ーー |
今回、手帳絵展を開催することになった
経緯をお教えください。 |
たかしま |
もともとは
自分のサイトで「去年の手帳展」をやって、
心のどこかでは何かの機会に
「実際に展示できたらいいな」って思ってたんです。
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ーー |
はい。 |
たかしま |
で、思ったまま1年が経過しちゃって
「また今年もサイト内でやろうかなぁ」と
思っていたときに、
いきつけの美容室が、待ち合い室というか
待ち合いブースのようなスペースを
ギャラリーのように使っていたりしまして、
「なんかやりません?」とお誘いを受けたんです。
「じゃあ手帳絵展を」とお願いしてみたら、
「あ、それおもしろいね」ということで、
話が決まっちゃいましたね。 |
ーー |
展覧会の会場って美容室ですか!? |
たかしま |
そうですそうです。
僕が「ほぼ日手帳」に絵を描き始めたのって
もともとは食事が出てくるまでの
手持ち無沙汰の時間だったりするんです。 |
ーー |
大作ほど待たされている時間が長い(笑)。 |
たかしま |
さすがに全部が全部そうじゃないですけど(笑)。
まぁ、単純に言ってしまえば、
待ち時間のあいだにできたものなんです。
で、今回、待っている人たちがいるスペースに
そういう意味合いで作られた作品が
展示されるのっておもしろいな、って思いましたね。 |
ーー |
うんうん。
見ている人たちも待っている人なんですもんね。 |
たかしま |
そうなんです。
でも、この展覧会を見るには
美容室のお客さんにならないといけない、
というのではあんまりなので、
見るだけのお客さまも大歓迎です。
もちろん、見に来たついでにカットして
サッパリして帰るのもアリですよ(笑)。 |
ーー |
あははは、いいですねぇ。
で、その絵の展示方法なんですけど、
手帳自体はバラバラになるわけですよね? |
たかしま |
そうなんです。
いま、ちょうど絵の選定作業に
入り始めたところなのでご覧になります? |
ーー |
もちろんです! |
たかしま |
ちょっと待ってくださいね。
(ガサガサ)
コレです。
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ーー |
うわぁ、みごとなバラバラ具合ですね。 |
たかしま |
まずは、2007年版と2008年版を
まずは絵が描いてあるページと
描いてないページに分けてあります。
ここから選定しないといけないんですよ。 |
ーー |
お店にはどのくらいの数を展示できるんですか? |
たかしま |
いやぁ、じつは
そこもまだ決めてないんですよね。
壁面とテーブルが使えるので、
とりあえず、両面に描いてあるページなんかは
こういった額に入れて
テーブルに置こうと思ってるんです。
決まってるのはそのくらいですかね。
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ーー |
うわぁ、すごくいいですね、コレ。 |
たかしま |
いいですよね。 |
ーー |
なんかこの手帳絵展のために
作られたような気さえしますよ。 |
たかしま |
(笑)。
でも、何枚くらいあるのかなぁ。
そうだ! ちょっと並べてみましょうか。 |
ーー |
並べる? どこにですか? |
たかしま |
床にですよ(笑)
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どの絵をどんなシチュエーションで
描いたのかをしっかりと覚えている
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ーー |
こう並べてみると圧巻ですね。 |
たかしま |
僕もそう思います。
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ーー |
元が手帳って考えるとおもしろいなぁ。
料理が出てくるまでの待ち時間に
描いたりしてるんですもんね。 |
たかしま |
興が乗ってくると「まだ料理出てこなくていい」
なんて思っちゃうんですよね。 |
ーー |
あはははは。
「もうちょっと描かせて!」って
思っちゃうんですね(笑)。 |
たかしま |
これなんか2ページ使って描いてますもんね。
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ーー |
本当だ。
並べているなかでもやっぱり両面使いは
スケールが大きくて迫力がありますよ。
こうやって見てみると、
「ブタフィーヌさん」のときの
たかしまさんのイラストのテイストとは
またぜんぜん違う絵ですね。 |
たかしま |
そうですね、
やっぱり好き勝手に描いてますからね。
そのときの気分次第ですから。
「ブタフィーヌさん」に
こんなの出てきても困りますよね。
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ーー |
うんうん、困る困る。
‥‥ん? こ、これは? |
たかしま |
あはははは。 |
ーー |
頭身が人間のようなブタフィーヌさん‥‥。
すごい違和感ありますよ。
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たかしま |
思いつきで描いちゃったんですけど、
じつはマンガのなかでも一度登場してるんですよ。 |
ーー |
あ、ひょっとして、
ブタフィーヌさんの夢の中に出てきた
ファッションショーのモデルの?
(2008年9月28日 #756の憧憬乙女) |
たかしま |
そうですそうです。
なんか怖いですよね(笑)。
つい出しちゃったんですよ。 |
ーー |
描いた人みずから「なんか怖い」って(笑) |
たかしま |
あははは、たしかに。
あ、そうだ、実際にその美容室に行ってみます? |
ーー |
え? いいんですか? |
たかしま |
いま、聞いてみますね。
(美容室に電話中)
はい、はい、はい、じゃ、よろしくお願いします。
‥‥‥‥大丈夫だそうです。 |
ーー |
じゃあ、お願いします!
▲ここが会場となる美容室の入り口。お店の名前は
DIFFERENCE ENGINE(ディファレンスエンジン)です。
▲待ち合いスペースはこんな感じです。
きれいなステンドグラスが印象的。
▲待ち合いスペースには『ブタフィーヌさん』の単行本が!
▲奥では髪を切ってます。そりゃ美容室ですもの。
手前の方が店長の伊藤秀一さん。そして、伊藤さんも‥‥。
▲なんと「ほぼ日手帳」ユーザーだったのでした。
マドラスチェックをチョイス。
▲ほぼ日手帳ユーザー歴3年目の伊藤さん。
とにかくなんでも書いておくそうです。
いかがでしたでしょうか。
取材後、すぐにたかしまさんからメールが届きました。
レイアウトが決まったそうです。
なんと、レイアウトまでも
「ほぼ日手帳」に描いていただきました。
さぁ、レイアウトが決まったわけですし、
あとはどの絵を飾るかの選定作業を残すのみ。
はたしてたかしまさんはどんな絵を選ぶのでしょうか。
それは、行ってみてのお楽しみです。
ぜひ、お誘い合わせの上、行ってみてくださいね。
※最後にひとつ、たかしまさんからご注意を。
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たかしま |
平日は通常のビルの入口から入れるのですが、
土日はその入り口が閉まっちゃってるんです。 |
ーー |
じ、じゃあどうやって入れば‥‥。 |
たかしま |
ビルの入り口横の駐車場から入るのですが、
門が閉まってますので、
この通用口から入ってください。
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ーー |
目印はこの門ですね。 |
たかしま |
で、どんどん進んでいくと
ビル内に入れる階段がありますので、
そこを上ってください。
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ーー |
わかりました。
みなさん、土日はこちらからですよ! |