今年はなんと三刀流。
まさに「お見事!」な
田中響子さんの使いかた。
2010.03.02
ほぼにちわ、です。

先日、「ほぼ日手帳公式ガイドブック2010」
マンガを描いてくださった
みずしな孝之先生の「ほぼ日手帳」の使いかた

お届けしました。
本日も公式ガイドブック絡みのお話です。
82ページ「論文執筆用ノート」で掲載させていただいた
大学院生、田中響子さん。
カズンを修士論文専用のノートにし、
毎日論文と向き合う日々を送っていた方、といえば
ガイドブックを読んだ方なら
「あぁ、あの方か!」と思い出すことでしょう。
しかも、けっこう反響が大きく、
「あぁいう使いかたがしてみたいから
 カズンを使い始めました」という方もいらっしゃるほど。

そんな田中響子さんから、
「いまはこんなふうに使っています」という
メールをいただきました。
今回は、なんと三刀流。
カズン1冊、オリジナル2冊を
使い分けているとのことでした。
それでは、「春の公式ガイドブックスペシャル第二弾」
田中響子さんの使いかた2010をどうぞ。

●単語帳としてのほぼ日手帳。

ほぼにちわ。
昨年末からドイツ語を勉強し始めました。
本を使って家で勉強しているのですが、
「ほぼ日手帳original」を単語帳として使っています。

最初は、ホチキス留めのノートに
単語を並べて書いていたのですが、
忘れるたびにノートから単語を探し、
それを問題練習のノートに書いたり、
ドイツ語の本の別のページを見ているあいだに、
手で押さえてないとページがめくれてしまうのです。
毎日使っていて、
何度も広げていたページがめくれてしまうと、
結構なストレスでした。

単語帳なので、
1.小さくて分厚いもの。
2.書きにくいのでリング式ではないもの。
このふたつの条件を満たすもの、何かないのー!
と思っていたとき、はたと気付いたんです。

「手で押さえなくても180度パタンと開く」

これだ! ということで、無謀にも
「ほぼ日手帳」を単語帳にし始めたわけです。


▲「辞書のようなツメ」という特徴を逆に考えて
 ツメを辞書のように使っています。


月間ページはグループごとの単語をまとめ、
1日ページはアルファベットごとの単語帳に。
12月のページは文法事項など、
大切なことを書く欄にしています。


▲月間ページ


▲1日ページ。アルファベットの各最初のページには、
 透明の丸いシールをツメに貼りました。



▲1日ページ(12月)

単語帳はアルファベット別のもののほうが
使いやすいので、ページ数が多く、
かつ軽いものがいいと思っていました。
「ほぼ日手帳」の紙は書きやすいので、
勉強するにはうってつけだし、
ページ数が多く、紙も丈夫なので、
長く使えるところがいいです。
毎回、書く語彙が増えるのも楽しみです。


▲単語帳なので気軽に持てるほうがいいかと思い、
 ビニールの文庫本カバーを使っています。


●友だちに自由に書いてもらう手帳。

もう1冊の使いかたは、
通常日々のことを書いている「ほぼ日手帳」に
友人からメッセージをもらうという使いかたです。
じつは昨年11月にルクセンブルクで結婚しまして、
年末に日本でおこなった結婚パーティーで、
来てくれた友人から
メッセージをいただいたのがきっかけでした。


▲結婚パーティーでの様子。

それぞれの誕生日や結婚記念日、
自分の子供の誕生日といった記念日に
自由に書いてもらいました。
毎日をたくさんのメッセージとともに過ごせています。
ヨーロッパと日本では距離が遠いのですが、
離れている友人たちが身近に感じられてとても楽しいです。


▲1日ページに書いてもらったコメント。

また、1日ページには、その日に会った友だちに
自由にページを埋めてもらいます。
カラーのペンを持っていくと、
みんな喜んで何ページでも書いてくれるんです(笑)。


▲いっしょに旅行に行った友人たちに
 「なんか書いて!」と頼んで書いてもらったページ。
 その中のひとりはのちに「ほぼ日手帳」ユーザーに!


そして今年はカズンを
家の守り人? とも言える存在として、
大切なことをすべて書く記録帳にしています。
大事なものをしまった場所やパスワードなど、
忘れたら困ることを書いてるんです。
本体があまり軽くないことを逆手にとって、
家からは持ち出さないというルールを決めました。
書きかたには注意が必要だと思いますが、
泥棒が入っても、今ヨーロッパにいるため
日本語が分かる人が少ないので多少は安全かと(笑)。

以上がわたしの新たな手帳の使いかたです。
どれも、まだ完成してはいませんが、
これからさらに極めていきたいと思っています。

田中響子さん、三刀流とはお見事でござる!
あ、いや、三刀流という言葉に引きずられてしまって‥‥。
それにしても、3冊を巧みに使い分ける
そのアイデアには脱帽です。
ドイツ語の勉強はもちろん、
自分の手帳でありながら、
ほかの人に書いてもらうという発想にも驚きました。

ほぼ日手帳CLUBでは、
みなさんの「ほぼ日手帳」の使いかたを
随時募集しております。
どんな使いかたでもかまいませんので
ぜひ、techo@1101.comまでお送りくださいませ。