ほぼ日では、
どんな人たちがはたらいているのだろう。
インターン生がインタビューしました。

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こっちが本気なら、


何でも応援してくれるし、


惜しみなく手伝ってくれる。

ほぼ日でどんなことをしていますか?

 

企画だったり、商品をつくったり、
いろんなプロジェクトの進行を担当することが多いです。
自分が最初のアイデアを出すことはまれで、
誰かが「こういうことをやりたいな」って言ったもの、
他の乗組員の「夢」みたいなことを、
実現するためにがんばる係といったらいいでしょうか。
ほぼ日が大事にしている考え方や言葉って
いくつかあるんですけど
私は「夢に手足を」っていうのが、いちばん好きです。
でも、実際「手足をつける」って、なかなか‥‥
すごく地道というか、そこにマジックはないんです。
手足を粘りに粘ってつけて、自分も手足になって、
みんなと一緒に進めていって形にする仕事だと思います。

――
具体的なプロジェクトとしては、「生活のたのしみ展」と‥‥。

はい。入社してすぐ、
「生活のたのしみ展」の構想が「夢」の状態であって、
その立ち上げからやらせていただきました。
リアルイベントなんですけど、
Webも新しくつくらなきゃいけないし、
アプリもリリースして。
ひとつひとつの企画の進行、ロゴデザインなどの進行、
会場設計、もちろん建築家さんや設営会社さんと
一緒にですが、物理的な構造物を実際に建てること‥‥。
それらすべてを、一気にゼロから。
それはなかなかすごい経験、貴重な経験でした。

そういえば、私が言われて嬉しい、この会社の中での、
ちょっと変化球な褒め言葉があるんです。
私が打ち合わせに行くと、
「えー、杉山が来たぁ」って。
「実際、これやることになっちゃうじゃん」
って言われるんですね。
もう、茶化し合ってる感じではあるんですが、
でも、「あ、こいつが登場したということは、
これは本当にやるんですね」みたいな。
これを褒め言葉として捉える時点で、
ポジティブすぎるかもしれませんが(笑)、
わたしにとってはすごく嬉しい表現です。

 

入ってからほぼ日への印象の変化はありましたか?

 

すごく優しい集団だろうと思ってたんです。
でも、入ったら、ちゃんと厳しいというのが印象で。
「本当にこれでいいの?」って忌憚なく言い合う。
でも、皆がそれをすごく楽しそうにやっているというか、
やってることはきついけど、それを楽しめる人たちの集団。
あとは、専門性の高い、
経理、物流、CR、システムの方だとかも、
大変なアイデアマンであるっていうこと。
たとえば、何か大きなお祭りをやります、って言ったとき、
経理の方が「こんなお買い物のやり方どうですか」とか。
さすが日頃、その分野を専門的に見てるだけあるなあ、
みたいなアイディアなんです。
自分の「役割」に留まってなくて、
皆がずっと「こうだったらどうかな」とか考えながら、
仕事をしている感じがあるんですね。
こっちが本気なら、何でも応援してくれるし、
手伝ってくれる、そういう組織だと思います。

 

ほぼ日を一言で言うとどんな会社ですか。

 

えっと‥‥率直に言うと、ずっとよくわからないです。
でも、それは、自分も今「ほぼ日」の中の1人でもあって、
みんながすごい動いているので、
ずっとわからないんですよ、止まらないので。

――
動き続けているんですね。

そう、で、どんどん、いろんなことが生まれるし、
誰かが動いたら誰かがそれに呼応してって、
定まらないので、ずっとわからないなあって思ってます。
先のことは予想できないのだけれど、
たぶん、それ自体がとてつもなく楽しいんだと思います。

(取材/西村・南 構成・文/西村)

2021-02-09-TUE

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