HOBO NIKKAN ITOI SHINBUNほぼ日手帳 2018 Presentsローカルごはん大辞典。

ローカルごはん大辞典。兵庫県

とくにコメントが多かったのは、こんなローカルごはん。

  • いかなごのくぎ煮
  • そばめし
  • 玉子焼き(明石焼き)
  • かつめし
  • 「瓢たん」の餃子
  • 豚まん

quiz!
次はそれぞれ何という料理のコメントか、わかりますか?(答えはこのページの一番下に)

  • 「兵庫県の春と言えばコレ!」と皆が口を揃えて言う家庭料理。各家庭の秘伝のレシピがあり、春になると煮を炊く匂いがあちこちからしてきて「あぁ、春になったんだなぁ」と感じます。
  • 通常明石焼きはあつあつのお出汁に浸けて食べますが、こちらのお店ではたこ焼きのソースをぬってからお出汁に浸けていただきます。地元で50年以上愛され続けている名店。
  • とろとろに炊かれた牛すじとこんにゃくが入った、これぞ神戸のB級グルメです。地元の”ばらソース”で作ったものが個人的には一番好き。
  • ひね鶏を炭火で焼いてスライスし、酸味の効いたタレに漬んだものです。香ばしさと甘酸っぱさがクセになる味で、お酒のアテにもご飯のおともにもよく合います。
  • たつの市でしか作られていない袋麺で、干しエビと干しシイタケのだしがおいしい、あっさりしたラーメンです。
  • いますぐ答えをみる

それではみなさんのコメントをご紹介します。

いかなごのくぎ煮

神戸では3月のいかなごという魚の漁が
解禁になると、
採りたてのいかなごを求めて
魚屋さんに長蛇の列ができ、
あちこちの家から甘辛い魚を炊く匂いが
たちこめます。
関東から引っ越してきたときは、
この風物詩に本当にびっくりしました。
わかりやすく言うと、
ちりめんじゃこの佃煮みたいな感じですが、
本当に美味しいんです!
ご飯にはもちろん、実はトーストに
マーガリンを塗った上にのせても美味しい。
(アオミ)

「兵庫県の春と言えばコレ!」と
皆が口を揃えて言う家庭料理。
各家庭の秘伝のレシピがあり、
春になるとくぎ煮を炊く匂いが
あちこちからしてきて
「あぁ、春になったんだなぁ」と感じます。
(みそしーる)

生の新子(いかなご)を
砂糖と生姜で煮込んだ佃煮です。
春先になると、魚屋さんの店頭に
新子が山積みになり、行列ができ、
キログラム単位で購入されていきます。
各家庭で作って分け合い、味比べをします。
中には「いかなご名人」と呼ばれる人も‥‥。
新子がトラック山積みで運ばれ、
猫がおこぼれを狙って追いかける姿は
全国区のものだと思ってました。
「いかなご音頭」という歌も存在します。
(たかみー)

いかなごを甘辛く煮た佃煮です。
味は生姜、山椒、ゆずなど
バリエーションも多いです。
いかなごの釘煮があれば、
白ごはん何杯でも食べられます。
他におかずはいらないぐらい。
家庭で炊くもよし、
スーパーや百貨店のお店で
出来上がった商品を買うもよし。
「いかなごの釘煮」はもう、絶対です!!
(あやぽんた)

玉子焼き(明石焼き)

地元では玉子焼きともいうくらい、
タマゴがたっぷり入ったたこ焼きです。
黄金色のお出汁につけて食べます。
とにかくアツアツのうちに
火傷覚悟で食べるのが美味しい!
(アオミ)

お出汁でたべるたこ焼きです。
小学生の頃、神戸三宮の地下食堂街にある
「たちばな」で、
祖父を一緒に明石焼きを食べるのが
とても楽しみでした。
いつも祖父は
「小学生やのに30個もたこ焼きを食べた!」
と、会う人、会う人に笑って話していたのも
いい思い出です。
今でもお店は健在で、前を通るたびに、
祖父との思い出も一緒に蘇ります。
(mico)

他の地域では「明石焼き」なんて
呼ばれていますが、
地元では「玉子焼き」です。
出汁につけて食べるのが
ホント美味しいんですよね
(1個ぐらいはソースかけたくなりますが)。
(トモモ)

ザ・播州ソウルフード。
上にソースを塗ってから出汁につける
「姫路風」という食べ方もあり、
私はその派閥に属しています。
(たかみー)

おすすめは「タコピア」の
明石焼き風たこ焼き。
通常明石焼きはあつあつのお出汁に
浸けて食べますが、こちらのお店では
たこ焼きのソースをぬってから、
お出汁に浸けていただきます。
もちろん、ソースだけでも
お出汁だけでもいいのですが、
姫路ではソースをぬってから
お出汁につけて食べる食べ方が根付いており、
ふわふわの生地とソースとお出汁が相まって
絶品です。
地元で50年以上愛され続けている名店。
(にこ)

姫路駅ビル地下の「タコピア」のたこ焼きは、
出汁につけて食べる明石焼スタイル。
でも、姫路ではソースもマストです。
ソースを塗ったたこ焼きを、出汁にドボン。
高校の頃は部活帰りに、
今は休みの日に
ビール片手に食べるのが楽しみ!
(ソウエンジン)

かつめし

加古川市とその周辺で食べられている
メニューです。
薄切り牛肉のカツレツに
デミグラス系のソースがかかってます。
お皿にご飯、その上にカツレツ。
ゆでキャベツがベストマッチング!
(ぴあのん)

かつ丼にデミグラスソースをかけたもの。
ソースとも味噌とも違う味わい。ふー。
(ろったさん)

豚まん

「老祥記」は神戸が誇る中華街、
南京町で常に長蛇の列を作る老舗のお店。
だが回転は早く、すぐに食べられるのが良い!
リーズナブルでサイズも小さめで食べやすく、
もちろん味も抜群。
「551」の豚まんも良いですが、
あえてこちらを推薦します。
(みそしーる)

わたしのおすすめは、その名もズバリ
「ぶたまんや」の豚まんです。
関西では肉=牛肉なので、
肉まんを豚まんと言います。
そして、神戸ではなぜか豚まんは小さいです。
有名な「一貫楼」も「老祥記」も
売ってる豚まんは小ぶりです
(小ぶりだけど、美味しい!)。
その小ぶり豚まん激戦区の神戸で、
優しい味わいなのが「ぶたまんや」のもの。
3個くらいペロリと食べられます。
(あーちん)

「四興楼」の豚まんが好きです。
柔らかくてもちもちの皮に
ジューシーなうまみたっぷりアンが詰まって
うまいっ。
(みー)

神戸も豚まん専門店がいくつかあります。
皮が厚めで甘みがあり、中のアンが肉肉しい。
芥子だけをつけたり、
味噌をつけたりして食べます。
餃子屋と並び、神戸に来た方を
お連れするメニューNo.1。
お店は「老祥記」「春陽軒」など。
(がんこ)

「グリル一平」のオムライス

卵半個だけを使った、極薄巻きのオムライス。
ライスのレッドソースとデミソースが
絶妙な味わい。
ほかにも沢山おいしいメニューがあります!
(みー)

父に教えてもらったここのオムライス。
帰省するたびに食べに行きます。
うすーいたまごに透けて見える
みちみちのライス、さらさらのデミソース。
アツアツのうちにかきこむのが最高です。
(minami)

そばめし

とろとろに炊かれた牛すじと
こんにゃくが入った、そばめし。
これぞ神戸のB級グルメです。
地元の”ばらソース”で作ったものが
個人的には一番好き。
ちょっと味にパンチが欲しいときは、
これまた地元の”どろソース”を
すこ~し入れて、変化をたのしみます。
(しょうたろ)

焼きそばと冷やご飯で出来た炒飯
‥‥という、残り物を合体させました的な
食べ物ですが、これが美味しい。
大阪に住んでいたときには
お目にかかる事もなかったのですが、
神戸に住みだしたら当たり前の様に食べます。
家でも
「あ、冷やご飯と焼きそばあるから作ろ」
みたいなライトな感じで楽しんでいます。
(あーちん)

姫路駅「えきそば」のそば

昭和23年から姫路駅で売られているそばです。
そばという名前ですが、麺は中華麺で、
スープは和風だし。
安っぽいてんぷらが乗っています。
私の知り合いは、
失恋で何も食べれなかったのに、
駅でそのにおいをかいだ途端、
食欲が復活したそうです。
最近は駅の地下街などでも
食べられるようになりました。
(あやちゃんまま)

地元姫路で60年以上愛されている、
姫路駅構内にある立ち食いそばのお店です。
最近では「和風だしに中華めんという
ミスマッチな組み合わせなのに絶品」
とテレビなどで
取り上げられることもありますが、
小さい頃から慣れ親しんでいるため、
この組み合わせに違和感を感じたことは
ありませんでした。
学生さんやサラリーマンが大好き、
早くて安くておいしい姫路の名物グルメです。
(にこ)

みそだれで食べる餃子

他の地域ではみそだれで餃子を食べるのは
一般的ではないんですね。
みそだれだけでもビール飲める感じで
美味しいですよ。
お店は「ひょうたん」「赤萬」などが
有名です。
(ちくわ)

神戸にいくつもある、餃子専門店。
同じ関西でも知らない人が多いのですが、
”味噌だれ”で食べます。
赤味噌ベース、白味噌ベースなど、
使う味噌はそれぞれのお店のオリジナル。
客は更にそこへお酢やニンニク醤油、
ラー油を好みで混ぜてつけます。
カウンターだけの小さなお店がほとんどで、
メニューには餃子と飲み物だけ。
さっと食べて、キュッと飲んで、
サクッと帰る。行動としては爽やか。
でもニンニク臭いところが
何とも神戸らしくて好きです。
(がんこ)

ひねぽん

ひね鶏を炭火で焼いてスライスし、
酸味の効いたタレに漬んだものです。
香ばしさと甘酸っぱさがクセになる味で、
お酒のアテにも
ご飯のおともにもよく合います。
(はばやん)

たこめし

明石で獲れたタコをふんだんに使った
炊き込みご飯。
知り合いのおばちゃんから
タッパーでもらうやつが一番美味い!
(ろったさん)

ぼっかけ

牛スジとこんにゃくを甘辛く炊いた
「ぼっかけ」は、
そのままおつまみにしてもよし、
お好み焼きに入れてよし。
焼きそばやそば飯、カレー等とも相性抜群で、
地方から来た人には
「是非!」と必ずすすめています。
(みそしーる)

おすすめは「ぼっかけうどん」。
牛すじとコンニャクを煮込んだ、
ぼっかけが乗ったうどんです。
ぼっかけ自体は
メジャーになりつつありますが、
うどん・そばはまだ地元でしか見ません。
甘く塩気の強いおつゆとよく合います。
(たかみー)

アーモンドトースト

姫路市の喫茶店などで食べられる、
アーモンドバターを塗って焼いた
トーストです。
姫路方面でご宿泊の際は、
ぜひモーニングにアーモンドトーストを
選んでください。
かならずありますので。
香ばしくて、ほんのり甘くて、
幸せな気分になります。
(Shorty)

あなごめし

広島・宮島のものがかなり有名ですが、
姫路のあなごめしも大変美味しいです。
百貨店に入っているようなお店は
予約がおすすめです。
(み。)

「玉姫ラーメン」の中華そば(こってり)

地元のラーメン好きなら誰もが知っている
名店です。
醤油スープは「あっさり」と「こってり」から
選べますが、いつもほぼお客さんが全員
「こってり」をオーダーしています。
カウンターとテーブル1つだけの
小さなお店ですが、
常にお客さんがいっぱい。
美味しい匂いが立ち込めています。
玉姫の王道、こってり醤油ラーメン。
ぜひ一度味わってみてください。
(うに)

あんかけうどん

関西に住んでいたころ、
風邪をひいたときの定番ごはんでした。
とろみのついた薄い色のかきたま汁に
生姜がたっぷりで、暖まったなぁ。
ふつうのおうどん屋さんで食べられます。
(sasamaru)

ホルモン焼うどん

ホルモンのはいった焼うどんを、
つけダレにつけて食べます。
ニンニクがきいてて、元気になる味。
兵庫県佐用町に数店舗、大阪にもあります。
(Shorty)

「多古好」のきつねうどんと親子丼

地元に昔からあるおそばやさんですが、
ここのきつねうどんと親子丼が大好きです。
セットはないので、二人で行って
おうどんをひとつずつ頼んで
お丼をシェアするがベストなのですが、
一人で行ったときにどうするかが悩みどころです。
(ぴま)

「イトメン」のチャンポンめん

たつの市でしか作られていない袋麺で、
干しエビと干しシイタケのだしがおいしい、
あっさりしたラーメンです。
兵庫県の南西部でしか買えませんので、
ぜひお越しの際は
スーパーでお買い求めください。
「イトメン」のホームページも
とってもおもしろいのでおすすめです。
(Shorty)

お好み焼き

お好み焼きといえば
大阪と思われるかもしれませんが、
姫路もめちゃおいしいです。
フラっと入った店でもほぼハズレなし!
先日、帰省時に時間がなくて
本当にフラっと入ったお好み焼き屋さんが、
おいしすぎて、懐かし過ぎて
嬉しくなりました。
(たん)

「ひかり」ののり巻きお好み焼き

多くのテレビで取材をされているのですが、
お好み焼きを海苔でくるっと巻いた、
巻き寿司のようなお好み焼きです。
関西人にとって、鉄板の匂いと、
その鉄板の上で焼けるソースと
粉もんの匂いは、
食欲をそそるカレーの匂いよりも勝ります。
家庭でもお好み焼きをよくするのですが、
「のりで巻く」のが簡単そうで難しい!
だから余計に、
ひかりの「のり巻お好み焼き」は、
足を運んで食べるローカルごはんです。
(mico)

ビーフカツレツ

神戸は牛肉! ‥‥のなかでも、
ビフテキより価格的に手の出しやすい
カツレツがおすすめです。
お店もいろいろありますが、
たとえば生田筋の「欧風料理 もん」など。
柔らかいお肉にころもがぱりっ。
自家製のソースがかかって、
赤グラスワインとともに、
神戸ぜいたくランチ、必ずいきます。
エビのコキールもぜひ注文を。
(ぱん代)

「マルヨネ」のメンチカツ

神戸牛を扱っている、
お肉屋さんのメンチカツ。
肉汁がじゅっ、っていうんです。
じゅっ。
(jiloco)

「丸萬」のラーメン

昔からある中華料理店のラーメン。
あっさり醤油味で
スルスルと食べれてしまいます。
なんの気合もなく落ち着く味。
(uwe)

「一徹」の青鬼ラーメン

柚子胡椒のきいた、
すっきりとした味わいのラーメン。
年々ラーメンを完食することが
キツくなっているのですが、
スープまで飲み干せます。
(ぽろん)

「池田商店」のピンス焼き

ピンス焼きとは、縁日や
初詣の屋台などで販売されている、
所謂ベビーカステラです。
ただ「池田商店」のピンス焼きは
中身が半熟で、ほおばると中から
温かいカスタードクリームがこぼれ出て、
口に広がる至福の時間が味わえます。
淡路島の人々のソウルフード。
いつも行列が絶えないが、
帰省した際には
なんとしても手に入れたい逸品です。
(ちん)

「唐々鍋のまるよし」の唐々鍋

安くて美味しい辛味噌のお鍋です。
具は白菜やもやしワカメなど。
お鍋を食べる前に、粗挽き胡椒の効いた
旨味たっぷりの塩焼肉から食べはじめ
(せせりがおすすめ)、お鍋にすすみます。
最後は残ったお汁に中華そばを入れて〆ます。
するとあんなに辛かったはずなのに、
おそばが甘く感じるから不思議。
色んな店舗がありますが、
元祖本店の門外不出の味噌を使った
「まるよし」さんが一番好きです。
辛さはお好みで1~30番まで選べて、
スタンダードは3番、
辛めが好みなら5番がおすすめ。
辛さ30番は後味に甘みを感じます。
次の日お手洗いとお友達になる
勇気がある方は(笑)、ぜひ!
(うに)

「三宮一貫楼」の豚肉入り玉子めし

白いご飯に豚肉入りの玉子をのせた
シンプルな丼。
シンプルだけど、玉子の味付けが最高!
初めて食べる人でも間違いなく美味い!
です。
(kakkie)

姫路おでん

おでんの出汁に醤油と生姜をまぜます。
それにおでんをつけて食べます。
あっさりしていておいしいです。
子どものころ関東に住んでいたのですが、
両親が姫路の人なので、
普通にこれでたべていました。
(こむぎ)

神戸のメロンパン

神戸のメロンパンも地元の味です。
ラグビーボール型で白あんが入っています。
(まめ)

塩ゆでしたシャコ

お祭りの季節に食べる、塩ゆでしたシャコ。
瀬戸内海近辺の人は大好きだと思います。
みんな、殻つきのシャコを
はさみでむいて食べることができると
思います。
(こむぎ)

ネパール、スリランカ料理

神戸は中華、ドイツパン、お菓子、
コーヒーのほかに
ネパールやスリランカ料理が充実。
老舗もたくさんあります。
昔からの港町だなあと思います!
(ぱん代)

「喫茶大力」のだし巻とサンド

神戸市兵庫区の「喫茶大力さん」の
だし巻サンドも大好きなメニューです!
厚焼きのだし巻サンドはやさしい味。
(みー)

「あしや竹園」のメンチカツ

兵庫県芦屋市に、
「竹園」というホテルがありまして、
巨人や中日や楽天が
甲子園で試合をするときに
泊まるとこでもあるんですが、
ここの直営のお肉屋さんのメンチカツが
美味しいです。コロッケも!
(ぴま)

クイズの答え

(兵庫県)
  • いかなごのくぎ煮
  • 「タコピア」の明石焼き風たこ焼き
  • そばめし
  • ひねぽん
  • 「イトメン」のチャンポンめん