糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの

04月22日の「今日のダーリン」

東京京都の「TOBICHI」でやってる
 『ブイヨンからのおれい』という写真展みたいな集い、
 土曜日も、すばらしい時間が流れていました。
 TOBICHI担当の「ほぼ日」の乗組員たちも、
 つくづく感心していた「いい感じ」は、
 来てくれたお客さまたちのおかげと、
 主人公であるブイヨンの「人徳」のせいでありましょう。
 東京のほうは、今日が最終日ですので、
 よろしかったら、青山霊園あたりまでおいでください。
 京都「壽ビル」のほうは、あと三日間あります。
 そして、他の地方でも、規模は不明ですが、
 巡回できそうだという方向で進んでいます。
 なにぶんにも、あれからたったひと月しか経ってません。
 準備万端とは言えなくて、いろいろ不備もありますが、
 どうぞご寛容におつきあいください。

・『リメンバーミー』という映画を観てきました。
 これも、生きている人と死者になった人たちの物語です。
 「おぼえている人がいなくなると、ほんとうに消える」
 そんな法則のなかに、死者たちもいるんですね。
 いまだと、なんとなく実感できるような感覚です。
 向こうの世界の死者たち、たのしそうに描かれてました。
 うちのコ、そういう意味ではものすごく生きてますね。
 そして、ほんとうに怖いのは、死んでしまうことよりも、
 生きながらにだれからも忘れられてしまうこと
 ‥‥なのかもしれないなぁと思いながら帰りました。

・先日、佐々木俊尚さんとの対談というか、
 トークセッションというものをやってきました。
 「はたらくこと」について話そうということでした。
 佐々木さんの聞き上手のせいか、よくしゃべりましたが、
 もしかしたら、佐々木さんの技術もあるけれど、
 会場の若い人たちがとても真剣に聞いていたから
 その熱のせいなんじゃないかとも思えました。
 いまの世の中には「うまくはたらく方法」についての
 「やり口を教えましょう」みたいなことは多いのですが、
 それは「はたらく道具としての人間」が、
 「うまく機能することを学ぶ」みたいなことですよね。
 でも、そういうのじゃないことを知りたがってるみたい。
 ぼく自身もそういうのじゃないことを知りたいですもん。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
ひびのこづえさんの展覧会で市原湖畔美術館に向かいます。