モノカラー大健闘!
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今回のこのランキングを見ると
モノカラーの検討が目立つよね。 |
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それでいて定番3色※は
入ってないんですよ。
※ほぼ日ブラック、ほぼ日レッド、
ほぼ日ダークブルーのこと。 |
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それで4色も10位以内に入るって
スゴいですよ。 |
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私の予想だと、
「ほぼ日」のトップページの今日のダーリンの横に
ただいま製作中やTwitterへのリンクが
あるスペースあるじゃない? |
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はい、ありますね。 |
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あそこの下に小さいバナーが出てるでしょ?
そのバナーに使われているモノカラーの手帳が
今回ランキングに入っている4色なのよ。
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あー! ホントだ! |
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メインで写ってるの、この4色だ! |
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これ、けっこう効いてると思うんだ。 |
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たしかにそうかもしれませんね。
目についていたってことですね。 |
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とは言っても、もちろんそれだけじゃないよね。
そもそもこのモノカラーの4色、
まわりの評判もよかったし。 |
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そうですね。
すごくまとまりのある
色展開だったと思うんですよ。 |
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名前もよかったですよね。
緑のカバーを「クローバー」とか。 |
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それは言えてるかも。
やっぱり「抹茶」よりもいいもんねー。 |
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抹茶‥‥。 |
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「うぐいす」とか。 |
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うぐいす‥‥。 |
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最初はグラス(芝の意)って言ってましたね。 |
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でも、2011年版で発売になった
エバーグリーンってもっと上位じゃなかった? |
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そう。
でも、今年はクローバーとsunuiチェックとで
「みどり枠」を奪い合ったってことじゃない? |
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あー、そうか!
sunuiチェックも緑ですもんね。 |
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「ほぼ日手帳」を担当し続けてきて、
わかったんだけど、
「ほぼ日手帳」のカバーにおける緑って
すごく差が出やすい色なの。 |
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それは人気の出る緑と
そうじゃない緑があるってことですか? |
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そう。
昔、「ユラールのTシャツ」の
谷川俊太郎さんバージョン(緑)を
手帳カバーにしたことがあったの※。
※2004年に発売した
「家族の象徴」のほぼ日特製セットの中に
緑色のTシャツが入っていました。
そのTシャツと同じ色のカバーを
「ほぼ日手帳2005」のときに発売。
カバー名は「グリーンティー」でした。
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へぇー。 |
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このグリーンティーはすごく人気があったのね。
「ほぼ日手帳」のカバーにおける人気が出る緑って
ちょっと「もや」がかかった感じで‥‥。 |
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もや(笑) |
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スモーキーな感じ? |
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そう! それ!
スモーキーなグリーンのほうが人気が出るのよ。 |
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じゃあ昔から「ほぼ日手帳」って
グリーンの人気があるんですね。 |
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色にもよるけどね。
スモーキーなグリーンのほうが人気が出るのよ。 |
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2回言った。 |
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ムネヒロさん、
一般的に手帳って緑、どうなんですか?※
※ムネヒロは前職が文具メーカーなので
業界に詳しいのです。 |
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一応、バリエーションの中に組み込むんですが、
それほど期待を込めてない色でしたね。 |
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なんでですか? |
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だいたい売上が下のほうなんですよ。 |
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じつは私もお客さんのときは緑のものって
さほど人気がない色なんだな、って認識だった。 |
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「ほぼ日手帳」だとその定石は通じないね。
でも、そのスモーキーな緑とは違う、
ビビッドな「まさに緑」な緑だとダメなの。 |
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へぇー、おもしろいですね。 |
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でも、いま思い返してみれば、
今回の緑って最後に加えた色でしたよね。
見た目のバランスも
この子(クローバー)が入ってよくなった。 |
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うんうん。
やっぱり今回ランキングに入った
モノカラー4色ってかなりキレイだもんね。 |
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どの色もポリエステルの素材感と合ってますよ。 |
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素材の光沢感と色味の相乗効果で
この人気を獲得したって感じだね。 |
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それでいて、
ちょっと懐かしい感じがするんですよ。 |
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それわかる。
なんか、小学校っぽい? |
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小学校で使う教材とかそういうものの色に
近いのかもしれませんね。 |
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エレメンタリースクール? |
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なんで英語で(笑)。 |
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エレメンタリースクールはともかく。 |
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英語で言ったほうがいいかなと思って。 |
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ヨーロッパの文房具っぽい色でもあるよね。
私はこういう色、すごく懐かしい※。
緑なんて、まさにランドセルの色でした。
※りんりんはバイリンガルなのです。 |
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黄色は柔らかい黄色ですよね。 |
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ひよこ。 |
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えっ? |
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ひよこっぽい。 |
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はっはっは!※
※ムネヒロの笑い声を文字で表現すると
まさにこんな感じです。 |
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黄色って警告を表す色だけど、
この黄色はそういう色じゃなくて
菜の花っぽい。 |
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あ、菜の花、菜の花。
いいたとえだね、ひよこより。 |
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マスタードって名前ですけど、
生き物の黄色に近い気がします。 |
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さっき緑のランキングの話をしましたけど、
俺、青系の色がランキングで上位にくるって
あんまり経験したことないんですよ。 |
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そうなんだ! |
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意外ー。 |
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だから、このランキングを見ていると、
お客さんがキチンと考えて、迷って、
そして決めているっていうのをすごく感じますね。 |
意外な1位、インディアーナ
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インディアーナが一番人気だったのは
正直意外でしたね。 |
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うん、意外。
予想できなかった。 |
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ですね。 |
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インディアーナの話が出ると思って
今日はこのストールを
インディアーナに合わせてきたの。 |
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えー、私だって、
今日emilyに合わせてきたのに。 |
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あー、もう、ほら、
写真撮ってあげて撮ってあげて※
※同席していた針生を急かしています。
▲カシャ!(シャッター音) |
ふたり |
満足ー。 |
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(そそくさと)インディアーナって
「ほぼ日手帳」が得意としている伝統柄なんだけど、
最後までラインナップに入れるのを悩んだんだよね。 |
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悩みましたね。
最後に加わった感じでした。 |
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このカバーが最後に加わったときのこと
覚えてるんですけど、加わった理由が
「よそにない、ほぼ日っぽさ」だったんですよ。 |
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なるほど。まさにこのカバーは
それを持ち合わせてるよね。 |
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そう考えると、
このカバーが1位なのも納得できます。 |
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そういう面で言うと、
私なりの分析した結果、
ベージュと赤っていう組み合わせが
お客さんに響いたのかなって思ってる。 |
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うんうん。
この組み合わせはかわいいですよね。 |
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撮影用としてできあがってきた段階の
ダミーサンプルは全然色が悪くて、
すごく細かく色変更の指示を出したんです。
あのままだったら、
ここまで人気が出たかわかりませんね。 |
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ベージュの調整ひとつで
赤の色味が違って見えてましたよ。
なんかおかしな色味のものが
たくさんできてきたのが印象的だったなぁ。 |
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購入した方はどんな理由で買ったんですかね? |
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じゃあ、僕が「私の決め手」※を調べましょう。
ええっとこの方は、
「素朴な可愛さに我慢出来なかった」。
※ほぼ日では、購入した方がそのカバーにした
「決め手」を募集、掲載しております。 |
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素朴なかわいさかぁ、納得。 |
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この方は出だしが、
「風水で手帳は赤いものを持つと飛躍するそうで」。 |
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そうそう。風水って
手帳は赤を持つといいっていうよね。 |
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この方はこう書いてます。
「バックのベージュの部分が案外落ち着いた色。
柄はかわいいけど色合いにビビっときて」。 |
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おぉ、ちゃんと
こっちの意図が届いていますね。 |
王道のEmily、新鮮なCharie's Paisley
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リバティプリントの2種類に関して言えば、
このあたりは理屈じゃなくて、
私たちがすごくお客さんの目線になって
感覚で選んだ感じですよね。 |
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僕はこのふたつだったら
断然Charlie's paisleyのほうが
上位に来ると思ってました。 |
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私はEmilyのほうだと思ってた。
やっぱりリバティプリントの王道ともいえる
小花の花柄は強いんだよね。 |
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うんうん。 |
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Emilyは、りんりんをイメージしてたもの。
りんりんみたいな人が買うって。 |
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(笑) |
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このカバーの話になると
必ずりんりんの話になる(笑)。
それに対してCharie's Paisleyは
ペイズリーに挑戦してみたいと思っていて、
リバティプリントで発見できた、って感じ。 |
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私たちはもう見慣れちゃったから
最初このペイズリー柄を見たときって
一目惚れだったよね? |
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そうそう。 |
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色がカラフルだし、
心がウキウキする感じがあったんだよね。 |
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内側の色とのバランスにも
すごく気を使ったんですよ。 |
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朱色でもなくオレンジでもなく、真っ赤でもない。
そんな赤をチョイスしました。
そのうえ柄の中に星が混じってるんですよ。
そこがすごくかわいい。 |
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そうそう! お手持ちの皆様、
ぜひ星を探してみてくださいー。 |
ブータンの言葉で
「なんでもない日、おめでとう」?
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sunuiチェックとsunui花柄は
これはもう、sunuiさんから
デザインの提案を受けた時点で
決まってたって感じですね。
一歩間違えると
家庭用品のような感じになっちゃうんだけど、
その境目というか、
ギリギリのラインでお洒落になっているんだよね。 |
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チェック柄入れたいね、って話していて
sunuiさんから提案されたこの緑のチェックが
いちばんだった。 |
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緑のチェックってすごく新鮮で
私は好きだなぁ。
男の人が持っても大丈夫ですもんね。 |
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そうですね。
sunuiチェックのほうだったら
僕でもなんの違和感もなく持てます。 |
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チェックも花柄も内側の色も
すごくいいチョイスなんですよ。
ロフトの店頭では
サンプルをぜひ手にとってみてほしいなぁ。 |
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あと、このフィンランド語の部分。
これが効いてるよね。 |
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そう。最後の最後で
糸井さんが「いれよう」って。 |
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そうそう。
それで「試しにブータン語で入れてみて」って言われて
デザイナーの田口くんが入れたんだよね。
なんでもブータンの公用語って
英語とゾンカ語らしいってわかったの。
じゃあゾンカ語で入れてみようということになって
調べてみると‥‥こんな感じの文字だった。
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‥‥ま、まぁ、これはこれでありかと。 |
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そ、そうですよね。 |
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なんかこわいー。 |
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それで、フィンランド語に落ち着いたんだよね。 |
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やっぱりこっちのほうがいいです。 |
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でも、このsunuiさんのって
文字があるのとないのとでは大違いですよね。 |
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ここで、とっておきの情報を私から。
みなさんはもうお気づきですか? |
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??? |
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じつは、Oの部分にOHTOのくまがいます!
どう、これ、トリビア!
sunuiチェックとsunui花柄のトリビア! |
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(小声で)あやさん、
それ、商品紹介ページでもう紹介してます。 |
多くの人に喜んでもらえる赤
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革で唯一ランクインしているのが
このクラシックルージュですね。 |
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これはもう狙い通り! |
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狙い通り! |
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最初サンプルの段階で
誰に見せても「オッケイ!」って
高評価でしたからね。 |
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このツヤ感はなかなかないでしょ。
ほんとキレイだよね。 |
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名前どおりの口紅のツヤ感だよね。 |
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長年「ほぼ日手帳」に携わってるけど、
赤い革のカバーがランキングで
この位置に来るってことは、
そうめったにないよ。 |
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あ、そうですか。 |
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うん、この革は多くの人に
喜んでもらえる赤だったんだろうね。 |
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たしかに。
あとは、革なのに
すごくきれいに作られてますよね。 |
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革カバーって厚みを一定にするのが
すごく難しいんだよね。
それがここまできれいにしてるなんて! |
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あ、あやさん、ちょっとそのままで。
写真撮ってあげて撮ってあげて※
※同席していた針生を急かしています。
▲カシャ(シャッター音) |
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ぜひ、このきれいな製法を
見ていただきたいです。 |
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本当に革をここまで薄く平らにしつつ
製法するのって難しいんですよ。 |
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あやさんがカバーを持ってますが、
動かすたびにキラキラ光るんですよ。
それがすごくイイです。 |
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このカバーはね、「大人の美人」なんだよね。 |
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お、いい例えですね。 |
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このカバーはね、「大人の美人」なんだよね。 |
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また2回言った。 |
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主張しすぎないんですよね、この色。 |
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ぜひ、ロフトの店頭でも見てもらいたいなぁー。 |
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確かに。 |