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2017-09-24

おしらせ

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

・よく、ぼくは冗談のようにだけれど、
 元阪神タイガースの野球解説者川藤幸三さんの
 「わしのようなものには、ようわかりませんわ」
 という名解説のことを語る。
 プロ野球の解説者だからって、
 野球のことならなんでも解説できるわけはないわけで、
 「じぶんの立場や経験からして、うまく解説できません」
 ということを言うのは、なんにもおかしくないと思う。
 逆の例として、いわゆるコメンテーターという人たちが、
 あらゆる問題に知ったような顔をして、平然と、
 あれこれの解説のようなことをしゃべることがある。

 番組づくりの都合上、プロの解説者には
 「なんでもいいから解説らしいことをしゃべってほしい」
 ということなのであり、コメンテーターという人には、
 「なんでもいいから知ってるようなことを言ってくれ」
 という無言の要請があるのである。
 ただそれだけのことなのだから、
 「それについては、わからない」と言いつつ、
 役割を全うすることだってあっていいはずなのである。 

 と、長めの前フリをして、今回言いたかったのは、
 ぼく自身の「まつがいの告白」である。

 ■「YouTube」が、こんなふうになるとは、
 まったく思っていなかった。
 訴訟につぐ訴訟の山で自滅してしまうと想像していた。

 ■その前には「iPod」だとか「iTunes」のことも、
 「アップルが、すべての音楽事業社と組めるのかよ?」
 と、基本的に無理なんじゃないの? と考えていた。

 ■「Twitter」みたいなもの、人がやる理由がわからん。
 「おれはどこそこにいる」だとか、なんで言うんだ?
 それに、わざわざ、140文字の短文にしてなにを言える。
 「なーにが、つぶやき」だ、おれはやらないよ、と‥‥。

 インターネット関係の歴史のなかだけでも、
 ぼくは、まったく見当ちがいなことを言っていたのだ。
 「わしのようなもの」として、しゃべらなくてよかった。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
言えることにかぎって言うようにする。これも難しいよ〜。

土曜日、日曜日と祝日の「ほぼ日」は9時に更新しています。
昨日の「今日のダーリン」を読み逃した方はこちら。

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