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ほぼ日手帳

糸井重里

・驚きと親しみ。
 この両方があるものを、ぼくらは好きみたい。 
 だいたい予想がつくものではなくて、
 どこから来たの? とか、 どうしてそれが? とか、
 びっくりしたなぁとか、つまりは「おどろき」ですね。
 こうしてこうして、こうなるんです、と、
 しっかり理屈が通ってることには、おもしろみがない。

 だけど、うーん、どういえばいいのか、
 「したしみ」ですかね、なじんでくれる感じ。
 びっくりはさせるんだけど、敵じゃないのがわかる。
 こっちがそっちを好きになるより先に、
 そっちから好きの感じが漂ってきてる。
 これがまた大事なんですよね。

 「驚きと親しみ」はちょっと矛盾するように思えるけど、
 両方を成り立たせているものは、いくらでもある。
 あなたの好きなもの、好きな人、好きなこと、
 いろいろ思い出してみてください。 
 「おどろき」だけだと、ちょっと怖いとも言える。
 ハラハラさせるとかもいいけれど、それだと、
 どうしても距離をとりたくなると思うんですよね。
 「したしみ」だけだと、やっぱりうれしさが減衰する。
 飽きるとはかぎらないけれど、もっと遊びたいっていうか?

 人それぞれの好みやクセや相性があるから、
 普遍的にこれがいい、とは言えないものの、
 やっぱり、とても大勢の人たちに
 「驚きと親しみ」を感じさせるものはあるよね。

 いやぁ、ご承知の通り、いまのぼくは、
 かなり「ちいかわ」のことを考えているじゃない? 
 これが、山のような「おどろき」と
 海のような「したしみ」でできているんだよねー。

◆質問no.041「たのしみにしてることはありますか?」。
 ぼくも、しみじみ考えてみようと思います。
 よかったら、メールに書いて送ってくださいな。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
AIの話には、この「驚きと親しみ」が足りないんだよなぁ。

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