肌で感じる季節を
楽しむおともに、
「旧暦のしおり」を。
2007.12.05
ほぼにちわ。
「ほぼ日手帳2008」を使いはじめているみなさまから、
毎日ぞくぞくと楽しそうなメールをいただいています!
みなさまからのメールを読んでいると、
2008年も、まもなくなんだなあと感じます。

ところで、「ほぼ日手帳2008」を
ほぼ日ストアでお買い求めくださったみなさまには、
ほぼ日ストア特典として、
「旧暦のしおり」という小冊子をお届けしています。



ご存知のように、「ほぼ日手帳2008」には、
1日1ページの日付の下に、
「旧暦の日付」も載っています。
旧暦とは、明治5年まで使われていた日本の古い暦を、
2008年のものに換算して出した日付です。
じつは、現在行われている伝統行事の多くは、
「旧暦」の日付を、
そのまま新暦にあてはめただけのものが多いので、
季節感がズレてしまっているものが多くあるんです。

おおまかに言いますと、
いま、私たちが使っているカレンダーの日付は「新暦」で、
旧暦の日付より1ヶ月ほど早くなっているんですよ。
例えば、七夕は、ご存知のとおり、
「7月7日」に行われる行事ですが、
新暦の7月7日は、梅雨の真っ最中ですから、
織り姫さんと彦星さんは、
めったなことで会えないということになってしまうんです。
でも、これを旧暦で考えてみると、
平成20年の場合、旧暦の7月7日は、
2008年の8月7日にあたります。
そうすると、もう梅雨は明けていますよね。
つまり、ほぼ毎年織り姫さんと彦星さんは
デートができている、ということになるんです。
こんなふうに、新暦と旧暦を照らし合わせると、
いまある行事の本来の意味を知ることができるんですよ。

さらに、季節の移り変わりを肌で感じられるように、
「ほぼ日手帳2008」には、旧暦の日付のほかに、
「春分」「啓蟄」など1年を24に分割した「二十四節気」や、
「八十八夜」「二百十日」などの
「雑節」も載っています。

「旧暦のしおり」には、旧暦のおおまかな説明や、
「二十四節気」の意味、
さらにそれを細かく分けた「七十二候」の説明や、
年中行事の紹介まで、
旧暦に関する知識をまとめた小冊子です。
手帳といっしょに持ち歩いていただくと、
肌で感じる季節の移り変わりを感じていただきながら、
1年をともにおすごしいただけると思います。
ぜひ、お時間のあるときにでも、
ゆっくり「旧暦のしおり」を読んでみてくださいね。
※江戸東京博物館の近松先生に、
 「旧暦」について、くわしく解説していただいたページ
 『むかしの暦で、いまを楽しむ。』も、ぜひどうぞ。



イラストレーターの玉村升一さんも、
「ほぼ日手帳」を愛用しています!


「旧暦のしおり」に、さらに魅力をくわえているのが
イラストです。
そのイラストを担当してくださっている玉村升一さんも、
「ほぼ日手帳」の愛用者のおひとりなんです。
玉村さんが「ほぼ日」に遊びにきてくださったときに、
ちらっと手帳を見せていただきましたっ。


玉村升一さん

玉村 僕の手帳、紹介していいのかな‥‥
と、ちょっと心配なんです。
ーー ?? どういうことですか?
玉村 「ほぼ日手帳」って、
手帳というくらいだから、
もちろん、日付が入っていますよね。
でも、僕は、その日付を
ちゃんと活用したことがないんです。
ーー スケジュール管理や、
日記帳といった使い方は、
していないということですか?
玉村 そうです。
スケジュールは、記憶してしまいます。
だから、「手帳」といえども、
いわゆるメモ帳のようにして使っています。

ーー メモ帳というか、
スケッチブックですね!
玉村 まあ、そうでしょうかね。
でも、なにが助かるって、
この手帳、方眼がありますでしょ?
これが、本当にいいんです。
ーー マス目にそって描ける、と。
玉村 はい。
スケッチだけじゃなくて、
イラストのラフを描いたり、
アイデアをメモするのにも、
役に立ちます。
ーー どのページに書くかは
そのときの気分で決めているんですか?
玉村 ぱっと開いたところに、
なにも気にせず、どんどん描いていきます。
ーー 手帳は、いつも仕事場に
置いているんですか?
玉村 いやいや、出掛けるときは
いつも持って歩いていますよ。
たとえば、名刺とか、チケットとか、
細々として、失しやすいものを
カバーのポケットに入れておいています。



玉村さんの使い方は、
「スケッチブック」や「書類ばさみ」なので、
ご自身が「手帳として使ってなくて‥‥」と
なんだか恐縮されていましたが、
「いつもそばにある」「大切なものをしまっておく」
というところで、
やっぱり「手帳らしい使い方」だと思いました!

ちなみに、玉村さんの手帳のカバーオンカバーの中には、
こんなふうに、ご自身のイラストが
差し込まれているんですよ。



これぞ、カスタマイズって感じで素敵でした。
玉村さん、どうもありがとうございました!!

★玉村升一さんのホームページ
 http://torinoco.com/