ほぼ日では、
どんな人たちがはたらいているのだろう。
インターン生がインタビューしました。

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ひとりひとりが自立しながら、


集合している会社。

ほぼ日でどんなことをしているんですか?

(※現在は異動されたため、11月までの内容です)

少し前までは、、
渋谷PARCOの事業担当をしていていました。
4階に「ほぼ日カルチャん」というお店と、
8階に「ほぼ日曜日」というスペースがあって、
私は主には、8階の「ほぼ日曜日」を
担当することが多かったです。
ほぼ日曜日では、展覧会やイベント、
期間限定のお店を開催しているんですが、
それぞれ企画をかんがえたり、
企画の内容に応じて、具体的な計画を立てて、
実施するところまで持っていく仕事をしていました。
簡単に言うと、あの場所を日々回していくための仕事を
している感じですね。

――
いろんなお仕事があるなかで、特に具体的に
やられていたことはありますか?

えっとー、どの企画も
いろいろな側面で関わっているのですが、
企画内容を実際の場所では、
具体的にどんな手法で見せるのか。という、
空間プランニングの部分を
主に担当していることが多かったですね。

 

ほぼ日に入ったきっかけを教えてください。

 

はじめて、ほぼ日を知ったのは、
子どもを産んで育休をとった時だったと思います。
それまで続けていた、
朝から晩まで仕事している暮らしから一変して、
ずっと、家にいるようになったんです。
家にいるようになったことで、
自分のくらしのまわりのものや、
ことが気になりはじめました。
そんなときにたまたま、
友達がFacebookで「やさしいタオル」を
買ったという投稿を目にしたんです。
「やさしいタオル」??、
すごくいい名前だと思って調べて。
はじめてほぼ日を知りました。
そのとき、ていねいにものを作っている会社だなー。
とも思って、興味がわいて、それからちょこちょこ、
ほぼ日で、買い物するようになったんです。

前の会社の仕事は好きだったし、
べつに辞めようとは思ってなかったんだけど、
これから、どういうふうなはたらきかたをしようかな。
と考えているときに、たまたま、
いい人、もっと募集」という
ほぼ日の社員募集のページを見つけたんです。
これは、これからのはたらききかたを考えるには、
いいきっかけだなと思って、
チャレンジしてみることにしました。

 

入ってからほぼ日への印象の変化はありましたか?

 

思っていたとおりかなあ。(笑)

――
そうですか。

あっ、唯一違うなと思ったのは、
自分から仕事を見つけないとダメな会社だと思っていて、
最初の1年くらいは、
仕事がない覚悟でほぼ日に来たんです。
たしかー、入社3日目くらいの手帳に、
「まずは、ほぼ日の記事を読みあさって、
自分がやりたいことを見つけよう」みたいなことを
書いていましたね。

――
すごい。

でも、入ってから1週間ぐらいで
たのしみ展のチームに入ることが決まりました。
そして、意外とすぐに大わらわになりました(笑)。

 

おしごとで一番忘れられない思い出はなんですか。

 

一番‥‥感動したのは、なんだろう…。
PARCOが2020年11月で、
ちょうど、開業一周年を迎えたんですが、
開業の前年の2018年の8月から、
開業説明会に参加していました。
なにもない更地だったところに、ビルが建って、
設計士さんや建設会社さんと
「ああしよう、こうしよう」と
さんざん話してあって作った図面が、
実際の空間となってできていきました。
それはうれしかったです。

場所がようやく出来あがって、
てんやわんやの準備を乗り越えむかえたオープンの直後に、
「ほぼ日曜日」で矢野顕子さんに
ライブをしてもらったんです。
本番前に矢野さんが会場にいらして、
リハ−サルをしたんですね。
その時に聞いてるのは、スタッフだけで、
4、5人ぐらいだったかなー。
そんななかで、矢野さんがバァーって、
ピアノを弾いてくださったときに、
「やっとここまでこれた」みたいな感動が、
自分の中にあったし、
そこにいたみなさんもたぶん、
おなじことを思っているなぁって、
おもってすごく感動しました。

 

ほぼ日を一言で言うとどんな会社ですか。

 

難しいですけど‥‥
ここのロッカールームがすごく象徴的だと思うんです。
(このインタビューはロッカールームの和室で行いました)

――
と言いますと?

ひとりひとりが自立していながら、集合している感じ。
個性が立っていればぶつかることも、
嫌な部分も見えてくるけど、それぞれみんなが
自分を出しながらも、
チームで仕事をしているっていう意味でそう思いました。
それぞれが、ぜんぜんちがう仕事をしているんだけど
隣り合わせても、べつにおかしくない。
それぞれが、それぞれの個性がないと、
集合しても力にならないきがしますしね。
みんなが、ぜんぜん違っておもしろいですよ。
そういう意味で
自分もいやすい場所かなあ。と思っています。

(取材/西村 構成・文/西村)

2021-02-09-TUE

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