糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの

02月19日の「今日のダーリン」

・いくつかのことを、そのまま短くいくつか書きます。

・昨日も書いた羽生結弦選手のこと。
 右足がわるい間も、右足以外の練習をしていたはず、
 と書きましたがそのことをシロウトなりに想像してます。
 フリーの演技を最後まで息切れさせずに
 やり通すスタミナがついていたというのは、
 心肺機能のアップを図っていたんだろうな、と。
 練習は、右足に負担がかかるからランニングじゃない。
 となると、「自転車こぎ」しか、ぼくには思いつかない。
 羽生選手が「自転車こぎ」をしている姿って、
 まだ写真でも見たことがないのですが、してたのかな?

・また、インド映画『バーフバリ 王の凱旋』を観ました。
 同じ映画を二度観るのは、ずいぶん久しぶりです。
 ふだん観ている映画の文脈ではないのですが、
 その「ふだん観てない」表現が、新鮮で心地いいのです。
 でも、おそらく西欧型の映画表現も、
 かなり意識的に採り入れて製作しているとも思います。
 コンピュータを使った映像表現については、
 アメリカもインドも「よーいドン」ですから、
 どんどん似て来てもおかしくないですよね。
 それでも残るインドっぽさが、たまらん出汁になってる。
 まだ観てない方も多いでしょう、強くおすすめします。

・浅生鴨さんの小説『伴走者』はほんとにすごい小説です。
 作者の存在がなんとなくふざけた人なので、
 ついつい小説もそんな目で見られるかもしれませんが、
 すばらしい哲学小説であると、ぼくは思います。
 人は、だれでも昔の大衆小説や映画みたいな
 「主人公的な人生観」を持ってるわけではありません。
 でも、ふつうの人でも、動機や生きがいはあります。
 描かれにくい「主人公でない人間」の感動を、
 この小説でこってりと味わえます。

オリンピック、おもしろいです。
 同じルールで、同じ場で競っているのですが、
 それぞれ地元に帰ったら、ちがう文化ちがう環境で、
 ことによったら対立しているかもしれないんですよね。
 オリンピックは、ひとつの大発明だったと思います。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
このごろ、丈夫で元気なぼくはがんばるよ、と思ってます。