントを使わなくても
さらっと仕上がる石鹸シャンプーを開発したかった。
それで2年くらいかけてサンプルを何度も作ったんですが
満足のいくものができない。
そんなことをしていたら、工場の人が
「ちゃんとわかっていない人と話しても仕方がない、
勉強して原料や製法に対する正しい知識を持ってください」
そこでナチュラルコスメマスター資格を
取ることにしたんです。
この勉強をすると、シャンプーやボディソープなどの
成分表示から、それがどういうもので作られているのか、
読み取ることができるようになるんです。
伊藤
その勉強をし、資格を取得して、
いろいろわかるようになったんですね。
それが製品作りにも影響を?
高柳
はい、一気に加速しましたし、
ぼくのフケ・痒みの原因もわかってきました。
どうやら僕は、石油系合成の界面活性剤に反応すると。
だから新しくつくるシャンプーには
石油系合成界面活性剤、石油系合成香料、
石油系着色剤を使わないことにしました。
あと、DEA(ジエタノールアミン)、
MEA(モノエタノールアミン)
TEA(トリエタノールアミン)、
そして防腐剤、保存料、抗菌剤、
安定剤、シリコン系ポリマーなど、
頭皮に不要な成分を排除していったんです。
伊藤
サンプルは何段階くらいまで?
高柳
9段階までいきました。
10でゴールです。
伊藤
正直、もうダメかも、
みたいなことはあったんですか?
高柳
ありましたね。高倉さんともあったし、
工場ともあったし。
でも、工場のみなさんは、
僕の熱意に協力してくださった。
伊藤
もう無理だ、という気持ちにならず、
やっぱりいいものをつくろうと思った?
高柳
そうですね。
伊藤
すごい。
それは、よかったですね!
高柳
すごくよかったです。
その背景には、「スタッフを辞めさせたくない」
という気持ちもあって。
美容師って手が荒れて辞めちゃうことが
多かったんですね、当時。
伊藤
荒れてるかた、いらっしゃいますよね。
ゴムの手袋をつけたりして。
高柳
手袋って、お客さまも違和感があると思うんです。
直に触るのとちがって。
だからそもそも手が荒れないシャンプーがあればいい。
そしてレベル9を超えたとき、
「ちゃんとブランドとして考えよう」
ということになりました。
伊藤
「余[yo]」という名前はそのタイミングで?
高柳
そうなんです。
僕たちの考えるシャンプーは、
1日の疲れを洗う行為だから、
なくす行為、つまり「余白」だなって。
伊藤
余白。
空間や時間や心に余裕があることですね。
高柳
そしてトリートメントは湯舟に漂う香り、
「余韻」なんです。
余白と余韻。
そのふたつが揃ったとき、いいなあって思いました。
ふわーっと流れる空気感を感じて。
伊藤
それでブランド名が「余[yo]」、
シャンプーの商品名を「余白」、
トリートメントの商品名を「余韻」となさったんですね。

いつもの

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リビングに置いていた
黒い革張りのラウンジチェアが、
壊れてしまって、
今、修理に出している。

リビングには、
ひとりがけのソファがあとふたつと、
折り畳みのパーソナルチェアがひとつあるから、
座る場所に困ることはないのだけれど、
朝起きて、ふとそのチェアがないと分かると、
ちょっと寂しい。
座り心地もよかったし、
なにより、
木やベージュ中心の我が家のリビングの引き締め役にも
なってくれていたのだよね。

外でごはんを食べた時、
あれ、このお箸使いづらいなと思うことがある。
ふだん家で使っている黒檀のお箸、
あれはやっぱり使いやすいんだと、
ここで気がつく。

春、2週間ほど旅に出た時、
部屋にそなえてあったシャンプーを使っていたけれど、
においや使い心地に、
ちょっとした違和感があって、
いつものシャンプーが恋しくなった。

いなくなってはじめて分かる、
「いつもの」の、ありがたみ。
いてあたりまえと思っている身近な人の存在も、
大切にせねばと思う今日この頃です。

今週のweeksdaysは、
私の毎日に欠かせない存在になっている、
「余[yo]」のヘアケアアイテムをご紹介します。

コンテンツには、
「余[yo]」の監修を務める高柳潤さんに、
お話をうかがいましたよ。
どうぞおたのしみに。

工夫がいっぱい

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伊藤
今回、ピッチャーをつくるにあたって、
陶芸家時代に手でつくったときとの違いはありましたか。
岡澤
今回のピッチャーは、
朝、夫のお弁当と水筒を用意するときに
感じたことが元になっているんです。
最初は、手で作ったピッチャーを使って
水筒に入れるお茶を用意していました。
少し大き目だったので余らせて
お茶をシンクに捨てていました。
ある時、ふと、
「これが捨てないで済む容量だったらな」と思って。
ぴったりだと嬉しいですよね。
伊藤
そうでしたか! 
たしかに容量、ちょうどいいなって思ったんです。
わたしの使っている水筒にもぴったり。
岡澤
よかった。
私の使っている水筒の容量が485mlなんですが、
このピッチャーで8分目くらいまでざっくり入れたとき、
水筒とぴったりになるよう目指してつくりました。
元々、何かを計量することが苦手で、
朝からその好きではない作業をしたくないので、
大体で測れるといいな、と思って。
それから、前のピッチャーのときには、
コーヒーを落として暮らしを楽しむ、
ということを提案させてもらったんですけど、今回は
「飲み物を作って、それを注いで出かけてく」
っていう物語が描けたらいいなっていうふうに
思ったんですよね。
伊藤
ここにコーヒーのドリッパーがピタッとおさまる感じも、
とっても気持ちがいいですよね。
このピッチャー、
いろんな人にフィットするんじゃないかなって、
使ってみて思いました。
わたしは、サンプルを見て「かわいい」とか
「これはちょっと」とか、そんなふうに感覚的に
判断をしていたんですけれど、
岡澤さんはもっと理論的に詰めていった部分が
おありなんじゃないかな。
さきほどの、注ぎ口の話のような。
岡澤
そうですね‥‥たとえば高さと、
注ぎ口からハンドルまでの長さの関係を、
日本人が古来馴染んでいる比率にしてあるので、
どこか懐かしい感じがするかもしれません。
全体に温かみのある印象ですが、
口辺部分を細く仕上げて野暮ったくなることを
避けています。
伊藤
持ち手も、すごく馴染みます。
口の広さもいい。
岡澤
はい、持ちやすく、洗いやすくするための
工夫をしています。
男女問わず、体格の違う人でも、
そして右きき、左きき、どちらでも
自然に使えるようにしましたし、
ハンドルは幅広設計にして手との接触面を広くして、
握ったときに安定して持ち上げられるように
安全面にも配慮しています。
また内側に大きめの面取りを施して
手にあたる部分は柔らかな感触になるようにしました。
口径は手を入れて底まで洗いやすいように、
注ぎ口も指がすっと入る太さにして
きれいに洗えるように配慮しました。
伊藤
すごい。考え抜かれていますね。
色もいいんですよね。
岡澤
木の温かみのあるナチュラルな空間にも、
洗練された都会的な雰囲気の
コンクリート空間にも合うように、
生地の色を活かしてグレイッシュホワイトに調整しました。
釉薬表面にわずかな凹凸があるので、
光を柔らかく受け止めて落ち着いた雰囲気が出るんです。
見た目はとてもシンプルですが、
いろんな秘密が詰まっています。
感じ取ってもらえたらうれしいな。
伊藤
工場でつくったプロダクトですけれど、
個体差があるのも嬉しいですよね。
岡澤
そうなんですよね。じっさいは工場のかたが
手をかけてくださっている部分がありますし、
焼く過程で口の部分が持ち手にひっぱられて
ほんのすこしだけ楕円になる場合もあるんです。

▲焼き上がりでまだ熱いピッチャー。

伊藤
岡澤さんはどんなふうにおうちで使われていますか。
岡澤
お茶が多いですね。
わが家、チャイを入れるようにお茶を淹れるんです。
鍋にお湯を沸かし、そこに茶葉を入れて、
茶こしで濾してピッチャーに移します。
かなりラフな方式です。
伊藤
磁器だから、においがうつりにくく、
いろんな飲みものに使えますよね。
岡澤
ジュースやペットボトルの飲み物などでも、
ピッチャーに移してからサーブするの、いいですよね。
生活の質が上がる印象があって。
そうそう、飲みものだけじゃないんですよ、
ハーブなどを活けてたのしんでいます。
虫よけになるし、空間が明るくなる。
ほかにも、カトラリーを立てるのに使ったり。
そんな日常の風景を「いいな」と感じるんです。
あっ‥‥そうだ、ちょっと特殊な使い方があった。
伊藤
特殊‥‥?
岡澤
こんな使い方をするのは私だけかもしれないんですが、
貝料理が好きで、アサリの砂出しの時、
塩水を作るときの計量カップ代わりにするんです。
「500ccの水に15gの食塩」なんですが、
これでざっくり満水にして、大さじ1の塩でちょうどいい。
伊藤
(笑)そんな使い方も! 
でもこのピッチャー、それぞれのお家で、
それぞれの使い方が生まれるといいですね。
ところで岡澤さんは今後、
こういうスタイルの仕事は続けられるんですか。
岡澤
ふふふ、どうでしょう? 
プロデューサーの伊藤さんのご意見は‥‥?
伊藤
このピッチャーひとつに
4年というのは時間をかけすぎたかな、と感じます。
次につくるときは、時間をもうちょっと短縮しましょう。
逆に、何なら、作ってみたいですか?
岡澤
伊藤さんが先日おっしゃった
マグカップが気になっています。
伊藤
きっとかわいいですよ、同じ触感で、
ピッチャーと並んでいたら。
取っ手のあるマグだけじゃなく、
取っ手がないカップもいいかもしれないです。
そういえば岡澤さん、オンラインストアをお持ちですね。
岡澤
そう‥‥なんですけど、積極的に運営するというよりも、
B品を扱う場所をつくっておこうと思ったんです。
とくにプロダクトを始めるとB品が出る。
捨てるのもお金がかかるし、
そもそも捨てるのは忍びない。
なので自分で販路を持っておきたかったんです。
伊藤
そうでしたか。
岡澤
ありがたいことです。
そもそも不器用で手が遅いだけなんですけれどね。
その上マイペースで。
伊藤
ふふふ、たしかにすごくマイペース。
岡澤
ヤバいくらいです。
まあ、基本的に、プロダクトは、自分発信というより、
デザイナーのお仕事を依頼されたら、
っていうかたちにしようかなと。

▲使用型の上部(カツラと言います)。

伊藤
それもいいと思いますよ。
ちょっと話が戻るんですが、
大学生になってよかったことって他にもありますか? 
材料学や力学を学べたこと以外にも。
岡澤
やっぱり引き出しが増えたっていうのは、
すごいことだなって感じます。
そして、若い子たちが何を学んでるかを知ったことも。
「これからのもの」を作ろうと思うときに、
実際に使う人たちが、今どんな教育を受けて、
何を見てるんだろうっていうことがわかりました。
伊藤
え、すごーい!!
岡澤
これは、やっぱり大学みたいな場所に行って、
実際に若い人とやり取りしてみないと
わからなかったなと思って。
伊藤
現役の学生時代は、学校のことが好きでしたか。
岡澤
学校は嫌いではなかったんですが
生活費稼ぐのにバイトばっかしてました。
伊藤
大人になって学ぶっておもしろいでしょうね。
岡澤
はい。家の事情で大学を中退してしまっていたので、
今回、卒業して、区切りもつけられましたし。
伊藤
そうだったんですね。
今日は知らない話もたくさん聞けてよかったです。
岡澤さんのつくるものを、
多くのかたが待っていると思いますよ。
これからもたのしみにしています。
今日は、ありがとうございました。
岡澤
こちらこそありがとうございました。

かわいくなくちゃ!

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伊藤
岡澤さん、今回は長い時間をかけての商品開発、
ありがとうございました。
ようやく、とってもかわいいものができましたね!
岡澤
こちらこそありがとうございます。
ずいぶん、お待たせしてしまいました。
伊藤
ほんと、何から話し始めたらいいんでしょう。
なにしろ長かったから。
岡澤
あはは、ほんと、そうですよね。
伊藤
岡澤さんとは、「ほぼ日」では、
「白いもの。」時代からのお付き合いですものね。
あれ、2012年ですって!
岡澤
そうでしたね。
伊藤
あのときは、岡澤さんがろくろを使って作った
ピッチャーやマグカップを扱わせていただきましたね。
その後、しばらくして、
「また、あのうつわがほしいな」
と思いはじめたころ、
岡澤さんが陶芸家を引退なさったんです。
それでわたしも考えて、
「せっかくいいものを作ってきたのだから、
工場生産をしたらどうでしょう?」と、
プロダクトをつくる提案をしたのが、今から‥‥。
岡澤
4年前のことでしたね。
伊藤
ほんとうに全部辞めてしまったんですよね。
岡澤
はい。今はもう、窯もありません。
2基、持っていたんですけれど。
伊藤
わたしが「プロダクトで」と提案したときは、
辞められてからすこし経っていましたよね。
どんな暮らしを?
岡澤
その頃は、インテリアコーディネーターの資格を取って、
住宅関係の仕事をしていたんです。
不動産兼工務店に所属して楽しく働いていたんですよ。
だから伊藤さんからお電話をいただいたとき、
あんまり気のない返事をしたと思うんです。
「もう辞めちゃったから、ちょっと難しいな」と思って。
伊藤
ふつうに働いていたんですか。
知らなかった! 
岡澤
そんな中で、伊藤さんのお話はとても嬉しかったんですが、
仕事は1本でやらないと難しいだろうなって思っていて。
私、いいものを作ろうと思ったら、
そこに集中するべきだ、というところがあるんです。
ふたつの仕事を両立できるほど
器用なタイプじゃないから。

▲ピッチャーを焼いている窯。男性が立って入れる程度の大きさ。

伊藤
うんうん、よくわかります。
岡澤
その世界観に浸らないと、ものは作れないなあって。
そして楽しいながらに忙しくもあり悩みもあり‥‥、
という生活を送っていたんですが、
ある日、片耳が聞こえなくなってしまって。
伊藤
たいへん。ストレスで?
岡澤
そうだったのかもしれませんね。
そのまま聴力が落ちてしまって、
いちどリセットしようと、
会社を辞めることにしたんです。
その時、伊藤さんが誘ってくださった
プロダクトをやってみようかな、
という気持ちになりました。
というか、伊藤さんのお仕事だから引き受けよう、って。
ほかのところからだったら動かなかったと思います。
伊藤
そうなんですか。それは、なぜ?
岡澤
伊藤さんと「ほぼ日」は、
私を世の中に出してくれたお仕事だという
気持ちがあるからなんです。
伊藤
わぁ、ありがとうございます。
あの時、私はどこかにでかける途中で、
駅までの道すがら、
岡澤さんのピッチャーのことを考えていたんですね。
で、突然閃いた! 
「岡澤さん、プロダクトをやればいいんじゃない?」
って。
駅に到着してベンチに座ると電車が来るまで、
あと7分。
かけるなら今だと思って、
電話をかけたんですよ。
辞められたことは知っていたけれど、
「もったいないなぁ」ってずっと思っていたんです。
岡澤さんはプロダクト、初めてだったんですよね。
岡澤
初めてです、完全に。
伊藤
わたしもあんまりあてがないから、
プロダクトに長けているかたに相談をしたんですよね。
でもその方も超多忙で、時間ばかりが過ぎていく。
それで「わたしたちでやろう!」となって、
岡澤さんが工場探しを始めて。

▲窯から出てきたピッチャー。

岡澤
私、石川県立の九谷焼技術研修所というところで
1年だけ陶芸を勉強したんですけど、
鋳込みの先生に
小松誠(まこと)さんというかたがいらして、
その先生が「セラミック・ジャパン」という
瀬戸の陶磁器の会社の製品の
デザインをされていたことを覚えていたんです。
研修所ではものすごい劣等生だった私ですが、
「尊敬する小松先生がやってらっしゃるところだったら、
間違いないだろう」と思ったし、
私が元々使っていた粘土は瀬戸の土でしたし、
そんないくつかの要素が重なって、
お願いすることにしました。
それに瀬戸だったら、安曇野からもそんなに遠くないから、
何かあったときに自分が行って、
職人さんや担当の人とお話しをしながら進められる。
やっぱり遠いとそれは難しいですし、
伊藤さんからも「近いほうがいい!」と。
伊藤
うんうん。
やっぱり会って話すほうが早かったりするから。
いいご縁でしたね。
そして、岡澤さんが手でつくった原型があったわけなので、
そこからはスムーズに進むのかと思ったら‥‥。
岡澤
そんなことはなかったですね。
すごく時間がかかりました。
どういう難しさがあったかというと、
たとえば、注ぎ口の先端。
手で作ったときは、水切れをよくするための
ポチッとした突起がありましたね。
あれをどうしようかとか。

▲手でつくっていた頃の、ピッチャーの注ぎ口先端部分。

岡澤
そして、釉薬をどこまでかけて、どこをかけずにおくか。
以前は注ぎ口の先端はかけずに、素地を出し、
そのざらつきが表面張力を発揮することで水気を確保して、注ぎやすく、水切れをよくしていたんですよ。
けれども今回はプロダクトですから、
洗いやすさも考えて、
突起をなくし、釉薬もかけようということに
伊藤さんとのあいだで決めたんですね。
するとこんどは、水切れをどうやってよくするか、
この設計がたいへんだったんです。
伊藤
試作して、ダメ出しをして‥‥
そんなサンプルが何十個もあるほどですよね。
岡澤
それが形になるまでに2年ほどかかりましたよね。

▲ピッチャーの窯出し作業。

伊藤
それを見ていて、わたし
「作家さんってすごいな」と思いました。
岡澤
ピッチャーの水切り問題は、
水が器のなかでどう動いてどう出るかという流体力学で、
これが調べてみてもほんとに難しくて。
YouTubeも見ましたし、論文や文献も探したんです。
そしていろんな説や理論があるんですが、
どうやら「どれも正しい」んですよ。
でも、どれも、私の器には応用ができない。
なぜっていうと、材質が違うからなんですね。
それで結局、私の出した結論は、
矢野顕子さんの歌『ラーメン食べたい』。
伊藤
『ラーメン食べたい』?! 
岡澤
「♪わたしはわたしの
 ラーメンたべる
 責任もってたべる」
って歌詞があるんです。それで
「♪わたしはわたしの
 ピッチャーをつくる」
っていうところにたどり着いたんです。
伊藤
理論はわかったけれど、自分なりにやるしかないと。
それで、具体的にどうしたかというのは‥‥内緒?
岡澤
そうですね、商品開発にかかわる部分なので。
私、当時人生でやり直したことの回収をしに
大学に通っていたんです。
そこで洗濯についての授業で界面活性剤の勉強をしたことが
私なりの解決の糸口になりました。
ものの濡れる仕組みとか、
界面活性剤がどういう働きをするのかを知って
なるほどなあ、と。
ちなみに液体の温度でも変わります。
私のピッチャーもお湯より
常温の方が水きれがいいんです。
この話、すごーく長くなっちゃうんですけれど。

▲使用型を開いたところ。
この型に泥漿(でいしょう:粘土を水で溶いたもの)を流し込む。

伊藤
わたし、そのお話、たぶん、聞いているんです。
岡澤さん、紙に描いて「ここがこうで‥‥」って
とても理論的に説明をしてくださったんですけれど、
わたしは「全然わからないし、
使ってて問題ないから大丈夫、大丈夫!」と、
かるーく答えた記憶があります。
前のサンプルと今のサンプルを比べれば、
たしかに水切れの違いはあるんだろうけれど、
わたしはもう、見て眺めてうれしかったらいい。
むしろ、かわいいほうがいいから、
ちょっとぐらい垂れてもいい。
岡澤
試作の段階でもっと水の切れる形はありましたね。
でも、かわいくないんですよ。たしかに。
伊藤
わたしはそれを見て「これじゃ、ない」って。
使い心地だけが優先じゃないと。
棚に置いてある姿とか、使っているときとか、
こうやってテーブルで見る姿とか、
洗ったときにどう感じるかとか、
そういうことも大事だと思ったんです。
岡澤
「注ぎ切れる感じが好き」とおっしゃるかたもいたけれど、
わたしは、かわいさも機能もとりたい。
でも両方はとれない。
だからどこらへんをどういうふうに、ということで
せめぎ合っていたんですよ。
伊藤
その折り合いのつけ方が難しかった。
岡澤
今回の注ぎ口は、裏には多少回っても、
テーブルを濡らさない程度になっていますよ。
伊藤
ん‥‥でもね、全然大丈夫ですよ、
使ってみてそう思います。

再入荷のおしらせ

未分類

完売しておりましたアイテムの、再入荷のおしらせです。
7月31日(木)午前11時より、以下の商品について、
「weeksdays」にて追加販売をおこないます。

LIVRER YOKOHAMA
洗濯用洗剤 シルク&ウール 600ml
JINCHOUGE

▶商品詳細ページへ

洗濯ブラザーズの
「シルク&ウール」を初めて試した時は、
本当にびっくりしました。
エッセイにも書いたように、
私の「洗濯革命」と断言できる、
洗い上がりの美しさ、そしてしなやかさ。
家でこの仕上がりになるなんてとうれしくて、
去年の衣替えの衣類はほぼすべてを
自分で洗濯をしたほどです。

思わず、友人知人に「使ってみて!」
と連絡をしたところ、
みんなが「すごい‥‥」と絶賛。
洗濯って、どことなく
家事の片手間という感じでしたが、
洗濯する時間が楽しい時間へと変化したのは、
なによりの収穫でした。

weeksdaysオリジナルは、
沈丁花とすずらんの2つの香り。
さりげなく、そしてほのかに漂ってくる春の香りは、
洗濯している人へのご褒美。

洗い上がった服は、前より一層愛着が湧く。
服が好き、おしゃれが大好きという方に、
ぜひ使っていただきたいなぁと思います。
(伊藤まさこさん)

毎日使いたい

未分類

毎日使っていたものが、
もう作られなくなると分かると、
使う手が緊張する。

だから6年前に、
陶芸家の岡澤悦子さんが器作りをやめると聞いた時、
手持ちのピッチャーを使うのが惜しくなって、
棚の奥に入れてしまったのでした。

時々使うにしても、
なんとなく「こわごわ」とか、「おそるおそる」。
そんな感じ。

でもね、出番の多かった暮らしの道具が、
そんな存在になってしまうのって、
すごく残念。

そこで私は考えました。
かつて作っていたピッチャーを、
プロダクトで作れないものかって。

思い立ったが吉日。
すぐに岡澤さんに電話をし、
なんとか形に‥‥とお願いしたのでした。

それから4年の月日が経ち、
「これ!」というサンプルが届いたときは、
ほんとうにうれしかったなぁ。

それにしても、
作家ってすごい。
あと一息、というところで諦めない、
粘りや踏ん張り。
でも見た目はそれを感じさせない、
かわいらしい仕上がりになっている。

岡澤さん、おつかれさまでした。

使って、眺めてうれしいピッチャー。
あなたの毎日にいかがですか?

ボックスシルエットのひみつ

未分類

伊藤
今回取り扱わせていただくトップスは、
miiThaaiiで作られているものをもとに、
weeksdaysオリジナルの仕様に
変えてくださったんですよね。
関根
はい。
もともと襟ぐりに
タッセルつきのリボンがついているんですが、
それをなくして、
生地も張りのあるコットンに変えさせていただきました。
ずいぶん印象が変わって、
「きちんと感」が出たなと思います。
伊藤
ありがとうございます。
形もかわいいなと思うんですが、
どんなきっかけで生まれたトップスなんでしょう。
関根
インドに行ったとき、
現地でVネックの開きがかわいいものがあったんです。
それをヒントに、日本人に合うように
形やサイズ感を調整して作りました。
伊藤
そうなんですね。
背中の方もVの開きがあって、
涼しそうです。
関根
前後とも深めのVですし、
袖もワイドなのと、
身幅もたっぷりとっているので、
とっても風通しがいいです。
伊藤
平置きにしてみると、
正方形の上の辺に、
Vネックになる切れ目が入っているような、
おもしろい形ですよね。
着ると立体的になって、
風が通るような。
関根
そうなんです。
身体のラインを拾わない
「ボックスシルエット」になっているんですけど、
着てみると首のところのVの開きが広がって、
エレガントな雰囲気が出るような設計になっています。
伊藤
なるほど。
この形だと、肩幅や身幅も、
幅広い方に合いそうですよね。
関根
身頃はゆったりしていて
リラックス感はあるんですけど、
この前後のVネックの開き具合によって、
首と背中がきれいに見えて、
フェミニンな印象で着られます。
袖が五分丈で、
袖口に切り替えがあるので、
「きちんと」見えるポイントにもなります。
伊藤
うん。
生地にも張りがあるから、
上品に見えますね。
関根
張りのあるコットンで、
汗染みも気になりにくい生地です。
伊藤
それはうれしいですね。
4色作っていただいたんですけれど、
どれもかわいいですね。
関根
今日、私が着ているのがホワイトで、
下は黒いワンピースなんですけど、
この4色なら、ボトムが何色でも、
けっこう合わせやすいかなと思います。
丈がちょっと短めなので、
バランスも取りやすいです。
伊藤
イエローとブルーグリーンも、
夏らしくて素敵ですよね。
何色にしようか迷ってしまいます。
関根
この生地感と形なら、
伊藤さんはホワイトがすごくお似合いになりそうです。
伊藤
ふふふ。
やっぱりホワイトでしょうか。
伊藤
ところで、
miiThaiiを立ち上げたときに関根さんが感じていた
fog linen workについての行き詰まった気持ちは、
インドに行ったことで解消されましたか。
関根
うーん‥‥、
具体的に解決したというよりは、
インドに行っていろんな生地を見ているうちに、
「べつに変わったことをしなくてもいいか」
って思えました。
それまでは、
ストライプの幅をひとつとっても、
他の人がやってないような幅にしてみたり、
今まで見たことないような生地を作らなくちゃって、
気負っていたふしがあったんです。
けれど、変わったことをするよりも、
“ふつう”の方がいいのかも、と思って。
一般的なギンガムチェックとか、
均等のストライプでも、
私がいいと思えるものを作ればいいんだって、
なんとなくふっ切れたんですよね。
伊藤
ふと気づいたという感じでしょうか。
関根
そうですね。
インドでいろんなものを見たり経験したことで
すごく視野が広がったし、
miiThaaiiではちょっと変わったことをして、
fogではベーシックなものを作ろうって。
伊藤
どちらのブランドも、
コンセプトがはっきりしたんですね。
関根
そんな気がします。
miiThaaii が生まれたきっかけになったルンギで、
少しずつ色や柄が違うバッグを作ったんですけど、
価格もお手頃ということもあって、
イベントやネットで予想以上にたくさんの方に
お求めいただけたんです。
fogにこだわりつづけるよりも、
miiThaaiiというブランドで
こうやって作れるようになって
よかったなと思っています。
伊藤
わたしもこの前、
そのバッグを持ってる人を街で見かけて、
miiThaaii の代名詞的なアイテムなんだなと感じました。
このトップスも、
たくさんの方に届くとうれしいですね! 
関根
はい。
シンプルだけど印象的な一枚なので、
ぜひたのしんでいただけたらと思います。

miiThaii のはじまり

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伊藤
関根さん、
今日はよろしくお願いいたします。
今回扱わせていただくのは
miiThaaiiのトップスですけれど、
miiThaaiiは、
はじめられてどのくらい経ちますか。
関根
2016年に立ち上げて、
細々ですけれど、もう9年になります。
伊藤
わぁ、もうそんなに。
もともと、fog linen workというブランドを
長く運営されていたと思うんですけど、
どうして2つめのブランドを
立ち上げようと思われたんでしょう。
関根
ちょうど、fog をスタートしてから
17年くらいのときだったんですけど、
毎年オリジナルで作っていた柄や企画に、
なんとなく行き詰まりを感じていました。
それで、頭の中だけで考えるのではなくて、
外へ出かけていって、
いろんなパターンの生地をたくさん見たいと思って、
インドに行くことにしたんです。
そこで、ルンギ(インドなどの暑い地域で
男性が日常的につけるチェック柄の腰布)という
インド綿の布に出会って、
買いつけを始めたのがきっかけになりました。
fog はリネン製品のブランドと決めていたので、
別ブランドとして「miiThaaii」をスタートさせようと。
伊藤
そのきっかけになったルンギは、
関根さんの中では目新しかったんでしょうか。
関根
そうですね。
インドの市場では、
歩いているおじさんたちが
よく腰に巻いているものなんですけど、
それを最初に見たとき、
「あのチェック柄の布、すごく気になる!」
と思ったんです。
市場でも色んな種類のルンギが売られていたので、
実際にいくつか買って使ってみたら、
生地感もすごくよくて。
それで早速、現地の縫製工場で作れるようにしようと
準備を進めていったんですけど、
日本とは文化が違いますから、
頼んだものと違うサンプルができ上がってきたり、
現地へ出向いてちゃんと説明しようと思っても
「英語は話せません」と言われて、
話も通じなかったりしました。
インドは英語が準公用語のはずなんですけど。
伊藤
ええーっ。
いろいろと問題が起きたんですね。
関根
その工場では、それまで白いナプキンしか
縫ったことがなかったみたいで、
「スカートはこう縫って、
バッグはここを折ってこう縫ってください」
という指示書を書いて、日本から送りました。
でき上がる頃を見計らって
サンプルを確認するつもりで現地へ行ったんですけど、
フタを開けてみたら、全然できてなかったんですね。
あらー、と思って。
伊藤
それは大変。
どう対応されたんですか。
関根
そのとき、
でき上がっているはずの商品を撮影するつもりで、
カメラマンの友人に、
スウェーデンから来てもらっていたんです。
ですから、
彼女に無駄足をさせるわけにはいかないし、
何がなんでも作ってもらわなくちゃ! 
と思って、朝から晩まで工場にこもって、
簡単なものを作ってもらいました。
伊藤
関根さん、すごいですね。
関根
それでなんとかでき上がったものを持って
インドの町中に出かけて行って、
知らない人をつかまえて
「ちょっとモデルになってね」と
お願いして撮影させてもらったんです。
すると、それを見ていたまわりの人たちも
「私も、私も!」って集まってきてくれて。
伊藤
いい方たちですね!
関根
そうやって、その場はなんとか
切り抜けられたんですけど、
同じように続けるのは難しいかなと思ったんです。
北インドのほうで
ブラス(真鍮)製品やバスケットなどの
生産を依頼しているサプライヤーさんに、
「こんなことがあって、もう大変だったんです」
ってこぼしたら、
「母が縫製できるから、うちの家でやりますよ」
って言ってくださって。
えー! みたいな。
伊藤
すごい。
話してみるものですね。
関根
あっという間にミシンを買ってくれて、
いまだにバッグとか小物は作ってもらっているんですけど、
服となるとやっぱり難しかったんですよね。
思ったようにはいかないので、
「miiThaaii はのんびりムードで、
できる範囲でやっていこうかな」なんて思っていたんです。
そうしたらしばらくして、
ニューヨークの展示会で私がブースで立っているときに、
素敵なインドのおじさまがやって来て、
「ジャイプールで縫製工場をやってるんだけど、
機会があったら一度来ませんか」
と言われて。
ジャイプールはインド北部のラジャスタン州の州都で、
マハラジャが統治していた世界遺産の町なんです。
伊藤
次から次へと出会いがあるものですね。
関根
しかも私、もともとその翌月に
ジャイプールに観光で行く予定にしていたので、
すごい偶然だなとびっくりしました。
それで実際に行ってみたら、
すごく近代的な工場だったんです。
そこはたまたま、
ブルックリンで洋服を作っている私の友人も
縫製を頼んでいると聞いたので、
それなら安心だと思って、
お願いすることに決めました。
fogと差別化するために、
洋服のデザインは友人の國安佳子さんにお願いして、
それでやっと、今お店に並んでいるようなものが
作れるようになったんです。
伊藤
そんな紆余曲折があったんですね。
じゃあ、今は少し安心できるようになりましたか。
関根
私もそう思っていたんですけど、
たまにお願いしたものと違う色が納品されたりするので、
油断大敵です。
納期も、かなり余裕をもって依頼したりして、
お客さまにご迷惑がかからないように調整しています。
伊藤
わたしたちの見えないところで
そんなご苦労をされながら、
それでもこちらの希望にあわせて
購入させてくれる関根さんって、
ほんとうにすごいなと思います。
仕事もいつも早くて。
関根
それはインドの人たちにも言われました。
「由美子はメールするとすぐ返事をくれるから助かる」
って。
自分たちもそうしたいけど、
国民性だからできないんですって(笑)。
伊藤
ふふふ。
日本にいるわたしたちもそう思うんだから、
インドの人たちにとっては
なおさらでしょうね。

関根さんのこと

未分類

fog linen workの関根さんとは、
もうずいぶん長いおつきあい。

いつからだっけ、と数えてみたら
もしかして20年!?
いや、それ以上かもと気づいておたがいびっくり。

同い年だから、
仕事をし始めたのも同じくらい。
だからか、
どこか私の中では同級生感があると同時に、
じつはたよりにしている存在でもある。

仕事の速さやていねいさ、
ものごしのやわらかさなどなど、
見習いたいところはたくさんなのです。

そんな関根さんが、
新しいブランド、miiThaaiiを立ち上げたのが2016年。

weeksdaysでは、2022年から、
バッグやエプロン、ワンピースなど、
さまざまなアイテムをご紹介しています。

fogとはまたちょっと違う雰囲気ただようmiiThaaii。
展示会のお知らせがくるたびに、
今回はどんなものと出会えるかな? 
と楽しみにしているんです。

今週のweeksdaysは、
miiThaaiiのトップス。
ぱりっとしたハリのあるコットンは、
着ると気持ちもしゃっきり。
暑い夏もこれなら乗り切れそうです。

カトラリー、わたしの使い方 伊藤まさこ 02 ガラスと半磁器

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スガハラのガラスのスプーン、
私は塩の容器に入れています。

ほぼ毎日使う調味料なので、
清潔に保つことがとても大事。
その点、においが移りづらく、
見た目にも美しいガラススプーンは、
とても優秀です。

塩は使い切ったら、
容器とともにスプーンもきれいさっぱり洗います。
(まめに洗いたいので、
あまり大きな容器には入れないことにしています。)

ガラスのコップにゼリーを入れて、
透けるもの同士の涼しげな組み合わせ。
丸みを帯びたガラスは、
口あたりがよく、やさしい。

大きなサイズは取り分け用のスプーンとしても。
藍の鉢にそえると涼やかな印象に。

黒の皿に、
山本忠正さんのスプーン(大)を合わせて。
陶器ならではのやさしい質感は、
いつものテーブルを新鮮に見せてくれます。

れんげ(大)は豆をすくう時に重宝します。
ひたし豆や五目豆なども好相性。

小さな器に豆を盛って、
スプーン(小)をそえました。

今の季節は、
ポタージュやガスパチョを作ることが多いのですが、
そんな時に添えたいのが半磁器のれんげ。
小さなカップと合わせて、
食事のスターターにします。

今日は、
鶏ガラベースの金針菜のスープを。

半磁器、ガラス、ステンレスに琺瑯。
ずらり並んだ「すくうもの」。
お気に入りをぜひ。

カトラリー、わたしの使い方 伊藤まさこ 01 黒い琺瑯、手仕上げのステンレス

未分類

黒の琺瑯のスプーンって、
世の中にあまりないような気がします。
だからはじめて見た時、
ちょっとドキッとしたんです。
なにしろ琺瑯が好きなものですから。
それにくわえて、
昔懐かしいアイスクリームの木のスプーンを思わせる、
かわいらしい形にもキュンときました。

よく登場するのは朝食のシーン。

ヨーグルトの白、バナナの黄色、
それからガラスのコップ。
この3つを黒いスプーンが引き締めてくれる。

はちみつの瓶からもすくいやすい形状なので、
とても重宝しています。

はちみつをすくったら、
そのままスプーンでいただきます。

シルバーでもなく、
木でもない。
ちょっとひんやりした口あたりが、
夏にぴったりです。

白の琺瑯のトレーを合わせて、
琺瑯同士の組み合わせ。
パンが焼けるまでの間、
こんな風に準備しておきます。

スプーンは単体で見てもすてきなのですが、
ジャムやはちみつをすくうと、
とたんにいきいきした表情になる。
「使ってこそ」なのだなぁと感じます。

粒マスタードやマヨネーズなども、
相性よさそう。
どうやらこのスプーンは、
洋ものがお似合いみたいです。

同じ器を使う時でも、
カトラリーは、
手の大きさや好みで、
その人に合ったものをえらびたい。
ここでは竹俣さんのれんげ小中と、
黒檀のお箸の短いのと長いのを黒いお皿にセッティング。

下に敷いたのは北欧のペーパーナプキン。
こんな風にちょっと洋風を取り入れても、
または和風も中華風もいける、
応用範囲の広いカトラリーです。

真鍮やステンレスの茶筒の中に入っているのは、
お茶やコーヒー豆。

においの移りづらいステンレスは、
茶匙(コーヒー匙?)としても優秀です。

豆皿をスプーンレストに。
使うたび思うのですが、
どんなシーンでも、
どんな器とも相性がいい竹俣さんのれんげ。

見た目にすっきり、
使い勝手よし。
これって、毎日使う道具として
かなり優秀なのではと思っています。

再入荷のおしらせ

未分類

完売しておりましたアイテムの、再入荷のおしらせです。
7月17日(木)午前11時より、以下の商品について、
「weeksdays」にて追加販売をおこないます。

The care
TREATMENT COAT

▶商品詳細ページへ

指先の美しい人に憧れます。
手も、足も。
ここ最近、私は、
トリートメントコートを塗ってから、
ハンドローションハンドセラム
ハンドモイスチャライザーの順にお手入れ。
肌に近い色合いなので、
多少はげても気にならない、というところも、
助かっています。

足のネイルに関しては、サンダルに合わせて
毎回塗り替えていたのですが、
今年の夏は、このトリートメントコートだけでも
いいかな‥‥というくらい気に入っています。
自然な色合いはどんな色のサンダルとも相性よし。

落として塗って‥‥を繰り返すと
肌や甘皮に負担がかかるし、
ちょっと面倒。
トリートメントコートを塗ることで、
爪がすこやかに。
コンテンツも合わせてどうぞ。
(伊藤まさこさん)


BELLEMAIN
二層式ハンドローション No.0(120ml)

▶商品詳細ページへ

2年前にこのハンドローションが発売された時、
なるほど! と思ったんです。
手だって、顔と同じお手入れがいいに決まってる、って。

まずは容器をふって、手の平にシュッシュ。
よく馴染ませると‥‥
なんともしっとりした
うるおいのある手に(足も!)なるんです。
ハンドセラムハンドモイスチャライザーを一緒に使うと、
さらにきれいで健やかな肌に。
手は気になった時に。
足は朝晩のお手入れの時に。
手入れした分、ちゃんと返ってくるところがうれしい。
とくにかかとは堂々と人前に出せるくらいになりました。
コンテンツも合わせてどうぞ。
(伊藤まさこさん)

すくうもの

未分類

韓国の古いスッカラ。

今はもう作られていないという、
ベトナムのアルミのへら。

台湾の道具屋街で見つけた、
ステンレスのれんげ。

しっとりと手に馴染む、
漆のさじ。

2ダース買えば、
安くするよと言われ、
思わず買ったクリストフルの古いティースプーン。

どうやら「すくうもの」が好きらしくて、
私の台所には、
スプーンやれんげの類がたくさんある。

見れば、
いつどこでどんな風に買ったかが、
すぐ分かる。
それとともに、その時の記憶も蘇る。

旅先や、仕事の合間、
作家の工房‥‥
出会ったところはいろいろ、
素材も値段もさまざま。
でもどれも大切で、
どれも代わりがきかないものばかり。

今週のweeksdaysは、
私が最近、気に入っている、
「すくうもの」をご紹介します。

陶器にステンレス、ガラス、琺瑯。
夏のテーブルにいかがですか?

どうして風が抜けるんだろう

未分類

伊藤
このシャツ、
襟で表情がつけやすいから、
きれいめにも、
リラックス感があるようにも着られますよね。
小林
そうなんです。
上までボタンを留めると
「きちんと感」が出せるんですけど、
汗がつきにくいように襟ぐりを広めに取っているので、
きつく感じないのもいいところです。
伊藤
確かに襟まわりがゆったりしてますね。
「メンズシャツを着てます」という感じに見えないのは、
この首周りのゆとりが
大きなポイントになっている気がします。
小林
ええ。
大人の女性に着ていただきたいので、
メンズシャツを女性がカジュアルに着る、
というコンセプトですけれど、
そこにはエレガントな印象は必要だと思って、
いろいろ工夫を詰め込みました。
サイズ感を大きめにしたぶん、
ヨーク(肩から背中にかけての切り替え部分)の幅を
浅めにして、
背中心から肩にかけて細くなるよう
ラウンドさせているので、
肩周りがすっきりして、
後ろ姿も女性らしく、きれいに見えるんです。
伊藤
確かにきれい!
小林
袖の縫い付けも、
普通のシャツだと「フラシ」と言って、
身頃から少し浮くように縫うこともあるんですけど、
あえてぴったりしたコバステッチ(布端から
1~2mmのところを縫うステッチ)を入れて、
肩の収まりがよくなるようにしているんです。
伊藤
ヨークは1枚布ではなく、
背の中心で分けて縫われているんですね。
小林
はい。
ここは左右2枚で作ったほうが、
肩がきれいに落ちるんです。
とくにこのシャツは肩幅を広めに取っているので、
ヨークを背中心で分けることで
背中の布が浮かずに、
ラインがきれいに出るんです。
伊藤
なるほど。
いつもですけれど、
細かいところまですごく考えられてるなと感じます。
小林
私、あまり変わったデザインをする方ではないんですけど、
ステッチの幅を数ミリ狭めてみたり、
細かいところにちょっとだけ
違いをつけるのが好きなんです。
伊藤
試作してみて、
やっぱり違うなと思って変更することもありますか。
小林
もちろん、たくさんあります。
頭の中で考えてから、
実際に自分で残布を使って試作しますよね。
それで細かいところがうまくいったとしても、
本番の生地でサンプルを作ってみると、
全体で見たときのバランスが
思っていたのと違ったりするんです。
ですから、けっこう直しています。
金井
小林が「こう直したい」って言うとき、
正直、私はあまり意味が分からないことも
あるんですけど(笑)、
実際に直してみると、
“服の顔”が全く変わるんですよ。
小林
ふふふ。
言葉だけだとなかなか伝わらないんですけど、
形にすると‥‥。
金井
こういうことか! 
ってわかるんです。
伊藤
実物を見たら、
なるほど、って思うんでしょうね。
金井
そういう、
「ここが普通よりも◯ミリ細い」
みたいなことって、
お客さまにはあまり気づかれないし、
どちらでもいいことかもしれないんですけど、
着て「かわいい!」って思っていただけたら
一番うれしいですよね。
小林
本当に。
どんなに素敵なものが作れたとしても、
着てくださらなかったら意味がないですから。
伊藤
選ぶのはお客さまですものね。
このシャツ、すごく気に入って、
しょっちゅう着ていますよ!
金井
うれしいです。
スタイリストさんへの貸し出し率も、
けっこう多いシャツなんですよ。
伊藤
そうなんですね。
今回、「weeksdays」では
オフ白とブラックの2色をえらびましたが。
Le pivotだと、他に、どんな色を
展開なさっているんでしたっけ。
小林
ビビットなピンクと薄いピンク、ブルーと、
はっきりした色も出しているんですよ。
でもうちに来られるお客さま、
最初はオフ白かブラックを
お選びになることが多いんです。
形が気に入ってくださって、
他の色もお求めになる、という感じです。
定番のシャツは持っていても、
こんなふうに形をちょっと変えたシャツは
他でもなかなか取り扱っていないんですよね。
金井
イベントでお客さまとお話しする機会があるんですけど、
「シャツって、どう着ていいかわからない」
と言われる方、けっこういらっしゃいます。
意外と、丈とかバランスが難しいと。
伊藤
そうそう。
わたしも、シャツって実は
着こなすのが難しいなと感じることがあって、
ノーカラーを選ぶことが多いんですよ。
でも、これなら大丈夫と思えるのは、
どうしてでしょう。
やっぱり襟の開き具合?  
小林
そうですね。
襟の開きと、
どんな身長でもバランスがとりやすい
“丈感”かなと思います。
伊藤
ああ、そうですね。
すこし短めだけど、短すぎず、
ボトムにインしても外に出してもいい、
ほんとうに絶妙な丈です。
小林
着こなし方として私がよくやるのが、
ボタンとボタンホールを
わざとずらして留める方法です。
伊藤
えっ?! 
ずらして‥‥? 
小林
私は身長が148cmと低いので、
合わせるボトムによっては、
シャツの丈感がやぼったく感じるときがあるんですね。
そんなとき、
一番下のボタンを下から2番目のボタンホールに、
下から2番目のボタンを一番下のボタンホールに留めると、
布に動きが出て、
インしなくてもバランスがよくなるんです。
伊藤
へえー! 
立体感と表情が出るんですね。
小林
ワンピースの上から羽織るときも、
ボタンを互い違いに留めると、
動きが出てかわいいですよ。
布を動かすんです。
伊藤
「布を動かす」、
面白いです。
それだと丈詰めをせずに、
長いまま着たいときもいいですね。
小林
そうなんですよ。
わざわざ直さなくてもいいので、
試着されたお客さまにもおすすめしています。
伊藤
本当にいろんな着こなしができますね。
素敵なシャツを作ってくださって、
どうもありがとうございました。
小林
たのしんでくださいね。
金井
ありがとうございました。

メンズライクな形にエレガントさを

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伊藤
このシャツ、
撮影のときいろんなスタイリングをしましたが、
着方によって表情が変わってすてきでした!
上までボタンを留めたり、
Tシャツの上に羽織ったり、
サロペットの中に着たりしてもらったんですけれど、
どれもとってもかわいくて。
小林
ボタンの留め方や
襟の立て具合で印象が変わるので、
いろんな着回しができるシャツですよね。
金井
通常のレディースシャツだと前合わせが右上のところ、
これは左上になっているんです。
「メンズ仕立て」にしてあるんですよ。
伊藤
あ、ほんとですね! 
あまり気にならずに着られました。
わたしは、第二ボタンまで開けて、
襟を少し立てて着ています。
こんな風に。
小林
ふふふ。大人のシャツの着方ですね。
ヨーロッパのマダムっぽくて、
かっこいいです。
伊藤
首周りを開けるだけで涼しいから、
盛夏にも着られそうですけど、
これはどんな生地なんでしょう。
小林
これはツイル生地(タテ糸とヨコ糸の織り目が
斜めに出る綾織りの生地)を使っています。
以前、weeksdaysさんで扱っていただいた
ノースリーブロングシャツは、
メンズシャツを原型に、
袖をカットした形に作ったんですが、
それと同じ発想で、
今回は半袖のものを作りました。
試作のときに、
古着のメンズシャツの袖をカットしたんですけど、
それが厚めのツイル生地だったので、
夏にも着られるように、
細番手(生地を構成する糸が細いもの)の
薄い生地を探しました。
ツイル自体、厚みが出る生地ではあるんですけど、
ブロード(シャツやブラウスによく使われる
目の詰まった平織り生地)みたいなものより張りが出て、
身体の線も拾わないですし、
襟もきれいに立って、
形が崩れにくい生地なんです。
伊藤
確かに、
襟が倒れない気がします。
小林
そう、襟が倒れて
首の後ろがガバっと開いてしまったり、
前のボタンを開けて作ったV字型の空間が
閉じてきたりしにくいです。
伊藤
形が崩れてこないんですね。
それは、メンズシャツの仕立てであることと、
パターン(服の型)も、
きっと影響していますよね。
小林
そうですね。
ボタンを開けたときに後ろに動いていかないように、
ショルダーラインの角度を傾けすぎない程度に
調整しています。
それから、生地に少し厚みがあるぶん、
袖口から風が通るように、
アームホールと袖幅も広めに取っているんです。
伊藤
そうそう、それがすごく気持ちいいです! 
芭蕉布(糸芭蕉の繊維を糸にして織った、沖縄や奄美諸島の
伝統的な織物)の着物を着ているような涼しさです。
身八ツ口(着物の身頃と脇の間にある開き)から
風がすーっと抜ける感じ。
小林
わぁ、素敵な表現。
そうか、芭蕉布のお着物は通気がいいんですね。
伊藤
麻素材ですから、サラサラしているんです。
このシャツの襟を開けたときの感じも、
襟抜きした着物に似た着心地でした。
丈の短さも、涼しさのポイントでしょうか。
小林
そうですね。
短めだから、下からも風が入ります。
でも、生地自体は「夏物の素材」というわけでもないので、
晩夏まで着ていただけます。
伊藤
年々、夏が長くなってきてますから、
今の時期からずっと着られるのはうれしいです。
小林
季節や気候にあわせて、
重ね着もしていただけますよ。
ボタンを全部外せば
どんな服の上にも気軽に羽織れますし、
同色系のワンピースの上に着ても、
セットアップみたいに見えるんです。
伊藤
うん、かわいいですね!
伊藤
ハンガーにかかっているときは気づかなかったんですけど、
モデルさんが着たときに、
「あっ」って思ったんです。
立体で着てみると、平置きした時と、
印象が違うって。
これがおふたりが意図したことなんですね。
金井
そうなんです。
横から見ると背中がちょっと膨らんで、
平置きのときとシルエットが変わって見えるんです。
伊藤
それがすごくきれいでした。
小林
背中にボックスタックを入れて、
ふわっと膨らむようにしています。
テールライン(シャツの後ろ裾部分)は
下げすぎずに、
前身頃より後身頃をほどよく長くしているので、
どんなお洋服にも合わせやすいんです。
とにかくいろんな方に着ていただける
万能型のシャツを作りたくて。
色違いも揃えられるように、
お値段もちょっと抑えてご提案してみました。
伊藤
お洗濯の面でも心配ないなと感じたんです。
シャツって、いちど洗うと
購入時と違って見えることもあるんですけど、
これはアイロンをかけたら、
形も元どおり、きれいに保てました。
小林
そうですね。
夏は洗濯頻度が高いですけど、
それに耐えられる生地だと思います。
張りも損なわないですし。
伊藤
もしかして、
アイロンをかけなくても大丈夫でしょうか。
小林
干すときに手のひらで生地を叩いて、
ぱんと軽く伸ばしてもらえば、
ノーアイロンでも大丈夫な素材ではあります。
シワ感が出ますけど、嫌なシワではなく、
洗いざらしの雰囲気で着ていただけると思います。
もちろんパリッと着たいときは
プレスのひと手間を加えてもらえたら、
「ちょっと高いシャツ」に見えて、
すごくかっこいいですよ。
伊藤
ほんとうにいい生地です。

風が通り抜ける

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ビーチサンダルをペタペタいわせながら歩く、
海までの道。

浜辺で食べる母のおにぎり。

うそみたいにきれいな色した、
かき氷のシロップ。

離れで過ごす、子どもだけの時間。

春が過ぎて、梅雨が来て。

季節が進むと思い出すのは、
父が育った海辺の家で過ごした記憶。

大きな畳の部屋に、
叔母が家族分のふとんを用意してくれて、
そこでみんなでごろごろと寝る。

暑いと言っても、
今ほどではなく、
戸を開けはなっていれば眠れる、そんな時代。

蚊帳に囲まれていると、
なんだかわくわくしてうれしかった。

そうだ、今思えば、
「風が通り抜ける」ということを意識したのは、
あの頃が最初だったのかもしれないなぁ。

今週のweeksdaysは、
Le pivotのツイルワイドシャツ。

袖口や襟元から風が入っては抜ける、
風通しのいいシャツなんです。

パンプスからビーチサンダルまで

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伊藤
今回、チャコール、ブラック、
白、ロイヤルブルーの4色を
扱わせていただくんですけれど、
どの色も素敵で、
全部欲しいなと思っています。
小林
ああ、よかったです。
チャコールはちょっと赤みのある色ですよね。
伊藤
ええ、ほんとうにいい色です。
それにこのスカートなら、
オールシーズン、使えますよね。
金井
通年、大丈夫です。
冬は、上にニットをあわせていただいても。
素材的に毛羽がつきにくいんです。
伊藤
あっ、確かにそうかも。
ダンボールパンツ
ニットとあわせて穿いていましたけど、
「粘着クリーナーをかけなくちゃ」
なんてこと、なかった気がします。
小林
そうなんです。ダンボール生地って、
そういう楽ちんなところがたくさんありますよね。
それなのに「きちんと」見えるのが、
私にとってすごく大事なポイントなんです。
伊藤
そうそう、
きちんと感、ありますよね。
ジャケットにも合いそう。
小林
はい、ジャケットにも合う大人のスカートです。
素材自体はカットソーでカジュアル寄りなので、
「普段着」という印象にならないように
デザインやパターン、縫製に気を配り、
細かいところの始末だったり、
ラインをちゃんと作ることで、
きれいめに着てもらえるものに仕上げました。
こういうことは、何を作るときも、
意識しているんですけれど。
伊藤
以前作っていただいたパーカーも、
パールが似合うようなきれいな印象でしたものね。
あのパーカにあわせて、
スポーティーにも着られそう。
丈感も絶妙です。
金井
そうですね。
長すぎず、短かすぎず、
ちょうどいい感じです。
私は背が168cmと高いので、
少し落として穿いています。
伊藤
足元は、
スニーカーでもサンダルでも似合いそうです。
小林
冬場はブーツも合いますよ。
一枚で、色んな着回しができるスカートだと思います。
伊藤
そう考えると、
旅にもいいですよね! 
小林
ものすごくおすすめです。
選ぶトップスによって「きちんと感」が出るので、
ディナーにも行けますし、
Tシャツを合わせたらビーチにも。
金井
そうそう、
ヒールのあるパンプスから、
ビーサンまで合うスカートです。
伊藤
ほんとですね。
シワも気にならない素材ですし。
小林
くるくる丸めたらコンパクトになりますから、
スーツケースの端にも入れられます。
私、服を作るときは
それを着てくださるシーンを思い浮かべるんですけど、
1つだけではなくて、
「きれいめに着てお食事に行けるな」とか
「動きやすいかから散歩にもいいな」とか、
「ピクニックもできそう」って、
たくさん思い浮かべられる方が、
作っていても楽しいんです。
このスカートは、
ぜひ旅に連れて行ってほしいなと思いますね。
伊藤
そういうことって、
小林さんの日常の活動からヒントを得られてるんですか?
小林
いえいえ、私の日常はそんなことしてないんです。
旅もピクニックも、そんなにありませんよ、
アトリエから明治神宮にちょっと散歩に行くくらいで。
伊藤
ふふふ。それも立派なピクニックです。
小林
でも、よく来てくださるお客さまだったり
頭に思い浮かんだ方に、
「あの方はこんな服を来て、
ちょっと大きめのお帽子を被ると
素敵だろうなあ」なんて考えながら、
想像を膨らませてます。
伊藤
帽子といえば、このスカートはキャップも合いますね。
小林
キャップも、ハットも合いますよ。
そんなふうに、自分の中で
どんどんスタイリングのアイデアが生まれてきて、
「これが足りないから作ろう」
って、次のアイテムづくりのきっかけになったりします。
伊藤
人を思い浮かべてものづくりを考えるって、
小林さんらしいというか、
すごくいいお話を聞けた気がします。
色んなところへ穿いていきますね。
小林さん、金井さん、
今回も、どうもありがとうございました。
小林
ありがとうございました。
金井
またお越しくださいね。

weeksdaysの日めくりカレンダー使い方募集のお知らせ

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2023年版からスタートした
weeksdaysの日めくりカレンダーは
来年2026年版で4年めをむかえます。
たくさんの方にご愛用いただいて、ありがとうございます。

weeksdaysの日めくりカレンダーは
カレンダーとしてはもちろん、メモとして使ったり
コラージュ用素材として使ったりなど、
人それぞれ色々な使いかたで
たのしんでくださっているとうかがいます。

そんなみなさんの使いかたを、教えていただきたい!
ということで、日めくりカレンダーの使いかたを
Instagramで募集します。
企画への参加はかんたん。

#weeksdaysの日めくりカレンダー
#weeksdaysの日めくりカレンダーの使いかた

このどちらかのハッシュタグをつけて
ご自身のアカウントで
Instagramにアップしていただくだけ。

募集期間は7月1日(火)~22日(火)です。

ご参加いただいた中から、
weeksdaysチームで選考のうえ、
9月に発売するカレンダーの
発売前のコンテンツのなかで、ご紹介いたします。
(コンテンツでの採用をもって、
発表とさせていただきます。)

みなさまのご参加を、
weeksdaysチーム一同、たのしみにお待ちしています!

身体の線が出ないよう

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伊藤
以前作っていただいたダンボールパンツ
冬のあいだ、ずっと穿いていました。
小林
ほんとですか。
うれしいです! 
伊藤
今回は同じ素材で作られたスカートを
「weeksdays」で紹介させていただきます。
ありがとうございます。
小林
こちらこそです。
伊藤
あらためて、生地の特徴からお伺いできますか。
小林
はい。
このダンボールニット(表と裏の2枚の生地を重ねて
中糸で繋いだ編み地で、ダンボールのように
立体的な構造)は、
とにかくキックバック(伸びたあとに戻る力)が抜群で、
洗っても変わらないのがいいところです。
あと、触ってもらうとわかるんですが、
ちょっとしっとりしていますよね。
これ、ペットボトルのリサイクル糸の特性なんです。
伊藤
リサイクル素材なんですね。
小林
少しでも環境にいい素材をということで、
生地屋さんが開発してくれたものなんです。
ペットボトル由来のポリアミド系ナイロンを使用した
合成繊維なんですけど、
すごく動きやすくて、
穿き心地もいい生地なんですよね。
伊藤
うんうん、
わたし、飛行機で移動するときも
ダンボールパンツを穿きました。
長時間でも楽ちんだから、
絶対これ! と思って。
金井
ストレスがない穿き心地なので、
飛行機にいいですね。
伊藤
同じ生地で、
どうして今回スカートを作ろうと思われたんでしょう。
小林
私が、タイトスカートが欲しかったんです。
はじめは別のニット生地で作ってみたんですけど、
試着したら身体のラインがしっかり出てしまって、
なんだか居心地が悪かったんですね。
私たちの年代だとお尻やお腹が気になってくるので、
「タイトになりすぎないけれどすっきり見えて、
気負わずに着られるようなスカートでないと」
と思いました。
伊藤
確かに。
身体のラインが出るものは
避けたくなってしまいます。
小林
じゃあ、縦にリブ線が入っている
カットソー生地(編み物生地を裁断したあと
縫製したもの)はどうかなと考えたんですが、
どこかモサッとして、欲しいイメージと違いました。
大人っぽい雰囲気にしたいので、
後ろにスリットを入れてみたりもしたんですけど、
形的に、いまいちピンとこなかったんですよね。
いろいろ悩んでいたときに、
頭を切り替えて、
「いっそスポーツライクに、
ダンボール生地でタイトスカートを作ってもいいかも?」
と思い立ったんです。
伊藤
パンツを作った、あの生地がある! 
って?
小林
そうなんです。
これなら穿き心地がいいし、
すごく伸びるので、
タイトでもスリットはいらない。
伊藤
なるほど。
スリットが入っているタイトスカートって、
それを忘れて、大きな動作をした時にビリって裂けて
悲しい思いをしたことが‥‥(笑)。
金井
ありますよね! 
この生地なら、そんな心配もいらないです。
小林
この、腰が少し膨らんで、
下からストレートになるラインは、
タックを入れることで調整したんです。
伊藤
撮影のときにモデルさんが着ているのを見て、
このタックがすごく効いてるなと感じました。
これがなくて均一にギャザーが寄ると、
また全然形が違いますものね。
小林
そうなんです。
若い方は大丈夫かもしれないですけど、
腰回りのラインが気になる年代の私たちにとっては、
タックがあることで無理なく膨らむというか。
伊藤
そう、無理がない感じ。
小林
この膨らみを作ろうと思うと、
ギャザーをかなり寄せないといけないので、
仕上がりの形が
ギャザースカートみたいになってしまうんです。
伊藤
もたついちゃうんですね。
小林
なので、
タックを2本入れることで、
すっきりしたラインに仕上げています。
伊藤
この内側の紐を絞れば、
ウエストサイズに合わせられるし、
丈も、身長によって少し落としたり、
自分の好きに調整して穿けますよね。
小林
はい。
幅広い体型の方に、
ちょうどよく着ていただけると思います。
ベルト幅も太めにしているので、
紐を絞ったときに自然なシワがうまれるんです。
伊藤
うんうん。
モデルさんに絞って穿いてもらったんですけど、
しっかりめに絞ってもギャザーが気にならなくて、
すごくかわいかったです。
今回、撮影でスタイリングに使わせていただいた
ツイルワイドシャツとの相性もいいですよね。
このシャツは、次の週に、
「weeksdays」であらためて紹介するんですけれど。
小林
とってもいいと思います。
ツイルワイドシャツは丈が短めだから、
お尻まわりの見え方が気になりがちですけれど、
このスカートは後ろのポケット部分に
デザインを入れてるので、
ヒップラインの目くらましにもなって、
後ろ姿もきれいに見えますよ。
下着の透け感も気になりません。
伊藤
いつもながら、
細かい工夫がうれしいです。

再入荷のおしらせ

未分類

完売しておりましたアイテムの、再入荷のおしらせです。
7月3日(木)午前11時より、以下の商品について、
「weeksdays」にて追加販売をおこないます。

SAITO WOOD
MAGAZINE RACK
(テラコッタ、グレー)

▶商品詳細ページへ

サイトーウッドに取材に行った時に、
ふと目に留まったのがこのマガジンラック。

すっきり、無駄のないデザインながら、
ちょこんとついた足が、
なんだかかわいい。
愛嬌あるその姿に一目惚れしたのでした。

使ってみて分かったのは、
本や雑誌を置くだけではなく、
いろんな用途に使えるということ。
ものを「ちょっと置く」場所、
としてとても重宝するのです。

(伊藤まさこさん)


SAITO WOOD
BASKET
(ストーングレー、ブルーグレー)

▶商品詳細ページへ

控えめながらも、
部屋の片隅にあるとなんだかうれしい、
インテリアにしっくり馴染む
バスケット。

このバスケットを使いはじめてから、
我が家はゴミのことを
今一度、考えるきっかけができて、
ゴミが減りました。
だって、せっかくの気に入り、
中に入れるものだって
「ぐちゃぐちゃ」はいやですもの。

さてこのバスケット、
その名の通り、中に入れるものはなんでもいいんです。
撥水加工もされているので
(とは言っても、水を直接入れることや、
湿ったものをずっと入れておくのはダメですが)、
お客様用の使い終わったタオルを入れたり、
子どものおもちゃを入れたり、
領収書の一時保管場所にしたりと、
用途はいろいろです
コンテンツをどうぞご参考くださいね)。

(伊藤まさこ)

いくつになっても

未分類

1週間にいちどほど、
母に会いに行っています。

88歳になりましたが、
とても元気。
体に不都合なところは少々あれど、
それはまぁしょうがないこと、と思うようにして、
うまくつきあっているみたい。

だから、
私の役目はそんなになくて、
買いものに行く時に運転手をするくらい。

あとは、
お昼ごはんを作ってもらったり、
庭に咲いた花をもらったり。
ありがたいことです。

先日、母に会った時、
なんだかぱりっとしているなぁと思ったら、
Tシャツを新調したのだとか。
姉と買いものに行って何枚かえらんだんだって。

ネイビーとホワイトのボーダーTシャツは、
白い髪にもぴったり合っていたから、
すごく似合うと褒めると、
ちょっとうれしそう。

いくつになっても、
新しい服って、いいものなんだなぁと
思ったのでした。

今週のweeksdaysは、
Le pivotのダンボールスカート。
腰回りがぴたっとしないから、
すごく涼しい。
私にとっての「うれしい」服なのです。

BARIのサンダル こんなコーディネートで 02 伊藤まさこ

未分類

単調にならないように

ホワイトのサンダルでも言いましたが、
ワンピース+サンダルは、
私の好きなスタイル。

コーディネートに悩まなくていいし、
なによりシンプル。

でもその分、
単調にならないように、
デザインや色えらびには気をつかうようにしています。

SLOANEのワンピースに合わせたのは、
グリーンのサンダル。

ブラック同士、
またはホワイトのサンダルでモノトーンでまとめてもいいのだけれど、
ここはメリハリをつけて。

スリットが入っているので、
歩くたびにグリーンのサンダルが見え隠れ。

あまり隠すと暑そうだし、
見えすぎてもちょっと。
夏のよそおいは肌の分量を加減して。

茶や白もグリーンと好相性。

ネイルも肌に馴染む色にして、
サンダルの色を引き立てます。

上のパンツの色違い。
ブラック×ブラックのコーディネート。
同じアイテムでも色が違うと雰囲気はずいぶん変わるもの。

ブラックはかっこよさがプラスされるとともに、
足元がしまって見えます。

ネイルはブラックチェリーみたいな深い赤。
今回、サンダルに合わせて、
草場さんがネイルの色を考えてくれましたが、
どれも、なるほど!という色合わせ。
足元のネイルって、見られていないようで、
じつは見られてる。
足先まで気を配りたいものです・・・

ちょっと肌寒い時はリネンのジャケットを羽織ります。
中に合わせたのはレースのキャミソール。

バッグを持てば、
仕事にも行けそうなスタイルに。

サンダルって、
あらゆるシーンに履いて行けるアイテムなのです。

BARIのサンダル こんなコーディネートで 01 伊藤まさこ

未分類

夏の白

過去に何度か販売をして、
すっかりweeksdaysでもお馴染みになったBARI。

やわらかな革は足に馴染み、
履き心地よし。
何足か持っていますが、
「夏はBARIのサンダル」が、
私の定番になっています。

今回ご紹介するのは3色。

まずは、夏にえらびたい、
「まっしろ」という表現がぴったりなホワイト。

ボリュームのあるパンツに合わせると、
足元がかろやかな印象に。

指先が出るので、ネイルとの相性も楽しみたい。
この日は透明感のあるオレンジに。

ワンピースとも相性よし。
きれいなブルーのワンピースは、
SLOANEのもの。

ワンピースもサンダルも、
シンプルながら、ちょっと小技の効いたデザインだから、
素っ気ない印象にはなりません。

夏、暑くてコーディネートが思い浮かばない! 
なんて時も、
これさえあれば。

バッグを持つとしたら、
かごバッグが気分です。
ここではサンダルの白に合わせて、
持ち手も白をえらびました。

かごの素材もくわわって、
さわやかで涼しげなスタイルに。

デニムとまっしろTシャツも合いそうだし、
白いコットンのワンピースで全身白もいいなぁ。

または、
黒いシャツに黒のパンツで、
足元だけ白もかっこいい。
‥‥と妄想が膨らみます。

夏の白、おすすめです!

再入荷のおしらせ

未分類

完売しておりましたアイテムの、再入荷のおしらせです。
6月26日(木)午前11時より、以下の商品について、
「weeksdays」にて追加販売をおこないます。

The care
TREATMENT COAT

▶商品詳細ページへ

指先の美しい人に憧れます。
手も、足も。
ここ最近、私は、
トリートメントコートを塗ってから、
ハンドローションハンドセラム
ハンドモイスチャライザーの順にお手入れ。
肌に近い色合いなので、
多少はげても気にならない、というところも、
助かっています。

足のネイルに関しては、サンダルに合わせて
毎回塗り替えていたのですが、
今年の夏は、このトリートメントコートだけでも
いいかな‥‥というくらい気に入っています。
自然な色合いはどんな色のサンダルとも相性よし。

落として塗って‥‥を繰り返すと
肌や甘皮に負担がかかるし、
ちょっと面倒。
トリートメントコートを塗ることで、
爪がすこやかに。
コンテンツも合わせてどうぞ。

(伊藤まさこさん)

ベランダで

未分類

去年の夏に引っ越してから、
ずっと使っていなかったベランダ。

窓の外の景色がいいから、
リビングから眺めるだけで満足していたけれど、
今の季節、
ここで過ごしたら気持ちいいはず!
と一念発起。

デッキブラシでごしごし掃除をし、
バケツで水を流して、
きれいさっぱり。

ちょっと時間があると、
ニーチェアを持ち出して本を読んだり、
夕暮れ時、ビールを飲んだり。

日に日に濃くなっていく、
緑を眺めながら、
のんびり過ごしています。

もっと早くこうしていればよかったな。

気に入りのチェアにガーデンテーブル、
クッションも持ち出して、
部屋の延長のように、
ベランダをしつらえる。

と同時に、
せっかくならと、
買ったばかりのワンピースを着てみる。

仕上げにとえらんだのは、
グリーンのサンダル。

だれも見ていないけれど、
だからこそ好きなものをえらびたい。

今週のweeksdaysは、
BARIのサンダル。
ベランダで過ごす時はもちろん、
街でも履きたい。
旅にも持って行きたい。
そんなすてきなサンダルです。

ドレッシーすぎず、気軽に

未分類

森内
SLOANEのこういうタイプの服に
ポケットがつくようになったのは
以前、まさこさんの提案があったからなんです。
伊藤
え! そうでしたっけ。
森内
ボーダーのワンピースのとき、
まさこさんの提案で
ポケットをつけることになりましたよね。
そこからなんです、
「次からは必要な服にはポケットをつけなきゃ」
となったのは。
伊藤
ほんとうに? でも、言ったかも。
ポケットのないワンピースを着て、
ポケットを探すときがあるんですよ。
川原
ね! そうですよね。
ポケット、あったほうがいいと思うんです。
伊藤
ないほうがきれいに見えるデザインもあるけど、
これだったらあったら嬉しいですよね。
でも、服によりますよね。
森内
そうなんです。
「オーガニックコットン ショルダーギャザーワンピース」
のほうは、あえて、ポケットをつくりませんでした。
伊藤
こちらは、ブラウジングをするから、
ポケットがあって携帯とか入れると、
重くなっちゃいますよね。
だからなくてもいいと思う。
森内
ちなみに、ギャザーワンピースは、
もっと丈が長いほうがいいかなっていう
意見もあったんだけれど、
これもまさこさんのひと声で──。
伊藤
覚えてます。
ブラウジングすると膝下ぐらいになるのを見て、
「それがかわいい!」って。
森内
マキシ丈にする方向だったところを、
「え? いいですよ、このままで」って。
川原
その意見、嬉しかったです。
これはブラウジングしていただいてなんぼ、
っていうデザインにして、
着たときに自分のウエストに合わせた
バランスになるようにつくっているんですよ。
だから私は長くなくていい、と思っていて。
森内
私はどちらがいいか迷っていたんです。
着丈の長いものを必要としているお客さまが
いらっしゃるんじゃないかなと思って。
でも、たしかにこれはブラウジングをする服。
あんまり長すぎるとドレッシー感が強まっちゃうから、
結果、この長さにしてよかったなって思います。
伊藤
これなら、スニーカーも合いそうですよね。
川原
はい。ギャザーを寄せ、ブラウジングもすることで、
ドレッシーっぽく見える要素を入れたので、
逆にスニーカーでカジュアルダウンして
着ていただきたいな、って。
素材も、「タックショルダーワンピース」のような
光沢のあるものを使うと
一気にドレッシーになっちゃうので、
ちょっと薄くて、ちょっと柔らかく、
ふだんから馴染みがあるような素材を使いました。
オーガニックコットンのベア天竺は、
きれい過ぎず、いい素材ですよ。
特別な一枚ではなく、
日常でカジュアルに着てほしくて、
取り扱いしやすい素材を使ったんです。
伊藤
しかも天然由来の成分で抗菌防臭加工を?
森内
そうなんです。
グレープフルーツから抽出した天然成分由来の成分を使い
抗菌防臭加工を実現しているんです。
加えて、加工過程で使用の溶剤に、
シルクの粉末が含まれていることによって
しなやかさと艶感がプラスされています。
川原
夏に1枚で着て汗をかいても、
気にせずに取り扱ってもらえますよ。
カジュアルに、という意図では、
ドロスト(ドローストリング)コードを使い、
スポーティーな要素を入れました。
伊藤
それがかわいいなって思いました。
川原
これをリボンにすると、
急にドレッシー感が増しちゃうんです。
さっきまさこさんがおっしゃってくださったみたいに、
スニーカーを合わせたり、
あるいはキャップをかぶってみたり、
大人の女性が、そのくらいのカジュアルさで
何も考えずに着ても様になっちゃう、という服にしたくて。
伊藤
助かります。今度旅行に持って行きます。
川原
ああもう、ぜひぜひ!
伊藤
森内さん、川原さん、
今回もたくさん聞かせてくださって
ありがとうございました。
またぜひ、よろしくおねがいします。
森内
どうもありがとうございました。
川原
ありがとうございました!

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