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再入荷のおしらせ

未分類

完売しておりましたアイテムの、再入荷のおしらせです。
10月9日(木)午前11時より、以下の商品について、
「weeksdays」にて追加販売をおこないます。

MOJITO
キャップ
(ネイビー、ブラック、グレー)

▶︎商品詳細ページへ

「とにかくシンプル、
そして大人が似合うキャップを」と、
お願いして作ってもらったのがこのキャップ。
ノーメイクでもさっとかぶれば大丈夫。
朝の散歩の味方なのですが、旅にも、
そしてもちろんふだんもオッケー。
素材やサイズ調整の金具、
ステッチ幅、つばの長さ(少し長めなので
小顔効果も期待できます)などなど、
小さななかにディテールがぎゅっと詰まっています。

パンツスタイルに、ワンピースに。
初夏のおしゃれに一役買ってくれる
アイテムになっています。

(伊藤まさこさん)

ベルト、スカーフ、ブーツで変わる

未分類

小林
細かいところなんですが、
袖のカフスも、
前側はすっきり見えるように、
後ろ側だけにタックを入れています。
剣ボロ(シャツの袖口にある切り込みと
補強布のパーツ)もつけずに、
切り込みもヒダの中に隠れるように始末して。
伊藤
すごい! 
背中のギャザー部分の
「顔」も素敵だけれど、
前側はシンプルなぶん、
“生地をたのしめるシャツワンピース”ですね。
小林
そうなんです、
生地自体がいいのでね。
最近は秋まで暑いですけど、
袖をくしゃっとまくって、
ボタンを開けて着てもらえば
快適だと思いますよ。
伊藤
あ、羽織りものとして着るのもいいですね。
小林
見えないようにしてるんですけど、
実はポケットもつけたので、
軽いコートみたいな雰囲気でも着られます。
伊藤
えっ。ほんとだ。
ポケットにもステッチがなくて
きれいですね。
襟は台襟(襟を立体的に保つ
土台となるパーツ)付きですか?
小林
はい、台襟を付けました。
汗をかく時期にも気持ちよく着られるように、
首からすこし浮くようにしています。
伊藤
いいですね。
首から襟が離れているだけで
涼しいですものね。
小林さんならこのワンピース、
どんなふうに着られますか。
小林
私だったら
柄のパンツを合わせたり。
サイドにスリットが入ってるので、
横からちょうどよく見えるんです。
もちろんデニムにもぴったりだし、
ベルトも合うんですよ。
伊藤
ベルト、いいですね! 
太さによっても雰囲気がガラッと変わって。
小林
そうそう、
存在感のあるベルトだとかっこいいし、
細いのを合わせるとよそ行きっぽくなったり。
ボタンを少し開けて、
スカーフを巻いてもすごくかわいいですよ。
伊藤
中にトップスを着てもいいですものね。
コットンのタートルとか? 
小林
あ、かわいいと思います。
タートルの厚さや素材を変えれば
秋冬も過ごせますし。
あと、意外なんですけれど、
下にノースリーブのワンピースを着て、
ワンピース × ワンピースを
たのしむのもおすすめです。
伊藤
素敵。
オールシーズン活躍しそうですね。
小林
生地がしっかりしてるから、
盛夏だけは少し暑いかもしれないですけど、
それ以外は通年着ていただけると思います。
サンダルを合わせてもかっこいいし、
ブーツをあわせると‥‥。
伊藤
一気に秋が来ますね! 
光沢もあって、ちゃんとしてるのに
着やすいのがすごいです。
袖のタックと後ろのギャザーがあることで
たしかに動きが楽ですね。
小林
そうなんです。
着てみるとわかるんですよね。
でもやっぱりこんなふうにデザインがシンプルだと、
お客さまもぱっと手に取る方は少ないんです。
丁寧に説明したり、
実際に着ていただくと気に入ってくださるんですけど。
伊藤
あ、そうなんですね。
わたしは見た瞬間に
「あっ、これは!」と思いましたよ。
小林
うれしい! 
伊藤さんだから見てすぐに
わかってくださるんですね。
裾がもっと広がってるものとか、
さらにオーバーサイズにしているものは
よく見かけるんですけど、
これはナチュラルになりすぎずにすっきり見えるし、
ありそうで意外とない形かなと思います。
伊藤
うん、ないですよね。
こうやってお話を聞くと、
もっと欲しくなりました。
小林
お店に来られるお客さまには
こんなに細かいことまでお伝えしないんですけど、
聞いてくださるからついお話してしまいました(笑)。
着て気持ちよければそれでいいと思いますしね。
伊藤
でも、ちゃんと考えられているから
ぱっと見ても素敵なんでしょうね。
いろんな組み合わせができそうで
うれしいです。
小林
ぜひたくさん着回して
たのしんでいただけたらと思います。
伊藤
どうもありがとうございました。

引き算のデザイン

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伊藤
小林さん、今日はよろしくお願いします。
今回はシャツワンピースを
取り扱わせてもらうのですけれど、
これは今季の新作でしょうか。
小林
この形は今季が初めてです。
これまでもシャツワンピースは
いろいろ作っているんですけれど。
伊藤
かたちはもちろん、
素材もとてもいいと思うんです。
これは──?
小林
経(たて)糸に綿糸、
緯(よこ)糸にストレッチ性のある
再生ポリエステルの糸を使っている生地です。
そこまで伸びるわけではないんですが、
斜めに引っ張ってもらうとわかるかな。
伊藤
あ、ほんとうだ、
ちょっと伸びますね。
小林
綿糸だけでこのくらい糸の密度が高いと
普通はこんなにテンションが出ないんですけど、
こうして伸びるのは、
再生ポリエステルの“糸の力”ですね。
これが着心地のよさにつながり、
今回のようにちょっとオーバーサイズに作っても
クタッとなりすぎず、
シルエットに表情がついてくれるんです。
伊藤
うん、テンションがしっかり。
小林さんは素材から服作りをはじめられることが
多いですよね。
これも生地から選ばれたんでしょうか。
小林
ええ。
この生地でシャツも作っていて、
アイロンが要らないので、
私も気に入ってよく着ているんです。
伊藤
ああ、ノンアイロン、いいですね! 
折りたたんで旅や出張にも持って行けますし。
小林
そうなんです。
たたみ線は少しついちゃうんですけど、
旅先のホテルに着いてすぐにハンガーにかけておけば、
次の日にはきれいに伸びていると思います。
携帯用のシワ取りスプレーが1本あれば
さらに安心ですね。
伊藤
なるほど、スプレーですね。
小林
ちょっとしんなりした生地感なので
シワは目立ちにくいんですけど、
適度なハリがあるのがいいところです。
伊藤
ハリはあるけど、
触った感じが、硬くないんですよね。
小林
そう、硬くはないのに、
見た目はほどよくパリッとして、
体の線を拾わないんです。
生地自体がとてもいいので、
このシャツワンピースは
あえてあまりデザインを入れずに作りました。
伊藤
そう言われれば、
前立て(シャツの端を内側に折り返して
ボタン部分を強化する帯状のパーツ)にも
ステッチがないですね。
小林
はい。
そのかわり、
前立ては奥までしっかり布を入れた
「三つ折り」にしています。
途中までしか布を折り込まずに
作る場合もあるんですけど、
それだとアイロンを当てたときに
凸凹が気になるのと、
完全な三つ折りにすることで
ノンアイロンでも品が出るように仕上がるんです。
伊藤
ほんと、品があります。
小林
サイドの縫い目の始末も、
幅の細い「折り伏せ(縫い代を内側に包み込むことで
縫い目が目立たない縫い方)」にして、
正面から見たときに横のラインの存在感が
あまり出ないようにしているんです。
だから、前から見ると
全体的につるんとしてシンプルな印象です。
でも、それだけだとちょっと寂しいから、
後ろ姿は少しポイントを加えて。
伊藤
ギャザーが入ってますね。
小林
一般的にシャツの背中に入れるのは
ボックスタック(2本のヒダ山ができる、箱型のタック)
だったり、
インバーテッドタック(ヒダ山を内側に向けて
折り畳まれたタック)が多いんですけど、
今回は正面がシンプルなぶん、
後ろ姿を女性らしくしたかったので、
真ん中に細かいギャザーをぎゅっと入れました。
伊藤
この細かいのが素敵ですね! 
ステッチの際もきれい。
小林
ギャザーは両端まで入れていないので、
脇の線がきれいに出ます。
形自体はシャープなんですけど、
後ろの顔はちょっと女性らしい雰囲気かなって。
伊藤
袖の付け根にもタックが入ってますね。
これはどんな役割でしょう。
小林
ここにタックがあると、
肘と肩周りの動きが楽ちんになるんです。
腕を曲げたときに生地がつらなかったり、
アームホールもゆったりめです。
伊藤
ほぉ。
ここはギャザーではなくタックというところが
小林さんらしいというか。
小林
ふふふ。
引き算ですね。
背中にはギャザーを入れているので、
袖の方はデザインというよりも
機能的にタックを入れた方が
過剰にならずにいいかなぁと。
それから、この背中のギャザーの「顔」を
際立たせたかったんです。
伊藤
こういうバランスが、さすがです。

ていねいに

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ヘアメイクアップアーティストの草場妙子さんに、
フォーマルな場でのメイク、どうしたらいいですか? 
とたずねると、
こんな答えが返ってきました。

「ふだんのメイクをていねいにすること」

ほほぅ。
ファンデーションを変えたり、
アイメイクを控えめにしたりすることよりもまず、
「ていねいにする」。

これって目から鱗ではありませんか? 

以来、私はここぞという時、
いつもより少し多めに時間を取って、
自分の顔と向き合っています。

毎日の料理だって、
ていねいに作ると味も見栄えも変わってくる。

おいしくできたり、
きれいに仕上がれば、
作った自分もうれしいし、
食べる人も喜んでくれる(はず)。

今週のweeksdaysは、
Le pivot のワンピース。

撮影用の服をお借りしに行くといつも、
とてもていねいにたたんで準備してくださる、
小林さんと金井さん。

「ていねい」って信頼にも結びつくんだよなぁ‥‥
とLe pivotを訪れるたびに思う私です。

ジャケットと合わせても、一枚でも

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伊藤
こちらのレースプルオーバーは、
何かきっかけがあってつくられたんですか。
岸山
2年前か3年前だったと思うんですが、
冬に、コレクションの一部として
レースのプルオーバーをつくったことがあるんです。
そのときは、「weeksdays」でつくった
ワンピースに合わせたい、というのがきっかけです。
そうしたら、妙にそれだけが売れて、
「おや?」って思って。しかもその後、
「もう、ないのでしょうか?」という電話をいただいたり。
伊藤
多くのかたが望んでいたんですね。
岸山
みなさん、レースが好き?
伊藤
そうですよね、
「weeksdays」でキャミソールを扱ったときも、
レースのものに人気があつまりました。
岸山
百貨店のポップアップで、
SAQUIを知らないお客さまが、
それを見て買っていかれました。
伊藤
透けるのが気になるとか、
そういうのもあんまりなく?
岸山
なかったですね。
最近は、透けるものが流行っていますし。
私も以前ほど抵抗がなくなりました。
そして、レースが役に立てるなと思ったのは、
お年を召したお客さまがよくおっしゃる、
首元をじょうずに隠したい、ということ。
レースだと、何もないより、ポイントになって、
首元が気にならなくなるんです。
伊藤
アクセサリーをつけるのとまた違う印象ですものね。
岸山
はい。それで、もう1回、これよりもフワフワした、
ちょっと違う柄のレースのプルオーバーをつくりました。
フワフワしたワッフル系の素材で、
透け感が少ないものでしたが、とても人気になりました。
以前つくったケープワンピース
合わせたいと、お求めになるかたが多かったんです。
けれども私としては、
最初につくったものも気に入っていて、
もういちどつくりたいなと考えていました。
それが今回のものにつながっています。
伊藤
これは、レースといっても、
かわいらしい印象ではなく、
大人っぽく、シックですよね。
岸山
ストレッチがきいているから、着心地もよくて。
伊藤
ジャケットの生地と、お互いに引き立て合いますよね。
それに、便利。
一枚で着ると夏物、
ジャケットと合わせるとオールシーズン。
岸山
そうなんです!
伊藤
合わせるインナーは、
岸山さんはどんなふうにアドバイスを? 
岸山
私は、黒のレースに関しては黒いキャミソールや
タンクトップを着ればいいなと思っているんです。
難しいのは白のレースのインナー選びかもしれないですね。
私がみなさんに訊かれて、アドバイスするのが、
スキンベージュじゃなくて、
濃いキャメル色もいいですよ、ということです。
すこし濃い色をあわせることによって、
健康的に引き締めてくれる。
インナー、大事ですよね。
ほかにも、くすんだピンク‥‥
たとえばグレーピンクもいいですよ。
伊藤
かっこいいでしょうね。
わたしは、白を一枚で着る時、
おっしゃるように濃いめの色を選ぶんです。
たしかにベージュ系だと生々しく、
なにも着けていないみたいに見えてしまうので、
肌より少しだけ濃いめのキャミソールを合わせると、
レースが映えやすいんですよね。
撮影の時はここのブロンズを合わせましたが、
とてもよかったです。
逆に「透ける」前提で黒を合わせても。
岸山
そうですね。
白のレースはチューブトップとも相性がいいですよ。
黒のチューブトップでコントラストをつけても、
白のチューブトップで同系色を重ねても、
少しモードな印象になります。
最近私も黒のチューブトップに合わせて
白のレースを着ました。
そうするとレイヤーしなくても
一枚でかっこよく着れます。
伊藤
このレースプルオーバー、
岸山さんは一枚で着ることもあるんですね。
岸山
機会はそんなに多くはないんですけれどね。
ほかにも、おしゃれな人が教えてくれたんですが、
あえてTシャツの下に着たりしますよ。
伊藤
それはかなりの上級者ですね!
岸山
ちょっと、かわいいかな、って。
伊藤
ところで白はお別れのときは着ないものですよね。
岸山
はい、お別れのときは黒のほうがいいと思います。
白は、ジャケットの下とか、
ベージュのワンピースでもかわいいと思いますよ。
同じ色合いで組み合わせて。
伊藤
逆に黒は、組み合わせ次第で、
お祝いの席にも着られますよね。
もちろん今回のノーカラージャケットと
組み合わせるのがおすすめですけれど、
他のフォーマルを持っているかたも、
プラスワンで持っていると、とても便利だと思います。
岸山
はい、プラスワン、おすすめです。
ノーカラースリットスリーブジャケット
持っている人も、合わせて着るといいと思うんです。
学校行事に着て行くとか、ね。
伊藤
ステキです! 
岸山さん、今回も素敵な提案、
ありがとうございました。
岸山
こちらこそありがとうございます!

このジャケットは万能選手

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伊藤
岸山さん、今回のSAQUIのフォーマルでは、
とてもシンプルだけれどSAQUIらしさのある
ノーカラージャケットをつくられました。
これは、なにかきっかけがあったんでしょうか。
岸山
これまで、同じFaliero Sarti(ファリエロ・サルティ)の
ポリエステル生地

パンツ、スカートやプルオーバー、ワンピースなど、
いろいろなアイテムをつくってきたんですが、
それと合わせるシンプルなジャケットがほしい、
という声をお客さまからいたたいだのがきっかけです。
以前、ノーカラー スリットスリーブ ジャケット
つくりましたが、
「スリットがないふつうのものが欲しい」
という声もあって。
「ちょっとスリットタイプはおしゃれすぎるんです」
と思われるお客さまもいらっしゃるんですね。
伊藤
たしかに、ノーカラー スリットスリーブ ジャケット
すこし個性的なデザインですものね。
今回のノーカラージャケットは、
スリットをなくしたほかに、なにか工夫が? 
全体的な印象がすこしちがうように思えて。
岸山
それが、身頃も丈も一緒なんですよ。
違うのは、袖の長さですね。
2.5センチぐらいかな、すこし長めです。
そのバランスで、丈が短く感じるのかもしれません。
伊藤
ご覧になったお客さまからの感想は聞かれましたか。
岸山
「weeksdaysで買ったワンピースを持っているので、
それに合うジャケットが欲しかった」
という声がありました。
伊藤
そうなんですね。
この素材の服を持ってらっしゃる方が
買い足したい、と思われているって、
とても嬉しいですね。
岸山
こういうタイプのジャケットって、
ありそうでいて、つくってこなかったんですよね。
今回、「これがあったらもう万能」という
一着ができました。
伊藤
何にでも合わせやすいですよね。
岸山
フォーマルとしてだけじゃなく、
お仕事のときにでも着てもいいですよ。
伊藤
なるほど。
そのときは、何を合わせたらいいですか。
岸山さんからの提案としては。
岸山
お仕事のときは、それこそ今回つくった
レースプルオーバーをぜひ。
もちろんお手持ちのブラウスや
カットソーでもいいんですけれど、
今お勧めなのが、中にレースを着て、
チラッと見せるというスタイルなんです。
伊藤
素敵。
岸山
ビジネスカジュアルにするならば、
Tシャツやボーダーを下に着ても
かわいいかもしれませんね。
伊藤
丸衿プルオーバーもよさそうです。
岸山
季節によってはタートルとか。
伊藤
どれも似合いそうですね。

再入荷のおしらせ

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完売しておりましたアイテムの、再入荷のおしらせです。
9月25日(木)午前11時より、以下の商品について、
「weeksdays」にて追加販売をおこないます。

Fatima Morocco
2WAYレザーベルトバスケット
ブラック、ブラウン

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去年の夏から今年にかけて、
大活躍したのが、
Fatima Moroccoのシンプルなマルシェかご。
使い勝手がよく、丈夫。
そしてなんといっても佇まいがかわいい! 
の3拍子のそのバッグをもとに、
今回、weeksdays仕様の、
洒落たかごバッグができました。

ロゴを隠したり(または取ったり)、
飾り的な要素を抑え目にしたりと、
「引き算」が売りのweeksdaysですが、
このバッグに関しては、
めずらしくかなり足し算もしています
その結果、こんな特徴のあるかごバッグに。

①荷物の重さや着る服によって
肩がけと手持ちの2WAYできるようにしました。
(肩がけは幅広の革で、
手持ちの持ち手は芯を入れてクッションよく。)

②短い方の持ち手と、バッグの口にボタンや金具をつけ、
中に入れたものをしっかりガードできる仕様に。

③開口部の縁をぐるりと革で縁取りました。
ステッチの色も革と同色にし、
すっきりと。

今回の販売ではひと回り小さいサイズもご紹介。
このサイズ、持つとちょっと
お出かけ風になるところがうれしい。
夏だけでなく、秋も、
そしてざっくりしたニットと合わせて冬も持ちたい、
洒落たかごができました。

カラーはブラックとブラウンの2色ですよ。

(伊藤まさこさん)


SAQUI
丸衿プルオーバー
ブラック

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首や手首の出るバランスが絶妙なプルオーバー。
おしりがかくれるか、かくれないかの丈も
またいいかんじなのです。

同素材のパンツと合わせてセットアップにしても。
写真のように前身頃の裾を少しだけパンツに入れると
表情が豊かになります。

日中はスニーカーで街歩き。
夜、食事に出かける時はヒールの靴にはきかえて‥‥。
同じプルオーバーとパンツでも、
小物使いで変化がつけられるのもいいところです。

(伊藤まさこさん)

永遠のアイテム

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パリ北部・サン=トゥアンの蚤の市の一角にある、
手芸用品の店。

古い扉を開けると、
そこに並ぶのは、
「めくるめく」と表現するのがふさわしい量の、
リボンやボタン、レースの数々。

地下へ通じる、秘密扉のような戸を開けてもらい、
木の階段をそろそろと降りていくと、
天井までの棚、棚、棚。
そこにぎっしりと箱が並び、
ひとつひとつ蓋を開け、目当てのものを探すのです。

聞けばこの店、
世界中からデザイナーが素材探しにやってくるそう。

なるほど、
このヴィンテージのボタンやレースを見ていたら、
創作意欲が湧くに違いない。

私だって、
眺めているだけで時間を忘れるもの。

ああ、また行きたいなぁ。
ちょっと埃っぽい、
宝が詰まったあの店に。

‥‥そんなことを思い出したのは、
繊細で美しく、
ちょっとはかないレースの服を見たから。

今週のweeksdaysは、
SAQUIのフォーマルジャケットとレースプルオーバー。

レースって女の人の永遠のアイテムなのかもしれないなぁ。

nooyのシャツヘムtee、あのひとに着てもらいました cimai 大久保真紀子さん・三浦有紀子さん [02]白と白、黒と白

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cimaiのおふたりに着てもらう、シャツヘムtee。
続きまして、
真紀子さんはwhite/white、
有紀子さんはblack/whiteを。

前回のオールブラックから一転、
上下とも白でまとめた真紀子さん。

ちょっとハリのあるヘムシャツのコットン素材を、
シルクのパンツがやさしく、やわらかな印象に。
真紀子さんの雰囲気とぴったりではありませんか。

白のグラデーションがきれい! 

帽子とシューズの黒で、
きりりとまとめます。

帽子は、WICAGROCERYというブランドのもの。
希少なデッドストックの素材で編まれているとか。
ちょこんと出た三つ編みがかわいい。

有紀子さんは色違いの白をかぶりました。
夏にかぶるのではなく、
あえて秋にかぶるストローハット。
「冬にコートと合わせたいなとも思ってるんです」
ですって。

横から見るとこんな感じ。
裾からのぞく白が効いています。

パンツはダボッとしていて、
「長く引きずるくらい」
が今の気分とか。
ジャスト過ぎず、大き過ぎずのシャツヘムteeが、
大きめパンツと好相性です。

ブラック×ホワイト。
色のバランスが変わるだけで、
イメージがずいぶん変わる。

素材感とか、色のバランスとか。
鏡の前でとっかえひっかえ着替えて、
「よし!」というバランスを見つけるんですか? 
と尋ねると、
ふたりともちょっと首を傾げて、
「そんなこともないかも」。

持って生まれたバランス感覚は、
パン作りだけでなく、
服のセンスにも表れているんだなぁ。

nooyのシャツヘムtee、あのひとに着てもらいました cimai 大久保真紀子さん・三浦有紀子さん [01]白と黒と、ストライプ

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cimai(シマイ)さんのプロフィール

姉の大久保真紀子さん、妹の三浦有紀子さんが
ユニットとして、イベントなどでパンの販売を開始、
活動の幅を広げ、2008年埼玉県幸手市にパン屋
「cimai」をオープン。
全国のカフェ、雑貨店などでも
定期的にパンの販売をしている。
著書に
『cimaiのイーストと天然酵母のパンレシピ バターも
卵も使わない しっとり、もちもちのおいしい生地』

がある。
「weeksdays」ではこれまでに2つのコンテンツに登場。

●cimaiのウェブサイト
●オンラインショップ


今まで知らなかった街が、
身近に思えるようになるってちょっとうれしい。

「サッテ(幸手)」という場所を、
そう思うようになったのは、
ひとえに真紀子さんと有紀子さん姉妹のおかげ。

ふだんあまり会えなくても、
朝、cimaiのパンを焼くと思い出すんです。
ああ、元気かな? って。

weeksdaysのご登場は3回目。
以前はt.yamaiのブラウスを着ていただきましたが、
今回はnooyのシャツヘムteeを。

「好きなものが似ている」というおふたり。
ふだん出かける時は、
コーディネートがかぶらないように、
事前に相談して着ていく服を決めるとか。

「似ている」とはおっしゃるものの、
着こなしはちょっとずつ違う。
今回はどんなコーディネートなのかな、と
楽しみにうかがうと‥‥

シャツヘムteeに合わせるパンツや靴を、
用意してくださっていました。

右の有紀子さんは、white/stripe、
左の真紀子さんはblack/stripeを。

今回も事前に相談を? と尋ねると、
「ちょっとバタバタしていたので、
今日決めようと思って」とのこと。
でもさすが息がぴったり。

お似合いですね! と言うと、
「ふだんTシャツはほとんど着ることがないんですが‥‥」
と意外なお返事。

「若い頃はピタッとした
チビTを着ていたこともあったけれど、
最近は全然。似合わないって決めつけていました。
でもこのシャツヘムteeは着た感じがいい!」
と真紀子さんが言えば、
「そうそう。今のオーバーシルエットのTシャツは、
着ると『今からトレーニング行くの?』みたいに
なってしまうものもあって、躊躇していたんだけれど、
これは着心地がいいのに、きちんとして見える」
と有紀子さん。

真紀子さんはパンツと、
有紀子さんはジャケットを合わせて。

ふだん重ね着はほとんどしないというおふたり。

「一枚着ただけで、
重ね着っぽく見えるの、いいですね!」

そうなんです。
シャツの上に長袖Tシャツを重ねて着ると、
ちょっとごわっとした着心地になってしまうけれど、
このシャツヘムteeは、
ウェスト部分に切り替えがあるので、
見た目にもすっきり。
着心地もいいのです。

上下ともブラックのコーディネートの有紀子さん。
ジャケットからちらりとのぞくシャツヘムteeが、
いい感じ。

ジャケットを脱ぐとこんな感じ。
印象ががらりと変わります。

シャツヘムteeを一枚でサラリと着た真紀子さん。
「上から下まで黒でまとめても、
裾のシャツ部分がポイントになるから、
重たい感じになりません」

「後ろ身頃によったタックもかわいいですね」

こちら有紀子さんの後ろ姿。
色が違うと印象もかなり変わります。

耳元にはピアスをちょこん。

手首には太めのバングルを。

さりげないアクセサリー使いが、
nooyの服にぴったり。
この匙加減、参考にしたいものです。

再入荷のおしらせ

未分類

完売しておりましたアイテムの、再入荷のおしらせです。
9月18日(木)午前11時より、以下の商品について、
「weeksdays」にて追加販売をおこないます。

t.yamai paris
トリコットサッカージャケット
(ブラック、ネイビー)

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私のまわりのすてきな女性たちが、
こぞって着ているのが、このジャケット。
軽くて、家でも洗えて、
きちんとした場所にも着ていけて、
かつ、カーディガンのように気軽にも着られる!
シワにもなりにくいし‥‥と
いいところを挙げるとキリがない。

旅にも重宝するとあって、
私のワードローブに欠かせない存在になっています。
同系色でまとめたり、
柄や色を利かせたり。
ベーシックな分、着こなしは無限。
一枚持っているととても助かるアイテムです。

(伊藤まさこさん)


BELLEMAIN
ハンドセラム No.1(10ml)

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今年の冬から春にかけて、
爪が欠けやすくなった時期がありました。
そんな時に使い始めたのが、このセラム。
爪の内側にオイルを一滴ずつたらし、
爪全体に馴染ませて‥‥
使い始めて1ヶ月経った頃、
あきらかに自分の爪が変わったように感じます。
「爪の内側にオイルを」とか、
「甘皮は切ってはダメ」とか。
大谷さんが教えてくださった目から鱗のお手入れ法。
コンテンツも合わせてどうぞ。

(伊藤まさこさん)


BELLEMAIN
二層式ハンドローション No.0 (30ml)

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2年前にこのハンドローションが発売された時、
なるほど! と思ったんです。
手だって、顔と同じお手入れがいいに決まってる、って。

まずは容器をふって、手の平にシュッシュ。
よく馴染ませると‥‥
なんともしっとりした
うるおいのある手に(足も!)なるんです。
ハンドセラムモイスチャライザーを一緒に使うと、
さらにきれいで健やかな肌に。
手は気になった時に。
足は朝晩のお手入れの時に。
手入れした分、ちゃんと返ってくるところがうれしい。
とくにかかとは堂々と人前に出せるくらいになりました。

(伊藤まさこ)

すっきり、シンプル、重ねない

未分類

素材や形のレイヤーで、
コーディネートを作り上げる人を見ると、
すてきだなぁと思うけれど、
私にはできない。

すっきり、シンプル、重ねない。

それが私の好きなスタイル。
暑がりだし、めんどうと思ってしまうんです。

歳を重ねて、ますますその傾向が強まっている気がする。
今年の夏なんて、
ワンピース一辺倒だったものねぇ。

‥‥そんなことを思っていた時に、
見つけたのがこのシャツヘムtee。

ん? 
シャツヘムに‥‥tee? 
不思議な名前のそのアイテムの正体は、
長袖のTシャツにシャツの裾がくっついたもの。

あ! これだったら、私でも大丈夫。
一枚着るだけで、
重ね着した感じになる。
アームホールがもたつかない。

重ねたようで重ねてない、
「すっきり、シンプル」が実現するんです。

今週のweeksdaysはnooyのシャツヘムtee。
そろそろ秋も近づいて、
新しい服が欲しくなってきた。
そんなあなたにおすすめのアイテムです。

古くならない理由

未分類

伊藤
酒井さんが今、
世の中にないから作りたいと思ってらっしゃるものって、
何かありますか。
酒井
うーん‥‥ないです。
DUENDEとして今作るべきものというのは、
ないかなぁ。
伊藤
それって、すごくないですか。
すでに実現しているということですよね。
酒井
納得して作ったものを、
長く売っていきたいというのはあります。
たとえばこの「BENT STOOL」は、
後ろの脚の接地点が斜めなんですね。
試作品のとき、切ったパイプの先に、
ゴムキャップがはまっていたんですけど、
それが全体のデザインを台無しにしていて、
デザイナーもなんとかしたいと。
まっすぐの脚には既成のゴムキャップでも
合うものがあるんですけど、
斜めのものはなかったので、
オリジナルで作るしかないんです。
そうすると、型代が30万ぐらいかかる。
伊藤
うん、そうなりますよね。
酒井
ふつうの会社なら、
それはやりたがらないですよね。
売れるかどうかわからないのに、
お金はかけられないと。
でも、お客さまに対して、
「金型代がかかっているから高いです」
「こっちはかかっていないから安いです」って、
説明できるわけないですし、
デザイナーがかっこ悪いと思っているんだから、
コストがかかったってかっこよくしましょうよ、
と言ったんです。
だからこの「BENT STOOL」は、
座面のアルミ板も含めて、
金型を作って完成させました。
伊藤
ははぁ。
ものづくりの世界の方とお話してると、
成功されている方ほど、
ここぞというときに勝負されている気がします。
酒井
そうかもしれないですね。
それが結果、成功に繋がるというか。
そのかわり、
1年や2年じゃなくて、
しっかり長く売ってこうと思っています。
伊藤
ある程度のリスクは覚悟で、
という感じでしょうか。
酒井
正直なところ、
僕は安く作るとか、売り上げとか、
どうでもいいというのは嘘ですけれど、
あまり求めていないんですよ。
それよりも、
このブランドを継続することに
価値があるんじゃないかと思っているんです。
今DUENDEで作っている製品は
16アイテムほどあるんですが、
そのうちの10アイテム以上が、
10年以上売り続けているんです。
伊藤
そんなに長く売れるのはすごいですね。
酒井
日本では稀なブランドだと思います。
デザイナーが考えて、考えて、考えて完成させたものは、
どんなにお金がかかっても、
絶対にいじらないことに決めています。
物理的に難しいなら、もちろん無理ですけど、
彼らがプロトタイプ(1つだけつくる試作品)で
納得したものを作ったなら、
ちゃんと製品として形にする。
そうやってできたものは、
5年経っても、10年経っても、変える必要がないんですね。
実際、一度も仕様変更していないのは、
僕にとってひとつの誇りです。
伊藤
MUKOU」の
サンプルを送ってくださったとき、
箱がコンパクトでびっくりしました。
酒井
DUENDEの製品は、
ほとんどフラットパックです。
傘立てはそのままの形で梱包されていますけど、
テーブルなんかも組み立て式にしていて、
たたむとコンパクトになります。
伊藤
あと、思ったより軽かったです。
スチールだから、持ち上げるときに
「よいしょ!」みたいな感じかと
思っていたんですけれど。
酒井
強度に必要な厚みだけで、
無駄に分厚くしていないからですね。
スチールのいいところって、
薄くても丈夫なのと、
曲げれば強度が上がるという点です。
これが、日本のコンパクトな居住空間の中で
叶えられるメリットがたくさんあると思うんです。
たとえばテーブルの場合、
木材で作ろうとすると、
天板は最低でも30mmの厚さが必要なんですね。
それに4本脚と枠板がつくと、
限られた空間の中では、
それなりの存在感になります。
伊藤
うんうん、そうですよね。
酒井
それを、スチールなら省けるんです。
横から見ても、これだけの薄さで済みます。
伊藤
かっこいいですねぇ。
酒井
4本脚のテーブルだと
椅子を大きく引き出さないと座れないんですけど、
このテーブルは1本脚なので、
椅子を少し引くだけで
横から足と身体を入れて座れます。
1本脚のぶん、強度が必要になるから太くしていますけど、
ミニマルなデザインだから、
使わないときも邪魔に感じません。
伊藤
使わないときのことも考えるというのは、
「MUKOU」もそうですよね。
いろんな用途で置いておける。
酒井
そうですね。
こういう発想自体が、
日本の住環境の中でなかったら
生まれないんじゃないかなと思うんです。
DUENDEは、
日本の住居に合う、
日本人のためのプロダクトを作ってきましたけど、
海外でも狭い居住空間の国、
たとえばロンドン在住の方たちには受け入れられています。
伊藤
なるほど。
伊藤
このシェルフもかわいいですね。
酒井
これはデザイナーと一緒に、
わざと棚板の色をバラバラにしようということで
作った棚です。
かっこいい系のインテリアの家は
一番上にダークグレー、
ナチュラルなコーディネートの家なら
一段目はライトグレー、
というふうに、好みによって変えて使えます。
伊藤
使う人に合うものになる。
酒井
それが、長く使えることになると思うんです。
洋服もそうですけど、
一時的に流行ったものって、
時間が経つと古く見える。
とくにインテリアの製品は、
壊れない限り、捨てる必要もないと思うんですけど、
それでも捨てたくなるのは、
その時の勢いとか、
流行っているから買ったものが、
今見ると古く見えるからだと思うんです。
伊藤
ええ、そうですね。
酒井
だから「流行の要素を除く」ということも、
作るときに重視している点です。
DUENDEのプロダクトは、
無駄を削ぎ落とすことによって、
飽きることがないようなデザインだと思っています。
「MUKOU」の傘立ても、
発売したのが2009年ですから、
もう16年前ですけど、
古く見えないですよね。
伊藤
確かに。すごいです。
酒井
これから先、10年後にこれを見た方も、
「そんな前からあるの?!」って、
新鮮に感じてもらえるんじゃないかなと思います。
伊藤
長く使い続けられるものが家にあるって、
うれしいですね。
どうもありがとうございました。

空間に沿う形

未分類

伊藤
酒井さんがDUENDEに携わられて
もう20年ほどということですけれど、
最初に作られたものは何でしたか。
酒井
もう販売終了してしまったんですけど、
WALL RACK」です。
壁に立てかけるだけのシンプルな収納棚で、
21年前に、真喜志奈美(まきしなみ)さんという
プロダクトデザイナーと一緒に作りました。
伊藤
真喜志さん、那覇の彼女のギャラリーで
ちらりとお目にかかったことがあります。
酒井
「おもしろいデザイナーさんがいるよ」
と紹介されたのがきっかけで、
一緒にものづくりをしようということになりました。
DUENDEに入る前に僕が担当していた
ほとんどのブランドでは、
「今、こういうものが流行ってるから売れそうだよね」
「予算は大体これくらいかな」
という感じで、
まずはサンプルを作って、
ちょっと違うなというところを、
予算の中でできるだけ直しつつ、
多少は妥協をして製品化に持って行く、
という作り方をしていました。
でもこの「WALL RACK」を作ったとき、
真喜志さんはそれでは納得してくれないんですよ。
伊藤
どういったところが、でしょう。
酒井
真喜志さんに描いてもらった図面をもとに
サンプルを作ったんですけど、
それを見て「なんか違うんだよね」と。
台湾の工場で作っていたので、
僕が現地へ行って、
ここが違ったのかなというところを直して
もう一度見せると、
また「なんか違う」って言うんです。
伊藤
「なんか違う」が真喜志さんのキーワード。
酒井
はい。僕から見たら、
ちゃんとかっこいいと思ったんですけど、
彼女がそう言うので、
何度も何度も直しました。
工場にはその都度サンプルを作ってもらってるから、
ここまできて製品化をやめるとは言えないんです。
伊藤
そうですよね。
どういったところを直されたんですか。
酒井
「棚板のアール(カーブの角度)を
もうちょっときつくできないかな?」
と言われて、
「パイプがつぶれちゃうから無理だと思います」
と返したんですけど、
「つぶれる限界までやってみたい」と。
もう、彼女が納得するまでやろうと決めて、
「わかった、やってみましょう」と、
その通りに作ってみたんです。
今でも覚えているんですけど、
最後にでき上がったものを見に台湾に行ったとき、
工場の壁に立てかけてあるのを見た瞬間、
1つ前のサンプルとは
全く別のものに見えたんです。
工場の社長もそれがわかったんでしょうね、
「漂亮(ピャオラン=うつくしい)」
と言ってくれました。
伊藤
それはうれしいですね! 
酒井
衝撃を受けましたし、
このとき初めて、
「デザイナーさんってすごいんだな」と思いました。
デザインというものを勉強してきて、
理論的にもわかっているし、
見てきたものの量だって、
僕の何百倍もあると思うんです。
そんな人が「なんか違う」と言うのは、
見た目だけではなくて、
倒れないようなバランスや角度、
全てひっくるめて、
やっぱり「なんか違う」んですよね。
伊藤
使い勝手も含めてうつくしいものを
求められている。
酒井
そう。
たとえば安定性が悪いと、
使う人もどこかでそれを感じますよね。
それはやっぱり「なんか違う」、
うつくしくないということなんです。
この「WALL RACK」を作ったときに
そのことに気づいて、
こういうものづくりの仕方っていいなあと感じました。
伊藤
じゃあ、
それまで酒井さんがされてきた仕事の仕方とは
変わっていったんですね。
酒井
そうですね。
もし僕が何度も作りなおすのが嫌になって
途中でデザイナーは要らないと判断していたら、
うつくしい完成形は見られなかったわけですから。
コストが高くなることは避けようという
以前の考え方はやめて、
今はデザイナーが作りたいものを
最後まで曲げずに作りたいと思っています。
真喜志さんとDUENDEとの出会いは、
僕の中のものづくりの考え方が
変わったきかっけになりました。
伊藤
すごい出会いでしたね! 
今まで作られてきたプロダクトは、
それぞれそういうストーリーがあるんですね。
酒井
全てにありますね。
伊藤
今回取り扱わせていただく傘立て
MUKOU」は、
どんなふうにできていったんでしょうか。
酒井
実はこれ、
もともと傘立てじゃなかったんですよ。
伊藤
えっ? 
酒井
最初は「ごみ箱」として、
引間孝典と鈴木正義という
2人のデザインユニット
が作ったものなんです。
水道管や通気管に使われる、
塩化ビニール製のグレーの配管ってありますよね。
あれをスパッと切ったような形のデザインで、
「サイレント」というテーマで、
壁に添わせるというコンセプトで作られたものでした。
プロダクト自体はかっこいいんですけど、
色や素材の感じが、
ふつうの家に置いたときに、
逆に目立ってしまうんじゃないかと思ったんです。
伊藤
あまり馴染まなかったんですか。
酒井
すごくデザイン性の高い家なら馴染むかもしれませんが、
一般的な家なら、
ちょっと浮いてしまう気がしました。
ただ、「MUKOU」というネーミングにもあるように、
“壁の向こうにつながっているように見える”
という考え方はおもしろいなと感じ、
DUENDEではスチールを扱っているから、
素材をスチールにして、傘立てとして作ったらどうかと、
僕から提案しました。
デザイナーの2人も、
「それならいいかもしれない」と。
世の中にある傘立てって、
四角くて邪魔だったりしますから、
この形は新しいなと思って。
伊藤
ほんと、新しいです! 
以前、「weeksdays」でも
半円のテーブルを作ったことがあるんです。
そのときに、円を半分にしただけで、
こんなに家具の周りの空間で
いろんな動きがスムーズになるなんてすごい! 
って感動したんですよ。
形もかわいいし、
スペースが限られる玄関に置いても、
邪魔にならないんですよね。
この「半円」が気に入って、
山荘の薪ストーブも半円で作りました。
酒井
えっ。すごいですね! 
伊藤
それでこの傘立てを見つけたときに、
「これだ!」と思ったんです。
傘立てって、だいたい玄関に置きますから、
狭い場所でも壁に沿ってくれて邪魔にならずに、
デザインも主張しないものがいいなと
思っていたんです。
酒井
最初に作ったサンプルは、
背板がけっこう高めだったんですよ。
玄関ってそんなに広くないですから、
どうしても寄りで見ることになったときに、
上から背板がのぞいちゃうんですよね。
そうなったら、
せっかくのこのデザインが台無しです。
伊藤
ええ、そうですよね。
酒井
置くときに壁につけるんだから、
背板は思い切って下げちゃおうと言って、
この形になりました。
それはわりと斬新だったんじゃないかと思いますね。
近くで見ても背板が見えないから、
「これどうなってるの?」
って、ちょっと変わった見え方になるんです。
伊藤
そうそう、
白い壁にホワイトのMUKOUをつけたとき、
壁と一体になって、すごく不思議に見えました。
酒井
おもしろいですよね。
場所をとらないわりに、
容量もわりとあるんです。
最近、この中にルーターを隠したりして
使ってくださる方もいらっしゃいます。
伊藤
なるほど、ルーター! 
あれは見せたくないですものね。
酒井
それから、
僕はこれに花を生けたりもしています。
梅雨以外はそんなに雨も降らないし、
長傘はほとんど使わないので、しまっちゃって。
この中にちょうどペットボトルが隠れるから、
ちゃんとした花瓶がなくても代用もできちゃいます。
背丈がある枝ものとかだと、
大きいフラワーベースに入れても倒れちゃうんですけど、
「MUKOU」なら風が吹いても倒れません。
伊藤
ほんとですね。
いろんな使い方ができる気がします。
酒井
インテリアの中で
コントラストも出しやすいデザインで、
かっこいいと思います。

未知の素材に出会って

未分類

伊藤
酒井さん、はじめまして。
DUENDEというブランドを
「weeksdays」で今回はじめて
取り扱わせていただくにあたって、
まずは酒井さんのことからお伺いできたらと思います。
酒井
はい、よろしくお願いします。
伊藤
酒井さんは今、
DUENDEのブランドマネージャーをされていますが、
家具には、いつ頃から携わられているんでしょうか。
酒井
僕はずっと家具を作ってきたわけではなく、
もう28年も前になりますが、
30歳くらいのときに、
無印良品で生産管理に関係する仕事をしていました。
伊藤
そうなんですね。
具体的にはどういったことを?
酒井
クレームやトラブルが起きたときにすぐに倉庫に行って、
問題の原因を調べて、
必要なら出荷を止めたり、
製品を直すという判断をする仕事です。
素早くしないといけませんから、
フットワークの軽さが重要でした。
伊藤
聞いただけで大変なお仕事ですね。
酒井
ええ、大変でした。
それまで僕はインテリアの生産に
関わったことがなかったんですけど、
興味はずっとあったんです。というのも、
僕の父が、税理士なのに手先が器用で、
なんでも自分で作る人だったんですね。
伊藤
お父さまが。
酒井
戦後で、必要にせまられていた部分も
あったと思うんですけど、
僕はその父から教わるのが好きで、
「カッターはこう、彫刻刀はこう使うんだ」
「のこぎりは引くときに力を入れろ」
というようなことを学びながら、
山から枝を拾ってきては組み立てたり、
わらじを編んだりしていたんです。
伊藤
それをお父さまと。いい時間ですねぇ。
酒井
そうしているうちにだんだん、
構造的なこと‥‥
「この木の太さだと、
こういう形にしても強度が足りないな」
とか、
「斜めにかすがい(コの字型のくぎ)を入れれば
大丈夫そうだな」
みたいなことが経験上、
身についていったんですよね。
だから、生産管理として働いているときも、
クレームを受けたその製品が、
組み立てようとしても
どうしてうまくはまらなかったりするのか、
構造上の問題がわかる。
それを上司に報告したりしているうちに、
認めてもらえるようになりました。
伊藤
それは頼もしいですね。
無印良品には、
どのくらいいらっしゃったんですか。
酒井
2年半くらいでしょうか。
それからインテリアの小売会社や流通大手で
MD(マーチャンダイジング)や生産サポートなどを経て、
20年前くらい前に独立し、
「METALWORKS(メタルワークス)」という会社を
立ち上げました。
DUENDEの製品開発に関わり始めたのも、
ちょうどそのときです。
社名にもメタルとありますけど、
無印良品の仕事をする中で一番インパクトを受けたのが、
当時デビューしたてだった、
スチールユニットシェルフ」の、
スチールのすごさだったんです。
伊藤
スチールのすごさ?
酒井
はい。
たとえば木材なら、のこぎりで切れますよね。
釘やネジで簡単に固定もできます。
でも、スチールロッドは細くても
そう簡単には切れませんし、
一般家庭では使えない電圧の切断機を使わないと
接合もできません。
「スポット溶接」という工法で、
ものすごい高熱で溶かして、
溶剤をつけるのではなく、
鉄同士を溶かして接着するんですけども、
こうしてできたスチールは、
とんでもなく高い強度なんです。
伊藤
そんなに強くなるんですか。
酒井
僕、「スチールユニットシェルフ」に
レコードをびっしり並べて、
別の段にはアンプやスピーカーのオーディオセットや、
当時ブラウン管の大型テレビも載せていたんです。
総量が200kg以上になるんですけど、
それでもスポット溶接された
キャスター受けの部分が折れないんです。
伊藤
すごい! 
酒井
そんなに強いスチールって、
一体どうやって作られるんだろうと興味がわきました。
生産管理の仕事の一貫で、
溶接のズレのトラブルに対応したこともあるんですけど、
原因と対策を練るために
工場で作り方を聞いたりしていて、
だんだんとスチールに詳しくなって、
おもしろさにも気づかされたんです。
伊藤
酒井さんの中では、
それまで触れたことのない素材だったんですね。
酒井
未知の素材ですよ。
こんなに薄いのに、
ものすごく強いんですから。
伊藤
ここにあるものは、
ほとんどがDUENDEの製品ですよね。
デザインも酒井さんがされているのでしょうか。
酒井
デザインというとちょっと語弊があるんですけど、
僕は主に企画を担当していて、
デザイナーと一緒に形にしているという感じです。
伊藤
企画ということは、
「こんな製品があったらいいな」
というのを考えられている?
酒井
そうですね。
たとえば、このSTEEL STORAGE WAGON
(スチール ストレージ ワゴン)
は、
コロナ禍に入ってから考えました。
一時期は、
ほとんどの方がリモートワークになったでしょう。
でも、みんな戸惑ったと思うんです。
実際、お隣さんの家は共働きで、
お子さんが3人いらっしゃる。
出社しているときには問題なかったけど、
急に夫婦とも家で仕事をしろと言われても、
場所がないんですよね。
伊藤
うんうん。
みんながそういう時期でしたよね。
酒井
時々見かける旦那さんが、
日を追うごとにやつれてくんですよ。
でも、このリモートワークというのは、
コロナ禍が落ち着いた後も、
働き方のひとつとして残るだろうと思ったんです。
伊藤
実際に今、そうなっていますものね。
酒井
けれど、自分の部屋がない人も多くて、
そういう方たちに聞くと、
だいたいダイニングテーブルで仕事をされているんです。
そうすると、ごはんの時間になると奥さんに
「ちょっとパパ、片付けて」なんて言われて、
ひとまずテーブルの隅っことか、
ソファの横に置いちゃいますよね。
でも仕事道具って、
視界に入るところにあると
プライベートな時間と切り替えができないから、
僕はすごく不健全だなと思ったんです。
伊藤
たしかに落ち着かないですよね。
酒井
だから、
仕事道具が目に触れないように、
まとめて入れることができて、
オフィスにあるような、
いかにも「ワゴン」という顔つきじゃない収納が
あったらいいなと思ったんです。
伊藤
家に馴染むような、
感じのいいデザイン。
酒井
ええ。
そんなときちょうど、
今回扱っていただく「MUKOU」という傘立てを作った
デザイナーのひとり、
引間孝典が個展をやるというので観に行ったんですけど、
彼と話をしていたら、
ものづくりについての考えが似ていることに
気づいたんです。
プロダクト自体があまり主張せず、
空間の中に馴染むものがいいよね、と。
伊藤
「主張せず、馴染む」。
酒井
アメリカやヨーロッパの家庭なら別ですけど、
日本って、居住空間がコンパクトだから、
主張が強いものが置いてあると、
圧迫感を覚えてしまうと思うんです。
そんな考え方を共有しながら、
彼がデザインをしたワゴンに、
僕のリモートワーク下でのアイデアを
反映させてできたのが、
STEEL STORAGE WAGONです。
伊藤
じゃあ、
デザイナーさんと二人三脚という感じで
プロダクトを作っていらっしゃるんですね。
酒井
はい。
僕はプロダクトを作るとき、
「スペースが限られている日本の家庭のために」
ということを前提に考えています。
そういう面でもスチールが向いているのは、
薄くても強いからです。
伊藤
木材だったら、同じ強度を出そうとすると、
厚みがないといけないですものね。
酒井
そうなんです。
でもスチールなら、曲げればいい。
構造的に、強度を出すために
曲げないといけないところがあるんですね。
けれど僕が作ると、
ぜんぶ直角のラインになってしまうんです。
そのためにデザイナーがいてくれて、
「ここはスチールだと冷たい印象になるから、
角はアール(曲線)で揃えましょう」
みたいなことを言ってくれるんです。
伊藤
デザイナーさんってすごいですね。
触っても痛くない感じがします。
酒井
「ここの角、
15アール(半径15mmの円弧のライン)
だったらヌルッとしちゃうので、
5アール(半径5mmの円弧のライン)にしましょう」
なんて言われるんですけど、
その「ヌルッと」っていう感覚、
すぐには分からないじゃないですか(笑)。
でも出来上がるとかっこいいんだから、
細かいところは任せることにしています。

再入荷のおしらせ

未分類

完売しておりましたアイテムの、再入荷のおしらせです。
9月11日(木)午前11時より、以下の商品について、
「weeksdays」にて追加販売をおこないます。

zattu 
HENRIK
(BLACK、DARK KHAKI)

▶商品詳細ページへ

ワンピースにサンダル。
Tシャツにパンツにスニーカー。

自分にとっての定番アイテムを、
色違いで揃えているため、
毎日、同じようなスタイルをしています。
(まるで制服のように。)

着心地のよさと、洗濯などの手入れの楽さから、
この夏はこのままいきそう‥‥。
でも雰囲気変えたい! 
そんな時に出会ったのがzattuのリュックです。

展示会で目にした時、
なんだかすごく気になったんです。
「これ、持ってみたい!」
こういう気持ちって、すごく大切ではないかと思うのです。

デザイナーの布袋さんと赤澤さんのおふた方がおっしゃる、
「シンプルだけど、じつはデコラティブで、
ちょっと違和感があるデザイン」というところが、
ぐっときた理由でしょうか。
なんだか「かっこいいん」です。

私がとくにいいなと思っているのは、
口が「シュッ!」と気持ちよく開くところ。
間口が広く開くため、
中のものを取り出す時、
ガサゴソと手探りで探さなくてもいいんです。

それから見た目に軽やかなところ
(もちろんじっさい軽い)。
街にぴったりなリュックです。

(伊藤まさこさん)


Le pivot
オックスタックパンツ
(アイボリー、ターコイズ)

▶商品詳細ページへ

Le pivotの定番、
私のまわりにもファンの多いタックパンツです。

Tシャツやニット、ジャケット。
合わせるトップスはなんでもOKの懐の深さ。
トップスもオーバーシルエットにすれば、
「今」の気分に。
最近の私のヒット、そして定番にもなっているパンツです。

タックパンツ・ラブ! のコンテンツ
合わせてご覧ください。

(伊藤まさこさん)

なにかを入れるものこそ

未分類

収納のアイテムって、
私たちの毎日をささえてくれているにもかかわらず、
家の中では控えめな存在だと思いませんか? 

「その中に入れるもの」に目が行きがちだから? 

ふだん、あまり目が届かない場所に置くことが多いから? 

なんて、
「控えめ」の理由をあれこれ考えてみる。

ある時から私は、
こう思いはじめたんです。

なにかを入れるものこそ、
美しく、よいものをえらびたいと。

weeksdaysでは、
今まで小ひきだしやマガジンラックを紹介してきました。
「収納」というとちょっと違うのかもしれないけれど、
ウッドバスケット(ゴミ箱)もそのひとつ。

どれもメインの家具ではないけれど、
あると助かるものばかり。
そして「美しく、よいもの」。

今週のweeksdaysはDUENDEの傘立てをご紹介。

場所を取らず、見た目にすっきり。
傘の収納をどうしたらよいものかと
思っていた方に朗報です。

みなさんと、次の一年を

未分類

太田
これもノートに貼る例ですね。
山川
日付がないノートを手帳ふうに使う、
そんな使用例なのかな。
これを貼ることで何月何日のページってわかります。
かわいくて、季節感もあっていいですよね。

伊藤
これ、一番最初の年の日めくりじゃない? 
左側の写真は2018年に訪れた
ニューヨークのソーホー、
いまはなくなってしまった
DEAN & DELUCAの旗艦店なんですよ。
そして右は北欧、今から7年とか8年前の写真です。
最初の年は過去をさかのぼって
ふんだんに写真の素材があったから。
山川
贅沢ですね、今思うと。
伊藤
あ! 鹿と、鹿の角で、リンクコーデ。
今気づいたんだけど。
太田
あ、ほんとだ!
山川
すごーい。
伊藤
そっか、ノートに貼れば日記になるのね。
山川
捨てるのがもったいないな、
っていう人はそういう使い方もいいですよね。

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伊藤
「らっきょうをつけるきせつになりました」。
山川
すごい。
以前、味噌の方もいらっしゃいましたね。
保存食を作る時、
食べごろを見極めるためにも、
仕込んだ日付を記録しておく必要があるんですよね。
そこでめくったカレンダーを
保存容器に貼っておくという使い方ですね。
太田
私も味噌を作ったときに
真似して貼りましたよ。
山川
いい使い方。
私もいつか真似したい。

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山川
これはもう、定番の使い方ですね。
太田
家の中で、写真をかわいらしく撮りたいときに‥‥。
伊藤
小道具として使ってくださっていますね。
山川
この方は、おいしそうなものと一緒に
撮ってくださっています。
伊藤
「日めくりカレンダーに合わせて
マグと小物を選ぶのが
最近のささやかな幸せ」
ドーナツとか、パリの風景やらといっしょに。
山川
ほんと、カレンダーを置くだけで、
自分の写真がまとまるんです。
太田
かわいい写真が撮れます。
伊藤
こうして使ってくださっている方の例、
すごくいっぱいあるんだね。
山川
そうなんですよ。いっぱい。

太田
こちらは読書日記ですね。
山川
この方、タイムラインの読書日記を、
カレンダーと組み合わせて
撮ってくださってるんです。
本の装丁とカレンダーのセレクトが
すごく合ってるんですよ。
伊藤
ほんとだ!
あ、ミュージアムに行った日の記録も。
太田
チケットを一緒に撮って。
伊藤
新幹線っぽい風景とかもある。
ちょっと思い出が入ってるのね。
それに、バックの色や素材も素敵。
光も統一されてて。
写真を撮るの、とてもお上手ですね。

太田
こちらは、2025年のカレンダーで
いちばん驚いた使い方です。
山川
日めくりカレンダーを自分で製本して、
手帳として使っていらっしゃるんです。
伊藤
「去年からずっとやりたかったこれ! 
ポラロイドスタイルでオシャレな」‥‥? 
手帳をつくったの?!
太田
はい、穴を開けて。
伊藤
えっ、えーっ! 
糊で製本されていたカレンダーを
1回バラしてまた製本を?!
太田
そういうことですね。
山川
しかもちょうどいいサイズの
ファイルを見つけられて。
伊藤
これは‥‥見る用?
太田
使っている様子は別途、
動画でアップしてくださってます。

伊藤
あ、ほんとだ。
しかも文字を書く場所が同じところじゃなくて、
いろんな書き込み方を。すごーい。
太田
かわいいんですよ。
これは今年の一番の驚きでしたね。
伊藤
ほんとだねえ。
山川
すごく楽しんで使ってくださってる。
伊藤
あらためて、
カレンダーができたときが完成じゃないんだな、
って思いますね。
こういうふうに使ってくださったり、
おうちにある姿もそれぞれで、
皆さんと一緒に時を過ごすみたいな‥‥。
山川
皆さんもインスタグラムのハッシュタグで
「#weeksdaysの日めくりカレンダー」
検索してみてください。
いろんな使い方が出てきます。
伊藤
お使いの方は、ハッシュタグをつけて
投稿してくださいね。
山川
投稿してくださると、私たちはもう、ね。
太田
嬉しくて!
山川
‥‥と、ここまでおしゃべりしてきたんですけど、
そろそろこの座談会もおしまいです。
伊藤さん、締めの言葉をぜひ。
伊藤
本当に使ってくださってる方にお礼を言いたいです。
ありがとうございます。
太田
2026年の日めくりカレンダーも、
たくさんの方の手にとっていただけると嬉しいですね。
伊藤
ぜひあなたの1年を共に過ごすカレンダーとして
weeksdaysの日めくりを選んでもらったらいいな。
そして素敵に使って、
また新しいこんな使い方もありますよ、
みたいなことも教えてほしいです。
私も写真の撮りがいがあります。頑張ります!

えっ、こんな使い方が‥‥?

未分類

山川
この日めくりカレンダーを
使ってくださってる方が
すごくたくさんいらっしゃるので、
今回どんなふうに使ってるのかなっていうのを
募集させていただいたんです。
伊藤
そうそう。それを早く見たくって!
太田
伊藤さんはこれが初見ですね。
山川
じゃあ順番に‥‥。

山川
これ、すごいなって思ったんですけど、
よくお洋服を買ったら、ボタンとか端切とか、
修繕用のアイテムがついてくるじゃないですか。
それを取っておくんだけれど、
どの服だったかわからなくなることがありますよね。
伊藤
わかる!
太田
それをカレンダーと一緒に
ファイルにまとめてらっしゃる方が。
伊藤
「過ぎた日も
もったいなくて
捨てれないから
こんな風にも使う。
服のボタン保管は
無印のハガキホルダーで」!
太田
すごいんですよ。これすごいんです。
伊藤
わーっ(拍手)。ありがたーい。
でもそうだよね。確かにね。
山川
絵も描いてあってかわいいですよね。
太田
スタンプも押してますね。
山川
購入した日とかなのかな。
すごくいい使い方だよね。
伊藤
ほんとにメモ帳代わりなんですね。
しかも後ろに写った黄色のお皿と
ボタンの色を合わせてくれてるんだね。
山川
かわいい組み合わせ。
真似したい。

山川
この方もすごいんです。
1枚ずつラミネート加工をして。
伊藤
え、ほんと?
太田
しかもツヤが出ないマットなタイプ。
山川
それをキッチンとか
ちょっと水がかかってもいい場所に
飾ってくださっているんです。
太田
くたくたにならないからいいって
書いてくださってましたね。
山川
写真ではラミネート加工されてるのが
わからないぐらい自然ですよね。
キッチンに立っている時間が長いと、
こういうことで、ちょっとやる気になりますよ。
太田
いい景色が、またできる。
伊藤
ポストカードを飾るみたいな感じなのかな。
太田
きっとそうですね。

山川
こちらは、ノートを使い始める時、
その日に近い日付のものを
表紙に貼っているという方です。
伊藤
「表紙には好きな写真や切り抜きを貼っていましたが、
今年はweeksdaysの日めくりカレンダーから、
使い始めに近い日にちのをペタっとしています」って。
山川
使い始めの日にちがわかるっていいですよね。
伊藤
「気に入った日めくりはストックしてあるので、
こうしてペタペタとコラージュや
デコ素材として使っています」
‥‥すごーい!
太田
このノートもかっこいい。
山川
組み合わせも素敵ですよね。
伊藤
黒い台紙って写真が映えるものね。
山川
裏にも貼ってるのかな。
太田
ちゃんとコラージュしてくださっているんですね。

伊藤
こちらは、読書日記。
山川
インスタでよく見るんですけど、
読んだ本と一緒に並べて撮ったり、
今日の記録を撮るときに
画面にカレンダーを写り込ませる方が
けっこういらっしゃって。
伊藤
なるほど。
山川
この方はほぼ日手帳と
組み合わせて使ってくださっているんです。
読んだ本の記録を手帳に書いて、
その日のカレンダーを貼って。
本のタイトルもメモされてますね。
太田
メモとしても使いながら。
山川
余白がいい感じにありますから。
伊藤
このレイアウトって、
ポラロイド写真に由来しているんですよ。
山川
そうなんですよ。これ、
ポラロイドフィルムと同じ比率でデザインされていて。
ポラも、よく下の余白にメモを書いたりしましたね。
伊藤
だから、そういうふうに扱ってくれて嬉しいな。
山川
かわいい使い方、ありがとうございます。

太田
これは使い終わったものを?
山川
はい。めくったカレンダーを
どうしたらいいんだろうっていうことを、
みなさん、考えるようなんです。
太田
「捨てたくない」みたいな。
山川
この方はめくったものを置く場所を
作ってくださって。
伊藤
くまちゃんと共に。
太田
かわいい―。
伊藤
かわいいね。
赤が効いてますね。
太田
この日めくりを使って
撮っていただく写真、
みなさん、かわいいですね。
伊藤
「気に入った写真の日のものは、この中に入れて、
ある程度まとまったら、
クリップでとめてメモ用紙として使うと決めてみました」
なるほどねえ。
太田
素晴らしい使い方です。
山川
お友達に借りた本を返すときとか、
「ありがとう」みたいに
一筆箋代わりにもできますね。
伊藤
うん、うん。

まいにち景色の変わる窓

未分類

山川
あと私が印象的だったのは、
8月10日の「ようかんトースト」の写真。
伊藤
それはね、私はようかんをすごくいただくことが
多いんだけど、もてあますときがあって、
「これはもしかしたら切って
あんバタートーストにすればいいのでは」と。
ようかんとバターを互い違いにのっけたら、
すごく美味しかったんです。
山川
なんて悪いことを考えるんだろう!
伊藤
いいアイディアを思いついたなって。
バター大好きなので、
ようかんとバターを同じぐらい‥‥、
いや、若干バター多めかな。
山川
背徳の味ですね。
しかもかわいい。
伊藤
これはね、一番最初に作ったときの
写真だったんだけれど、
わたしはバターが溶けてないのが好きなので、
次からつくり方を変更しました。
ようかんとバターを切って重ねて
冷蔵庫に入れておくんですよ。
トーストが焼けるまでは冷やして待機、
お皿を用意しておき、
「よし、焼けたぞ」っていう段階で
冷蔵庫から出したばかりの
セッティングされたようかんバターを
トーストにのせて、
もうその10秒後には口に入ってる。
山川
はあー!
太田
おおー!
山川
トーストはアツアツ、
ようかんバターは冷や冷やのままですね。
伊藤
そうなんですよ。絶対溶ける前に食べる。
山川
美味しいだろうなあ。
太田
最高ですね。やってみます。
これは真似できるかもしれない。
伊藤
この前もっと悪いことをしてしまって。
太田
えっ。これ以上に。
山川
怖い話かな。
伊藤
まずトーストにバターを乗せて溶かしたんです。
その上にさらにようかんバターをのせました。
カロリーの高い食べ物が大好きだから、
これはいいって思って。
山川
ダブルバター。
勇気が湧きます。
太田
美味しいものは堂々と食べればいいんだという
気持ちになります。
山川
休日の写真って、切り抜きだけれど、
伊藤さんのスタイリングが入ってるじゃないですか。
それもすごく好きで。
10月11日の、竹俣勇壱さんのスプーンに
小豆をのせた写真、こういう写真を撮ってるときに、
「スタイリング道場」が始まりますよね。
太田
そうですね。
伊藤
これはね、スプーンだけ大中小で並べてもかわいい。
でも小豆をのせることであったかい雰囲気になる。
そしてスプーンのサイズ感もわかるんですよ。
太田
そういうことですか! 確かに。
ただの(飾りとしての)小豆じゃないんですね。
山川
師匠!
伊藤
椅子を撮影するときも
モデルさん隣に立ってもらうと、
あ、こういうサイズ感なんだってわかる。
使ってる風景も感じられるし、
大きさもわかる、そういう工夫なんです。
山川
商品に手を写り込ませたりとか、
weeksdaysの撮影で、ありますものね。
山川
太田さんは、この日めくりカレンダーを
どんなふうに使ってる?
太田
私はもう、よく見える棚の上に置いています。
毎日景色が変わるのもよいなと思って、
棚の上なんです。
そして毎朝、めくって、
「今日も一日が始まった」という気持ちになるんです。
伊藤
なるほど。
太田
小物とか、入れ替えたりすることを
そんな頻繁にやらない、
私みたいに怠けてる人でも、
これさえめくれば景色が違う感じになります。
そのことで、すごく私はこのカレンダーに
助けられているんです。
伊藤
私は過去の分を本棚みたいに並べてますよ。
そして時々、以前のものも見てます。
なんかめくって捨ててしまうのがもったいなくて。
自分にとって、本みたいな気持ちなんでしょうね。
太田
それはいいかも‥‥。
写真集に近いですからね。
山川
4冊(4年ぶん)が本棚に並ぶ様子を想像すると、
ちょっとうらやましくなってきますね。
それもありですね、切り取らずに開いて使って、
最後に本のようにとっておくこともできますね。
太田
路子さんは?
山川
子どもが2人いるんですけど、
めくるのが大好きなんですよ。
すごく楽しくやってる。
伊藤
かわいいー!
山川
めくり過ぎちゃって、
日付が進んじゃうことがあるんですが、
なんとなくそれで日付の概念を感じてるようです。
「日付が変わるってそういうことなの? もしかして」
みたいなことがわかってくる。
そんなお年頃のお子さんがいるおうちは
いいかもしれないですよ。
うち、作り始めたときは2歳だったので。
まだわかってなかったんです。
でも最近は、もう勇んで、
「今日で7月は終わりだから」みたいに、
得意げに。
太田
すごい。
伊藤
なるほど、時間の概念がわかってきた。
山川
30や31の次は1に戻る、
っていうことが理解できるようになりました。
私たちはそれがわからなかったことも
忘れてしまってますけど、
伊藤
そう思いながら、めくってる姿を見るのは、
愛おしいですね。
山川
はい、楽しいです。
伊藤
うちの母は寝室のチェストの上と、
キッチンにも置いていて、
朝起きたら律儀にピリピリってやってますよ。
山川
2ヵ所に!
太田
めくり心地もいいですもんね、これ。
山川
そうなんですよ。
すっごく、いい製本ですよね、これ。
天糊(てんのり)っていう糊で留まってるんですけど、
この糊は職人さんが手で二度塗りしてくれてるんです。
伊藤
そうなんだ!
山川
その工程に時間がかかるので、
いちどに出来上がらず、分納になるほど。
伊藤
その、見た感じは糊付けされてるのが
わからないほどないのにね。
かつ、めくりやすくもなっていて。
山川
そうなんですよね。
ちゃんと気持ちいい力でめくれます。
伊藤
この小さな中にいろんな人が関わってますね。

まさこのスタイリング道場

未分類

山川
そうして1年分の台割が決まると、
太田さんがこれはどこの場所なのか、
被写体は誰かに権利があるものなのか、
探偵のように調べるんですよ。
掲載したい写真にかかわるみなさんに
許諾をいただく必要があるかどうか。
太田
もう、私、伊藤さんのストーカーですよ。
この1年、伊藤さんはこういう場所に行ったんだ、
ということを調べてるんですから。
伊藤さんがどんな1年だったか、
編集作業をしながら思いをはせるんです、私たち。
伊藤
あのときパリ行ってたなぁ、とか?
山川
そうでしたね。まさしく今年はパリに行かれたので、
その写真を入れようって制作の最初から決まってて、
それは私たちも楽しみにしてたんですよ。
その中に、山室瑠衣さんという、
以前、weeksdaysのコンテンツにも出てくださった
素敵なニットデザイナーの方のおうちが
たくさん出て来てて。
伊藤
瑠衣さん、パリに今年移住されたんだけれど、
すっごく荷物を減らして行ったんですって。
「でもこれは持って来ました」って、
日めくりカレンダー、パリのおうちにもあって!
山川
嬉しい~!
伊藤
すごく嬉しかった。
山川
「余(yo)」のシャンプーの開発元の
「omotesando atelier(表参道アトリエ)」でも
レジ横に置いてくださっていましたね。
意外な場所で見つけると、嬉しくなりますね。
伊藤
メモとしても使っていますって
おっしゃってましたね。
山川
そうなんですよね、けっこうメモ書きや、
一筆箋みたいに使ってくださってる方も。
伊藤
そう。毎日1枚、めくるから。
うちの母もメモとして使ってるって言ってました。
太田
いい紙だし。
山川
ブロックメモみたいな形状だから。
太田
毎年のように登場する
伊藤さんの好きなモチーフがありますよね。
タマゴとイチゴ。
伊藤
イチゴはその季節がやってきたっていう嬉しさと、
赤い小っちゃいもののかわいさっていうのがあるのかな。
山川
イチゴはすごいですよ。1年で4、5回出てくる。
太田
登場回数、多いですよね。
伊藤
タマゴは市場とかで見かけると撮っちゃう。
かわいくない? タマゴって。
太田
かわいいんですけど。
私が撮ってかわいくなるかというと、
そこまでに至らないっていうか。
山川
あんなに雑多にタマゴが並んでる状態、
見たことないっていうような写真も出て来るんですけど、
それがかわいく撮られてるのがほんとにすごい。
伊藤
かわいいですよ、撮れば。タマゴは。
山川
伊藤さん、集合してるものが好きですよね。
伊藤
あ、そうみたい。
苦手な人もいるんでしょうけれど、
わたしは、すごく好きで。
等間隔のものと密集してるものが好きなのかも。
等間隔の窓とか。
山川
丸太ん棒が積んであるのとか。
伊藤
そうそう! 
あれをかわいいと思ってしまう。
山川
伊藤さんの写真で見ると確かにかわいいんです。
伊藤
かわいいよね。
太田
でも同じ場所に行って自分が撮っても
別にかわいいものにならないから
ほんと不思議なんですよ。
伊藤
12月5日も、木が集まってる。
山川
こういうの見るたびに
「来た!」って私は思ってます。
太田
あはは。
「集合のやつだ!」って。
伊藤
あと11月19日の落ち葉とかね。
これも集合と言ってよいのかな。
落ち葉、毎年撮っちゃう。
太田
ありますね。モチーフとして。
伊藤
やっぱり季節がめぐる嬉しさなのかなあ。
あとやっぱりわたし、
自然のものってほんとにすごいなあと思っていて、
そういう気持ちからなのかな。
ただ、自然のものって、風景を撮っても、
見た以上にかわいく撮れないんですよ。
だからわりと寄っているのは、
そのほうがかわいいからなのかも。
太田
大事なコツ「寄る」。
伊藤
山の写真って「わ、きれい」と思って撮っても
それ以上にならないんです、わたしの場合は。
だから「寄る」。落ち葉とか。
山川
画面を落ち葉で埋め尽くして。
伊藤
そう。
落ち葉、10月21日にもありました。
伊藤
これはまだフレッシュな感じの落ち葉ですね。
太田
なるほど。
伊藤
10月19日も落ち葉“気味”の写真が。
山川
これかわいいですね。
伊藤
この写真は落ち葉があるとないで全然違うんですよ。
山川
スタイリングってことなんじゃない? これ。
太田
スタイリング道場だ!
山川
たまに伊藤さんがスタイリングのコツを
教えてくださる時間を
「スタイリング道場」と私たちは呼んでいます。
伊藤
これは「道場」入ってるかも。
ちょっと落ち葉をいい感じに置き変えましたから。
ちょっとどかしたり。
山川
へえー。そんなことまでしてくださって。
ありがとうございます。
伊藤
いえいえ、趣味なんです。
山川
すごいことです。
あと美味しそうなものがいっぱい。
太田
スープがお好きですよね、
季節のスープ。
伊藤
スープの写真ね。
おんなじようなね。
山川
おんなじじゃないかっていう疑惑が出るんです。
伊藤
「ここにもおんなじスープがある」。
太田
「あれ? このスープは玉ねぎ入ってる」とか。
伊藤
ローリエの位置とかも同じのがあったりして、
でも違う家だよこれとか言ってね。
山川
で、差し替えたらまた別のところで被っちゃったり。
伊藤
実は去年もこんなスープの写真ありましたとか。
じゃあ来年はスープやめようか。
太田
いやいや、撮ってください。
好きなモチーフです。
楽しい思い出でした。

毎日が誰かの誕生日

未分類

山川
最初の1年目は、
伊藤さんが撮りためた数年間の写真から
365日に使うものを選んだんですけれど、
何がすごいって、
そのあとは毎年撮れたての写真で
構成しているということです。
伊藤
最初は、翌年のことは全く考えずに、
かわいい写真を5年分、
さかのぼって選んだんだけど、
「あれ、もしかして来年もあるのかも‥‥」となり、
翌年から、1年で撮った写真を
使うようになりました。
山川
私たち伊藤さんに取材で同行するとき、
iPhoneで撮っている姿を見ると
「もしかして」って思います。
今、日めくりカレンダーのために撮ってるのかなって。
伊藤
カレンダーのためもあるんだけれど、
写真を撮るのすごく好きなんです。
山川
(シャッターを押すのに)
迷いがないですよね、いつも。
取材先でアトリエの様子を撮られたりとかする様子を
けっこう見るんですけど、めっちゃ速いんですよ。
ぶれないのが不思議なぐらいの速さで。
太田
スナイパーみたい。
伊藤
幸運なことにweeksdaysは
取材先の方々が皆さん、素敵なので、
「ちょっと撮らせてください」という感じで。
山川
そしてあらためて私たちからその写真を
「カレンダーに載せてもいいですか」と
取材をしたかたに問い合わせるんですよね。
その1年分のカレンダーの台割
(どの日にどの写真を載せるかの順番)を決めるのも、
実は伊藤さんが全部なさっているんですよ。
太田
同じような風景が続かないようにとか、
ちゃんと季節に合うように、
すごく考えてくださって。
伊藤
最初に、だいたい1ヶ月ごとに分けるんです。
みんながつくってくれた、これを。
太田
あ、写真を使用サイズにプリントして
1枚ずつ切ったものですね。
伊藤
そう。トランプみたいに
1月から12月に振り分けるのがスタート。
山川
まず振り分け作業。
伊藤
そう。それで、これもみんなにつくってもらった、
大きい月間カレンダーを床に拡げて、
1枚ずつ貼っていくんです。
気をつけているのは、
画角が一緒のものが続かないこと。
俯瞰が並ばないように、とか。
あと同じテーマが続かないように、
たとえば料理が並ばないようにとか、
撮影した場所が同じ国、同じ場所が続かないようにとか、
もし同じ場所で室内のものと外のものがあったら、
なるべく離して、それぞれ合う日を探すとか。
あと風合いかな。
硬いものと柔らかいもの、色のバランスですね。
「こんな感じ」みたいにササッと、1か月20分ぐらいで。
山川
すごい集中力!
太田
できないですよね‥‥。
伊藤
でもすごく集中してるから、
3ヶ月ぐらい続けると、
1回ソファーに横になったりするの。
しばらく休んで甘いもの食べたりお茶を飲んだりして、
よっしゃーってなって、また3ヶ月やってまた横たわる、
みたいなのを繰り返して、1日で全部レイアウトを決める。
山川
「できたよ」と持って来られるときは、
楽しそうな感じも伝わるんですけど、
この作業をしたら満身創痍なんだろうなって。
伊藤
楽しい作業ですよ。
写真を撮るのと同じぐらい楽しい。
山川
私たちも受け取るのを毎年楽しみにしています。
今、月曜日から土曜日の話を主にしたんですけど、
日曜日と祝日の写真は
weeksdaysの商品撮影のタイミングで、
写真家の有賀傑さんに撮っていただいたものを
使っているんですよね。
もちろん伊藤さんのスタイリングで。
伊藤
はい。商品の切り抜きの場合もあるし‥‥。
山川
伊藤さんが雑貨を集めてきてくださったり、
おうちから持って来てくださったものも。
伊藤
野菜とかもありますよね。
山川
そういうのが入ってるとちょっと嬉しいんです。
伊藤
うんうん。切り抜きっていうことで変化がつくのと、
有賀さんの写真の端正な感じが
週1回でも入るとキリッとする。
これはほんとに助かってます。
山川
めくって切り抜き写真が出てくると
「お休みだ!」って嬉しくなるんです。
伊藤
昨日この日めくりカレンダーの撮影があったんだけれど、
モデルを務めてくれた
蘭ちゃん(谷口蘭さん)がパラパラっと見て、
料理の写真を見て
「わぁ、これおいしそう」と、喜んでくれて。
美味しくてかわいいものって
こんなふうに人を喜ばせる力があるんだなあと。
山川
嬉しかったですね。
伊藤
蘭ちゃんは初見だったわけで、
初めて見る人があんなふうに喜んでくれ、
ワクワクしてくれる姿ってすごいと思って。
つくってよかったなあ。
山川
目の当たりにしましたね。
これってweeksdaysで売っている商品の中で
たぶん一番たくさん作っている印刷物なので、
インスタとかにもけっこう出て来るんです。
それを見ると、
皆さんがこんな気持ちで使ってくださってるんだと、
すごく嬉しくなるんです。
伊藤
カレンダーって自分と共に1年を過ごすわけでしょう。
それにこれを選んでくれるっていうことが
すごいと思っているんです。
山川
責任重大!
伊藤
だから抜かりなくやりたい。
みんなまず自分の誕生日から見るんですよね。
ということは毎日が誰かの誕生日だから、
すべての日にいい写真を入れたいな。
太田
私も毎年誕生日を楽しみにしてます。
伊藤
あ、ほんとに? 
わたし、自分の誕生日の写真、覚えてない。
太田
あはは。
伊藤
2月9日は‥‥。
太田
かわいい子です。
かわいいワンちゃん。
伊藤
パリで撮った1コマですね。
山川
太田さんは?
太田
8月27日なんですけど、
重ねたお皿の写真です。
山川
これいいものじゃないですか。
骨董みたいな。
伊藤
はい。
太田
路子さんは?
山川
私は10月29日なんですけど、
これは私たちの思い出の、
大好きなイタリア料理店のメニューの黒板です。
めっちゃ嬉しい。
伊藤
全部イタリア人のマダムが書いてるんだって。
山川
メニューの一部分を
こんなふうに写真に撮るってすごくないですか。
太田
ほんとそうなんですよ。
こうやって撮るんだっていう
お手本になります。
山川
撮影のヒントがいっぱい。
だから写真集みたいに楽しめますよね。
6月17日は、商品開発で使う布の色見本なんですが、
これをこんなふうにかわいく撮れますか? って。
伊藤
これはfog linen workに打合せに行ったときに、
ちょうどインドから色見本を
持って来てくださってる方がいらして、
「かわいい。撮らせてください」って。
黄色のバリエーションを撮りました。
太田
私だったらメモとして撮ることしか
考えられないような素材なんですけど、
こんなに素敵な形で撮れるなんて。
伊藤
これを撮ったときは下に見えている
テーブルの感じや光がよかったんだと思います。
それがレンズを向ける動機になったんじゃないかな。
太田
なるほど。すごいですね。

暮らしの中に句読点が打てるよ

未分類

山川
weeeksdaysの日めくりカレンダーは
2026年版で4年目を迎えます。
そもそも、日めくりカレンダーのきっかけは
太田さんでしたよね。あの時は‥‥。
太田
確かコロナ禍で、みんなリモートワーク。
毎週の定例ミーティングも自宅からオンラインで、
「みんな家から参加してるなら、
家にあるものでお気に入りのものが見たい」
という話になったんですよ。
伊藤
「いま後ろに映ってるの何?」
とかそういう感じでしたよね。
太田
そうなんです。
私は日めくりカレンダーがすごく好きなんですが、
コロナ禍のときに使っていた日めくりカレンダーが、
イラストがぜんぜん好きになれなくて、
めくるたびに悲しい気持ちになっていたんですよ。
そしたら伊藤さんが
「そんなカレンダー捨てちゃいなさい」。
‥‥「捨てちゃいなさい」なんて言われたことなかった。
山川
あはははは! そうでしたね!
伊藤
だって、毎日めくるのが楽しいのが
日めくりカレンダーなのに、
悲しい気持ちになるなんて。
太田
「次の日は好きなイラストかもしれない」
って思いながら、使い続けていたんです。
伊藤
なるほど。
太田
ただもうあの時点では
「もう、めくっても出会えない」とわかって、
悲しいなって思って、
それはもうさよならをしました。
伊藤
ふふふ。
太田
あれは本当に私を思って
言ってくださったんだなと今でも覚えております。
山川
そうですよ。
そんな気持ちになってもめくり続けるって、
すごいなあって。
伊藤
それはすごいよね。
日めくりの魅力ってなんですか。
太田
特にコロナのときは
一日いちにちの区切りがついてるかついてないか、
わからないような日々を暮らしていたので、
めくったら「新しい日になった」という、
気持ちが変わる感じが好きだったんです。
いまも区切りみたいな気持ちでめくっています。
伊藤
確かにね。
山川
暮らしの中に句読点が打てるよ、みたいな。
新しい一日が始まったと、
ペリッてめくる気持ちよさが好きなんですね。
太田
そうなんです。朝目が覚めたらまず
カーテンを開けるように、日めくりをめくる。
そういう感じです。
伊藤
お白湯を飲むみたいな?
太田
お白湯! さすが‥‥。
伊藤
瞑想するとか? ふふ。
太田
私、そんな暮らしじゃないですよ~。
やめてください~。
山川
おもしろがられてる。
伊藤
太田さんのイメージを私が勝手に作り上げて。
山川
でも太田さんはね、そういう人なんですよ。
きっちりしてるんですよ。
太田
違います。きっちりはしてないんです。
でもそのときは、ちょっとワクワクするものとか
かわいいものが欲しいなって思っていて、
しかもそれまでつくっていた
「暦帖」を翌年はやめるという話が出ていて。
でもカレンダー的なものは続けたほうがいいんじゃないか、
今までのものとは違うやり方でいいから、
という意見が出て。
そこでたとえば日めくりとか‥‥、という話にもなり、
そのときはアイデアだけで終わっていたんですけど、
数日したら伊藤さんが「つくりました」って。
山川
お嬢さんの胡春さんと一緒に
日めくりカレンダーのモックを作ってくださって、
それを動画に撮って送ってくださったんですよ。
伊藤
まったく覚えてないけど、そうなんだ?
太田
そうなんです。
それが1日1枚の写真が入っているものでした。
それを見て路子さんと
「もうこれはできちゃうね」と確信を得て。
伊藤さんはスマートフォンに
撮りためてらっしゃるお写真もあるし、
過去数年ぶんをさかのぼって探してもいいんだし、
きっとできるんじゃないかって言って
スタートした気がします。
伊藤
わたしがつくったモックは、
今の日めくりと似た感じだった?
太田
原点というか、ほとんど変わってないです。
山川
サイズをちょっと調整したりはしましたね。
写真は正方形にするのか、ちょっと縦長にするのかとか、
そういうデザインのサンプルをいくつかつくりましたけど、
わりとすぐに決まって。
太田
文字の入り方とかも最初にいただいたモックが
ほぼこういう感じだったような。
伊藤
そうか。私が正方形の写真がすごく好きで。
インスタもそうですけど、
ふだんから正方形に画角を決めるのに慣れているので、
それで行ったらいいんじゃないかと思ったんですよね。
山川
そうなんですよね。伊藤さんが撮った写真は
全部iPhoneなのでディスプレイは長方形なんですが、
撮ったときにすでに
正方形のトリミングをするイメージがあるとおっしゃって。
伊藤
ちょっと迷ったときは、
デザインをするときに調整できるように、
引きで(広めに)撮るんです。
でもまあだいたいこれって決めてますね。
山川
これはもう、伊藤さんだから成せる技です。
太田
ほんとですよね。
伊藤
そうかなあ。でもみんな今、
インスタで撮ってるでしょう? 
その延長ですよ。

歩調をゆるめて 

未分類

「コスパがいい」という言葉を初めて聞いた時、
ほほぅなるほどねぇ、
なんて思ったものだけれど、
最近では「タイパ(タイムパフォーマンス)」
なんて言葉も耳にする。

みんながスマートフォンを持ち歩き、
SNSが当たり前になってきた今、
私は思うんです。

世の中は、
便利になってきているのに、
なぜみんな前よりもっと忙しくなっているんだろう? 
時間に対して、
もっとおおらかになってもいいんじゃないか、
と。

そんなことを考えている時に読んだのが、
ミヒャエル・エンデの『モモ』。

その中の一節にこんなことが書かれていました。

これまで、ますますおおぜいの人たちが、あらゆる方法でたえず時間を倹約するようになってきたんだが、それなのに時間はますます少なくなってきている。

出典: ミヒャエル・エンデ『モモ』(大島かおり訳)岩波書店(岩波少年文庫), 2005年

それは「時間どろぼう」のしわざなのだと。

この物語が書かれたのは、
1973年。
その半世紀後にエンデは、
今のこの世の中がこんな風になっているとは、
きっと想像もできなかったに違いない。

今週のweeksdaysは、
日めくりカレンダー。

少し歩調をゆるめて、
1日1日を大切に。
時間どろぼうにご注意あれ。

身体が変わってきたときに

未分類

伊藤
洋服を選ぶときって、
「これが着たい」というだけで
デザインや素材を選べますけど、
下着ってそういうわけにいかないですよね。
惠谷
ええ。
フィット感が大事なんだけど、
それを重視して選ぶとおしゃれじゃなかったり、
反対にデザインが好きで選ぶと、
着心地がよくなかったりして、ね。
伊藤
そうそう、
そうなんです。
惠谷
今回のショートブラキャミをつくるときも、
背中を広く開けると肩紐が落ちやすいとか、
バストの開きを広く取ると
前かがみになったときに
胸と脇の間のお肉が引っかかっちゃうとか、
形を変えると着心地も変わってきますから、
心地よく着られるように
細かいところを調整しました。
伊藤
だからきれいに見えるし、
着心地もいいんですね。
惠谷
それとは別に、
身体のほうも変わってくるということがありますよね。
年齢を重ねると筋肉量が減って、
肉質がやわらかくなるし、
若い頃とはつき方も違う。
下着はとくに、
そのあたりのバランスも考えて
つくらなくちゃいけないものだなと感じます。
伊藤
じゃあ、太香子さんご自身も、
年齢によって下着に対するつくり方や考え方が
変わられたんでしょうか。
惠谷
そうですね。
パリのオペラ座衣装室で仕事をしていた頃は、
ヨーロッパにはレース1枚でつくられた
ブラも多かったので、
素敵だなぁと感じていたんですけど、
年齢とともに体型が変化したことで、
「体をきれいに見せるための下着のありかた」
に対する意識も変わってきた気がします。
たとえばバストアップしたいときは、
背中にお肉が流れないように
サイドを上げなきゃいけないとか。
伊藤
うんうん、体型は変わりますよね。
びっくりするくらい! 
惠谷
素敵だなと思って買ったブラも、
つけたら背中に段ができたりして
合わなくなってきたので、
お別れを告げました。
「さようなら、ありがとう。1回も着てないけど」
と(笑)。
そんなことも経験したので、
自分でつくるときも、
パターンやつくり方が変わりましたね。
伊藤
そういうところまで考えられた上の、
このブラキャミなんですね。
わたしにとっては、
太香子さんはちょっと先輩ですから、
「先を歩く人がつくってくれるもの」
は納得がいくし、
すごく助かっているんです。
惠谷
それは私もうれしいです。
パジャマや部屋着も、
選ぶ素材が変わりましたね。
シルクのパジャマもそうでしたけれど、
最近は天然素材ばかり選んでいます。
伊藤
今のわたしたちにとって、
それが自分にやさしいし、
気持ちいいんですよね。
惠谷
手頃なものもたくさんあるから、
天然素材って高く感じてしまうんですけど、
心地いいものって、
結局そればっかり着ちゃうから、
日割りで計算すると実は安上がりだったり(笑)。
伊藤
洗っては着て、みたいな。
惠谷
そうそう。
このブラキャミも、
こうやってクルクルっとすれば小さくなりますから、
出張にも連れていけますよ。
伊藤
ああ、
そうやってたたむといいんですね。 
惠谷
はい。
こうするとカップもつぶれません。
伊藤
自宅でチェストに入れるときは、
広げてしまったほうがいいですか。
惠谷
巻いても大丈夫ですよ。
それこそ、今流行りの「スぺパ」というんですか? 
スペースパフォーマンスがいい収納方法だと思います。
伊藤
カップが内蔵されてるのもいいですよね。
わたし、中に挟むタイプのものだと、
洗濯したときにどうしても‥‥。
惠谷
どっかいっちゃうでしょう(笑)。
伊藤
そうなんです! 
その心配もないからありがたいなって。
惠谷
カップの裏側は綿になってるので、
汗もちゃんと吸ってくれますよ。
伊藤
「weeksdays」チームのデザイナーも、
バックシャンブラキャミ
「毎日着ています」って言ってましたから、
ショート丈もよろこぶと思います。
惠谷
このブラキャミの縫製工場で
生産を担当してくださっている方も、
「毎日着てるから、
身体がcohanのブラキャミ専用になってます」
って言ってました。
伊藤
身体の方が? 
ふふふ。
惠谷
ブラキャミでないと落ち着かないんでしょうね。
私自身も、
最近は楽をしてきれいに見えるようなものばかり
つくってるんです。
素材のパワーでお腹やおしりをキュッと整える、
シークレットインナーとか。
伊藤
それはすごい! 
気になります。
惠谷
あらっ。つくります?  
その素材ならスルッと穿けて、
引っ込んだお肉はどこいっちゃったんだろう
って感じなんですよ。
伊藤
ありがとうございます。
ぜひまたご相談させてください。
ふふふ。
惠谷
もちろんです。
またお話ししましょうね。
ありがとうございました!

プロの仕事

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伊藤
太香子さん、
今回も素敵なものをつくっていただいて
ありがとうございます。
惠谷
こちらこそです。
「ブラキャミの短いバージョンが欲しい」
とご依頼をいただいて。
伊藤
そうなんです。
weeksdaysでも大人気の
シームレスバックシャンブラキャミがほんとうによくて、
毎日でも着たいところなんですけど、
最近、夏がものすごく暑いので、
ショート丈にしてほしいと
お願いをさせてもらいました。
惠谷
たしかに、アンダーバストから下はないほうが、
ちょっとの違いでも涼しいですよね。
今年は去年よりもっと暑いですし。
伊藤
ほんと、どうしましょう。
惠谷
若い頃から、ものづくりの現場では、
「季節や天候に左右される服はつくっちゃだめだ」
「通年着られる、定番をつくってほしい」
ということを言われてきたんです。
私たちが20代のときは今ほど暑くなかったし、
10月になったら涼しくなっていたので、
定番をつくることを優先していたんですよ。
でも最近は気候自体が変わってきちゃったでしょう。
だからやっぱり、季節や天候に合わせて、
少しでも涼しいものを‥‥と思います。
伊藤
ぜひつくってほしいです! 
気温が高い時期、長いですもの。
惠谷
11月の頭くらいまで暑い日がありますしね。
この暑い秋を、
どう乗り越えるかということを
考えながらつくらないといけないなと感じます。
伊藤
「暑い秋」、
ほんとうにそうですよね。
惠谷
そしてその秋が終わったら、
急に冬になる感じでしょう。
寒い時期が短くて、3月くらいにはもう暖かい。
だから服も、
「春・夏・秋物」と「冬物」の
2パターンみたいになってきてますよね。
伊藤
たしかに。
そう考えると、
このショート丈のブラキャミは、
「春・夏・秋」にぴったりですね!
伊藤
このブラキャミ、
ブラよりも少し長い、絶妙な丈ですよね。
どういうことを考えて決められたんでしょう。
惠谷
胸の下で、
体のラインがちょうど細くなってる部分がありますよね。
ここで留まるようにつくりました。
伊藤
ウエストではなくて? 
惠谷
ウエストよりも少し上、
アンダーバストより少し下です。
というのも、
ブラトップの下のラインが上がりすぎると、
お腹と脇が締めつけられて、
段ができてしまうんですけど、
これだと圧迫感がないので段もできず、
すっきり、きれいに着られます。
伊藤
なるほど。
上から薄めのトップスを着ても
段が見えなくて安心ですね。
惠谷
背中側も食い込まないですし、
開きも、
うつくしく見えるラインにしています。
前はハートカットになっているから、
デコルテの見え方もちょうどいい感じかなと。
伊藤
うん、とってもきれいです。
背中のラインは、
シームレスバックシャンブラキャミと同じですか。
惠谷
はい、上のラインのカーブは同じです。
ただ、肩紐の位置は、
丈を短くしたぶん、
シームレスバックシャンブラキャミよりも
1cmくらい内側に入れています。
伊藤
えっ。
肩紐の位置が変わった? 
惠谷
はい。
丈が長いときは、
生地が身体にぴたりと沿うことで
フィットするんですけど、
これは身生地(みきじ)の丈が短いので、
落ちてきやすいんですね。
だからそのぶん、
肩紐を内側に寄せて、身幅も狭くすることで
ズレにくいように調整しているんです。
2つを重ねてみるとわかりやすいんですけど。
伊藤
ほんとうだー! 
ただ単に丈を短くしただけじゃないんですね。
惠谷
もっとタイトなつくりなら
紐の位置を変えなくても留まるんですけど、
これはリラックス感のある着心地なので、
形を変えずに丈だけを短くすると、
落ちてきやすくなるんですね。
そんなふうに、
丈によってバランスを変えています。
伊藤
じゃあ、丈が長いバックシャンブラキャミの
肩紐を外側にしているのは、
もしかして背中を広く見せるためですか。
惠谷
ええ。
そのほうが、背中のラインがきれいでしょう。
伊藤
すごい(拍手)! 
まさにプロのお仕事ですね。
その、
「こんなときはこうする」みたいなことって、
長年培われてきた技術なんでしょうか。
惠谷
そうですねぇ‥‥そうかもしれません。
背中のラインも1cmくらい上げてるんですけど、
そんなに上がったようには見えないと思います。
伊藤
あ、後ろの幅も少し変えられてるんですね。
こうして見ると、
たしかに安定感がある気がします。
惠谷
そう、リラックス感のある着心地にするために、
アンダーはきつくしていないんですけど、
そのぶん肩回りのフィット感が出るようにしているんです。
布の部分は360度伸びる素材なので、
胸がカップに合う方は、
ぴったり着られていいと思いますよ。
ただ、カップ自体は伸縮しないので、
かなりボリュームのある方は、
収まりきらないかもしれないです。
伊藤
カップの部分はそうなりますよね。
でもほんとに伸びがいい素材なんですね。
惠谷
この、脇に縫い目のない「丸胴」という成形は
市場にもいろんなものが出ていて、
パットが取り外しできる、
タンクトップ型が多いですよね。
中でもこれは、
着たときにすっきり見える形かなと思います。
伊藤
とくに下着は肌に直接当たるものだから、
ショーツもふくめて、
シームレスなのはうれしいです。
惠谷
縫い目があるものだと、
糸の部分がかゆくなっちゃったりしますものね。
これは肌あたりがヌーディーで素肌にやさしく、
ストレスフリーですから、
気持ちよく着ていただけると思いますよ。

旅のおともに

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7月のおわり頃からゆるやかに夏休みに入っています。

今年の夏はこれといった旅の予定もなく、
自宅と山荘を行ったり来たり。

山荘で過ごす毎日は、
かなりのんびりしていて、
とくに予定も立てず、
朝起きると、
今日は何をしようかなぁ‥‥
とぼんやり考え、
気がつくと、あれ夕方になっちゃった、
なんて日もあり。
「なんにもしない」を、
たのしんでいます。

そうそう、
この行ったり来たり生活で、
旅支度が数段はやくなりました。

基本は、
旅の日数×ワンピースと下着。
今回は5日だから、
ワンピースが5枚と下着が5セット。
あとはメイクし終わったら、
使ったものをポイポイとメイクボックスに入れていけば、
準備は完了。
これなら10分もかからないんです。

旅のおともは、
cohanのブラキャミとショーツ。
セットでそろえれば気分も上がる。
ブラキャミはショート丈が、
新しく仲間にくわわりましたよ。
どうぞおたのしみに。

再入荷のおしらせ

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完売しておりましたアイテムの、再入荷のおしらせです。
8月28日(木)午前11時より、以下の商品について、
「weeksdays」にて追加販売をおこないます。

cohan 
シームレスショーツ
ブラック、モカ、グレージュ

▶︎商品詳細ページへ

お腹とおしりをすっぽり包んでくれる、
身につけていてとても安心感のある形です。
また、しゃがんだり座ったりの動作がとても楽。
よく考えられて作られているなぁと
履くたびに感心します。
色はブラック、モカ、グレージュの3色。
「これでないと!」と、何度もリピートするファンも多い、
ショーツです。
ショートブラキャミと合わせてどうぞ。
(伊藤まさこさん)


cohan 
リネンのフリルキャミソール
ブラック

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さらりとした着心地にくわえて、
速乾性があり、
見た目にも涼しげなリネン。
夏にぴったりの素材です。

一見、シンプルなキャミソールですが、
裾の部分にフリルをあしらったことで、
ぐっとかわいらしくなりました。
でもただの「かわいい」ではなく、
「大人っぽい」ところがいいんです。
部屋着はもちろん、カーディガンを羽織って、
デニムを穿いて‥‥
と着こなしによって外にも着ていける。
ドロワースとお揃いで着ても、
すてきです。
(伊藤まさこさん)


cohan 
リネンのフリルドロワース
ブラック

▶︎商品詳細ページへ

キャミソールと合わせて穿きたい、
ドロワース。
さらりとしていて、涼しく、
履き心地は抜群。
この夏は家でこればかり着そうな予感‥‥。

また、ロング丈のワンピースと合わせて、
フリル部分をチラリと見せても。
軽やかなので、夏の重ね着ができるんです。

薄地なため、
ベージュのペチパンツなどを合わせて。
(伊藤まさこさん)

「手」で考える

未分類

伊藤
はじめて革小物をつくったはいいけれど、
それを広めて販売につなげるためには、
また別のアイデアが要りますよね。
どんなことをなさっていたんですか。
i ro se
当時、同世代のブランドがいっぱいできた時期で、
友だちが展示会をするんですよ。
その一画を借りて出展していました。
一件だけ引き合いがあって、
「やった、食いつなげた!」って。
伊藤
なるほど。その次はどんなものを?
i ro se
紙袋っぽいバッグでした。
伊藤
i ro seのおふたりは、
ものづくりの発想がとても面白いと感じるんです。
トタンの形状を模したものとか、ありますよね。
いったいどういうところからそんな着想を?
i ro se
机上で考えることが多いですよ。
あとは材料を知って、使えるかな、って。
たとえば革屋さんに行くといろいろ革があるんですけど、
その中に皺くちゃの紙みたいな革があって、
これを使って何かできないかな、って。
それはすごく景気がいい時代に、
実験的につくったものだったらしいんですが、
すごく面白いなと思って、
その材料からイメージを膨らませたりしました。
それから、ペーパーナプキンと同じ発想で、
ものの構造から「なにか面白い形ができないかな」
って、いじりながらつくっていくこともあります。
あるいは「螺旋(らせん)ってかっこいいな」という
ワードから発想をしていくことも。
そして、材料をいじっていると、
好きな形と、道具としての用途が
ぴったり合致するときがあって、
そうやって製品が出来上がっていくことが多いですね。
ちなみに、二人とも、スケッチをしないんですよ。
デザイン画ではなく手でつくる。
伊藤
ということは、お互いに現物を見ながら
「あ、いいね!」あるいは「え、それ?」みたいな
やりとりをなさっていくんですか。
ひとりだけの視点じゃなくて。
i ro se
ええ、お互いの反応を見ながら。
伊藤
きっと、とても仲がよいんでしょうね。
素敵なことだと思います。
そうして22年続けてこられたって、すばらしいです。
おふたりがつくられるものは、
基本的に用途があると思うんですが、
オブジェ的なものは?
i ro se
最近たまにつくってます。
でもオブジェってなると、
まだちょっとピンときてないところがあって。
やっぱりひとつでも
用途があるとつくりやすいんでしょうね。
「お題がもらえる」というか‥‥。
オブジェだとちょっとふわふわし過ぎちゃって、
着地点がまだちょっとわかっていません。
伊藤
なるほど。逆にお客様から
「こんなのつくってほしい」というリクエストは。
i ro se
IDケースとか、よく言われるんですが、
自分たちが使っていないものって難しいです。
腑に落ちるまでに時間がかかる。
スマホケースもリクエストが多く、
つくっていたこともあるんですが、
毎年、スマホのサイズや厚みが変わったりして、
なるべく廃棄をしたくないと思うと
「i ro se」には向いていないのかなって。
伊藤
ブランドって、年に1、2回、
新作発表会をしますよね。
そのスケジュールに合わせて物づくりをしますが、
i ro seでは‥‥?
i ro se
最初の10年はがんばって
シーズンに合わせた新作を発表していました。
いまも半年に一度、展示会を開きますが、
必ず新作があるというわけじゃないんです。
最初は、つくりたかったら売らなければ
次の運転資金ができないぞ、
だから新作に挑戦するぞと思っていたんですが、
性格上、疲れてしまって。
そんななかで、ライフスタイルショップという
お店の形態が拡がっていく中で、
小物が売れ始めて、
無理せずとも運営できるかたちになっていきました。
2010年を過ぎていた頃だと思いますが、
お財布をつくりだしてから変わったように思います。
伊藤
それは「欲しいお財布がない」、
というとこから始まったんでしょうか。
i ro se
いや、そんな感じでもないんです。
なんだっけな‥‥、そうそう、形からでしたね。
たとえばこの「FOLD」っていうシリーズは、
円を重ねてなにかできないかなあと思って、
紙でいろいろ切って貼って試したんです。
そしたらバッグじゃなくて、
コイン、カード、お札を別々に入れられる、
理にかなったデザインと造形ができたんです。
これをつくりだしたら、他になかったからでしょうか、
売れていったという実感があります。
当時は皆さん、ブランドもののお財布を
使ってる方が多かった中で。


伊藤
性別も問わず、のデザインですものね。
ところで、今回「weeksdays」でご一緒する
ミニウォレット誕生のきっかけは
どんなことだったんでしょうか。
i ro se
この「SEAMLESS」(シームレス)というのは
一枚の革を縫製せずに
折り込んで組み立てるというつくりで、
長くシリーズ化しているものです。
キーホルダー、ブックカバー、メガネケース、バッグなど
いろんなアイテムを展開しています。
このシリーズがうまれたきっかけは、
バッグやお財布をつくる革の職人さんが
高齢化でだんだんいなくなっちゃって、
自分たちでもつくれるものを考えないと
この先ちょっと怖いなあ、と思ったことでした。
そしてこのシリーズは、
友人の結婚パーティで引き出物のカードケースを頼まれて
つくったのが最初でしたね。
伊藤
スマホの出現で、
わたしはお財布がどんどん小さくなったんですが、
カードや小銭はまだ必要。
以前は名刺ケースをミニウォレット代わりにして、
小銭をなるべく使わない生活をしてみたんですが、
駐車場のお金を払うときとか、
やっぱり、小銭って必要なんですよ。
それで、せっかく持つのなら「かわいいものにしたい」と。
これまで黒など無難な色を選びがちだったんですけど、
バッグの内側って黒とかネイビーが多くて、
黒くて小さなお財布は、一瞬、行方不明になるんです。
使う時に「ない?!」と慌てたりして‥‥。
だから今回、お願いできてよかったです。
i ro se
ありがとうございます。
これ、使い方もいろいろです。
お財布にされてる方はもちろん、
カードケースや名刺入れにしますという方もいます。
ぜひ、楽しんで使っていただけたらと思います。
伊藤
はい、ありがとうございました!

兄と弟の共同作業で

未分類

伊藤
こんにちは、このたびはありがとうございます。
まず、i ro seの成り立ちから
うかがってもいいですか? 
i ro se
はい。i ro seは、
兄弟ふたりで、2003年に始めたブランドです。
ことしで22年目になります。
伊藤
おふたりとも、手を動かして?
i ro se
デザインとブランドの監修はふたりでしていますが、
制作は主に弟が担当し、
兄が写真を撮ってウェブサイトなどの
グラフィックデザインをする、というような分担ですね。
つくり手はもうふたりいて、
チーム全体だと6人体制です。
伊藤
コンパクトなチームなんですね。
i ro se
はい、自給自足、みたいな感じですよ。
伊藤
どんなきっかけで、ご兄弟で起業を?
i ro se
小さな頃から、あんまりおもちゃが家になかったので、
手づくりをしていたんです。
テレビもあまり見ない家でしたし、
おもちゃを与えないのは、
親の方針だったんでしょうね。
でもふたりとも、もともと、つくることが好きで、
母が工作用にとっておいてくれる
発泡スチロールのお皿や厚紙、段ボール、
トイレットペーパーの芯を使って
おもちゃをつくっていたんです。
伊藤
そんな幼少時代だったんですね。
それで、おふたりとも、ものをつくる道に進まれて?
i ro se
高校を出て、服飾系の専門学校に進みました。
というのも、高校生くらいから
キラキラしたものに惹かれていって、
洋服がとても好きになったんです。
たぶん親が買ってくれる服が地味だったことへの
反動だったんだと思いますけれど。
伊藤
ご両親は、お洋服にも
ストイックな感じだったんですね。
でも、進路には意見なさらなかった?
i ro se
そうなんです。そこは尊重してくれました。
それで、兄は洋服作りをする服飾科、
弟は同じ学校の工芸科に進みました。
そのうち、兄のほうも、洋服をつくる勉強をしながら、
空いている時間に趣味でバッグをつくりはじめて。
「工芸科、いいなぁ」なんて。
伊藤
わたしもおなじです(笑)。
やはり学校で洋服作りを学んだんですが、
入ってから工芸っていいなぁ、と思いました。
それにしても洋服づくりの勉強って、
課題がたいへんだったでしょう? 
i ro se
バイトもできないくらいの課題が出ますよね。
伊藤
さらに趣味でバッグをつくるなんて、すごいです。
その時から革を使っていたんですか。
i ro se
革でしたね。
伊藤
そのときからおふたりとも、
今の仕事を目指していたんでしょうか。
ぼんやりとでも「いつか」が、あったとか?
i ro se
それが、とくになくて。
何も考えていなかった、というのが
正直なところなんです。
伊藤
そのときにつくったものって、
今見ても同じだなって思いますか。
i ro se
いや、そのときはデザイン性のあるものは
とくにつくっていなかったんです。
「あれがほしいけど、買えないからつくろう」
というのが動機だっと思います。
洋服と同じで、当時流行り始めたマウンテンパーカを
「かっこいいけどあまり種類がないし、
あっても高くて買えないから、
いっそつくっちゃおう」みたいなことですよ。
伊藤
学校で学ぶってすごいですよね。
それまで何にもできなかったのに、
パターンが引けるようになって、
洋服がつくれるようになる。
伊藤
学校を出られてから、
ブランド設立に至るまでは、
どんな感じだったんですか。
i ro se
卒業後、兄はバイト生活をしながら
小物づくりを続け、
弟はバッグメーカーに就職して
サンプルをつくる仕事をしていました。
デザイナーがつくったデザイン画から、
工場で生産するためのサンプルをつくる仕事です。
将来のことは何も考えずにいたんですが、
その後、それとなく
兄と弟で一緒にやろう、という話になったんです。
伊藤
いちばん最初に二人でつくったもの、覚えていますか。
i ro se
風呂敷みたいな布を正方形に折り込んでいった
折り紙のバッグをつくりました。
その発想の元は、兄のほうが
インド料理屋でバイトをしていて、
テーブルナプキンを折るときに、
「これで何かにならないものかなあ」
と考えていたことなんです。
伊藤
今のお仕事に通じていますね!
i ro se
それで「これ、いけるかも」と。

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