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えらぶ理由

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ダイニングテーブルには、
5脚の椅子が置いてあって、
そのうちの4脚は、
座面がペーパーコードで編まれた揃いのもの。

もう1脚は、
私が子どもの時に買ってもらった、
初めての、一人前の椅子。

長い間、
実家の屋根裏に置いてあったその椅子でしたが、
数年前に、
座面と背もたれを革から布に張り替え、
木の部分にやすりをかけ、オイルを塗って、
生まれ変わらせたのでした。

ダイニングテーブルにつく時、
他にも椅子がたくさんあるのに、
必ずと言っていいほど、
私はその椅子をえらびます。

思えば、私のものになってからなんと半世紀。

ちょっとした座り心地、
座面の質感。
それから愛着。

そういったものが、
えらぶ理由なのかな。

つい手に取るカトラリー。

遠回りしてでも通りたい並木道。

何度も観たくなる映画。

サッカー地のワンピース。

愛着のあるもの、好きなもの。

私をささえてくれる、
これらのもの。
ありがたいなぁと思う、今日この頃です。

今週のweeksdaysは、
t. yamai parisの
トリコットサッカーロングワンピース。
新色もくわわりましたよ。
どうぞお楽しみに。

miiThaaiiのバッグとHonnete のストール、あのひとの使いかた 02 脇田あすかさん

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脇田あすかさんのプロフィール

わきた・あすか
グラフィックデザイナー・アートディレクター。
1993年生まれ。
東京藝術大学デザイン科卒業後大学院を修了、
その後祖父江慎さんのデザイン事務所
「コズフィッシュ」を経て独立。
あらゆる文化に対してデザインで携わりながら、
豊かな生活をおくることにつとめている。

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4色あるバッグの中から、
脇田さんがえらんだのは白! 

「赤いワンピースに白いバッグ、
きっと似合うだろうなと思って」

うんうん、とってもよくお似合いです。

「赤を着ると元気になる」

という脇田さん。
中でも、
原色に近いパキッとした赤が好きなのだとか。

バッグのショルダーの幅は、かなり太め。
この太さ、持っていて安心感があるけれど、
実用だけじゃない。
じつはデザインもかねているんです。

足元はソールのしっかりしたスニーカーを。
ワンピースは赤。
バッグとシューズは白。
さっと羽織ったニットと、
ちらりと見える靴下のゴム部分は黒。

さすがデザイナーさん。
色のバランスが絶妙です。

バッグえらびの基準はなんですか? とたずねると、
即答で、
「水のボトルが入ること!」。

出かける時の必需品が、
この500mlサイズのウォーターボトルなんですって。

それにプラスして、
出勤の時はお弁当も持っていくので、
必然的にバッグは大きめになるのだとか。

「このバッグ、マチが広いから
お弁当も安心して持っていけます」

荷物が多くなるのは仕事柄? 

「いえいえ、そんなことはなくて、
いつもついつい多くなるタイプ」

かわいいなと思って小さなバッグを買っても、
結局、使わなくなってしまうんですって。

引っ越しを機に、
自転車からバス通勤に変わったという脇田さん。
自転車の時はリュック一択だったのが、
バスに乗るようになって、
バッグえらびも少し変化したよう。

「ななめがけのバッグは両手が空くので、
バスに乗る時、よさそうです」

さて次は、ストールを。

「今回、気づいたのですが、
私、初・ストールです」

なんと! 
マフラーやスカーフを巻くことはあっても、
ストールは初めてなんですって。

「スカーフは自分でデザインしたものがたくさんあるので、
ぐるぐる巻いたり、
さっと巻いて襟ぐりに入れたりしますが‥‥」

Honnete のストール、どうでしょう?

「すごい安心感‥‥包まれていると落ち着きます。
カシミヤとか、シルクとか、
素材によって巻いた時の印象は違うと思いますが、
このリネンのストールは、
巻いた瞬間『ハー』ってなりました」

と、うっとりするような表情で語ってくれました。

「旅に持っていくと重宝する」とか
「ちょっと肌寒い時に便利」とか。
ストールについては今まで
いろいろ話に聞いていたけれど、
その意味が理解できた、と脇田さん。

「それと、たたむとコンパクトですが、
広げるとびっくりするほど大きいんですね。
いろいろな巻き方ができそうです。練習します!」

グリーンのストールに合わせたのは、
ピンクのパンツ。
グリーンとピンクは好きな色合わせなのだとか。

今回、撮影前に家で
コーディネートを考えてくださったという脇田さん。

「赤いパンツに、白いシャツ、
それにグリーンのストールもキッチュでよかったんですが、
クリスマス過ぎるかなと思って。
あとは全身黒にグリーンのストールとか」

どれもきっとすてきなんだろうな。
いつかまた見せてくださいね。

miiThaaiiのバッグとHonneteのストール、あのひとの使いかた  01 大原真樹さん

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大原真樹さんのプロフィール

おおはら・まき
モロッコ雑貨店「fatimamorocco」ディレクター。
バイヤー、スタイリストとして世界中を飛び回り、
様々な国と出会うなか、モロッコに魅了され、
2006年に独立、店舗経営をはじめる。
年間100日以上をモロッコで過ごすとのこと。
著書に『女は好きなことを仕事にする』
(大和書房)がある。

■Instagram
■website


マルシェかごや、
バブーシュ(革製のスリッパ)をはじめとした、
モロッコの雑貨を輸入・販売する大原さん。

モロッコの魅力を尋ねると‥‥。

「はじめて訪れた時、
なんて色彩に溢れているんだろう! 
と感動したんです。
もともとフランス領だったから、
ちょっと洒落たものもあって」

輸入を始めたのは、2006年。
当時は、モロッコってどこ? 
バブーシュって何? 
そんな感じだったとか。

通ううちに、
「かごの持ち手を変えたらもっとかわいくなるかも」とか、
「ここに何かくわえたら、すてきになるはず!」
なんて思うようになっていったという大原さん。

現地の職人さんに想いを伝え、
試作を重ねて‥‥
「これだ!」
と思うようなものができ上がるまでに
5年かかったのだとか。

miiThaaiiの斜めがけバッグは、
もちろんモロッコのかごと一緒に。

持った感想をうかがうと‥‥
「このしっかりしたキャンバス地の質感がとても好き」
と大原さん。

じつは、ななめがけバッグは、
今までほとんど持ったことがなかったそう。

「おんぶひもみたいになってしまわないかな?」
というのが、その理由。

「でも、このバッグは肩かけ部分が広いから、
その心配はなし。
フィット感があって肩も凝りにくいですね」

両手が自由になる肩掛けバッグ。
モロッコの出張にぜひ!

Honneteのストール、
大原さんがえらんだのは、
太陽の下で映えそうなイエロー。

聞けばストールは、
「化粧品よりも何よりも、
モロッコ出張の必需品」
なのだとか。

灼熱の太陽や、サハラ砂漠の砂埃から身を守ったり、
虫予防にさっと羽織ったり。
また、出張先でホテルのチョイスがない時、
シーツ代わりにしたり‥‥と用途はたくさん。
コットンなどの天然素材を何枚もお持ちなんですって。

「暑い日差しに慣れっこの現地の人たちと違って、
モロッコは私たちには厳しい環境。
乾燥がすごくて、
肌があっという間にバリバリになっちゃう。
だから、必ず長袖。そしてストールをプラスするんです」

モロッコに通うようになって、
色に目覚めたという大原さん。

「若い頃は全身モノトーンが多かったけれど、
だんだんと小物に色を持ってくるようになり、
今では派手な色の服もバンバン着ます」

お気に入りのブランドを尋ねると、
「毎シーズン、展示会に行くのは、
COG(コグ・ザ・ビッグスモーク)」。

デザイナーの今枝さんの作る服が大好きなのだとか。
この日のボーダーTシャツもCOGのもの。
「襟ぐりとか、二の腕まわりの開き具合が絶妙」
なんですって。

「友人のブランドをはじめ、
ハイブランドも好きだし、
ファストファッションも覗きます」

ブランドにはこだわらず、
好きなものを自由に組み合わせて着こなす大原さん。

着こなしのポイントは色、
それからやっぱりモロッコのかごバッグ!

取材後、私たちweeksdaysチームは、
お買いもの大会に。
私もこの夏持ちたいかごバッグを新調しました。
miiThaaiiの斜めがけバッグとともに、
持ちたいなぁと思っています。

再入荷のおしらせ

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完売しておりましたアイテムの、再入荷のおしらせです。
6月13日(木)午前11時より、以下の商品について、
「weeksdays」にて追加販売をおこないます。

fog linen work
バスマット
(厚地、薄地)

▶︎商品詳細ページへ

2018年の、
「ほしいものはたくさんある。」
という鼎談から生まれたバスマット。

水しぶきを気にしないで使える、
大きなサイズのバスマットがずっと欲しかったのです。

使い始めて5年経ちますが、
さらりとしたリネンが、
お風呂上がりの足元を、
気持ちよく迎えてくれる。

私の暮らしになくてはならない存在になっています。

洗って乾かしてもへこたれず、
いつでもきれいさっぱり。

今回作ったのは厚地と薄地の2種類。
お好きな肌触りをえらんでくださいね。

(伊藤まさこ)

元気な色

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白菜のくたくた煮、
れんこんと白木耳のスープ、
切り干し大根とじゃこの和えもの、
蒸し豆腐‥‥。

ふと気がつくと、
冬の間、好んで食べていたものは、
白いものばかり。

白い食べものは、見た目にやさしい。
そして、身体にもやさしい。

冬が過ぎ、春がやってきて、
さあこれから夏。
今の私は、色のある野菜をもりもり食べたい気分。

まずは、まっ赤なトマトを、
ごろごろといくつか台所のすみっこに置いて、
スープに炒めもの、サラダと
あらゆる料理に使います。

もう少ししたら、
ズッキーニやピーマン、
ゴーヤにきゅうり。
ああ、思い浮かべるだけでおいしそうではありませんか。

色を欲するのは、
どうやら胃袋だけではないみたい。
これからの季節は、
元気な色を身につけたい。

今週のweeksdaysは、
キャンバス地のバッグとリネンのストールをご紹介します。
赤いバッグに、黄色いストール、
それから‥‥。

どうぞおたのしみに。

日傘と扇子、あの人のコーディネート その2 和服にあわせて 森脇ひろみさん

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森脇ひろみさんのプロフィール

もりわき・ひろみ
神戸生まれ、神戸育ち。
短大卒業後、結婚、
38歳のときに陶器店をオープン、
40歳で夫を亡くし、2人の娘を育てる。
54歳のとき、店を閉め、娘たちの留学先である
イギリスに渡り、2年半を過ごす。
帰国後は決まった場所を持たず、器の企画展を開催。
2014年から、娘の今日子さんが立ち上げた
古い集合住宅の一室を使ったギャラリー
MORIS(モリス)を手伝う。
「weeksdays」では2020年に、
「水色のコートを、
森脇ひろみさんに。」
に登場。


「もう暑いから、
絽のお着物にしてみました」
と、涼しげなお姿で
颯爽とあらわれたひろみさん。
所作もあわせてうつくしい佇まいに、
現場にいたスタッフからため息が漏れました。

「やっぱりそのメガネ、
今日の着物に合ってるわ」
と、隣で娘の今日子さん。

なるほど、
メガネの色味が
アンティークの帯留めにぴったり!

この日の装いに合わせていただいた
ボンボンストアの傘は、
「小ぶりだから、お着物にちょうどいい」
のだとか。
大きいと、和装の場合は
ちょっと野暮ったく見えるのだといいます。
ちょっと大きい貝ボタンがアクセントになって、
全体がバランスよく見えます。

この傘を洋服に合わせるなら、
「上質なコットンのカットソーに
生成りのリネンのワイドパンツなんかに似合うはず」。

普段は“真っ黒ではない色味” が好みだとのこと。
広げて眺めながら、
「この刺繍のデザイン、好きです。
こんな生地のパンツがあったら穿きたいわ」
とひろみさん。

「パンツ」という意外なコメントに、
詳しく聞くと、
「年齢的に、着る服がどうしても
地味になっていきがちですけれど、
あえて下半身を派手にしようかなと思って」
と、いたずらっぽく微笑む姿が
またすてきなんです。

「今日かけているのと同じ形の
青いサングラスも持ってるのだけどね、
買うときに『どうでしょうか‥‥』って
店員さんに一度止められたのよ。
でも、聞かずにかけてみたら
似合うって言ってくださって」
と、笑いながら話してくださいました。

この日もつけられていた
少し変わった形のメガネは、
80年くらい前につくられた
ニューヨークのビンテージのものだとか。

どんなアイテムも、
ひろみさんにかかれば
“ひろみさんのコーディネート” に仕上がります。
その極意を伺うと、
「人から変わっているとか、
派手だと言われても、
恥ずかしいと思ったらダメなんですよ。
好きなものを、
堂々と開き直って着ることが大事」
ですって! 
なんとまぁ、
ひろみさんらしい清々しいお答えに
はっとさせられました。

そうそう、
この日のひろみさんのお履物は、
着物好きがうらやむパナマ草履。
足元まで粋な装いは、
憧れずにはいられません。

どんなときも、
好きなものを身にまとって
かっこよくいること。
コーディネートの哲学のようなものを、
ひろみさんに教えていただきました。

ぜひまたMORISへお邪魔させてください。

日傘と扇子、あの人のコーディネート その1 あたらしい夏の相棒 高橋美賀さん

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高橋美賀さんのプロフィール

たかはし・みか
新宿御苑の森の近くで、
月の満ち欠けに合わせてひっそり喫茶営業をしている。
窓から月を眺めながら、
ゆっくりと夜のあまやかし時間を提供。
三日月のマークをポイントにした
オリジナル物販通販運営もスタート。
喫茶メニューの開運フードは、カフェオレとプリン。
「weeksdays」にはこれまで
いくつかのコンテンツに登場。

■Instagram


色白な印象の高橋さん。
さぞかしたくさん日傘をお持ちなのでは?
と思っていたら‥‥
「じつは、日傘初心者なんです」
と意外なお答え。

「日焼けをしたくないから、
日焼け止めは欠かさないんですけれど、
さすがに去年あたりから、
日傘がないとキケン! だなと思って‥‥」

そこで買ったのが、
紫外線遮蔽率90%以上という、強力UVカットの日傘。

「夏の通勤の必需品になっているのですが、
見た目がかなり質実剛健。
お出かけの時には、
もうちょっとおしゃれなものを持ちたいなと
思っていました」

だから、「おしゃれ日傘」は初。

それでも、さすが。
はじめてとは思えないくらいよくお似合い。

「まずサイズにびっくりしました。
かわいくて。バッグやかごにも入りますね」

そうなんです。
こんな風に手持ちのバッグやかごに入れられる、
ほどよい大きさが自慢。
小さいながらも、
頭部や顔など日除けしたいところは、
ちゃんと隠れる安心感もあるのです。

「こんなサイズ感のものって、あまりないですよね。
しかも透けて見える、丸い柄もかわいくて、
さしていて気分が上がります」

ブラックの日傘に、最近気になっているという、
ピンクのシャツと靴を合わせて。

さりげないゴールド使いは、
ご自身の耳元にも、
それから、お店にも。

そして、なんと扇子も初なのだそう。

「扇子ってなんとなく
ハードルが高いかなと思っていたのですが、
使ってみると、そんなことありませんでした。
コンパクトなのに、ちゃんと涼しい。
日傘とお揃いで持ちたいです」

「デニムとTシャツ、
なんてカジュアルなスタイルの時にも合いそうですね」

古い本や、柳のかご。
扇子と日傘がお店にしっくり。

高橋さんの夏の相棒にくわえてもらって、
うれしいなぁ。

日陰と風

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なんだか毎年のように、
ニュースやラジオで、
「10年に一度の猛暑」
と聞くような気がするのは、
私だけでしょうか?

どこからどこまでの「10年」なのか。
今年の猛暑を過ぎたら、
あと9年は少しは過ごしやすくなるのか。

暑さに弱いものとしては、
その10年という括りに、
いろいろと思いを巡らせてしまうのです。

とはいえ、
秋や冬と平等に、
毎年やってくるのが夏というもの。

夏休みを少し多めに取る、とか
日中はなるべく出かけない、とか。
できる範囲での対策を考えないとなぁ‥‥
と思っています。
(できるのか?)

そうそう、暑い中での発見もあったんですよ。

それは、
ふだん気に留めていなかった、
日陰のありがたみ。

大きな木や、建物の影。
それから日傘も。

今週のweeksdaysは、
BonBonStore の日傘と扇子。

「風」も夏にはありがたいもののひとつですね。

「指先まできれい」がうれしい

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伊藤
モイスチャライザーのほうは、
どんなときに使うといいですか?
大谷
これは手を守る役割をしてくれる乳液です。
ちょうどコロナのときに、
手洗いとアルコール消毒によって、
お客様みなさんの手がほんとうに荒れたんです。
どうしようかと考えたときに注目したのが、
手の「常在菌」でした。
目に見えないですけれど、
常在菌ってすごくいい仕事をしてくれているんです。
伊藤
そうですよね、皮膚の常在菌には
たいせつな役割があると聞いたことがあります。
人によって糠漬けの味が異なるのは
常在菌が人それぞれだから、とか。
コロナ禍でのおばあちゃんの漬物なども、
ちょっと味が違っていたかもしれませんね。
大谷
そうかもしれません。
このモイスチャライザーは
それら常在菌に着目して、
手荒れを防ぐという設計になっています。
ローションとセラムで保湿して、
モイスチャライザーで守る、
というようなスリーステップがおすすめです。
伊藤
昨日、そのステップを忠実にしたら、
布団の中で足がツルツルなのに気づきました! 
すぐに効果が実感できないと続けられないけど、
これならやる気も出てきますね。
大谷
気持ちいいですよね。
サンダルの時期は特に
足がずっと出ている状態なので、
冬よりも乾燥してしまうんです。
なので、出かける前につけてもらうといいと思いますよ。
カサカサした白っぽさもなくなって、
きれいに見えます。
伊藤
ぜひそうします。
それからこのベースコート
色がすごくいいですよね。
サンダルに合わせたネイルカラーにしようと思うと、
毎回塗り替えなくちゃいけないけど、
この色なら、どのサンダルでも
これだけでいいなって思えました。
大谷
そういう色を目指してつくったので
うれしいです! 
いろいろな方の肌に
合いやすいと言われる乳白色なんですけれど、
実はすごく難しくて‥‥。
白っぽすぎると合わない方もいらっしゃるし、
透明すぎると「クリアカラーでいいか」となってしまう。
爪の色ムラをカバーして、
血色よくきれいに見せる色をつくるために
かなり試行錯誤しました。
伊藤
たしかに健康的に見えますね。
質感も、ピカピカすぎずちょうどいい。
大谷
そうなんです。
ベースコートとしてもお使いいただけるので、
マニキュアを塗りたい場合は
もちろん重ねていただいてもいいんですけど、
地爪で過ごすときにも
これを1層塗っていただくと爪が守られます。
爪って、実は傷がつきやすくて
乾燥もしやすい箇所なので、
保湿成分(アボカド油、ホホバ油
、マカダミア種子油)
も入れています。
そして私が重要だと思っている、「速乾」。
伊藤
ああ、すぐ乾きますものね! 
大事なポイントだと思います。
大谷
けれど、マニキュアなので、
数日するとどうしても色が欠けてきます。
そのたびに塗り直すのは面倒なので、
2~3回はそのまま重ね塗りをしても
ムラにならない設計にしています。
伊藤
それはうれしいです。
いろんな点で、
かなり考えられているなと感じるんですけど、
大谷さんはそもそも、
どうしてケア専門サロンを開こうと
思われたんですか?
大谷
サロンを始めたのが2016年なんですけれど、
当初はいわゆるふつうのネイルサロンで、
ジェルネイルやアートネイルをしていました。
けれど経験を積むうちに、だんだん私の中で
こんなに爪を盛る必要があるのかな?
という疑問が生まれたり、
ジェルの中にはよくない成分を含むものもある
ということを知って、
「大事にすべきなのは、
そもそもの手と、そもそもの爪」
という考えに行きついて、
3年前にネイルケア専門サロンとして
リニューアルをしました。
伊藤
ジェルはもういらない、と?
大谷
ええ。
なくてもきれいなものが提供できると思ったんです。
実際に、「ジェルをやめたいけどやめられない」
という方もけっこういらっしゃって。
伊藤
それはどうしてやめられないのでしょう?
大谷
ジェル自体は、
正しくつければ問題ないはずなのですが、
いろんな技術者ややり方があって、
繰り返すことで爪自体が薄く、
ボロボロになってしまうことがあるんです。
一度そうなると、
水仕事やドライヤーの熱風も痛くて地爪に戻せない、
だから仕方なくジェルをやり続けるしかない、
という負のループに陥ってしまう方が
ほんとうに多くて。
やっぱり地爪から健康にしなくちゃ! 
と確信しましたね。
伊藤
地爪そのものの大切さを実感されたんですね。
大谷
そうですね。
それからケア専門にしたもう一つの理由は、
実はケアは、ネイリストでも難しい技術だからなんです。
甘皮も、本来爪が生えてくるところと皮膚の間に
ばい菌が入らないように守ってくれているので、
どのくらい取るか、残すのか見極めがとても重要です。
本来の機能を果たしながら、
きれいに見えるという境界線を保たなくてはいけないので、
ご自分では甘皮は切らず、
できればプロの私たちにおまかせいただけたら。
伊藤
そんなに難しいことなんだ‥‥。
そして甘皮! 
自分で切って失敗したりしていました。
足もケアは一緒ですよね?
大谷
一緒です。
でも、例えば爪切りはご自身でされると思いますが、
手より足の爪の方が分厚いですよね。
爪って層になっているので、
切ることでその層が切断されます。
その断面から乾燥したり
2枚爪になることがあるので、
断面を閉じさせるために、
必ずヤスリをかけてあげてください。
2~3往復、撫でるだけで大丈夫です。
伊藤
なるほど。
それをしてから、さっきのステップですね。
大谷
ぜひそうしてください。
美意識は、指先に宿りますから。
手は、洗い物をするときにお湯を使わなかったり、
ゴム手袋をつけたりと、
小さな積み重ねで確実に変わります。
伊藤
ケアしてみて実感したんですけど、
指先まできれいだと、
自分に気を遣えている気がして
すごくうれしいです。
大谷
わかります。
機嫌が悪い人も、
もうみんなしてほしいです! 
男性も、気に入ってくださる方が多いんですよ。
伊藤
男性も? 
でも、納得です。
手も足もフカフカになって、
ほんとうに気持ちがいいですものね。
これがなかった時って、
どうしてたんだろうっていうくらい。
大谷
そう思ってしまいますよね。
きちんとケアして保湿されたときの、
この気持ちよさを大事にしていただけたら。
伊藤
大事にしますね。
知らなかったことがたくさん知れました。
どうもありがとうございました。
大谷
こちらこそありがとうございました。

一番見られているところ

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伊藤
大谷さん、
今日はどうぞよろしくお願いいたします。
大谷
こちらこそお願いいたします。
ケアということなら
いくらでもお話できると思います。
何からお伝えさせていただきましょうか?
伊藤
今回、このサンダルを販売するのですけれど、
素足で気持ちよく履くためのケアをお聞きしたくて。
冬の間なまけていた足や爪を、
どうやったら出せる状態になるんだろうって。
大谷
「サンダルのための足」ですね。
私のサロンも、
夏が近づいてから焦って来られる方が多いのですけれど、
ほんとうは、冬の終わりくらいから
始めておくといいんですよ。
伊藤
もう準備の時期はすでにはじまっていたんですね! 
耳が痛いです(笑)。
大谷
ふふふ。
もちろん、1回のケアでも
それなりにきれいになりますよ。
けれども、甘皮のケアにしても、足裏の角質にしても、
回数を重ねてきれいにしていくほうが、
本当は理想なんです。
伊藤
「日々のお手入れ」が大事、
ということですね。
大谷
そのとおりです。
日々のお手入れは、
サロンに通ってくださる方にもおすすめしています。
伊藤
そのお手入れについて、
ぜひ教えてください。
大谷
まずはローション(化粧水)です。
以前からお客様に、
「クリームではなく、まず化粧水を使ってください」
とお伝えしているんですよ。
顔にはみなさん化粧水からつけますよね。
なのに、なぜか手や足には
いきなりクリームをたっぷり塗る方が多くて。
伊藤
たしかに! 
顔にばかり気が行きがちですけど、
手も足も、同じ皮膚のはずですものね。
大谷
そうなんです。
クリームでうるおったように感じますけれど、
乾燥した肌には、まず水分が必要ですよね。
お顔と一緒で、
「水分を入れてから油分を与える」という
ステップを大切にしてもらいたんです。
私のところでは
水分と油分をバランスよく調合した、
2層式になっているローションを使っています。
片手に2~3プッシュしてから
全体になじませてください。
これだけでも一応ケアは完結していただけます。
伊藤
あとは自分の肌の様子を見ながら、
乾燥する季節には
保湿を足したりすればいいでしょうか?
大谷
はい。
特に手にはいろんなお悩みがあるので、
サロンではより保湿効果のあるハンドセラム
モイスチャライザーも使っています。
ハンドセラムは、もともと薬剤師さんが
手荒れにお悩みの方のために開発されたもので、
90%が馬油(※)でできています。
(※馬油:保湿・保護のため)
伊藤
馬油なんですね。
大谷
馬のたてがみから採った
特別な馬油を使っています。
やはり人の肌には
植物性よりも動物性のほうが馴染みやすくて、
手荒れを防いでくれるんです。
爪と指の間に塗ると、
爪のピンクの部分を保護し
爪をすこやかに保ってくれるんですよ。
伊藤
爪と指の間に塗るというのは知らなかったです! 
爪自体に塗るものだと思っていました。
大谷
みなさんご存知ないことですよね。
もちろん、爪の周りの甘皮も含めてなんですが、
爪と指の間に1滴垂らしてもらうことで、
爪全体が保湿されるんです。
そのためにスポイトタイプにしていて、
できればローションの水分が残っているうちに
使ってもらうのがいいですね。
垂らしたあとは指1本1本と、
手の甲まで伸ばしてください。
伊藤
実は2ヶ月ほど前、
人差し指と中指の爪が欠けやすくなって、
大変だったんです。
でも、このハンドセラムを使って手入れをしていたら、
爪がだんだんすこやかに。
大谷
でしょう? 
このオイルなら修復してくれるはずです。
伊藤
手とか足とか爪って、
きれいに越したことないですよね。
先まできれいなら、“なんとかなる”気がします。
大谷
おっしゃるとおりだと思います。
手先とか足先って、
一番使っているし、一番自分が見ているし、
そして人にも一番見られているパーツなので。
伊藤
ほんとうですね! 
ローションは、
スプレータイプなのが使いやすいですね。
小さいサイズは持ち運べますし。
大谷
持ち歩いてください。
ベタつかないので、
気がついたときに
シュッシュってしてもらうだけでも、
全然違いますよ。

髪と手と足

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街ゆく女の人のどこが気になるかというと、
髪と手と足。

つまり体の先っぽ、です。

髪型やネイルの色よりも、
きちんと手入れされているかどうか。
(自分はさておき、ですけれどね。)

この3か所がきれいだと、
ああ、自分に気を遣う余裕があるんだな、
それってすてきだな、と思う。

忙しい毎日を送っていると、
なかなか「体の先っぽ」まで気が回らないけれど、
今年の夏は、ちょっと気合入れて、
お手入れしよう! と思っている私です。

気に入りのアクセサリーだって、
ネイルやサンダルだって、
その方が映えるに決まっているもの。

今週のweeksdaysは、
BARIのサンダル。
そして、手と足のケアアイテムをご紹介します。

コンテンツは、
The careの大谷緑さんに、
ケアすることの大切さをうかがいました。
目から鱗のお話、必読ですよ。

気分はゴワつかせない

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伊藤
デザインがすごくシンプルですよね。
古着の原型から、
あえて省いた要素もあるんでしょうか?
小林
まず、ラインの丸みは徹底して取りました。
脇線を、もう本当にストレートにして、
ひざから下も裾幅を絞ってないんです。
これは、私が背が低いので
丈詰めの事情もあるんですけど(笑)。
伊藤
あ、そうか! 
ストレートなら丈詰めも案外簡単なんですね?
小林
そうそう、10センチくらい切っても
ラインは崩れないですよ。
古着のパンツって、
テーパード(裾に向かって細いシルエット)
になってることがほとんどなので、
ワイドシルエットになるように
ライン取りは結構変えましたね。
伊藤
なるほど。
だからデザイン自体には
あまり古着っぽさを感じないですよね。
小林
ええ。
ベルト裏やポケットの袋布なんかも、
古着だとスレキ(白っぽい布)を使っていますけど
これは共布(表地と同じ生地)で作ってるので、
古着感は出ないと思います。
伊藤
たしかに。
いろんな部分でディテールが考えられてるんですね。
小林
そうですね。
縫製も、古着とは変えたところがあります。
古着だとポケットの下部分を
ふらしていることが多いんですけど。
伊藤
「ふらす」というのは? 
小林
少し浮くようにステッチを入れることです。
古着では5mmくらいふらせて
ステッチをいれていることが多いんですけど、
ここはおさまりがいいようにピタッとさせました。
その代わりに、
ポケットの口の部分のステッチ幅を広めにとって
ベイカーパンツらしさを生かした感じです。
金井
うん、ここのステッチがきいていると、
トップスをインして見えた時にかっこいいですものね。
伊藤
へえー!
ポケットだけでも印象が変わるものですね。
小林
ええ。
後ろのポケットも、
ベイカーパンツには四角いものもあるんですけど、
私は柔らかいラインで、
裾にむかってすこしだけ広げました。
伊藤
じゃあ、ここにお尻の丸みが入ったときに
すっきり見えると?
小林
そのとおりです。
「女性が着るパンツ」ということを、
意識してつくりました。
伊藤
どうりで、穿いていてまったくストレスがない!
一見、ゴワっとしているように見えますけど、
全然そんなことないですね。
小林
ああ、よかった。
バックサテンという生地は、
そこがいいんですよ。
伊藤
ゴワっとしたものを穿きたいときはあるけど、
“ゴワっとした気分”には
なりたくないじゃないですか。
そういうときにすごくいいなって。
小林
わぁ、うれしい。
まさにそうですよね。
伊藤
若い時には着倒せたかもしれないけど、
もうそんなに無理したくないし、
「頑張らなくてもいいや」と思ってしまうというか。
小林
そうそう。
背伸びして着るものより、
毎日気持ちよく過ごせて、
自分たちが主役になれる服がいいですものね。
伊藤
ほんとうにそう思います。
今回は標準丈に加えて、
weeksdays オリジナルで
4cm 短い丈を作ってもらいましたよね。
このショート丈が、わたしにはもう絶妙なんですよ!
小林
よかったです。
丈が合わなくても、このパンツなら
裾を折ってもかっこよく穿けると思いますし、
私は丈詰めが必要なときは
まとめてお直しに出しちゃいます。
オンラインだと、1週間くらいで仕上がりますよ。
伊藤
それはいい話を聞きました。
金井さんは背が高いから、
標準丈の方でもちょっと短いですか?
金井
私、168cmなので、
ウエストに合わせて穿くと短いんですけど、
腰で穿くのが好きなので、
それだとちょうどいい感じですよ。
伊藤
そうか。
ゴムも入ってるから調整できるんですね。
それにしてもいい生地だなって、
穿いていて本当に実感します。
小林
ね。着心地って大事ですよね。
伊藤
今日はどうもありがとうございました。
次回のアイテムも、
たのしみにしています。

「私たち」のためのパンツ

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伊藤
さっそくですが、
今回のこのベイカーパンツ、
作ろうと思われたきっかけを
お聞かせいただけますか?
小林
私が若い頃、
ミリタリーやワークのテイストが好きで、
古着のベイカーパンツやカーゴパンツを
気に入って穿いていたんですね。
ベイカーパンツもカーゴパンツも米軍のもので、
ベイカーはユーティリティパンツ、
カーゴはもともと作業用パンツです。
でも、年齢を重ねるにつれて、
だんだん合わなくなってしまって‥‥。
伊藤
「合わなくなった」というのは、
古着の生地感が、ということでしょうか?
小林
いえいえ、単純にサイズの問題です(笑)。
生地と縫製は、
今でも古着のものがすごく好きなんですけれど、
古着はウエストやわたり幅(太ももの箇所の幅)
が細くて、股上も深いものが多いんです。
若いときは気にならなかったんですが、
私たちの年代が穿こうと思うと
サイズが大きいものを選ぶしかない。
そうすると、今度はヒップがもたついたりして、
美しく着られないんですよね。
伊藤
形の問題なんですね。
小林
ええ。
でもやっぱり古着のテイストが好きなので、
その雰囲気をいかしつつ、
私たちのサイジングに合うパンツを作ろう! 
と思って。
それで今回、
アメリカ軍の古着を原型にしながら、
股上の深さを調整したり、
ウエストをちょっと広く取って
楽に穿けるようにゴムを入れたりしました。
伊藤
おおー。
まさに「私たち」のパンツだ。
小林
それから大切にしたのは生地。
ベイカーパンツには、
リップル(凹凸を作る加工を施した生地)とか
綾(デニムにも多い、斜めの織目が特徴の生地)
で作られているものもあるんですけど、
こちらは「朱子織り」のバックサテン生地にしました。
伊藤
しゅすおり、というのは?
小林
生地って、経糸と緯糸がありますよね。
「平織り」だと、縦と横の糸目が
1:1に出るように織るので、
表と裏の表情や手触りは同じになります。
でも「朱子織り」というのは
表に光沢のある経糸が多く出る織り方で、
こちらがサテン面になります。
バックサテンというのは、
その裏側を使うというということなんです。
伊藤
へえー! 
光沢がない方を表にしてるんですね。
小林
そうです。
なので、表面はちょっと粗野な感じというか、
カジュアル感がある生地使いをしていて、
肌に当たる裏面はサテンなので、
ツルッとして気持ちいい穿き心地になります。
伊藤
なるほど。
生地から厳選されたんですね。
小林
この生地だと、色もすごくいい感じに
落ち着いたんですよ。
「バイオ加工」というものを施したんですけど、
私が持っている古着と
ほぼ同じ色合いに仕上がってくれて。
伊藤
それはどんな加工なんですか?
小林
酵素を入れてすこし色を落とすような加工で、
古着っぽい風合いが出ます。
石を入れて洗うことで色落ちとダメージ感を出す
ストーンウォッシュともちがって、
生地は傷つかないけれど、
アタリ(色落ち)は出せるんです。
伊藤
加工によって色を調整されたんだ。
今回は「オリーブ」と「ブラック」の2色ですけど、
最初からこの2色展開にしようと
考えられてたんですか?
小林
最初は「オリーブ」だけにしようと思ってました。
でも、黒があったほうが大人っぽいかもと思って。
伊藤
たしかに。
この形で黒って、なかなかない気がします。
トップスは何を合わせるのがおすすめですか?
小林
「ブラック」には、
春は生成りのニットとか、
夏は白系のトップスと合わせると
重たくならないと思いますよ。
金井
オレンジっぽいリネンのブラウスにも
合うと思います。
伊藤
ああ、かわいいですね~。
小林
「オリーブ」の方には赤いブラウスとか、
白いタンクトップとカーディガンに
赤いサンダルを合わせても
かわいいかなと。
金井
ベーシックに見せたいときは、
チャコール杢のトップスなんかも合いますよね。
伊藤
ほんとうだ。
この組み合わせ、素敵ですね~!
小林
うん、お似合いです。
私たちぐらいの年代になると、
古着やデニムを着ると、なんと言えばいいんでしょう。
「日曜日っぽくなる」というか‥‥。
伊藤
ええ、わかります。
カジュアルに見えすぎてしまうんですよね。
小林
そうそう。
なので、
こんなふうに「大人のきれいめなカジュアル」
という感じのコーディネートで
着てもらえたらと思います。

再入荷のおしらせ

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完売しておりましたアイテムの、再入荷のおしらせです。
5月23日(木)午前11時より、以下の商品について、
「weeksdays」にて追加販売をおこないます。

LIVRER YOKOHAMA
洗濯用洗剤 シルク&ウール 600ml

JINCHOUGE/FRESH MUGUET

▶︎商品詳細ページへ

洗濯ブラザーズの
「シルク&ウール」を初めて試した時は、
本当にびっくりしました。
エッセイにも書いたように、
私の「洗濯革命」と断言できる、
洗い上がりの美しさ、そしてしなやかさ。
家でこの仕上がりになるなんてとうれしくて、
去年の衣替えの衣類はほぼすべてを
自分で洗濯をしたほどです。

思わず、友人知人に「使ってみて!」
と連絡をしたところ、
みんなが「すごい‥‥」と絶賛。
洗濯って、どことなく
家事の片手間という感じでしたが、
洗濯する時間が楽しい時間へと変化したのは、
なによりの収穫でした。

weeksdaysオリジナルは、
沈丁花とすずらんの2つの香り。
さりげなく、そしてほのかに漂ってくる春の香りは、
洗濯している人へのご褒美。

洗い上がった服は、前より一層愛着が湧く。
服が好き、おしゃれが大好きという方に、
ぜひ使っていただきたいなぁと思います。

(伊藤まさこ)

今の自分に

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歳を重ねるごとに、
着たいものと、似合うもののギャップが
大きくなってきました。

いったい何を着ればいいの? と、
鏡の前で途方に暮れることもしばしばですが、
「着たい」という気持ちばかりに寄せるのも
無理があるというのも、
なかなか悩ましい問題ですが、
最近、解決法を見出したのです。

それは、
「同じ悩みを抱える、
同世代のデザイナーさんが作る服に頼る」
です。

このパンツもまたしかり。
気になる腰まわりをうまくカバーしたり、
着心地よい素材をえらんだり。

一見、ふつう。
でもよくよく聞くと、
その服を作るに至った理由がちゃんとある。

そして、
着てみると今の自分にしっくりくる。
それってなんだかすごいことなんじゃないかな、
って思っています。

今週のweeksdaysは、
Le pivot のバックサテンベイカーラフパンツ。

去年あたりから、
カーキ色のパンツが欲しかったけれど、
どうなのかしら? ‥‥と、
踏みとどまっていた私でしたが、
これなら!! というものを見つけました。

器とおはしのえらびかた

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──
伊藤さんが食器のスタイリングを担当した
ウーさんの料理本は4冊あるとのことですが、
毎回、どんなふうに変えるかを考えるんですか。
伊藤
料理が主役という考え方は変えていないんです。
でも本によって「ちょっと変化をつけたい」
という気持ちもあります。
だからどんな器を使うかは、
本によって違いがありますね。
ウーさんのお持ちの器に、
わたしの持っている器を足したなかから使ったり、
目利きの友人に借りたヴィンテージや骨董から、
ウーさんの料理に合うものを選んだり。
そういうふうにふだん目に慣れてないものを選ぶのも、
おもしろいことなんですよ。
──
撮影の現場、たのしそうですね。
伊藤
ほんと、ライブですよ。
あらかじめ料理名やレシピは聞いているのに、
材料ひとつ「え! そうやって切るんですか?!」とか、
見なければわからないことも多くて。
そして完成した料理が想像と違うと、
「このお皿じゃなかった!」ということもしばしばで。
ウー
そうなんです。それがね、おもしろくて。
まさこさんは、「ぜったいこのお皿」みたいに
自分のスタイリングを前面に出すのではなく、
「この料理は、やっぱりこっちのほうがいい!」
という判断を、現場で瞬時になさるんです。
もうホントに料理ができあがる直前に、
急いで変更したりとか。
──
ウーさん、普段、ご自身でつくって
ご家族で召し上がるときには、
つくりながら「あのお皿にしよう」と決めるんですか。
ウー
そうです。つくりながら考える。
私、先にお皿は出さないのよ。
ほぼ完成して、あとは盛り付けるっていうときに
食器棚に行くんです。
だってね、素材も毎日変わるんだから、
料理の仕上がりの印象も変わるんですよ。
同じ小松菜でも、今日と明日で、
全然違う仕上がりになったりする。
伊藤
ほんとです。そうですよね。
──
ジャズみたいですね。音楽で言うと。
伊藤
ホントそうだと思う。即興です。
食べる人も違えば、同じ素材でも違うし。
ウー
そうですよね。あと、お客さまが来ると、
相手のことを考えて、
同じもやし炒めでも、
この方だったらこのお皿がいいかな、
ということもありますね。
伊藤
おはしは主役ではないとウーさんがおっしゃいましたが、
たしかに、いいお店で満足のいく食事をいただいたときは、
「どんなおはしだったかな?」という印象は
あんまり残らないですよね。
わたし、それが
「いいおはし」なんじゃないかと思うんです。
手に触っていやな感じもなく、
たとえば美味しい炊き立ての土鍋ごはんを
邪魔することもない。
だから記憶に残らないんですよ。
そういうお店のおはしは、
きっと太さや重さも完璧なんですよね。
ウー
逆に、料理屋さんに行って、
記録のために写真を撮るときに、
このおはしは写らないほうがいいな、
っていうこともありますね。
せっかく美味しい料理なのに! って。
伊藤
写真は手前から撮るから、
おはしの存在感が増すんですよね。
自分で見るより、おっきく写るんです。
ウー
だから私、外して撮るの。ふふふ。
伊藤
わかります。
ココ・シャネルが言ったそうなんです、
「出かける前、鏡を見て、なにかひとつ外しなさい」。
ああ、なるほどと思いました。
ウー
そうですよね! 
──
テーブルの上もそういう世界だっていうのは、
おもしろいですね。
ところで今回は「わたしのおはし」に
種類を2つ、増やします。
せっかくウーさんに
「黒のおはしがいい」という
お話をしていただいたんですが、
「オノオレ桜」と「サティーネ」という
2種類の、ことなる色の木を使いました。
伊藤
「マイはし」のおうちには、
「これはわたし」というふうに
使い分けていただけるのもいいかな、って。
それに、黒檀に比べてお求めやすい価格になっています。
ウー
いいですよね。1人、1セットずつね。
伊藤
黒檀は漆を塗っていませんが、
オノオレ桜とサティーネは
拭き漆で仕上げてもらったんです。
ウー
何種類か持っておいて、
そのとき、そのとき、料理と器と合わせて
おはしを選んでも、たのしいでしょうね。
特別なときにとっておくとか。
端午の節句なら黒檀、
ひなまつりならオノオレ桜、みたいに。
それこそ色のあるおはしは、
今日のこのお皿に似合いますよ。
黒の漆に、こうして‥‥。
伊藤
あ、ほんとうですね。きれい!
ウー
ね、これもいいでしょ。
伊藤
着替えるようにしても、いいんですものね。
ウー
そうよ、アクセサリーでもあるのだから。
伊藤
アクセサリーでありつつ、
とても大事な道具っていうことが、おもしろいです。
ウー
うん。それはすっごく大事なこと。
伊藤
料理って毎日、毎日つくるものだから、
そのたびにきれいなものに出会えます。
ウーさん、今日はたのしいお話を聞かせていただき、
どうもありがとうございました。
ウー
こちらこそでした。ありがとうございます。
ほんとにね、いいものをつくっていらっしゃる。
派手なものじゃなくて、
飽きのこないものをつくってる。
やっぱりまさこさんしかできないと思うんですよ。
伊藤
ありがとうございます。
励みになります、とっても嬉しいです。
ウー
また、ぜひ、連絡くださいね。
伊藤
はい、ぜひ! ありがとうございます!

引き算

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伊藤
おはしって、すごいですよね。
この、ちいさな2本の道具がないと、
わたしたちのごはんが成り立たない。
ウー
そうですよ。
食べることは生きる基本で、食べないと死んじゃう。
とても大事なことだから、美味しく、美しく食べたい。
だからこその、おはしの役割なんですよ。
伊藤
口にあたるものですから、
やっぱりいいものを使いたいですよね。
日本ではごはんちゃわんと湯飲みとおはしは
「自分のもの」という家庭も多いですが、
ウーさんのお宅ではどうでしょう。
ウー
子どもたちが小さい頃にはありました。
今はもう共用にしていますね。
伊藤
「マイはし」システムじゃないんですね。
うちもそうなんですよ。
でも実家に行くと、いまだに
「はい、これ、あなたのおはしね」と。
中国では、いかがですか。
ウー
中国に「マイはし」はあんまりないです。
西洋のナイフやフォークも、みんな共用ですね。
でも「わたしのおはし」は、
もちろん自分だけのものにしてもいいけれど、
共用にしても、いいと思うんです。
伊藤
はい、どちらの使い方もあると思います。
ウーさんは「わたしのおはし」をお使いになる前は?
ウー
家族では、日本のおはしをずっと使ってきましたよ。
それこそ京都のもので、
竹のものだったり、漆のものだったり。
お友だちが来たときは、中国の黒檀のおはしを
使ってもらうことにしていたんですけれど、
お客さまにとって中国のおはしって、
とくに女性の方にはちょっと重かったり長かったり。
だから、ずっと探していたんです、いいおはしを。
ところが、あったとしても、ちょっと太かったりして。
伊藤
そうなんですね。
ウー
その点、この黒檀のおはしって、
細くても、重みがあるじゃない? 
伊藤
密度が高いんですよね。
細いけれど、ちょうどいい重みなんです。
ウー
手がなじんでくるんですよ。
自分が触りたくなる質感がある。
伊藤
そして、ぐるっと回って「見た目がきれい」なことも
大事だなって感じるんですよね。
そういえば今日も、引き出しの中を整理していて、
「わたしのおはし」が並んでいる姿を見て
「やっぱりきれいだな」と思いました。
ウー
佇まいとしてさりげないんですよ。
でもさりげないものが、
たぶん飽きがこないと思うの。
一瞬、主張するようなものって、
飽きも早くきちゃったりとかする。
伊藤
それ、料理も一緒ですね。
一口目のインパクトが美味しいものって‥‥。
ウー
続かないですよね。
伊藤
ウーさんの料理は、頂いているあいだじゅう、
ずっと美味しいんです。
ウー
ありがとうございます。
伊藤
わたし、キッチンに料理本を置くの、初めてでした。
ウーさんの『100gで作る北京小麦粉料理』
『炒めもの』『煮もの あえもの』
『蒸しもの お粥』

4冊のスタイリングでお手伝いをしましたが、
ウーさんの料理って、きれいなんですよね。
テーブルに置いた姿も美しいんだけれど、
下拵えで料理がバットにのっているところまで、
とても美しいんです。
ウー
特別な材料ではないんですよ。
いつもあるような食材です。
伊藤
それを丁寧に下拵えするから、きれいなんです。
最近、何においても、
丁寧にするに越したことないなと思います。
ウー
ほんとですよ。
丁寧にすることで、自分も満たされるんですよね。
伊藤
丁寧にできなくて、雑な料理をつくっちゃったら、
こんなに忙しくしてる自分はダメだ、
自分の生活を見直さないと! って思うんです。
ずいぶん前に京都の刃物屋さんの
『有次』の社長さんと対談したときに、
包丁の手入れが行き届いている人は、
背筋もピンとしてるっておっしゃっていました。
ウーさんもそうですよね。
料理だけじゃなくお宅もほんとうにきれいにしてらして。
床拭きも毎日なさっている
おっしゃっていましたね。
ウー
そんなお話、しましたね。
伊藤
おはし選びからはじまって、器選びも料理も、
結局、全部、なんですよね。
さりげないものを使うとか、
飽きのこないものを使うとか、
丁寧に扱う、とか。
わたしも耳が痛いです。
ウー
とんでもない! 
まさこさんはそうやって
私のことを褒めてくださるんですけれども、
その言葉を掛ける2ぐらいにして
返したほうがいいかなと思いますよ。
私の本のスタイリングだって、
もしまさこさんがやってくれなくなったら
どうしようと思っちゃう。
伊藤
ありがとうございます。
撮影のときはいろいろと準備して伺うんですが、
セッティングしていざ料理ができあがると、
「あれ? これ、要らなかったな」って、
ずいぶんアイテムを引き算していました。
ウー
結局、最後、そうするのね。
伊藤
だって、結局、料理があればいいんです。
それが主役ですから。
だからスタイリングの仕事って、
ほんとに難しいって思うんですよ。
どれだけ引き算ができるか。
──
昭和の家庭誌や婦人誌の料理のページって、
むしろ「足し算」でしたよね。
クロスを敷き、カトラリーをたくさん並べ、
それこそお花を置いて、ワインの瓶があったりして、
テーブルをぎっしりに飾る、みたいな。
伊藤
昔の料理写真って、そうですよね。
前菜、主菜、デザートまで一緒に撮影したり。
──
その歴史があったところから、
時代も世代も変わって、
今、引き算になっているわけですね。
ウー
今じゃないのよ、まさこさんはずっとそうなのよ。
私たち、そんなに変わらない時期に
デビューしたと思うんですけれど、
当時から雑誌でまさこさんのスタイリングを見て、
「この人のスタイリングがいい!」と思ってましたから。
伊藤
たしかにわたし、あんまり変わってないです。
ウーさんも変わってないと思う。
ウー
うん、変わってない。
伊藤
わたしたちに共通しているのは、
料理が主役であるということですね。
だからいろんなものを写さなくてもいいんです。
かつての料理の撮影って、いろいろなルールがあり、
「器やカトラリーは
料理ごとに替えてください」ということもあって‥‥。
でも、わたしもウーさんもそうですよね、
「そうじゃなくてもいいでしょ?」って。
ウー
ねっ!

きれいに使う

未分類

──
ウーさんのお宅はお客さまが多いと思うんですが、
そうすると、おはしも数が必要ですよね。
和食器だと5客、5膳が基本ですけれど。
ウー
そうなの、だから和食器は、
2セット揃えるんです。
──
伊藤さんはお皿やおはしの数を揃えるとき、
どう考えますか。
伊藤
わたしはダイニングテーブルの椅子の数と同じ、
って思ってます。
基本5客。でも洋食器は6つ単位が多いかな。
ウー
お客さまの数が多くなればなるほど、
食器やおはしはバラバラではなく、
揃っていたほうがいいと思います。
そのほうがね、食べ物が主役になる。
きょうのわらび餅のように。
いい器や道具は、
食べ物がすっごくいいものになりますが、
逆に、邪魔をするものにもなると思うんですよ。
われわれ人間のアクセサリーもそうなんだけれど、
アクセントになったとき、
すごく美しく見えるいっぽうで、
「ないほうがよかったかな?」ということもある。
私、おはしは、そういう役割だと思っています。
伊藤
なるほど。
ウー
それでね、いまだに、お気に入りの箸置きがない。
すっごく難しいの、箸置きって。
もうすっごく目立たなくて、
ものすごい小っちゃくて、
おはしの先端をほんのちょっと
テーブルから浮かせることができればいいのに。
伊藤
あたまに思い浮かぶものがあるならば、
茶托のように、つくってもらうっていう手段も、
ウーさんならあると思いますよ。
ここのおうちに合う箸置きを。
──
以前、weeksdaysでは
陶芸家の伊藤環(かん)さんと、
小石のような箸置きをつくったことがありますね。
伊藤
そうでしたね。
ウー
私はね、もうほんとに、
うんと小さくて細くていいんです。
金属でもいいと思うんですよ。
つまようじのような、細い金属の箸置き。
伊藤
たしかにおはしの先端が
テーブルにつかなければいいんですものね。
それはぜひつくっていただきたいな。
これまで作家さんに相談なさったことはないんですか?
ウー
ないんです。
わが家で必要な数だけでは、
お願いしにくいなって思って。
お皿があって、料理があって、おはしがあって、
それでひとつの絵になればいいなと思うんですよね。
料理がいちばんの主役で、お皿がその次、
おはしや箸置きは、主役じゃない、と思うので。
伊藤
そんなに存在感は要らないんですね。
そうしたらウーさん、箸置きは、今、
そんなにお持ちではないんですか?
ウー
それがね‥‥いっぱいあるの! 
伊藤
あら! あるんですね。ふふふ。
ウー
いろいろ買ってくるんですよ。
いっそ、と思ってうんと大きいものにしたり、
あれこれ考えて買うんだけれど、
全然、ピンとこない。
気に入ったものは、一個もございません。
伊藤
中国の箸置きは、また違うんですよね。
おはしを縦に置きますね。
ウー
そう。持っているんだけれど。
伊藤
でもたしかに料理が主役と考えると、
箸置きはアクセサリーですね。
ウー
そうなんですよ。
おはしや箸置きではなく、
お客さまには料理を見てもらいたいでしょ?
伊藤
そうなんですよね。
器やおはしって、ポンと置いて絵になるものと、
使ってこそ生きるものがあるんですよね。
ウー
そうです。はい。
器は、料理に勝っちゃいけないと思います。
例えですけれど、魯山人のものって、
ほとんどが、言われないかぎりわからないほど。
つまりあれは料理のための器なんですよね。
どんなに名品でも、器は、料理のために、
さりげなく存在するというのが理想だと、
私もそういうふうに考えているんです。
伊藤
なるほど。
器は、どういうときに「これを買おう」と思われますか。
ウー
やっぱり直感。
「この器はいい」って。
伊藤
ピンとくるんですね。
ウー
そう、ピンとくる。
その時大事なのは、
料理の邪魔にならないこと。
伊藤
今日の器は、桜に鯉。
桜のモチーフだと、
ちょっとかわいらしくなっちゃうところなのに、
これはカッコいいですね。
ウー
そうですよね。
鯉と桜というのは珍しいみたいです。
だいぶ昔に買ったものなんですよ。
息子がいるので、
桜の季節から、端午の節句にかけて
使うことにしているんです。
伊藤
あ、なるほど!
ウー
娘のために、ひし形のお皿もあって、
それは雛祭りまでに使ったり。
伊藤
素敵ですね! 
ところでおはしの使い方は、
お子さんたちに「こうよ」って、
教えられました?
ウー
私は、おはしの汚い使い方は絶対に許しません。
あんまりごはんのときに
うるさく言いたくはないですけれども、
おはしの持ち方だけは、
しっかりとやりたいと思いました。
だから正直に言って、
うちの子ども2人とも、
おはしの持ち方、わりときれいかも。ふふふ。
伊藤
テーブルで食事をしていて、
おはしの所作がきれいだと、
「あ、すてき」と思いますものね。
ウー
そうでしょ。いいでしょ。
みんなで気持ちよく、ね。
「大事に育てられたんじゃないかな」って、
なんとなく感じたりしますよね。
伊藤
そうですね。
ウー
テレビで食事のシーンを見て、
おはしの使い方がきれいじゃないと、
食べ物にリスペクトがないって感じるんです。
それでチャンネルを替えるのよ、私。
まあ、ちょっとそれも極端なのかもしれないですけれども、
テレビに出るなら、そのくらいのことは、
ちゃんとしてほしいって思っちゃうの。
伊藤
先日、同じような話を、陶芸作家の方としました。
テレビを家族で見ていたら、
有名タレントさんが
おいしいお店のレポートをしていたんですって。
その方が、高台がザラッとしている陶器を、
塗りのテーブルの上で、
ズズズーって寄せてこすったのを見て、
家族で、シーンとなったって。
傷がついてしまうから、
漆塗りの上で陶器を引きずってはいけないのに‥‥。
ウー
そうなんですよ。もう、ありえない。
そういうことは、オトナが教えないとね。

揃えるって気持ちいい

未分類

伊藤
ウーさん、どうぞよろしくお願いします。
「わたしのおはし」をお使いいただいているようすを
拝見したくて、お邪魔いたしました。
ウー
どうぞ、どうぞ。
最初に、お茶と、わらびもちはいかが? 
このおはしはね、ちょうどいいのよ、わらび餅に。
短いほうがぴったりなの。
伊藤
わぁ、すてきです。
わらび餅っていうと、
黒文字などでいただくイメージでしたが、
おはしを使うのも、いいですね。
ウー
まさこさんがこのおはしを
撮影でスタイリングに使うのを見て、知ったんです。
お手伝いに来てらしたまさこさんの娘さんが、
ピカピカに磨いているのを見て、
きれいなおはしだな、って思って。
伊藤
ウーさんも、使い終わったあとに、
磨いていらっしゃるとか?
ウー
そう、その場でバッと。
でも彼女のように、あんなにがんばって磨くのは、
私の性格的に無理じゃない? 
なので、使い終わったあとに、パパッと。
伊藤
娘は、撮影に使うということで、
ピッカピカに磨いていましたね。
ウー
「こんなに磨くの?」と思って。
でもそれがきっかけで、買わせていただいたんです。
伊藤
ありがとうございます。
黒檀のおはしは漆を塗っていないんですが、
磨くと、自分の力で輝くのがすごいですよね。
ウー
そうなの。
実を言うと、私、中国の黒檀のおはしを、
持っているんですよ。
ご覧になります? 
伊藤
はい。お願いします。
おお‥‥! たくさん。
様子が、ずいぶん違うものですね。
ウー
そうなの。
全部、黒なんですが、
おはしって、難しくないですか? 
目立ちすぎると、器の邪魔になるんですよ。
だから、人が来たりするときには、
おはしは黒がいいと思うの。
男女関係なく。
伊藤
これまでお使いの中国のおはしもすごくいいけれど、
「わたしのおはし」の良さって、
すごく先が細くなっているところですよね。
ウー
そうですよ。全然違う。
伊藤
煤竹とか、竹とか、
おはしにはいろんな素材がありますが、
それでもなく、やっぱり黒檀?
ウー
竹のおはしも、いいんですけどね。
でも黒檀。
だからこれに出会ったとき、
「これを私が揃えないでどうするのよ」と、
それで奮発しました。
伊藤
ウーさんは、お買い物、
お嫌いじゃないですよね。
ウー
買い物、大好きです。
伊藤
買ってみたものの
「あ、やっぱりこれちょっと違った」
っていうこともあるんですか?
ウー
失敗、するんですよ。
伊藤
お買い物がお好きだというのに、
幾度かお邪魔させていただいているんですが、
モノが増えていない気がするんですけれど。
ウー
それはね、処分をしてから買うことにしているから。
たとえばこのおはしを買う前もそうでした。
いつか、きれいに片づけようと思っているものが、
けっこういろいろあったんですよ、わが家は。
でも例えば7年使っているものを手放すのって、
けっこう勇気が必要。
でもあたらしいおはしを迎えるなら、と、
それを機にきれいにしたんです。
伊藤
最近、長くクローゼットにあった服も、
そうなさったとか。
ウー
そうなんですよ! 30年分の服を処分しました。
まさこさんがどこに託したらいいかを
教えてくださって。
伊藤
洋服買い取りの古着屋さんにも、
いろいろな専門性があるんですよ。
ウー
私は買うとすぐにタグを切ってしまうので、
それじゃ引き取れませんというところもあれば、
大丈夫ですよというところもありました。
それで引き取ってもらって。
捨てるより、誰かに着てもらったほうがいいですものね。
伊藤
なぜ30年分もの服を処分しようと?
ウー
年齢と共にあんまり身体にフィットしたものを
着なくなったということもあるし。
昔のデザインでもう着られないものもあるんです。
それでも、ずっととってあったのは、
昔のものって、質がよかったりして、
処分しづらくて。
伊藤
愛着もありますよね。
ウー
けれどもクローゼットがいっぱいになっちゃって、
新しいものが買えなくなっちゃったの。
伊藤
ああ。なるほど。
ウー
買わないか、処分するか、収納を増やすか。
でも私、絶対、収納を増やさないんですよ。
だって、増えるいっぽうでしょう?
伊藤
そうですよね。
だからいつもきれいで、きちんとしてるんですね。
ウー
そう。「あふれるほどのモノはいらない」。
でも、まさこさんは、たぶん私以上だと思うの。
伊藤
今、まさしく片づけモードなんです。
毎日「いらないものないかな」と思っていて、
たとえばだいぶ長く使ってきた空気清浄機などは、
アップデートしていったほうがいいかな、とか、
こまごまと考えています。
ウー
わらび餅、
おはしだと食べやすいでしょう?
伊藤
ほんと、そうですよね。
ウー
きれいに食べられないのがすっごくイヤで。
金属のフォークでは美味しくいただけないから、
おはしがいいんです。
おはしに合う日本のお菓子は、けっこうあると思いますよ。
葛餅もそうですよね。
伊藤
散らばったきなこも、取りやすいですね。
ウーさん、ひょっとしたら、
おはしを使わない日がないのでは?
ウー
ないですね。
伊藤
わたし、すごく意外だったのは、
炒めものの撮影のときに、
ウーさんがヘラを使われないこと。
菜箸を使って炒めていましたね。
ウー
そうなんです。
おはしは、指みたいな感じじゃない? 
伊藤
じゃあもう手の延長。
ウー
そうですね。
どうして中国のおはしが
あんなに長いのかご存知ですか。
たとえば西太后とか、
昔の地位のある女性は、
長い付け爪をしているんですよ。
肖像画にも描かれています。
伊藤
あれ、付け爪なんですね。
ウー
すっごく、長いの。
伊藤
それはなんのために?
ウー
きれいだから。
でもおはしを使うとき、すごく使いづらい。
でも中国のおはしだったら長いから使えるんです。
それに、日本は食器を手に持って食べるけれど、
中国は食器はテーブルに置いたまま。
身を乗り出して大皿の料理を取るのはカッコ悪いでしょ? 
おはしが長いほうが、動作が小さくてすみますし、
美しく見えるんです。
口に運ぶときも、ちょっと手首を返せばいい。
自分から料理に顔を近づけずにすみます。
伊藤
スナップを効かせて、
美しい所作で。
ウー
そう、そう。
そういうわけでお客さま用に
中国の黒檀のおはしを持っていたんだけれど、
日本でつくった黒檀のこのおはしを知って、
揃えたくなったんです。
「揃える」っていいでしょう?
伊藤
気持ちいいですよね。

手の延長

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昭和を代表する女優の高峰秀子さんは、
エッセイの名手でもありました。

高峰さんの本の中で、
私の一番の気に入りは、
『コットンが好き』(文春文庫)というエッセイ集。

徳利、ようじ入れ、手塩皿、
おべんとう箱に、楽屋着‥‥

だれのためでもなく、
自分(そして時には夫)のために、
えらんだ「好きなもの」。

自分の眼を持つって、
できそうでなかなか難しいものだけれど、
それをとても軽やかにこなす高峰さん。
本を通してしか知らないけれど、
ああ、いいなぁ、すてきな人だ。
素直にそう思うのです。

『コットンが好き』の中で、
お箸について書かれた一節があります。

象牙だと、重い。
美しい塗り箸だと、箸先が辷(すべ)る。
上等な利休箸は、
両端とも細まっているところがなんとなく落ち着かない。

ああでもない、こうでもない‥‥ののちに、
理想の箸に巡り合うのですが、
(この先はぜひ本を読んでくださいね)
毎日使うものだからこそ、
おろそかにしたくないという、
高峰さんの気持ち、よく分かる。

今週のweeksdaysは、
以前、販売して好評いただいた吉岡木工のお箸。

軽すぎず、重すぎず。
見た目に美しく、
なにより使い勝手のよい、
私の手の延長のようなお箸です。

コンテンツは、久しぶりにウー・ウェンさんに
登場いただきました。
どうぞおたのしみに。

再入荷のおしらせ

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完売しておりましたアイテムの、再入荷のおしらせです。
5月16日(木)午前11時より、以下の商品について、
「weeksdays」にて追加販売をおこないます。

pageaérée 
ray unisex pajamas

▶︎商品詳細ページへ

ここ数年、
シルクのシーツやピローケース、
ナイトパンツなど、
眠る時の体への負担をできる限り無くそうとしている私。

心地よい眠りのためには、
肌、そして自分にやさしい素材に包まれたい。
わがままでもいいから、
好きなものに囲まれて眠りたいんだ!

そんな時に出会ったのが、
pageaérée(パージュアエレ)のパジャマでした。

素材のよさはもちろんですが、
肌に当たらないようにと、
縫い代の始末がていねいにされていたり、
ポケットがついていたり(意外にないんです)、
リラックスできるのに、
だらしなく見えないように考えられた
シルエットだったりと、
このパジャマの中に、さまざまな工夫がされている。

一見、とてもスタンダードに見えますが、
袖を通すと、よさが分かる。
洗っては着て‥‥を繰り返しているので、
weeksdaysの発売を機会に、もう一枚欲しいなぁ
なんて思っています。
(伊藤まさこさん)


pageaérée 
vic one-piece stand

▶︎商品詳細ページへ

デザイナーの篠さんは、パリ在住。
前立て部分にさりげなく施された刺繍のヒントは、
フランスのヴィンテージのパジャマからと聞いて、
なるほどと納得しました。
私も、リネンのパジャマやシーツに施された
イニシャル刺繍がとても好き。
シンプルなこのワンピースのポイントになっていて、
なんだかうれしいんです。

weeksdaysでは
上下セットのパジャマ型にくわえて、
ワンピース型もご紹介。
パジャマかワンピースか、と眠る時にえらぶものは、
それぞれ好みですが、
いずれも寝心地のよさ、そして気持ちのよさは抜群なので、
「今日はワンピース」「明日はパジャマ」なんて、
気分によって使い分けても。

ワンピース型は、寝巻き感があまりないので、
ワンマイルウェアとしてもよさそうです。
(伊藤まさこさん)

weeksdaysのハンドソープ、あのひとに使ってもらいました 03 中里真理子さん

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中里真理子さんのプロフィール

なかざと・まりこ
スタイリスト。
2000年に独立。
2005年から約3年間
サンフランシスコ、LAに居住、
2008年に帰国
主に雑誌や広告媒体で、
日用品、コスメ、料理、インテリアなど
幅広くライフスタイル全般のスタイリングを手がける。
他、モデルルーム、
ショップディスプレイのスタイリングも。
双子の男の子と女の子の母。
「weeksdays」では
「fog linen workのバスマット、
あのひとの使いかた」
に登場。

●website


バスマットの取材ではじめておじゃました、
中里さんの家。

第一印象は「気持ちいい!」でした。

中里さんの人柄もあってか、
からりとしていて、風が通り抜ける感じ。

部屋のそこかしこに置かれたグリーンが、
生き生きと育っているのも、
その気持ちよさのひとつ。

その日は、双子の子どもたちには会えなかったけれど、
きっとすくすく育っているに違いない。

広いキッチンの窓辺に、weeksdaysのハンドソープ。

パッケージのデザイン、どうでしょう? とうかがうと、
「程よく主張があるけれど、じゃまをしない。
ちゃんと『ハンドソープに気を遣ってます』という
アピールが伝わってくるのがいい」
というお答えが。

スタイリストという仕事柄、
いろんなものを見てきた中里さんに、
こんな風に言ってもらえて、素直にうれしい。

「スタイリングするとしたら、
ブルーのタオルを合わせたい」んですって。
いつか真理子スタイリング、見てみたい!

使い心地はどうでしょう?

「キッチンで使うことも考えた香りにした、
と聞いていたので、
安心して料理に取り掛かれました。
ほどよい香りなので、料理中や食事の時、
じゃまにならないところがいい」と中里さん。

とろりとしているので、
ひき肉をこねた後のあのべたべたした汚れも、
するんと落ちたそう。

白いタイルに、木の床や窓枠、ステンレス、
使い込まれたフライパン、窓からの光‥‥
いろんな素材、いろんな要素が混ざり合って、
完成されたひとつの空間。

ここにちょこんと置かれた風景を見て、
これから、いろんな家の
いろんな場所で使われていくんだろうな‥‥としみじみ。
作ってよかった。

weeksdaysのハンドソープ、あのひとに使ってもらいました 02 久野恭子さん

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久野恭子さんのプロフィール

ひさの・きょうこ
2012年に吉祥寺にて花屋「hibi」をオープン。
(2023年9月に吉祥寺・大正通りから
昭和通りへと移転。)
“自分のための花”を、
“花を選ぶ時間”ごとたのしんでほしい、
という考えのもとに植物をセレクト、
販売を行なっている。
切り花、ブーケ、アレンジメント、ブライダル、
ディスプレイ、また季節のリースなどを扱っている。

■hibiのwebsite


吉祥寺の小さな通りに佇む花屋さん、hibi。

木の扉を開けると目に入るのが、
この大きな丸テーブル。
その上には花や枝がたくさん並びます。

「何屋かわからない、という方も多いんです。
展示かなにかしてるの? って」
と店主の久野さん。

たしかにお花屋さんって、
温度管理をするガラスのショーケースがあって、
バケツに入った花がずらりと並んで、
というイメージだけれど‥‥
そうか、こういうレイアウトもありなのですねぇ。

ここに店を構えて7ヶ月。
「前は同じ吉祥寺のビルの3階で営業していたのですが、
ある時、引田さんが『空いたよ!』って連絡をくださって」

当初、路面に店を出すことに少し躊躇した、
という久野さん。

「でも冬の、少し薄暗くなった夕暮れ時に、
この前を通ったらピンときたんです。
ここ、いいかも! って」

オープンは9月。
秋、冬、春を通り過ぎて、
今では、通りがかりのおじいちゃんが話しをしにきたり、
ご近所さんがふらりと立ち寄る、
そんな店になったのだそう。

丸テーブルの奥は作業台。
ここでアレンジを作ったり、
リースを作ったり。
すべて一人でこなすという久野さん。

花屋さんといえば、
手を使うことが多いですよね? と尋ねると、
「カットした茎から出た灰汁や汁が指紋の溝に入って、
汚れが落ちないこともあるんです」
そんな答えが返ってきました。

「それをできるだけ取りたいから、
何度も石鹸やハンドソープで手を洗うんです」

汚れが取れた分、油分まで持っていかれてしまうので
手はカサカサになり、
それをハンドクリームで補うということの繰り返しだとか。

「でも、weeksdaysのハンドソープは
洗った後とてもしっとりしているので、
早急にハンドクリームを塗らないと! 
とならないところがいい」

ふだん、
花や葉、枝ものなどの自然なかおりに接している久野さん。
だからweeksdaysのハンドソープ、
どんな印象だったかしらと、
感想を聞くまでちょっとドキドキ。

「落ち着いていて好きな香りでした!
香りが必要以上に残らないところもいいですね。
花屋仲間にプレゼントしたいです」
とうれしい感想をいただきました。

時々、訪れる街、吉祥寺。
パン屋さんやカフェ、
そしてhibi。
好きな場所が増えてうれしい限り。
次回は、ぜひアレンジメントをお願いしますね。

weeksdaysのハンドソープ、あのひとに使ってもらいました 01 引田かおりさん

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引田かおりさんのプロフィール

ひきた・かおり
「吉祥寺においしいパン屋をつくりたい」
という思いを実現すべく、
夫であるターセン氏の退職をきっかけに、
2003年に「Dans Dix ans」を夫妻で開業。
同じ建物の2階には、引田夫妻が
「素敵だと感じるもの」を紹介するギャラリー
「fève」を同時にオープンさせた。
近著に「たぶん だいじょうぶ」(大和書房)がある。
「weeksdays」では2021年に、
「鋼正堂のうつわ、
あのひとのつかいかた。」
に登場。


いつ訪れても、すっきり片づいている引田家。

掃除の頻度を尋ねると、
家全体の掃除機かけは週に一度。
あとは気づいた時にささっと、が基本だそう。
なんとも軽やかに家事をされている印象です。

それでも、
かおりさんの中で「ここ」というポイントはあるみたい。

たとえば玄関の掃除は毎日。
「家の入り口をきれいにしておけば、
イヤなものは入ってこないと思って」

玄関は家の結界。
そんなイメージなんですって。

水回りもいつもすっきり。
水滴は残さず拭き、
水切りマットは窓際に干して。

なんとお風呂は最後に出る人が、
タオルで全体を拭きあげるそう。

この家に「ヌメヌメ」とか、
「ジメジメ」は存在しないのです。

そんなさっぱり、ピカピカのキッチンに、
weeksdaysのハンドソープがよくお似合い。

「松林さんのパッケージもいいですね」とかおりさん。

そうなんです。
このパッケージ、引田家に合う!
ぜひ使っていただきたい。
‥‥そう思って、今回、取材をお願いしたのでした。

使い心地を尋ねると、
「泡立ちが自然。洗い終わった後、
手がしっとりしてる。香りも自然でいいですね」

ハンドソープに使っている精油は、
ヨーロッパアカマツ、レモンユーカリ、
レモン、そしてバジル。
料理中、そして食事の時。
時としてハンドソープの香りが気になる場合がありますが、
このハンドソープは使った後、
その香りがじゃまにならない。
自然さが売りなのです。

続きまして、こちらはバスルームの洗面台。
ここもまた水滴など一切なしの、
清々しい空間。

白と木で統一された洗面所に、
黒を基調としたハンドソープがぴったりです。

「じつはね、手を洗うついでに、
洗面台の中も、きれいにするの。
ほら、こうやって撫でるように‥‥」

とかおりさん。

日に何度も使う場所だからこそ、
ついでの掃除がものをいう。
「きれいをキープ」の秘訣、ここにありです。

吉祥寺に行くと、必ずと言っていいほど、
おじゃまして、
かおりさんとあれこれおしゃべり。

最近会った、すてきな人。
おいしいものや、
おすすめコスメ。

いつもアンテナを張って、
「いい!」とピンときたものはご自身に取り入れ、
アップデートを続けるかおりさん。

weeksdaysのハンドソープ、
お眼鏡にかなってうれしいです。

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