12月11日の「今日のダーリン」

・長年、原稿を書くときには、
 テキストエディターというものを使っている。
 ぼくは「Jedit」という、やや老舗みたいになったものを
 ずっと使い続けている。
 機能的に、いいところめんどうなところあるのだろうが、
 基本的に原稿用紙がわりに使っているだけなので、
 ぼくの場合は、「まぁこれでいいかな」と思っている。
 じぶんの「テキストエディター」に求める要素は、
 (1)一行ごとの文字数を簡単に決められること。
 (2)書きながら行数がひと目でわかること。
 それくらいしかないので、他の機能には興味ない。

 「ほぼ日」の社内でも、かなり「Jedit」が使われていて
 ある種の「ほぼ日カルチャー」になりかけていたが、
 道具(ツール)が普遍化すると、
 思考も、そのツールに合わせて発達することになって、
 どうも、うちは「Jedit的な思考パターン」になるなぁと
 少々問題視していたところもあった。
 実はこれ、「Jedit」というよりは、
 「テキストエディター的思考」と言うべきなのだが、
 考えが「文章を書くような流れでつくられていく」
 ということなのかもしれない。
 だれかが、だれかに語るように考えの流れができていく。
 そうでない思考方法というものに、
 たとえば、どういうものがあるかと言えば、
 ぼくがよく言う、じぶんなりの名付け方だけれど、
 たとえば、図解的な思考法というのがある。
 あるいは、ツリー的な考え方というものもあるだろう。
 ポスター的な発想法というのもある。
 どれも、ビジュアルをカギにしての思考方法なのだが、
 「語り」で思考していく「テキストディター的思考」と、
 ほんとうは、どっちもほしいところだと思っているのだ。

・なんてことを、ずうっと考えているところに、
 日本デザインセンターが開発した「stone」という
 テキストエディターが登場したので、使ってみている。
 目の前に見える景色は、なかなかクリーンで悪くないが、
 いまのところ、まだ「Jedit」のほうがいいかなぁ。
 職人の「道具」の話みたいなものだから、
 話しだすときりがなくなるので、ひとまずここらへんで。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
人は「フルスイング」できる環境や道具を求めているよね。