小見川の貝塚を出発して国道356号線を走り
いよいよ利根川の河口へ、太平洋へと向かいます。




 
銚子港に着きました。
銚子駅の前から、港へと出てみました。
船が見えたので、車を降りましょう。

市場の建物も港も静かです。

海だわ‥‥
 
こんにちは、みこちゃんです。
スソさんのかばんのなかにこっそり入って
「ひとり古墳部」に連れてってもらってるの。

海が見えるわぁ‥‥
きょうはどんな古墳へ行くのかしら?


 
お腹がすきました!
港に面した道には魚料理の店が並んでいます。
新鮮なお魚が食べられそうですね。


 
お刺身丼!
いただきまーす。

余談ですが‥‥
 
「あ、みこちゃんはお水でいいです」
(店員さんに)

スソさんがお刺身丼を食べているあいだに
ちょっと余談を。

スソさんから聞いた話なのですが、
スソさん、お友だちから
こんなことを言われたそうです。
「みこちゃんのセリフも
 スソさんが書いてるの?」

‥‥‥‥。
みこちゃん、質問の意味がわかりません。
だって、みこちゃんはみこちゃんだから!
これは、みこちゃんの言葉だから!




 
出発!
新鮮で美味しい魚貝のおかげで
また元気がでてきましたよ!

車を走らせ、千葉の最東端にある
犬吠埼の灯台にやってきました。

シンプルですっきりとした灯台です。

むわーとまとわりつくような
湿気と霧に囲まれています。

犬吠埼の名前の由来は、
かつてはアシカが生息していて、
鳴き声がイヌのようだったことから
という説や、
義経の愛犬が岬に置き去りにされて
吠き続けたことから、
という説があるそうです。

すてきな灯台。
 
幻想的で、とてもすてき‥‥
だけど、ねぇねぇ、スソさん、
古墳は?








 
登ってみましょう
すぐ下には太平洋が広がっているはずです。
でも霧でうっすらとしか見えません。


 
一番上には
灯台の概要と書かれたものが置かれています。

そうかー! って思えるような知識がないので
残念ながら、記録するだけになってしまいました。
でも、灯台好きにはたまらない情報のはず!

「灯質単閃光白光が、15秒に1閃光だって!」とか、
「光度が110万カンデラって日本で◯番目だよー」とか?

それって古墳部での
「ここの横穴式石室は切り石で両袖式だよ!」とか
「玄室の広さ、東日本で一番なんだって」
みたいなことかな~。

ずばり
 
そういうことだと思います、スソさん。
でも、そうやって何かに夢中になっている姿が、
かっこいいんです。

ところで‥‥古墳は?






 
灯台の設計
なんと、この灯台は
「世界灯台100選」に選ばれているそうです。

イギリスから招いた技師、
ヘンリー・ブラントンの設計で2年をかけ、
明治7年に完成したものだとか。

高さ31mでレンガ造りの灯台としては
日本最大級の高さ。

余計なものがなくて、ほんとにいいですね。






 
資料展示室がありました
これが灯台の心臓部でしょうか。

中央に小さい電球があって、
それがレンズによって拡散して
ピカッーーー
という仕組みなのかな~。

きれい!
 
レンスがすごーーーい。
ぜんたいてきにずんぐりしてて、
ちょっと土偶みたい!






 
警笛舎
これもまた、すっきりとした建物です。

ここからどんな音が出るんでしょう。

でも、鳴らないほうがいいですよね。

あの‥‥
 
スソさん‥‥古墳は?








 
海岸
徐々に霧が晴れてきました。
海岸と太平洋が
見渡せるようになってきています。

なぜ、海岸ばかり見ているかというと‥‥

ついに?!
 
緑色、茶色、灰色という
「ひとり古墳部」の三原色が‥‥!
いよいよな雰囲気になってきたわ!


 
それは...
ここから、琥珀が採れるのです。

琥珀
 
ズコーー!

みこちゃん、コケました。
(割れなくてよかった)
琥珀なのねー、古墳じゃないのねーー。
 
琥珀が採れる地層
この海岸の地層は、
1億年ほど前の白亜紀の地層(岩盤)が露出していて、
すでに縄文時代にはその地層から
琥珀が採集されていたことがわかっています。
黄色やオレンジに光る石を勾玉などにしたのです。

1億年前!!!
 
そんなに昔!
大先輩に向かって、コケたりして‥‥
みこちゃん失礼な態度をとってしまいました。
反省です‥‥。
 
琥珀は‥‥
琥珀は、植物の樹脂(ヤニ)が
長い年月の間に固まってできた化石で、
中には当時の昆虫や植物が
閉じ込められていることがあります。

だからと言って、
砂浜にころがっていることはめったにないし
勝手に岩を削ったりすることは
禁止されていますから
くれぐれもご注意くださいね!

琥珀の加工品が多く出土した
粟島台遺跡は1kmほど西にあります。

粟島台遺跡
 
粟島台遺跡は、
粟島台と呼ばれる舌状台地と、その南西側の
低湿地にあるのよ。
縄文前期から平安時代までの
遺構が残されていたの。
琥珀の原石や未完成品・完成品があったので、
琥珀の生産場所であった可能性が高いんですって。
また、容器として使われていたヤシの実が
出土していることでも有名よ。

銚子の琥珀についてはこちらからー。








 
懐かしいような風景
犬吠埼からすこし南へ降りて来たところに
外川駅がありました。

ここは、銚子電気鉄道線の終着駅。

なんて素敵な駅でしょう!
しばらく眺めていると電車が来ました。

あー、電車の旅もいいな~。

鉄っちゃんではないけど、
パシャパシャ撮りたくなってしまいました。

利根川河口編はこれにて終了
 
すてきな駅の写真で、
このシリーズが終了していきます。
最後は古墳じゃなかったけど、
あー、おもしろかった!

次回はスソさん、
博多の「ノコノコロック」へ行ったとか?
「ノコノコロック」って何??
みんなでたのしみに待ちましょー。

では! また!(カバンの中に引っ込む)


 
『弥生ってなに?』展
千葉県佐倉市にある、
「国立歴史民俗博物館」

『弥生ってなに?』展をやっています。
くわしくはこちら。

弥生を知るうえで、
縄文のことも貝塚のこともわかります。
常設展とあわせてぜひ!

 
2014-07-27-SUN
 
まえへ    
 
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  みやこ町に到着
  いよいよ
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  大型円墳から
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(番外)
みやこまちの
『古墳
 フォーラム』

 

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