• 検索
  • コンテンツ一覧
  • ここ1週間のほぼ日
  • 最近、人気のあったコンテンツ!
 
ヨシタケシンスケ対談 「逃げつづけてきました」

今日のダーリン

フォントサイズ中 フォントサイズ大
フォントサイズ中 フォントサイズ大
・奈良に行った。
 京都から、1時間ちょっとで着くし、
 電車と歩きだけでいろんなところを廻れる。
 いちおうの目的は奈良国立博物館の特別展『快慶』だ。
 いままで、京都から行くのは法隆寺だった。
 近鉄で奈良の駅に着いたら、国立博物館ばかりでなく、
 阿修羅像の有名な興福寺にも行けるし、
 東大寺の大仏殿だって、遠くない距離にある。
 奈良に行くのは、実にいい考えだった。
 
 『快慶』展は、とにかく豊富だった。
 快慶という仏師が旺盛な活躍をしたせいもあるだろうが、
 奈良に仏像が集まるのは本場だからじゃないか、
 という気さえしたけれど、そういうことではないね。
 もともと阿弥陀さまだとか、金剛力士だとかは、
 ある種、想像上の存在である。
 現実世界のそこここにいるものではない観念を、
 仏の像として顕すという仕事を仏師たちはしていた。
 人の姿に似せるしてもそれはじぶんたち日本人ではない。
 天竺の人たち、つまりモデルはインド人だということだ。
 それとは別に高僧だとか、貴族の像もあって、
 こっちは日本人や中国の人で、
 仏像の展覧会などでは、いろんな人種が混じる。
 仏師たちのつくるものは、実にいろいろだったんだな。
 子どもの頃や若い頃に見たのと、ずいぶん印象がちがう。
 仏師たちのつくったものにこめられた祈りや願いが、
 多少は感じられるようになったからかもしれない。
 
 鹿のふんに気をつけながら、東大寺へも歩く。
 最近、ぼくはこんなことをよく言っている。
 「アイディアというのは、ここに大仏を建てよう、
 ってことなんだよ」と。
 昔からそういう思いはあったのだけれど、
 このごろ、本気でそう考えるようになった。
 このアイディアは、どれだけの人びとの魂を掬って、
 その数だけの人びとを救ってきたことか。
 焼けても壊されても再建修理され続けて、
 神も仏もいるものかと笑う中学生の魂までも、
 ふわぁっと掬い取っている、いまの時代もね。
 聖と俗を巨大化させた「奈良の大仏」というものに、
 ぼくは、憧れのようなものを感じている。
 
今日も「ほぼ日」に来てくれて、ありがとうございます。
眠くて、明日は早起きだけど、つい書いちゃったのだ。
 

感想を送る ツイートする シェアする

ドコノコ
ただいま製作中!
もっと見る
メールマガジン ストア発売スケジュール
糸井重里のTwitter
ほぼ日のTwitter
ほぼ日のFacebook
ほぼ日のInstagram
そのほかのSNSはこちら
ほぼ日手帳
HobonichiのTobichi
 

ほぼ日ストア

詳しくはこちら
ほぼ日で販売されている
商品の情報はこちらからどうぞ!
ほぼ日ストア

ほぼ日ブックス

詳しくはこちら
ほぼ日から出版されている
本の情報はこちらからどうぞ!
ほぼ日ブックス
 
閉じる

コンテンツ一覧

著者名 タイトル 連載開始日
あ か さ た な は ま や ら わ
↑著者や関わった人が五十音別に並んでいます。行を選んでくださいね。
閉じる
コンテンツ一覧
 
閉じる

ここ1週間のほぼ日

ここ1週間に更新されたおもなコンテンツを紹介しています。
「小ネタ劇場」など、アーカイブが残らないコンテンツは
ここに掲載していませんのでご了承くださいませ。
 

閉じる
閉じる
閉じる

最近、人気のあったコンテンツ!

最近、好評のうちに終了した
コンテンツを紹介します。
見逃していた方、
どうぞ、読み返してみてくださいね。
感想メールもお待ちしています!
 
まだまだ「アンコール!」なコンテンツはたっぷりありますよ!
こちらから探してみてくださいね。
コンテンツ一覧 検索
 

閉じる
閉じる