出版営業の中嶋さんのカズン。
「でも、お店の中では
 絶対に開きません。」
2009.07.10
ほぼにちわ、です。

本日は、ほぼ日手帳カズンのユーザーの方に
使いかたのお話をお訊きいたしました。
中嶋正博さんは某出版社の営業をなさっている方で、
日々、忙しく書店から書店へ飛び回っているとのこと。
中嶋さん、「ほぼ日手帳」を
どんなふうに使っていらっしゃいますかー?

中嶋 僕はマニアとまではいきませんが、
もともと手帳が好きで、
つねに持っていたいと思っちゃうんですね。
それこそ、新しい手帳が出たりすると
気になっちゃうくらいです。

ーー 手帳、お好きなんですね。
「ほぼ日手帳」とはどこで知り合うんですか?
中嶋 ロフトの店頭で見たのが最初ですね。
メモ帳の延長みたいでちょっと変わってるな、
と思ったのと同時に、
すごくデザイン性の高さを感じましたね。
で、買っちゃったんですよ。
でも、使いはじめてみたら、
自分のルールを決めて使わないと
ただのメモ帳になっちゃうぞ、と
ひしひしと感じちゃって。
使いこなすのが難しかったなぁ。
ーー なるほど。
中途半端な使いかたじゃ
満足できなくなっちゃうんですね。
でも、そのあとも「ほぼ日手帳」を
使い続けるんですよね?
中嶋 やっぱり見た目と手触りがよかったんですよね。
最初に感じたデザイン性の高さに惹かれた部分が
ずっと継続していった感じです。
ーー で、2009年版は「ほぼ日手帳カズン」を
お使いなんですね。
今回、カズンを選んだ理由って何ですか?
中嶋 やっぱり書けるスペースがいっぱいある、
っていうのは大きいですね。
つねに書いていたい人なんですよ。
でも、手帳が仕事のことだけになるのは
僕の性格上、飽きちゃうのでイヤなんです。
スペースがいっぱいあったほうが
書くのはラクですしね。

ーー なるほど。
実際にどういうふうにお使いになられてます?
中嶋 仕事のことをメインに書いているんですが、
プライベートなこともちょっと書いてます。
病院に行ったときにもらう紙だとか、
映画を見に行ったときの半券だとかを
貼ったりもしてます。
基本的にネット上でスケジュールを管理してるので
A4にプリントアウトしてそれを挟んでます。
月間ページと週間ページにも書いていて、
月間は出張に関することで、
週間のほうはプライベートでやっている
サッカーの日程と仕事のアポで埋まってます(笑)。

ーー デジタルとアナログを
キチンと使い分けていらっしゃいますね。
それにしても
メモをすごい書いているのが印象的です。
中嶋 「メモ魔」とまではいかないですが、
けっこうメモとりますね。
メモ帳や付箋を使ったりするんですが、
すぐなくなっちゃうんですよ(笑)。
だから最近はテープを使ってます。
ーー テープ? ‥‥あ! マスキングテープ!
中嶋 そうですそうです、マスキングテープ。
何度貼っても大丈夫なんですよ。
重宝してますね。
ーー 流行ってますもんね。
いろいろとお貼りになってますけど、
見返すことも多いんですか?
中嶋 そうですね、けっこう振り返ります。
振り返ることで反省したり、
過去の経験を活かしたりすることができますよね。
ふつうのビジネス用の手帳だと
なかなかそれができなくて。
その手帳自体に「振り返る」っていう
雰囲気がないんですよ。
でも「ほぼ日手帳」は保管しておいて、
文庫本のように見返せる雰囲気を
持っているんじゃないかなって思います。

ーー そうおっしゃっていただけるとうれしいです。
やっぱり過去の自分が現在の自分に
何かを教えてくれるってステキなことですもんね。
中嶋 そう思います。
ーー じゃあちょっと話を変えまして、
中嶋さんのお仕事ってどういったものなんですか?
中嶋 僕の仕事は文庫や新書の販売を
促進する仕事なんです。
担当する書店に行って、お店の方とお話して
売り込みをかけるって感じですね。
ーー ということは、書店に
「今度、こういう本が出ますよ」っていう
アピールなんかもするわけですね。
中嶋 そうですそうです。
ーー じゃあ、その打ち合わせのときに
カズンを開いて‥‥。
中嶋 いや(笑)。
じつは、ほぼ開きません。
ーー えっ? 開かないんですか?
中嶋 はい。お店に入るまえに
手帳を見てチェックして、あとは開きません。
じつは、手帳には見せられないような情報が
けっこう書かれてるんです。
だから、基本的にお店の方と話すときは
手帳を開かないんです。

ーー じゃあ店員さんとの会話すべきことは
すべて覚えてからお店に入るわけですね。
中嶋 そうです。じつは、
以前、通常版を使ってたときに
1日ページの下の言葉を営業時のトークのネタとして
使っていたことがあるんですよ。
ーー えぇー、そんなふうに使ってたんですか!
アレを。
中嶋 そうなんですよ(笑)。
そのときも、書店の前でちゃんと読んで
頭に入れてから入店。
ーー あははは!
それはある意味スゴイですよね。
じゃあお店の中ではメモをとらないんですか?
中嶋 いや、さすがにそれはないです。
メモ好きですから。
お店のなかでは、注文や問い合わせ、
クレームを記入するための書くものを
別途用意しておいてます。
ーー 用意周到ですね。
そこまでするくらい見せられないことが
たくさん書いてあるのかぁ。
中嶋 でも、今日はだいぶ見せちゃってますけど(笑)。


中嶋さん、ありがとうございました。
PCでスケジュールを管理し、その出力をカズンに
挟んで持ち歩く方の話をよく耳にします。
カズンならA4を半分に折るだけで挟み込めますからね。
と同時に、アナログとデジタルの使い分けも
ハッキリしているのがおもしろいと思います。
PCでスケジュールを管理されているかたは
ぜひ試してみてくださいね。
それでは。