ほぼ日のお仕事紹介
ほぼ日には、
具体的にどんなお仕事があるのでしょうか。
さまざまなチームで働いている乗組員(=社員)に
インタビューしました。
ほぼ日刊イトイ新聞
Q1
ほぼ日にはいろんな
ファッションブランドがありますが、
ファッションチームというものが
あるのでしょうか?

専任のファッションチームというのは、ないですね。
ほぼ日の商品といえば「ほぼ日手帳」が有名ですが、
この商品に関しては、これに専任する
ひとつの大きなチームがほぼ日の中にあります。

その「ほぼ日手帳」以外の商品を作る部署が
商品事業部です。
商品事業部の中にはファッションだけでなく
たくさんのコンテンツがあって、
各自がさまざまなチームに入っているので、
円が重なり合うような働き方のイメージです。
ひとりが複数のグループに参加している感じ。

私はファッションがもともと大好きで、
ほぼ日に入る前もずっと
アパレル業界にいたので、
その関連のコンテンツが多いです。

ほんとうにこれが
ほぼ日のいいところだと思うんですが、
その人それぞれの個人の興味を
どんどん深堀りできるような空気が
「ほぼ日」にはあります。

私が担当しているブランドは、
いまは『O2』『つきのみせ』がメイン。
それと『洗濯ブラザーズ』
『STAMP AND DIARY』『英国から来た羊と織物。』
などのチームにも入っています。
やはり洋服関連が多いですね。

Q2
企画はどのように作られていますか?

スタートとしては、
日々考えていることや、
興味のあるものを深堀りして、
イメージを膨らませていくことが多いです。

例えば『つきのみせ。』は、
サニタリーショーツって黒いのばっかりで
おなかが痛い上に気分も落ち込む‥‥
という経験が私にはずっとあったんです。
そういうときに気持ちも明るくなれるような、
かわいくて心地のよい下着があるといいなって
20代の頃からずっと思っていました。

そのことや、好きな下着ブランドについて
まわりのみんなと雑談しながら、
『つきのみせ。』のイメージを作っていきました。

こういうのがいいなっていうアイデアはあったので
そこをブラッシュアップするために
いろんなことを考えました。
自分が「こんなものがあるといいな」と思うものと
周りの人も「これがいい」って思うものの、
重なる部分をとことん探って
具体的なイメージを描いていきました。
それをまた周りの先輩たちに話して
意見をきいて、進めていきました。

自分の中でずっと悶々と考えていたけれど
実際のコンテンツにならなかった、
というアイデアもありますよ。
「本格的に進めましょう」という段階になるまでは、
自分の中でずっと「どうしたらできるかな」
っていうのを考えてますね。

自分ひとりで考えるのも限界があるから、
「こんなこと考えてるんだけど」
とまわりに必ず相談します。
「ほぼ日は雑談の会社」って
みんな言ってると思うんだけど、
実際にみんな雑談が好きだし、
仕事中でも話しかけたら手を止めて聞いてくれる
すごい良い雰囲気の会社だなと思ってます。

基本的には、
みんながよろこぶもの、みんながよろこぶだろうな
っていうものを作りたい。
いつも糸井さんがおっしゃっている、
「いいことかんがえた! が仕事」
というのと、すごく近いかなと思っています。

前職までは、
予算とつくる型数がまず決められて、
そのために自分の頭をそっちに向けて、
やってましたね。
そうではなく、自分の興味からスタートできる、
というのはとても恵まれていると思います。

とはいえ、
こまかな業務はたくさんあります。
好きなことだけ掘り下げていればいいわけではなく、
好きなことを届けるために
商品を検品したり発送したり、
進行管理のためにスケジュール切ったり、
発注書書いたり、
エクセルで表計算したりっていうのは
たくさんあります。

でもやっぱり
好きなものを届けるためだから
モチベーション高くできますよね。
しかも、ひとつのチームで
アイデア出しからアイテムづくり、
販売ページ制作まで一貫してやる。

物流とかお客様対応とかは
また別のチームがありますが、
そのチームもほんとうにすばらしい。
ひとつひとつ丁寧に柔軟に対応をしてくれる
っていうのがあるから、
私たちも安心してお仕事ができる。
ありがたいですよね。

Q3
この仕事してて良かった瞬間を
おしえてください

『生活のたのしみ展』などで
自分たちがつくっている商品を販売したとき。
お客さんに「これ、いいんですよ〜!」
って逆に教えてもらえたんです。
「知ってますか? これほんとにいいんですよ!」って。
泣けますよ。ほんとうに。

ウェブ販売だと、
お客さんの声がなかなかきけないので、
イベントだとリアルな反応を聞けるんです。
うれしいですよね。

postman(ほぼ日へ感想を送るメール)にも、
「愛用してます」っていうメールが
たくさん届くんです。

あとは、初めて『O2』のページができたとき。
それまでは先輩が立ち上げたプロジェクトに
途中から参加するかたちでやってましたが、
イチから「こんなブランドを作ろう」
っていうのを考えて作った、
ほぼ日での初めてのコンテンツが『O2』でした。

でも、やっぱりページは、
自分の力だけではできない。
先輩たちのちからを借りて
文章、写真、デザインが
かっこよく仕上がって‥‥
影で泣きましたね。

本当にかっこいいページになったし、
あの時はすごくうれしかった。
自分だけの力じゃできなかったことだから。

ほぼ日はいろんな人がいるでしょう。
私みたいにわーっと喋る人もいれば、
正確に静かに
物事をきちっと進めてくタイプの人もいる。
いろいろなタイプでチームが成り立ってますよね。

一般的な会社だと、
役割が与えられることが多いけれど、
ほぼ日だと自分で見つけてくことが大事です。
自分の得意なところを伸ばしていける会社ですから。

いろいろなタイプがいるから、
この12人のインタビューを読んで、
「わたしはこの中のどれでもない」と思っても、
その人なりの良さは出せると思いますよ。

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