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わたしたちがnooyの服を好きな理由 01 国分佳代さん
国分佳代さんのプロフィール
こくぶん・かよ
書家。
石川県金沢市出身、東京在住。
1988年より書道を学び、
2000年に師範資格取得、
2004年よりフリーの書家として活動開始。
日本酒・焼酎・ワイン・食品のラベル・パッケージ文字を
現在までに約500本手がけるほか、
店舗ロゴ・書籍題字・映画タイトル・
CDジャケットタイトルなどの筆文字制作も。
2004年に初個展を開催、
以降定期的に個展・グループ展にて作品発表を行なう。
2011年より「言葉を知る・書く・贈る」をテーマにした
「国分佳代書の教室」開講。
書道家の国分さんとお会いするのは、
この日が初めて。
「書道」をお仕事にされているって、
いったいどんな方なんだろう?
和服姿でキリリとしていてちょっと近寄りがたくて。
という、
(陶芸家が作務衣を着て大きな壺を
「気に入らん」と言いながら割っているのと似た)
勝手なイメージを抱きつつおじゃましたお部屋で
出迎えてくれたのが、
この丸三角四角の掛け軸でした。
書に向かう時に座る椅子はセブンチェア、
レッスンで使う椅子は、
アアルトのスツール。
自宅を兼ねた仕事場は、
「書」と「暮らし」が、
混ざり合って、
なんだかすごくいい感じ。
「この仕事を始めてから、
書を生活の中に取り入れるにはどうしたらいいか? を
ずっと考えていたんです。
来客の趣味に合わせて、絵や書を飾る。
日本にはそんなすてきなおもてなしの文化があるけれど、
現代の家には床の間がない。
でもその文化を残すことはできるんじゃないかなって」
国分さんの作品は、
「小さくて軽いもの」。
壁に飾られた作品「無可無不可」
(可も無く不可も無し
=ものごとの良し悪しを最初から決めつけない)。
なるほど。
床の間がなくても、
書って飾れるんだ!
この日、ぐっと「書」が近くなった私なのでした。
大ファンというnooyの服。
年に2回の展示会にいそいそと通うようになって7年とか。
今季、オーダーしたのは、
シャツカラーteeのcharcoal。
「白いものを着たいけれど、
墨汁が飛んでしまうこともあって。
この色だとレッスンの時も
着られるかなと思ってえらびました。
襟があってかわいいところも気に入ってます」
先月行なった個展の時もこのスタイルで。
「ちょっときちんと見せたいな、という時も、
このニットなら」
シャツカラーでもなく、
丸首のニットでもない。
この「襟つき」にグッときたのだとか。
「ダボっとしすぎず、
ぴたぴたすぎないサイズ感もいい。
首回りの開き具合も絶妙です」
チャコール色のニットと黒のスカートの間に見える、
白いTシャツがいい。
この感覚、書で培われた「間」みたいなものなのかな。
「足元は赤で」
と、玄関に用意されていたアディダスのシューズ。
どこかに一色差し色を持ってくるのが
最近の流行りなんですって。
nooyの服との出会いは、
40代半ば。
「その頃、『似合う服が好きな服』では
なくなってきてしまったんです。
服はもともと大好きなのに、
着れればいい、隠せればいい、みたいになってきた。
服を楽しめなくなってきた時に出会ったのが
nooyでした」
体型をうまくカバーしてくれつつ、
ほどよくデザインもされている。
「これだ!」とピンときたんですって。
「シックな色の定番服もあるし、
ヴィヴィッドな色もある。
オリジナルのテキスタイルも大好きなんです」
前回、weekasdaysでも販売した、
黄色のレターニットもお持ちなんですって。
リバーシブルカーディガンは、camelを。
このスタイルも、差し色のピンクが効いています。
下には薄手のタートルを合わせて。
カーディガンは一番上のボタンだけ留めます。
「ボタンもかわいいから見せたいなって」


同じ作家のピアスとリングで、
ちょっとキラキラを足します。
「このニットに絶対合うと思った」という、
レオパード柄のコンバース。
キラッとした素材のパンツは何年か前のnooy。
「これでデニムだと、ちょっと違うような気がするんです。
きちんとしたパンツを合わせるのが今の気分」
こんな風に、
ひとつひとつ「えらぶ理由」がちゃんとある。
本当におしゃれ迷子になった時期があったのかしら?
と思ってしまう、
国分さんなのでした。
書の展覧会や教室をする国分さんのもうひとつの顔が、
商業書道家。
店舗のロゴや日本酒のラベル、緑茶のペットボトル、
映画のタイトルなども、
書かれているという国分さん。
気づかないけれど、
じつは国分さんの書いた書だった!
なんてこともあるのかも。
来月の展覧会も楽しみです。
再入荷のおしらせ
完売しておりましたアイテムの、再入荷のおしらせです。
11月28日(木)午前11時より、以下の商品について、
「weeksdays」にて追加販売をおこないます。
weeksdays LIQUID SOAP(PINO)
400ml
今回の再入荷にあわせて、
ギフトにもぴったりなシンプルな袋との
セットも新登場です。
家に帰ってきて、
まずすることは、手を洗うこと。
お客さまがやってきても、
まずは手洗いをお願いしています。
だから、我が家に来てまず感じるのは、
ハンドソープのかおり、なのです。
かおりは家の顔でもあると思っている私。
ハンドソープはいろいろ使ってきましたが、
自分の好みのものがいつか作れたら。
そう思っていました。
今回、weeksdaysで紹介するのは、
ヨーロッパアカマツを中心に、
レモンユーカリ、レモン、
隠し味(隠しにおい?)にバジルを少々。
4種の精油をブレンドしたハンドソープ。
さわやかなかおりは、
バスルームやトイレ、キッチンなど、
使う場所をえらびません。
ことに、料理をする時、または料理が終わって食事中に、
かおりがじゃまにならないようにと、
精油の配合を調整しました。
また、
汚れを落としつつも、使い終わるとしっとりした使い心地。
手を洗う機会が多くなった今、
この「しっとり」がうれしいんです。
雨をモチーフにした
松林誠さんの版画のパッケージもまたすてきで、
使うたびにうれしくなる。
プレゼントにもぴったりだな、と思っています。
(伊藤まさこ)
すてきな人と
weeksdaysをはじめてから、
「取材される側」から、
「取材する側」に変わりました。
コンテンツに登場するのは、
前からの友人知人、
もしくは、
友人たちからのおすすめの方々。
「この人いいよ」
「きっと似合うと思う」
「おもしろい人だから」
などなど、
おすすめの理由はいろいろあるのですが、
一番は、
「weeksdaysの雰囲気に合いそう」。
意識して、その「雰囲気」を
作っているわけではないけれど、
ページからふわっとweeksdaysらしさが漂っているなら、
それはすごくうれしい。
取材がきっかけで、
やりとりがはじまった方も少なくなくて、
いい関係を築ける場所になっているのが、
ありがたいんです。
さて、今週もnooyのニットを通じて、
すてきなおふたりと出会うことができました。
好きなものがあるっていいな。
しみじみそう感じた取材でしたよ。
どうぞお楽しみに。
weeksdaysのおくりもの
わたしからわたしへ
いたわってますか。
かわいがってますか。
だれを?
ほかでもない自分を。
日々の雑事に追われたり、
まわりの人の世話ばかり焼いてしまうあなたへ。
一年の終わりくらい、
自分をもてなそうではありませんか!
私もね、一年おつかれさまでした、
よくがんばりましたと、
この時期、自分のために買いものをします。
ずっと欲しかったものでもいいし、
すごく小さなものでもいい。
シルクの枕カバーに、
自分をやさしく包むパジャマ、
ハンドケアのアイテム‥‥
「私」がよろこぶアイテムをどうぞ。
(伊藤まさこ)
DRESS HERSELF
シルクのTシャツ
ネイビー
DRESS HERSELF
シルクのTシャツ
ブラック
DRESS HERSELF
シルクのワイドパンツ
ブラック
DRESS HERSELF
シルクのワイドパンツ
ネイビー
DRESS HERSELF
シルクのシーツ
DRESS HERSELF
シルクのピローケース
BELLEMAIN
二層式ハンドローション No.0
30ml
BELLEMAIN
ハンドセラム No.1
pageaérée
ray unisex pajamas
pageaérée
vic one-piece stand
cohan
カシミヤのタンクトップ
オフホワイト
cohan
カシミヤのタンクトップ
ベージュ
cohan
カシミヤのロングスリーブ
オフホワイト
cohan
カシミヤのロングスリーブ
ベージュ
cohan
カシミヤのレギンス
オフホワイト
cohan
カシミヤのレギンス
モカ
cohan
ナイトパンツ
ブラック
cohan
ナイトパンツ
チャコール
DRESS HERSELF
ロングカーディガンシルクコットン
ネイビー
DRESS HERSELF
ロングカーディガンシルクコットン
オフホワイト
ヘアメイクで最初に考えるのは
- 伊藤
- 今回の「冬の白」の撮影のお話も聞かせてください。
草場さんがどんなふうにヘアメイクを考えるのか、
きっと読者のみなさんも参考になると思うんです。
どういうところから始めるんですか。
- 草場
- 撮影で、どういうヘアメイクにしようか、というとき、
いちばん大事にしているのは「バランス」です。
全体のトータルコーディネートから、
バランスを考えるんです。
- 伊藤
- 当日、モデルさんやスタイリングを見て?
- 草場
- はい、当日ですね。
- 伊藤
- そうなんだ。わたしが急に
「やっぱり靴はこっちにする!」
とか替えたりするものだから、
草場さん、大変だろうなと思っているんですけれど。
- 草場
- いや、全然、そんなことないですよ。
- 伊藤
- そう? でもたいてい「わかりました!」と、
さっと髪をまとめたりとか、
ちょっとだけ色を足したりして、
変化をつけてくださるのが
すごいなって思っているんです。
やっぱりそれは、バランス?
- 草場
- そうですね。
おっきいところで言うと、
やっぱりヘアはすごく大事で。
人がひとり立っているとすると、
ヘアって面積がおっきいですよね。
メイクは真正面からだけなんですけれど、
ヘアは前・横・後ろがある。
そういう意味合いでは、
まずヘアのバランスにポイントを置いて、
全体のシルエットによって
コンパクトにした方が合うのか、
ちょっとフワッとして軽やかさがあるほうが合うのか、
そういうことを考えますね。
- 伊藤
- 服の素材にもよるんですか?
フワッとしてるからとか。
- 草場
- はい、服の素材にもよりますね、結構。
色のことも、もちろん考えるんですけれど、
それよりも素材です。
最初に伊藤さんがおっしゃった通り、
冬の服って、結構厚手で重たく、
沈みやすい色のものが多いので、
髪の毛を重たくするっていう選択肢はあまりない。
そして「まとめる」にしても、
スッキリとコンパクトにするか、
フワッとさせるか、
ちょっとツヤを出して艶やかにするのかなどで、
シルエットのバランスが変わります。
そこを決めるときはメイクと一緒で、
その人物像をどうしていくか、ですね。
ちょっとかわいらしい人なのか、
スポーティでヘルシーな人なのか、
ちょっと大人っぽいキリッとした人なのか、
そのさじ加減が、質感だったり、
ニュアンスだったり、
色になったりするんです。
今日は秋冬のお洋服で
コートなど大人っぽい雰囲気だったので
シャープな印象に仕上げようと思いました。
- 伊藤
- じゃあたとえば今回のTAMPICOも
2種類の大きさがあるけれど、
そのスタイリングによって
ヘアメイクもちょっと変えたり?
- 草場
- 服の方をどちらかというとメインに考えます。
バッグとか靴、ネックウォーマーって、
メインになるというより、
差し色とか小物の扱いですから。
今回の場合は、黒いトップスに黒い髪が重なるとき。
どんなシルエットになるかをまず考えました。
- 伊藤
- ネイルは、イエローでしたね。
- 草場
- はい。ネックウォーマーやグローブの白が
差し色としてスタイリングされていて、
つまり「ポイントとして効かせる」白だったので、
グローブの手元に視線がフォーカスされるように
イエローのネイルにしました。
- 伊藤
- とってもきれいでした。
かわいかった!
- 草場
- かわいいですよね。
白ってすごく万能だと思っていて、
白に合わない色ってほとんどないじゃないですか。
- 伊藤
- たしかに!
- 草場
- ただ、たくさんの白があって、
オフホワイトや生成り、
青みのあるパキッとした白など、
「白」と一言で言っても、
全く印象が違いますよね。
- 伊藤
- そうですよね。
じゃあどんな白かで、
メイクの色味も変化する?
- 草場
- はい。例えば生成りだと、
メイクはあまり色をつけません。
逆にパキッとした白はコントラストがついて
ナチュラルすぎるとその白に負けてしまうので、
意識的に色味を足したりします。
- 伊藤
- パキッとした白には
赤いリップとかも似合いそう。
- 草場
- そうですね。
ちょっと青みの強いパキッとした白は、
色味が乗った方が合うなと思っています。
とくに年齢を重ねた方だったら、
その白に負けないようにと、気をつけています。
- 伊藤
- この白の中ではこのネックウォーマーが
いちばん“白い”ですね。
- 草場
- そうですね、このネックウォーマーは
どちらかというとはっきりとした白なので、
今回の撮影での肌作りは、
ナチュラルというよりは、
くすみをしっかり取りました。
ヘアメイクをする上で
マスカラを塗らないことがよくあるのですが、
今日はマスカラをつけて、
リップもしっかり色味があるものを選んでいます。
今回は「大人っぽく、シャープに」でしたけれど、
白に合わせるときは自分が持っていきたい印象次第で
合わせる色やヘアメイクの雰囲気を選ぶのが
いいんじゃないかなって思います。
- 伊藤
- なるほど!
草場さん、ありがとうございました、
とっても勉強になりました。
いろいろなお話を聞かせていただいちゃった。
- 草場
- 大丈夫でしたか、
じつは対談って慣れていないから、
ずっと緊張していたんですよ。
話が逸れちゃってすみません。
- 伊藤
- いえいえ、楽しかったですよ。
またぜひ、よろしくおねがいします。
- 草場
- よかった。
こちらこそありがとうございました。
足し算? それとも引き算?
- 草場
- このTAMPICO、
めちゃくちゃおっきいですね。
- 伊藤
- そうなんです。
これ、持つとうれしいの。
- 草場
- うれしい気持ち、わかりますよ。
- 伊藤
- この大きなバッグに、
あえてあんまりモノを入れずに持つんです。
大きいからといって、
荷物をいっぱい入れましょう、ということじゃなく、
ふつうのときに持つ。
- 草場
- あえて、ふつうのときに?
- 伊藤
- うん。スマートフォン、リップ、鍵、財布、
分量的には小さなショルダーやクラッチでも
いいくらいの荷物を、
あえて、この大きなバッグに入れる。
そのバランスがいいと思ったんです。
- 草場
- 伊藤さん、大きいバッグでも中身が少ないんだ!
つまり、持って行くものに合わせて
バッグの大きさを選ぶんじゃなくて‥‥。
- 伊藤
- そうなんです。
わたし、ふだん、持ち歩く荷物が少ないんですよ。
- 草場
- 私は、どんなサイズのバッグを持っても、
絶対に容量のマックスまでモノを入れちゃう。
それが悩みなんです。
- 伊藤
- ふだんから? お仕事で、じゃなく?
- 草場
- ふだんからです、もう。
それで、どんなバッグのときも、
絶対に別に持つのが
「CI-VA(チーバ)」のショルダーです。
- 伊藤
- わたしも旅先でCI-VAを活用しています。
先日ソウルに行ったときも、大活躍。
ほんとは飛行機に乗るときも、
大きな荷物はすべて預けて、
それひとつでいたかったのだけれど、
さすがにパソコンを預けるのは不安だなぁと思って、
それ用のバッグも持ちましたけれど。
- 草場
- 斜め掛けにしたこのCI-VAに、
大事なものがちゃんと入っているというのが、
自分の中で大きな安心感になりますよね。
たとえば今日だと、リュックとは別にCI-VAを持って、
パスモとハンドソープと
リップクリームと財布を入れてきました。
- 伊藤
- リュックの中には‥‥?
- 草場
- 今日は写真撮影があるから、
頭がボサボサにならないようにヘアオイル、
そして上着を入れてきました。
それから傘と水筒、打ち合わせに使う資料。
‥‥結局、パンパンになるんです。
だからこのTAMPICOは、
それをせず、中をすっきりして持ちたい!
って思いました。
- 伊藤
- ふふふ。友人に、海外旅行のパッキングは
「ほら、まだこんなに空きがある、まだだいぶ入る!」
って、どんどん詰めちゃう人がいるんです。
日程から考えてそんなに着替えはいらないはずなのに、
せっかく入るんだからと
色違いのセーターとか、持っていきたくなるんですって。
その友人は、スマートフォンの充電も、
いつも満杯にしておきたい派。
- 草場
- それ‥‥、わかるかも。
- 伊藤
- でも、でもね、草場さんは違うと思う。
だって草場さんのメイクのお仕事を見ていると、
足し算もするけれど、
その人らしい引き算メイクもなさるんです。
モデルさんのイメージや肌の調子、
スタイリングや光、演出に合わせて、
あえてファンデーションを塗らない、
という選択もなさるでしょう?
- 草場
- そうですね、ヘアメイクでは引き算ができます。
あと、なぜか、旅に関しては引き算です、私。
ふだんの生活ではできないのに。
- 伊藤
- あ、そうなんだ! 旅だけは別?
- 草場
- はい、旅に関しては、
「このトランクにどれだけ荷物を少なくできるか」
っていう課題を自分に与えるくらい。
- 伊藤
- おもしろいですねぇ。
- 草場
- ところがふだんの生活になると、
「これがあったら便利!」って、
どんどん足し算をしちゃうんです。
- 伊藤
- ちなみに撮影のお仕事には、
いつも大きなトランクでいらっしゃいますよね。
- 草場
- はい、現場に行くときは荷物がすごく多くて、
みなさんにびっくりされるほどなんです。
どうしてそんなに荷物が多いかというと、
たとえば冬はお湯を沸かす電気ポットと
湯たんぽを持って行ったりする。
それはモデルさんが寒そうだったら
その場でお湯を沸かして湯たんぽがつくれると思うから。
- 伊藤
- へえ!
- 草場
- それがなくて「ああ、あれがあればよかったのに、
ないからできない」っていう事態が起こることが、
すごく心配になっちゃう。
だから荷物はたくさん持っていき、
「あるけど使わずに済んだ」っていう選択をしています。
ヘアメイクの道具もそうで、
ちょっとの色の違いのリップとか、
発色のちょっと違うアイシャドウを持って、
その中から現場で選べるようにしています。
「これしかなくて、選べませんでした」
っていうのが、すごく嫌なんですよ。
- 伊藤
- うんうん、そこはヘアメイクという職業ならではですね。
いっぽうで、さきほどの、
旅支度でトランクの荷物を
できるだけ少なくするという課題を
自分に与えるのって、
すごくおもしろい話だと思いました。
「課題」って「遊び」とも
言い換えられますね。
- 草場
- うん、そうですね。
- 伊藤
- これ(TAMPICO)もおっきいけど、
どれだけ少なく軽快に
おしゃれとして持てるかっていうのは、
遊びとしてみんなにもやってほしいな。
- 草場
- たしかにそうですね!
- 伊藤
- でも「絶対に荷物を入れないで!」
ってことじゃないんですよ。
ほら、これさえ持っていれば、
買い物しても入れて帰ることができる。
よく旅先の空港でよかったなと思うんですよ。
ついつい空港のいろんなお店で買い物をして、
デューティーフリーで最後にラストスパート!
みたいなこともあって、
小さな袋をいくつも持つことになっても、
こんなふうに大きな空っぽのバッグがひとつあると、
まとめられてスマートだと思う。
もちろん、いっぱい買い物袋を持つ姿からも、
旅の楽しさが伝わってきたりするんだけれど。
- 草場
- あはは! わかります。
- 伊藤
- でも荷造りって人生と一緒かも?
- 草場
- わっ、はい、ほんとうに。ふふふ。
- 伊藤
- クローゼットやタンスの中もそう。
- 草場
- それですよ、以前伊藤さんのお宅に伺って驚きました。
見ちゃいけない場所がないんです。
タンスだってパッと開けられても大丈夫なんですよね?
- 伊藤
- さすがに「ここだけなら開けてもいいですよ」
って言ってますよ~。
- 草場
- でもね、いつでも開けた中まできれいっていうのは、
やっぱりほんっっっっっとに、気持ちがいい。
私もそうしたいけれど、
そこまでは、なかなかできないです。
- 伊藤
- でも草場さん、
メイク道具は購入した箱ごととってあって、
お仕事で使ったらきれいに拭いて
元の箱にしまうんですよね。
それってすごいと思いますよ。
- 草場
- メイク道具なら、できるんです。
整理整理しておかないと、
あとでわからなくなるから、
把握するという意味できれいに仕分けています。
でも家の中は‥‥。
- 伊藤
- 全然想像ができない。
ビシッてしてそうだもの。
- 草場
- 人のせいにしちゃいけないとは思うけど、
夫に収集癖があるんですよ。
しかももともと夫が住んでいた家に私が越したので、
最初からモノが多かった。
そして今一番悩んでいるというか、
やらなきゃと思っているのが、
「自分の服を減らす」っていうことです。
- 伊藤
- 服、増え続けますものね。
- 草場
- そうなんです。
いよいよクローゼットからはみ出しちゃったので、
収納用のラックを買い、
部屋のすみにそれを置いて、
アウターだけ入れていたんですが、
それもパンパンになってきたので、
もういよいよかと。
伊藤さんはどうしているんですか。
- 伊藤
- わたしはラック2本にアウターやジャケット、
ワンピースなどを収納していたんですが、
ここ数ヶ月でさらに整理して、
今は1本半で済んでます。
- 草場
- わあ、すごい! それだけ‥‥?
- 伊藤
- 1年通してそれだけ。
友人が見て「え? これだけなの?」って、
すっごくびっくりしてました。
- 草場
- 別に衣装ケースとか、ないんですか。
- 伊藤
- キャンバス地のボックスが3つあって、
そこにニットなどを入れていますよ。
あとはチェストがひとつ。
- 草場
- そんなふうにスラスラ思い出して数が言える段階で、
いかに荷物が少ないのかわかります。
私、数を把握していませんから。
冬の白は差し色です
- 伊藤
- 草場さん、今日はありがとうございます。
この対談の前に、「ほぼ日」で
打ち合わせがあったんだそうですね。
来年1月の「生活のたのしみ展」の
「草場妙子化粧品店」に向けて?
- 草場
- そうなんです。
いろいろな化粧品ブランドのものが並ぶので、
各ブランドの方に
その商品の説明をしていただいた情報を
私がかみ砕いて、
販売に立ってくださるスタッフの方が
お客さまにわかりやすいように伝えるため、
共有する時間を設けているんです。
- 伊藤
- 草場さんのお店は商品点数も多いですし、
用途のバリエーションもたくさんありますものね。
そっか、もうすぐに2025年が来る!
- 草場
- ほんとですね。年明け、すぐですよ。
「生活のたのしみ展」には
伊藤さんのお店もありますよね。
- 伊藤
- はい、「weeksdays」も出展します。
カトラリーやお皿、
タオルやハンドソープなど、
暮らしの基本になるようなものを揃えます。
- 草場
- わぁ、それも楽しみ。
- 伊藤
- わたしも草場さんのお店、とても楽しみです!
さて‥‥今日、草場さんにお越しいただいたのは、
「weeksdays」で「冬の白」という特集をするので、
「白」をテーマにお話しができたらなと思ったんです。
- 草場
- いろいろな白いアイテムを?
- 伊藤
- そうなんです。
「これ、いいな」と選んだものがいくつかあって、
同じブランドではないのだけれど、
偶然、白ばかりだったんです。
それをまとめてご紹介しようということになって。
- 草場
- それでこの「TAMPICO(タンピコ)」のバッグや‥‥。
- 伊藤
- 「ル・ピボット(Le pivot)」の
ネックウォーマーと、グローブも。
そして「GERMAN TRAINER(ジャーマントレーナー)」
っていうミリタリーの復刻版シューズです。
- 草場
- ぜんぶ、白ですね。
- 伊藤
- なぜ白かっていうと、
冬ってちょっと暗いトーンのものを
着ることが多いでしょう?
- 草場
- そうですよね。
- 伊藤
- だからわたしは、
黒やネイビーなどダークな色の冬服に、
明るい色の小物を差し色にして使うんです。
白のシューズ、白のバッグ、というふうに。
どこかに色をきかせる気持ちで、
白をポイントとして持ってくるといいんじゃないかな、
と思っているんですよ。
- 草場
- まさしくそうですね。
- 伊藤
- 草場さんって、同じタイプの服を
着るのがお好きなんですよね、たしか。
- 草場
- あはは、そうなんです。
ちなみにきょうは
「weeksdays」で購入した「library」です。
- 伊藤
- 懐かしい! 2020年頃に展開していたものですね。
草場さんってパンツスタイルが多い印象ですけれど、
それはやっぱりヘアメイクというお仕事柄?
- 草場
- それが、仕事じゃなくても、
私、スカートを穿かないんですよ。
仕事でもプライベートでも
同じ格好をしてる。ふふ。
- 伊藤
- そうなんですね!
いつからか、そう決めたんですか。
- 草場
- いつぐらいでしょうね、
気がついたらずっとそんなで。
- 伊藤
- てっきりお仕事ゆえの、
動きやすさを考えてのことかと思っていました。
本当にパンツスタイルがお好きなんですね。
- 草場
- 動きやすいのでパンツを選ぶということは、
もちろんあるんですけれど、
そもそもが甘いかんじの服よりも、
キリッとしてるほうが好きなんです。
というのも、自分の顔がわりと
“甘め”だっていうふうに認識をしていて。
- 伊藤
- たしかに、草場さんが花柄のワンピースを着ると、
ちょっと可愛らしさが強調される
印象になるかもしれませんね。
似合う、似合わないではなくて。
- 草場
- そうなんです。自分の理想が
“ちょっとキリッとした感じ”なので、
できるだけそういうふうに
自分を寄せていきたいっていう気持ちがある。
それでスカートではなくパンツを穿くとか、
トップスもあんまりピタッとしない、
少しゆったりとしたサイズ感のものを選ぶんです。
- 伊藤
- ちなみに今日も白を、足元に。
- 草場
- はい、白です。
伊藤さんの「冬は、白を差し色に」という話を
うかがっていて思ったのは、
まさしく自分もそうだな、ということでした。
アウターが全身黒、ということが多いので、
足元はちょっと軽くなるように白を入れたり、
夏も冬も「白いTシャツ」が、
自分の中で定番化していて。
- 伊藤
- そうそう、白いTシャツをいっぱいお持ちだって。
- 草場
- ほんとうにいっぱい持ってます。
おんなじ形、おんなじ色、
おんなじサイズのTシャツ。
今日着ているものも、5枚ぐらいあるんです。
- 伊藤
- そんなに!
- 草場
- 幾度かお目にかかった人が
「あれ? また同じ服着てる?」
って思うんじゃないかな、というくらい、
いつも同じスタイルなんです。
- 伊藤
- そういえばお嬢さんが
「スカートを穿いて」とおっしゃったとか。
- 草場
- そうなんです。娘がちっちゃいとき、
保育園にお迎えに行ったら、
「なぜお母さんはかわいい服で
迎えに来てくれないの?」
って言ったんですよ。
- 伊藤
- あら。
- 草場
- 私も「そうだよね」って思いました。
それで一枚だけ持っていたスカートを穿いて
迎えに行ったら、娘がなんだか変な顔をして。
- 伊藤
- あはは! 違和感があったんでしょうね。
言ってはみたものの‥‥。
- 草場
- 「いつものお母さんじゃない!」みたいな、
渋~い顔をしてましたよ。
それで「あまり似合ってないでしょ?」と言ったら、
「うん‥‥」って(笑)。
- 伊藤
- 似合う、似合わないで言ったら、
絶対そんなことないと思うんだけどなぁ。
- 草場
- スカートに合うスタイリングに慣れていないんです。
その日も、いつもの格好のパンツを
スカートに替えただけでした。
たとえばちょっとトップスをコンパクトにするとか、
そういう工夫があればよかったんでしょうね。
それをせずにいたから、娘も嫌だったみたい。
- 伊藤
- なるほど。たしかに草場さん、
黒いパンツに白いTシャツとスニーカー、
という印象がありますね。
‥‥ひょっとして、スニーカー、
どんどん大きくなってますか?
サイズではなくてボリュームが。
- 草場
- アハハ、その通りです。
伊藤さん鋭い!
- 伊藤
- わたしもここ数年で、
スニーカーのボリュームが
大きくなってきていたんですけれど、
そろそろ「ここまで」かなって思いました。
- 草場
- いまどきのハイテクスニーカーって、
ジャストで履いても、おっきめに見えますよね。
まず底がちょっと厚いですし。
- 伊藤
- そうなんですよ。
ボリュームを出して全体のバランスを取るというより、
足元をシュッとさせたいなっていう気持ちがあって、
そんな時にこの
「GERMAN TRAINER」に出会ったんです。
そして大きなスニーカーを履くのが
おしゃれさんの間で主流の今、
あえて、大人は
ジャストサイズでこれがいいかも! って。
- 草場
- シュッとしててかっこいいですね。
この冬も白を
車窓の外の吹雪。
せつなそうに吐き出される煙草の煙。
開いた本の中に描かれた雪景色。
湖(川かな)からゴリゴリと切り出される氷。
週末に観た、
『国境ナイトクルージング』という映画で、
印象に残ったのが、
「白」でした。
白を意識したのか、
それとも映画の中の5日間が、
冬だったからか。
エンドロールに流れる、
スタッフクレジットの文字まで、
黒地に「白」だったのでした。
服や器、壁の色‥‥
「白」って、万能と思われることが多いけれど、
こんな風に、強烈な印象を残す色でもあるんだなぁ。
今週のweeksdaysは、
冬に合わせたい白いあれこれをご紹介。
とかく黒っぽくなりがちな冬のコーディネートに、
差し色を。
冬の白、いいんです。
RaPPELER(ラプレ)のカシミヤストール こんなコーディネートで 伊藤まさこ 03 上級者のブラウンチェック、秋冬の風景にオフホワイト
今回、くわわったのがこのブラウンチェック。
こうして重ねて見てみると、
ちょっと新鮮。
「お!」という気持ちになりませんか?
ストールはもうたくさん持っているから‥‥
というストールおしゃれ上級者の方に、
ぜひ巻いて欲しい。
そんな気持ちでえらびました。
柄を見せるようにふわっと。
カシミヤストール(ブラウンチェック)/RaPPELER
タートルニット ¥22,000/Harriss(株式会社 金万)
パンツ ¥22,000/Harriss(株式会社 金万)
カーディガンに重ねたりも。
ステンカラーのコートと合わせて、
ちょっとトラッドな着こなしもしたいなぁ‥‥
なんて夢が広がっています。
カシミヤストール(オフホワイト)/RaPPELER
リバーシブルブルゾン ¥33,000/Harriss(株式会社 金万)
ボーダーパンツ ¥25,300/Harriss(株式会社 金万)
レースアップシューズ ¥42,900/DIVINA(株式会社 金万)
秋冬の風景に映えるのは、
だんぜんオフホワイト。
顔まわりにこの色を持ってくるだけで、
気分も上がります。
小雨がぱらついた時や、
雪が降ってきた時は、
雪ん子スタイルに。
この巻き方、
ものすごく寒い時にもおすすめです。
「防寒」というだけじゃない、
私たちのおしゃれの味方、
それがストール。
この秋冬に一枚ぜひ。
RaPPELER(ラプレ)のカシミヤストール こんなコーディネートで 伊藤まさこ 02 使い勝手よし! ネイビーとグレー
カシミヤストール(ネイビー)/RaPPELER
チェックパンツ ¥26,400/Harriss(株式会社 金万)
レースアップブーツ ¥64,900/trippen(トリッペン原宿店)
ニット 伊藤まさこ私物
オールマイティーなので、
持っていると安心。
もしまだだったら、
ぜひ一枚くわえて欲しいのが、ネイビーのストール。
カシミヤの上質な素材感を伝えたい時は
全身ネイビーで。
また、柄物を着たい時にも無地のストールは重宝します。
今回は、ストールの1色が入った
チェック柄のパンツを合わせて、
ちょっとボーイッシュな着こなしに。


幅を変えるとマフラー風に。
いったんストールを広げて、
ふわりと巻くとこんな感じ。


巻き方ひとつでイメージが変わる。
ストールのおしゃれって楽しい。
ネイビーともども、
持っていて欲しいのが、このグレー。
カシミヤストール(ライトグレー)/RaPPELER
トップス ¥18,480/Le pivot
ニットパンツ ¥23,100/Harriss(株式会社 金万)
スニーカー 伊藤まさこ私物
パールのネックレスやピアスと合わせると、
上品でシックに。
でも、パーカにだって合うんです。
ふわっと、そしてくしゅっと。
ラフに巻くのがおすすめ。
コート ¥46,200/Harriss(株式会社 金万)
アウターで色を足して。
コーディネートの主役になったり、
こんな風に脇役にもなる。
やっぱりグレーってすごい色。
RaPPELER(ラプレ)のカシミヤストール こんなコーディネートで 伊藤まさこ 01 レッドチェックは色と柄を見せて
weeksdaysでも人気の高い、
レッドチェックのストール。
ちょっと色を足したいな、とか、
柄で華やかさを出したいな、
なんて時に重宝しています。
気持ちは、
「柄もののスカーフのあったかい版」
という感じ。
マフラーのようにくるりと巻くだけでも、
様になるのですが、
せっかくならば色と柄を見せたい。
カシミヤストール(レッドチェック)/RaPPELER
ワンピース ¥20,900/Le pivot
ロングブーツ ¥75,900/DIVINA(株式会社 金万)
だからこんな風に、
ブラックをベースにしたコーディネートに、
さっと羽織って。
左右対称でもいいし、
ちょっとアシンメトリーにすると、
全身に表情が生まれます。
また、斜めにくるりと巻くと、
チェック柄の見え方が変わって新鮮。
ちょっとポンチョみたいでしょう?
後ろで重ねて巻くと、
ストールのフリンジから手首が見え隠れ。
バッグからなにか取り出したり、
スマートフォンを操作するのにも重宝します。
もう少し季節が進んだら、
コートや手袋と合わせたい。
ブラックとか、グレーとか。
ネイビーのコートもきっとお似合い。
秋冬のおしゃれを盛り上げてくれる一枚です。
冬のバッグにストールを
出かける時に、
持っていくものは?
小さなお財布、
スマートフォン。
ハンカチにリップ、
ハンドクリーム、
それから、水筒。
日によって、
撮影の小道具などもあるけれど、
「手荷物」と呼べるのは、
小さいバッグの時も、
大きなバッグの時も、
基本は上にあげたものだけです。
その荷物に、
秋冬くわわるのは、
カシミヤのストール。
寒い時は首にくるりと巻き、
車に乗る時はひざかけに。
ついこの前、小雨がぱらついた時は、
頭からかぶって雨よけにしました。
バッグにストールが入っていると、
何かと安心。
そして、
バッグの口からちらりとストールがのぞいていると、
ちょっとうれしくもあるんです。
今週のweeksdaysは、
RaPPELER(ラプレ)のカシミヤストールをご紹介。
新しい色や柄もくわわりましたよ。
どうぞおたのしみに。
再入荷のおしらせ
完売しておりましたアイテムの、再入荷のおしらせです。
11月14日(木)午前11時より、以下の商品について、
「weeksdays」にて追加販売をおこないます。
VELOZ
サイドゴアショートブーツ
weeksdaysでは、初の紹介となる
ポルトガルのVELOZ。
展示会でこのサイドゴアショートブーツを見つけた時、
なんだか私の中で新鮮な風が吹きました。
「ああ、今度の秋冬は足元を少し重めにしたいなぁ」って。
靴に関しては、今までわりと華奢な形が好みでしたが、
なぜだか今季はサイドゴアブーツが気になる存在。
じっさいコーディネートしてみると、
意外なほどに、手持ちの服と合うんです。
ウールのパンツやデニムとの相性は言わずもがな、
かわいらしい雰囲気のワンピースに合わせれば、
甘さを抑えてくれたりも。
足元に重心がいくからか、
全体のバランスをよく見せてもくれる。
えらんでよかったと思える一足です。
色はブラック(BLACK)とトープ(BROWN)の2色。
コーディネートのコンテンツもどうぞご参考くださいね。
(伊藤まさこさん)
t.yamai paris のジャケットとSLOANEのタートルネック こんなコーディネートで 伊藤まさこ 03 一枚でも、重ねても
持っているとあれこれ着まわせる万能カラーのブラック。
ウール天竺 タートルネック長袖Tシャツ(ブラック)/SLOANE
ニットパンツ ¥23,100/Harriss(株式会社 金万)
靴 伊藤まさこ私物
まずはグレーのスウェットと、
ブラックのコンバースで。
こういうシンプルなスタイルが大好きです。
コート ¥66,000/RaPPELER(株式会社 金万)
その上にさっと羽織ったのは、
グリーンのジャケット。
鮮やかな色もすんなり受け止めてくれる。
さすがはブラックです。
ウール天竺 タートルネック長袖Tシャツ(ブラック)/SLOANE
テーパードリボンパンツ ロング(ブラック・38)/SAQUI
ベスト ¥25,300/Le pivot
ショートブーツ ¥49,500/DIVINA(株式会社 金万)
全身黒のコーディネート。
ちょっとモケモケした風合いの、
ニットベストを重ねると、
「全身黒」でも退屈になりません。
グローブ ¥7,150/Le pivot
ピンクと合わせても甘くなりすぎないのが、
ブラックのいいところ。
ふわふわ、とか、
もけもけ、と相性がいいのは、
ニットの持つ風合いのおかげです。
プレーンでシンプル。
だからこそ、いろんなスタイルを受け止めてくれる。
そして、一枚着るだけでも様になる。
頭をスーッと通すたび、
頬に触れるたび、
つい口に出るんです。
ああ、気持ちいなって。
これ、ぜひ体験してもらいたいなと思います。
t.yamai paris のジャケットとSLOANEのタートルネック こんなコーディネートで 伊藤まさこ 02 赤とグレーの、相性よし
タートルネックといえば、
思い出すのが子どもの頃に着た、
とっくりセーター。
窮屈で、ちくちくして、じつは苦手でした。
でも、あれから半世紀ほど経って、
今ではすっかりタートルネック好き。
現在、
10枚ほど持っていますが、
そのすべてがSLOANEのもの!
色違い、素材違いで揃えているので、
もういらないかも‥‥と思う時もあるけれど、
いやいや、やっぱり「今年」のものが欲しくなるのです。
今回、weeksdaysでご紹介するのは、
程よいゆとりのタートルネック。
あの子どもの頃の「ちくちく」なんて微塵もない、
やわらかで着ている人にやさしい一枚です。
カラーは、
レッド、ミディアムグレー、ブラックの3色。
冬に映えるレッドは、
こんな風にジャケットを着た時の差し色にしても。
アンティークジョーゼットジャケット/t.yamai paris
ウール天竺 タートルネック長袖Tシャツ(レッド)/SLOANE
テーパードリボンパンツ ロング(ブラック・38)/SAQUI
ショートブーツ ¥49,500/DIVINA(株式会社 金万)
カシミヤのストールをさっとかけて。
大人っぽい印象のレッドは、
グレーとの相性もいいんです。
カシミヤストール(ライトグレー)/RaPPELER(2024年11月発売予定)
グレーのタートルには、
チェックのスカートを合わせました。
ウール天竺 タートルネック長袖Tシャツ(ミディアムグレー)/SLOANE
チェックスカート ¥28,600/Harriss(株式会社 金万)
ロングブーツ ¥75,900/DIVINA(株式会社 金万)
シンプルなタートルに、
シンプルなパンツ‥‥も大好きですが、
時にはちょっとハリのあるこんなスカートで。
ピタッとしすぎず、
かといって大きすぎない。
ほどよいサイズ感がいいんです。
ファーのベストを合わせても。
ちょっと個性的なアイテムも、
受け入れてくれる懐の深さが自慢です。
ファーベスト ¥46,200/HARRISS De Relax(株式会社 金万)
t.yamai paris のジャケットとSLOANEのタートルネック こんなコーディネートで 伊藤まさこ 01 ジャケット、素材の持つ力
アンティークジョーゼットジャケット/t.yamai paris
ウール天竺 タートルネック長袖Tシャツ(レッド)/SLOANE
テーパードリボンパンツ ロング(ブラック・38)/SAQUI
ショートブーツ ¥49,500/DIVINA(株式会社 金万)
t.yamai paris のジャケット、
この秋冬は、
アンティークジョーゼットジャケットをご紹介します。
シングルボタンで、
ポケットはパッチではなくシーム。
だから見た目にすっきりしているんです。
ゆったりとしたシルエットなので、
こんな風に中にタートルネックを着ても。
ボタンは閉めても、
また開けて中の赤を効かせても。
袖はセットインではなく、
身頃と続いたドルマンスリーブなため、
「あれ? 肩がちょっと合わないな」
ということがないんです。
(私は試着をした時に肩が大きい時があって、
諦めることが多いのです。)
デザインでもあり、
着る人に寄り添うパターンになっています。
袖丈は少し長めで、
秋冬にうれしい安心感。
袖丈的にもシルエット的にも、
細身の男性だったらきっと大丈夫。
ご夫婦で共有、なんてこともできそうです。
(weeksdaysの写真を撮ってくれている
有賀傑さんも、とても似合っていました)。
後ろ姿はこんな感じ。
やわらかな素材なので、
動くたびに寄るドレープがきれい。
素材の持つ力ってすごいなぁと感じるのはこんな瞬間です。
アンティークジョーゼットジャケット/t.yamai paris
ニット ¥25,300/Le pivot
テーパードリボンパンツ ロング(ブラック・38)/SAQUI
ショートブーツ ¥49,500/DIVINA(株式会社 金万)
中に着たニット以外は、すべてブラック。
にもかかわらず、重い印象にならないのは、
襟元の開き具合や、シルエット、
それからやっぱり素材のおかげ。
ちょっと長めのふわふわニットを裾から出して。
ニットのみならず、
シャツやワンピース、Tシャツも似合っちゃう。
ジャケットだけれど、
カジュアルにも寄り添ってくれる、
「万能」なアイテムです。
目指すは少数精鋭
この週末、
夏服を(とうとう!)片づけました。
できるかぎり自分で洗って、
無理そうなものはクリーニングに出して。
たたんでしまっていたものは、
スチームをかけハンガーに。
ちょっと窮屈そうにしていた服が、
手足を伸ばして気持ちよさそうにしてる。
出番を待っていたのだなぁ。
待ってましたよ、秋。
そして大好きな冬よ。
一年に何度か、
クローゼットの見直しをしますが、
やっぱり本腰を入れるのは、
衣替えの季節。
目指すは少数精鋭。
えりすぐりの服が並んだ私のクローゼットは、
ハッと気がつくとweeksdaysのものばかり。
今週は、
SLOANE のタートルネックと、
t.yamai paris のジャケットをご紹介。
SLOANEも、t.yamai parisも、
どちらも週のうち、
袖を通さない日はないくらい、
お世話になっているんです。
今季もすてきな服がそろっていますよ。
あのひととコンバース 2024 [6]和知徹さん
和知徹さんのプロフィール
わち・とおる
1967年兵庫県淡路島生まれ、
茨城県つくば市育ち。
高校卒業後、大阪の辻󠄀調理師専門学校、
そして同系列のフランス校へ。
ブルゴーニュの一つ星「ランパール」で研修ののち、
東京のフレンチレストラン『ひらまつ亭』
(現『レストランひらまつ 広尾』)へ。
在籍中の1996年、パリの二つ星レストラン
『ヴィヴァロワ』で約3カ月間研修ののち、
ひらまつ系列店の東京・六本木『アポリネール』料理長に。
退職後、1998年から銀座『グレープ・ガンボ』の
立ち上げに関わり、料理長を3年間務め、
2001年に自らの店『Mardi Gras』(マルディグラ)を
銀座8丁目に開く。
フランス料理をベースにしながら、
世界各国の味をアレンジした肉料理に定評がある。
著書に『マルディ グラ 和知 徹の牛肉料理』
『銀座 マルディ グラ流 ビストロ肉レシピ』
『20席のフランス料理店:オーナーシェフを目指す
人のために 店づくりの秘訣と100のレシピ』
『銀座 マルディ グラのストウブ・レシピ』
などがある。
以前、取材で和知さんのフレンチレストラン
「マルディグラ」に伺ったとき、
厨房に立って調理をする和知さんの
動きの機敏さに驚いたことがありました。
それはカメラでピントを追うのが
たいへんなくらいのスピード。
食材(それも大きなお肉!)を取り出す、
庖丁で切る、調味料をまぶす、
火にかけたフライパンをゆする、
皿を選ぶ、盛りつける‥‥、
厨房の中で身体の位置をくるくると変えながら
いくつもの料理を同時進行で仕上げてゆく様子を見て、
料理人というのはフットワークの軽さが大事なんだなあ、
と思ったものでした。
ちなみに厨房の床はコンクリート、
水や油もあるなか、こまめに動くので
仕事で履く靴はソールの消耗が激しいそう。
同じ靴を毎日履かないよう、
仕事用のスニーカーを履いてみたり、
かかとのあるサボを履いてみたり。
最近はいいインソールを入れて、
クッション性を持たせ、
膝や腰への負担を軽くしているんですって。
そんな和知さん、
ふだんのスタイルはうんとカジュアル。
「運動靴が大好き!」なんです。
聞いてみたところ、なんと
「ファースト・スニーカーはコンバース」
だったんだそうですよ。
和知さんがオシャレに目覚めて
自分で服を買うようになったのは
小学校5年生のとき。
お母さんと新宿に出て
紀伊國屋書店で本を買い、
新宿中村屋のレストランでカレーを食べるのが
休日のたのしみだったのだそうです。
「そんな時、ジーパンとデニムジャンパーの上下と、
コンバースが欲しい、って母に言ったんです。
たぶん、デパートで見て、
いいなあって思ったんでしょうね。
それでジーンズは当時新宿三丁目にあった
『Mitsumine(三峰)』で、
コンバースは『ワシントン靴店』で
買ってもらったんです。
どちらのお店も、もう、なくなっちゃったけれど」
時代は1970年代の後半。
当時、少年たちの憧れのスニーカーに
そんなに選択肢はなく、
バッシュ(バスケットシューズ)派か
テニスシューズ派か、という感じだったんだそう。
「ぼくは、バッシュ系のコンバースに惹かれて。
といってもバスケットをやってたわけじゃないんだけれど、
街で大学生たちが履いているのを見て、
かっこいいなぁ、と思ったんでしょうね」
そのとき選んだファースト・コンバースは、
赤のオールスター。
うれしくてうれしくてたまらなくって、
そこからどんどんオシャレにのめり込んでいったそうです。
「中学になると、都内の塾に通うついでに、
洋楽のLPを探しにレコード屋さんに行ったり、
洋服もひとりで買いに行くようになりました。
高校生になるとアルバイトで貯めたお小遣いを持って、
青山までDCブランドを見に行ったりも」
やがて料理人をめざし大阪の学校に通い、
フランスでの修業、都内での就職、
料理長としての忙しい日々を経て、独立‥‥と、
めまぐるしい時間をおくるなかで、
コンバースからは一回、離れていたのだといいます。
「ところが、実は、ほんとうに最近、
また、コンバース熱が高まってきたんです。
一気に買いそろえて、
今、持っているのは、ハイカットとローカット、
さらにジャック・パーセルが2足に、
スリッポンタイプもあるなぁ。
ぜんぶで‥‥6足かな?
素材はレザーやスエードもあるけれど、
すべて黒なんです」」
細身のパンツを穿くときは、
ちょっと大きめの黒のハイカットの
靴ひもの編み込みを細くしてキュッとさせ、
太いパンツを履くときは、
靴ひもをゆったりめに結んだりして
履きかたにも変化を持たせて楽しむようになったそう。
それにしてもなぜ、コンバース熱が再燃を?
「洋楽への熱と関係していると思います。
好きな外国のミュージシャンのように、
黒の細めのデニムを穿いてみたいな、
だったら黒のコンバースだな、って。
あと、自転車にも乗る時の足元も、
やっぱりコンバースの気分なんです」
そんな和知さんに、
「weeksdays」のあたらしいコンバースを
履いてもらいました。
「これ、すごいね。モコモコだ。
ジャストサイズだけれどちょっと大きく見えますね。
今までにないタイプだし、
このグレーもきれいだなあ」
そうでしょうそうでしょう。
ほかになくって、かっこいいものが
つくりたかったんです。
このコンバースに合わせてくださった
和知さんのコーディネートは、
肉厚コットンのオーバーサイズTシャツと、
腰回りがたっぷりとした、
裾が少しすぼまっているネイビーのチノパン。
コンバースは黒、という和知さんですが、
このグレーが、とてもよくお似合いです。
「ほんとうのふだん着は、こんなふうに
たっぷりしたサイズのチノパンが多いんです。
それでネイビーのチノパンが
このコンバースに合うんじゃないかなって。
靴ひもが見えたほうがかわいいから、
裾が細めのチノパンを選びました」
裾は長いまま、かるく自然なクッションをつくって。
外に出るときはデニムのブルゾンを羽織ります。
色味を抑えたオトナのコーディネートです。
ちなみに和知さん、
スニーカーのサイズ選びは、
ブランドによって替えているのだそう。
「基本、大きめの靴が好きなんですよ。
ニューバランスのときは厚めのソックスで
大きめのサイズを選びますし、
VANS(ヴァンズ)もちょっと大きめ。
でもこのコンバースならモコモコしていて
ちょっと大きく見えるから、
ふつうのソックスにして、
ジャストサイズで履くのがいいですね」
なるほど。和知さんのつくる
発想とバリエーションのゆたかな料理とおなじで、
ファッションや靴のサイズえらびにも
「決めつけない」面白さがあるようです。
履きごこちはいかがですか。
「これ、以前のコンバースと比べて、
ソールのクッション性が高くなったことで、
格段に履きごこちが良くなりましたね。
スニーカーって一日中履くことがあるから、
クッション性があるのは嬉しいです」
ありがとうございます!
ぜひ、ふだん履きに使ってくださいね。
「すぐにでも履きたいけれど、
厨房で履いたら汚してしまうから、もったいないね。
これはオシャレ用にしますね!
それにしてもコンバース熱が高まったタイミングで
この取材のお話をいただいたので、
ちょっとびっくりしちゃいました、
ありがとうございました」
いえいえ、こちらこそありがとうございました。
コンバース歴45年の大先輩のお話がきけて、
とっても楽しかったです。
また、コックコート姿の和知さんに会いに伺いますね。
あのひととコンバース 2024 [5]向後志勇さん/向後比歌里さん
向後志勇さん/向後比歌里さんの
プロフィール
こうご・しゆう
宮城県出身。
ヘアメイクの仕事をしながら美容師としても活動中。
ヘアメイクのスクールSABFA卒業後、
草場妙子さんのアシスタントを経て2023年に卒業。
美容師は数店舗を経てフリーランスとして勤務。
音楽とおいしいものが好き。
最近はラジオをかけつつ
毎日のルーティンで必ずコーヒーを淹れている。
■instagram
こうご・ひかり
静岡県出身、美容師。
原宿の有名サロン勤務7年を経て、
現在は原宿を拠点にフリーランス美容師へ。
11月からママさん美容師に。
美容と仕事、都市伝説が好き。
■instagram
見ているこちらまで、
なんだかにっこりしてしまう、
志勇さんと比歌里さん。
今日はおふたり一緒の撮影ということで、
ボアのコンバースに似合いつつ、
並んでしっくりくるような
コーディネートにしてくれたそう。
グリーンの中にグレーがよく映えてる。
比歌里さんの初コンバースは小学生の時。
「家族4人おそろいで、
白のハイカットを履いていました。
私が、父と母、弟のコンバースに、
ピンクや黄色のカラフルな花を描いて。
そうそう、紐も好みのものに変えていたんですよ」
ご本人いわく、
「クセ強め」の家族。
ご両親ともども美容師さんで、
「とにかく派手」だったのだそう。
その血を受け継いでいるのか(?)、
比歌里さんも、オレンジとか赤とか。
えらぶコンバースは、カラフルな色が多かったとか。
「でもブラックやホワイトも好きなんです。
学生の頃は、チャックテイラーをよく履いていました」
足の指がとても長いという、比歌里さん。
サンダルだとはみ出してしまうほどだから、
スニーカーえらびもなかなか大変。
「でもコンバースは大丈夫」
なんですって。
よく履く理由はそんなところにもあるのでした。
今日は古着屋で見つけたコンビネゾンの上に、
同系色のジャケットをさっと羽織って。
「仕事柄、スニーカーは必須。
コンバースは雨の日にもふつうに履いちゃいます」
志勇さんの初コンバースは、
高校1年生の時。
「ハイカットのワインレッドを買ってもらいました」
初コンバースがワインレッド!
それはなかなかに冒険です。
「学生時代は部活に明け暮れていたから、
ファッションを気にすることができなかったんです。
でも少しずつ洒落っ気が出てきて‥‥」
そこでえらんだのが、
ワインレッドのコンバースだったのだとか。
ふたりに共通するのは、
「ハイカット」
そして、
「足首の部分に一周紐を巻く」
なんですって。
weeksdaysの
ボアのコンバースを履いた感想をうかがうと‥‥。
「中がすごくやわらかくて、履いていて楽です」
「履いた瞬間、しっくりきました」
「思っていたより軽い!」
「カジュアルな服にも、
ちょっと個性的な服にも両方いけそう」
個性的な服を着るのは、
比歌里さん。
これから、冬にかけてカラフルなニットや、
ワンピースとコーディネートしたいんですって。
志勇さんも、
「僕もボリューム感あるニットを
合わせたいと思っています。
全身黒で足元だけグレーのボアとか、
そんなのもいいですね」
「彼の持っている服は、基本ベーシックだから
私が見ると、どこが違うのか分からないんです。
カラフルなものも着ないし」と比歌里さんが言えば、
「時々、冒険するけれどしっくりこなくて。
だから同じフォルムでいいかな、と思っています」
と志勇さん。
新しさより、自分が落ち着ける服が着たいんですって。
ファッションに関して、
相違するふたりだけれど
(でもふたり並ぶとバランスがいい)、
そのどちらにも似合うのが
コンバースのいいところなのです。
この11月に出産予定の比歌里さん。
今はずいぶんお腹も大きくなっているんだろうな。
今度会うときは4人で!
あのひととコンバース 2024 [4]山下裕文さん
山下裕文さんのプロフィール
やました・ひろふみ
1968年熊本生まれ。服飾専門学校を卒業後、
スタイリストのアシスタントを経て
原宿「PROPELLER」でバイヤー、プレスなどを担当。
米国ブランドの日本初上陸のさい、
ショップのジェネラルマネジャーに。
独立してからは、英国系ブランドやアウトドアメーカーまで
さまざまなアパレルブランドの
コンサルティングを担当したのち、
2010年に、作家・ヘミングウェイの世界観を
ひとつの哲学としてデザインにおとしこんだ
メンズウェアブランド「MOJITO」を立ち上げる。
■weeksdays「MOJITOのキャップをあのひとに」
■weeksdays「MOJITO、はじめてのキャップ」
■weeksdays「あのひととコンバース。2022」
■weeksdays「ひざ小僧を出そう、ひとりで進もう。」
■MOJITOのウェブサイト
■MOJITOのInstagram
■山下さんのInstagram
「外羽根のスニーカーって、
フォルムが締まって見えるから好きなんです」
‥‥そう言いながら、
靴紐を慣れた手つきで掛け変えていく山下さん。
何を変えたの?
と、不思議に思っていると‥‥
あれ? 最初と違う
(商品ページと見比べてみてくださいね)。
「ちょっとの違いなんだけど、
こうすることで、前が沈んですっきり見える。
いいフォルムだから、
それを生かした方がいいかなと思って」
コンバースを初めて履いたのは、
小学校6年生の時。
「その時、ホワイトとブラック、
それから明るいグリーンを見て、
買ってもらったのが、グリーン」
えらんだ理由は、
「今まで見たことがない色だったから」なんですって。
それ以来、
ローカット、ハイカット合わせて
何十足(!?)履いたというコンバース。
えらぶ理由を尋ねると、
「主張しない」
「服に合わせやすい」
「年齢を重ねても似合う」
「ふつうで変わらない」
‥‥と、言い淀むことなくスラスラ答えてくれました。
さすが、つき合いが長いだけあります。
「メンズのパンツはボリュームのあるものが多いから、
ボアのボリューム感とうまく合うんじゃないかな」
「weeksdaysのコンバースは、
アップデートの仕方が他にはないように思います。
質感もいいけれど色もいいですね。底のゴムとか」
パーツによって、
色見本がたくさんあり、
かつそれを組み合わせると、
それこそ何十通り(それ以上かも)の組み合わせ。
一足できあがるまでに、
ああでもないこうでもないを繰り返してきたから、
そういう細部に気づいてくれるの、すごくうれしい。
「もう少し季節が進んだら、
グレーのウールのパンツにニットでウォーム感を出したり、
黒の上下に足元だけグレーにしたり。
あ、でも白いパンツもいいなぁ」
なんていろいろ考えてくれました。
「主張しない」
「服に合わせやすい」
「年齢を重ねても似合う」
「ふつうで変わらない」
って、MOJITOの服と一緒じゃない?
と言うと、
「そうありたいと思ってます」
とのお返事が。
コンバースとMOJITOの服、
相性ぴったりでしたよ。
ありがとうございました。
コンバースから、ちらりとのぞかせて
- 伊藤
- 玉井さん、お久しぶりです。
今日はよろしくお願いいたします。
- 玉井
- こちらこそ、よろしくお願いいたします。
前回の鼎談は板井と一緒に出させていただいのですが、
今、彼女は休憩中なので、
今日は私だけで伺いました。
- 伊藤
- あ、板井さんはお休み中なんですね。
- 玉井
- そうなんです。
靴下と20年ほど付き合ってきたので、
ちょっとひと息つきたいということで、
今年の2月から私ひとりでやらせていただいています。
- 伊藤
- そういう時間も、大切ですよね。
じゃあ今回は、
そんなタイミングでのお願いだったんですね。
- 玉井
- はい。まさこさんにお声掛けをいただいたことで
背中を押された気がして、
がんばらせていただきました。
- 伊藤
- ありがとうございます。
靴下を4種類と、タイツを2種類、
weeksdaysオリジナルデザインで
作っていただいて。
どれもとっても素敵です。
- 玉井
- あぁ、よかったです。
前回作らせていただいたタイツが
無地のコットンタイツ
だったので、
今回は靴下も加わって、ツートーンというのが
weeksdaysさんでは初登場です。
- 伊藤
- そうでした。
タイツの方は、かかとの部分の色が
靴からちらっとのぞくのがかわいいですよね。
後ろ姿が、ぱっと華やぐような。
- 玉井
- そうなんです。
後ろ姿に、「あっ」って惹かれますよね。
実は10年前、
ブランドを立ち上げて最初に出したのが
このデザインの靴下バージョンだったんです。
どうしてもこのデザインが作りたくて。
- 伊藤
- へえー!
そうなんですね。
なかなか見ないですよね。
- 玉井
- デザインについても
進めるうちに分かってきたのですが、
今回作らせていただいた靴下のように、
縦にデザインをいれるのは
技術的にとてもむずかしいんですよ。
色が切り替わる部分は、
裏側に「柄糸(がらいと)」という
糸が出てしまうんですけど、
これ、何かにひっかけたりすると抜けやすいんです。
だから、柄糸には
抜けにくいナイロンを使用することが多いんですが、
私達はあえてコットンを使って、
上質に仕上げたいと思っているんです。
- 伊藤
- なるほど。
そんな事情が。
- 玉井
- うちではこの柄糸を出にくくするために
改良を重ねてきました。
- 伊藤
- 10年のあいだに進化しているんですね。
- 玉井
- はい、見えない部分ですけれど、進化しています。
靴下の方も、縦に入っているラインが
最初はもう少し太かったんですけど、
いろんな方の足の幅に合うように調整して、
今の太さに落ち着きました。
- 伊藤
- へぇー、太さまで!
色の組み合わせも、
どれもほんとうに絶妙です。
今回は玉井さんに
「このボアのコンバース
に合う靴下とタイツを」とお願いして、
膨大なカラーから選んで
ご提案をいただいたんですよね。
- 玉井
- はい。そこから伊藤さんに選んでいただきましたね。
どれも全く違う色の組み合わせをご提案して、
結果、気に入っていただきましたけれど、
実はちょっと意外でした。
伊藤さんは、
もっと似た色のツートーンがお好きなのかなと
勝手に予想していたものですから。
- 伊藤
- あら、そうだったんですね。
せっかくのツートーンだからたのしまなくちゃ、
と思って。ふふふ。
- 玉井
- ええ、いい色のものができてうれしいです。
色以外に、素材もちょっと変化をつけていまして。
タイツの踵とつま先の部分、
それから靴下のラインの部分は、
シルクのような光沢のあるコットンを使っています。
- 伊藤
- あ、ほんとうですね。
光沢がある。
- 玉井
- 素材自体は高級な「エジプト綿」なんですが、
シルケットと言って、
シルクのような光沢を出す加工を施しているんです。
色が違う部分は、素材も変えることで
デザインに表情をつけています。
- 伊藤
- へえー。
靴下はよく見ると、
ラインの部分がちょっと浮いているような気がします。
とくに「Black×Wood」と「Light Gray×Gold」とか。
これは編み方を変えているんですか。
- 玉井
- 編み方はどれも一緒なんです。
- 伊藤
- え?!
じゃあ、糸の種類を変えているから
浮いて見えるんですか。
- 玉井
- そうなんです。
色の効果もあるかもしれませんが、
糸自体の素材の特性で、
編んだときに柄が浮いて見える組み合わせなんです。
ベースも柄も同じ素材だったら、
きっと全体的にベターッとした印象になると思います。
- 伊藤
- たしかに、色の部分は存在感がありますね。
スタイリングしていて、
この色がすごく効くなと思いましたよ。
- 玉井
- 内側にラインをもってきてもいいですよ。
- 伊藤
- そうそう!
ラインを外側にして穿くところを、
左右逆にして、ラインを内側にしてもいい。
- 玉井
- はい、左右どちらでも穿いていただけます。
内側にラインがくると、
足を組んだりしたときに
ちらっと見えてかわいいんです。
- 伊藤
- あ、それはいいですね。
- 玉井
- コンバースとの相性も抜群なんですよ。
ローカットの履き口と、
靴下のラインの見え方がちょうどよくて、
私もよく合わせて穿いています。
- 伊藤
- うんうん、タイツの色の見え方も、
コンバースにぴったりです。
それから、デザイン性のことだけじゃなく、
肝心の穿き心地も、すごくいいんですよ。
やわらかく馴染むし、すごく立体的です。
- 玉井
- 以前、一度、このデザインのウールでタイツを作った時は、
仕上がりにしっくりきていなかったんです。
それで今回お話をいただいたときに、
今度こそ、と思って作り方を変えました。
裏地に、よく伸びて体に沿うような糸を使っています。
伸びながら着る人の体をふわっと包んでくれる感じで、
タイツとして理想的な仕上がりだと思っています。
- 伊藤
- わかります!
- 玉井
- お尻の部分にはマチを設けて、
足首は細く。
ウエストのリブは肌に直接当たる部分ですから、
かゆくなりにくいように太くしました。
- 伊藤
- なるほど。
織り方で身体の部位にかかるテンションを変えて、
ストレスなく穿けるようにしているんですね。
- 玉井
- そうです。
ワンサイズですが、
とにかく伸縮性の高い素材なので、
幅広い方にフィットすると思います。
着心地も、
「エクストラファインメリノウール」という
ウールの中でも一番繊細で柔らかいタイプなので、
気持ちよく穿いていただけます。
- 伊藤
- ええ。
手にとって見ると、
ほんとうにいい素材だなって実感します。
- 玉井
- 素敵なお洋服を着ているときに
足元がおろそかだと、
かえって邪魔になってしまいますものね。
- 伊藤
- ほんとうに。
見える範囲は小さいけれど、
それだけに足元って、すごく重要な気がします。
- 伊藤
- ウールタイツは、家でお洗濯ができますか?
- 玉井
- ウォッシャブルウールなので、
ネットに入れていただいて、
ウール用洗剤を使い、
デリケート、おしゃれ着洗いの水流であれば、
洗濯機で洗えます。
靴下もコットンではあるんですが、
裏の柄糸が抜け出てこないように、
ネットに入れていただくのが安心です。
粘着クリーナーでホコリを取るときは、
靴下もタイツも、色が切り替わるところだけ
避けていただくといいと思います。
- 伊藤
- わかりました。大事に扱いますね。
それにしても、どの色も素敵だから迷ってしまいますね。
玉井さんならどの色が特にお好きですか?
- 玉井
- そうですね‥‥、
選ぶ立場になって、ぱっと見た時に、
「Black×Wood」が好みだなと思いました。
黒地に明るい色が効いていて、かっこいいなって。
お客様も、こうやってかわいい“差し色”があると
たのしくなるみたいです。
- 伊藤
- たのしいですよ。
服だと着られないなと思うような色でも、
靴下だったら冒険できますものね。
- 玉井
- そうですね。
たのしんで冒険していただけるものを
作りたいと思います。
- 伊藤
- 今日はどうもありがとうございました。
あのひととコンバース 2024 [3]中里真理子さん
中里真理子さんのプロフィール
なかざと・まりこ
スタイリスト。
2000年に独立。
2005年から約3年間
サンフランシスコ、LAに居住、
2008年に帰国
主に雑誌や広告媒体で、
日用品、コスメ、料理、インテリアなど
幅広くライフスタイル全般のスタイリングを手がける。
他、モデルルーム、
ショップディスプレイのスタイリングも。
双子の男の子と女の子の母。
「weeksdays」では
「fog linen workのバスマット、
あのひとの使いかた」
「weeksdaysのハンドソープ、
あのひとに使ってもらいました」に登場。
weeksdaysでは、3度目の登場になる中里さん。
前におじゃました時も思ったけれど、
やっぱりこの家、光や空気が日本じゃないみたい。
家の立地ももちろんあるけれど、
置いてあるものがそうさせるのか、
はたまた家主がそうだからなのか。
ことに目を引くのが、
歴代のコンバースがぶら下がった、
玄関のこの光景。
15歳の時に、
LAに住んでいた、いとこを訪ねての一人旅を皮切りに、
「それこそ何十回行ったか分からないくらい」
訪れたという西海岸。
「だからか、気持ちが西海岸寄りなんです。
映画や音楽とかのカルチャーも。
ドラッグストアカウボーイとか好きだったなぁ」
この家に漂う外国感は=LA感、なのかもしれません。
コンバースをぶら下げるのは、
街中の電線にスニーカーがぶら下がっている光景を見て、
「なんだかいいな」
と思ったのだとか。
子どものいたずら、とか
アート、とか、
はたまたギャングの縄張りをあらわすもの、など、
電線にスニーカーをぶら下げる理由は諸説あるようですが、
中里さんの家のその様子もまた、
やっぱり「なんだかいい」のです。
はじめてのコンバースは、
中学生の時。
ネイビーのハイカットをえらんだそう。
「10代、20代の頃は、
新品を履くのがかっこ悪いなと思って、
買ってすぐにガンガン洗って、
1、2ヶ月間、日の当たる場所に干していました」。
え!?
夜は取り込むの?
という野暮な質問に、
「全然、そのままです。
雨にもさらして、その後カラカラに乾かしてのくり返し。
グレーとか、いい色になるんですよ」
それからmade in USAばかり集めていた時もあったそう。
「黄色とか、ゼブラとか豹柄とか。
基本ハイカットが好きですが、
もちろんローカットも持っています」
身長165センチ、
足のサイズは23センチとやや小さめ。
だから、大きめの25センチくらいをえらんで、
全体のバランスを取るのだとか。
「紐をギューッと絞ると、
靴のフォルムが細長く見えるんです。
華奢に見えるでしょう?」
weeksdaysのコンバース、
いいなと思ったのはボアでボリュームが出ているところ。
「もこもこタイプは、
もっと主張するかと思っていたれけど、
いい意味で主張しすぎないからいろんな服と合いそう。
すごくかわいいですね」
合わせたのは、
ヴィンテージのブラウスに、
最近気に入っていると言う、BOWTEのパンツ。
「コンバースのいいところって、
どんなスタイルにも合うところ。
ドリスバンノッテンのブラウスにも合うし、
今日のようにヴィンテージのブラウスとだって合う」
きれいめな服にシュッとした靴を合わせるのは、
どことなく気恥ずかしいと言う中里さん。
だからあえて、足元はコンバースが多いそう。
なんと結婚式にも履いて行っちゃうんですって。
「好きなものは、全部見ていたい」と言う中里さん。
自分の目に見える範囲に置いて、
気分を上げたいそう。
今回、玄関にweeksdaysのコンバースも
仲間入りさせてもらいました。
まだ新入り感のある、
もこもこコンバース。
もう少し馴染んだ頃にまた遊びに行かせてくださいね。
あのひととコンバース 2024 [2]人間横丁 内田紅多さん/山田蒼士朗さん
人間横丁さんのプロフィール
にんげんよこちょう
プロダクション人力舎所属のお笑いコンビ。
スクールJCA29期出身。
■X
■YouTube
内田紅多さん
うちだ・べえた
1997年、東京都生まれ。芸人。
東京造形大学造形学部デザイン学科
メディアデザイン専攻領域卒業。
人間横丁ではボケ、ネタ作り担当。
趣味はゲーム(任天堂が特に好き)、
漫画、弾き語り、展示に行くこと、
ロリータファッションを見ること。
特技はイラスト、ソフトクリームを綺麗に絞ること、
動画編集。
■Instagram
山田蒼士朗さん
やまだ・そうしろう
1999年、東京都生まれ。芸人。
人間横丁ではツッコミ担当。
趣味は写真、公園に行くこと。
特技は利き水、自転車でどこまでも行けること、
じゃんけんが強いこと。
■Instagram
■note
去年「ほぼ演芸場」のライブ会場で、
お会いした人間横丁のおふたり。
それまでテレビやライブの配信などで、
観ていたけれど、
「どちらもツッコミじゃない」感じがすごく好き。
ほのぼの感があって、もちろんおもしろくて。
ああいいなぁ、
このおふたり好きだなぁと思っていたのでした。
その時、
「weeksdaysのコンバース、
めっちゃかわいかったです!」
と言っていただいてびっくり。
なんと、
「MOTHER」好きな紅多さんが、
「生活のたのしみ展」に山田さんを誘い、
ふたりでぶらぶら歩いている時に見つけたのが、
weeksdaysのコンバースブース。
「私たち、ネイビーのコンバースに一目惚れしたんです」
と、これまたうれしいお言葉。
「一目惚れだったんですが、
ふたりで組んで一年目で、めっちゃお金無くて。
欲しい。でも買えない。
あ~ん、悲しい‥‥」って思っていたんです。
それでもずっと忘れられなかったそう。
「こんなすてきな靴があったんだ!」って思ったんです。
と紅多さん。
買わなくて後悔していると聞いて、
そこまで言っていただけるなんて‥‥
作ってよかった!
そう思ったのでした。
紅多さんの
コンバースデビューは中学生の時。
「ハイカットの、黒白のチェッカー柄でした。
学校が私服だったので、ほぼ毎日それを履いて」
紅多さんにとって、
コンバースの魅力ってなんですか?と尋ねると、
「私、スポーツが苦手なんです。
だから、スポーティーな服をあまり着ないのですが、
コンバースはいつもの服にも合わせやすい。
ハイテクなスニーカーも、
かっこいいとは思うけれど、
やっぱりコンバース!」
見た目の安心感がいいんですって。
今日は黄色のコーデュロイのパンツに、
きれいな水色のTシャツ。
その上からウィンドブレーカーをさっと羽織って。
服は、下北沢や高円寺の古着屋さんで。
ライブの帰りにぶらっと寄ってえらぶことが多いのだとか。
「ローカットは靴下えらびもたのしいです」
たしかに!
「ルーズソックスもいいなと思って。
ロンTとショートパンツを合わたりして」と紅多さん。
それ、ぜったいにお似合いです。
今日、コーディネートの打ち合わせは、
しなかったというおふたり。
「内田さんは
かわいい派手目の色を着てくるだろうな、
と思って僕は抑え目にしました。
と言っても、服は平日くらいしか持っていないんです」
と山田さん。
ん? 平日?
と聞き返すと、
「だいたい5パターンくらいを洗っては着て、
という感じなんです」
打ち合わせをしなかったのは、
だいたい山田さんがどんな服を着てくるか、
想像がついたからなのだとか。
山田さんのコンバースデビューは22歳頃。
ハイカットで色は青。
今も現役で履いているそう。
「おしゃれに目覚めたのが最近なんです。
内田さんに『こんな服が似合うよ』なんて言ってもらって、
一緒に買い物に行ったり」
weeksdaysのボアのコンバース、どうでしょう?
「すごくかわいいです!
最初に履いたとき、違和感なくすぐに馴染みました」
と山田さん。
「かわいいーっ!ってなるけれど、
落ち着いたイメージ。
『かわいい』の方向がラブリーじゃなくて、大人っぽいかわいさ」と紅多さん。
そうなんです。
私たちが目指したのは、もこもこしていてかわいいけれど、
大人に似合うコンバース。
伝わってうれしいなぁ。
撮影の日、
カメラ持参でやってきた紅多さん。
青空の下、
すっごく楽しそうにお互いをパシャリと
撮り合っていました。
仕事仲間だけれど、
親友のようでもあり、
ちょっといとこっぽい近さもある。
見ているこちらまで、
にっこりしちゃうおふたりなのでした。
あのひととコンバース 2024 [1]渡辺有子さん
渡辺有子さんのプロフィール
わたなべ・ゆうこ
料理家。大学卒業後、料理家のアシスタント、
編集プロダクションでの勤務を経て26歳で独立。
雑誌、広告、書籍、TVコマーシャル、テレビ番組、
イベント等の幅広い分野で活動。
料理、暮らし方、ファッション含めて著書は数十冊。
自身の経験を最大限生かして、
料理をする目線で妥協なくセレクトした
テーブルにまつわる商品を扱うギャラリーであり、
キッチンアトリエ兼料理教室でもある
「FOOD FOR THOUGHT」(フードフォーソート)
のディレクターをつとめる。
「weeksdays」では
「MOJITOのキャップをあのひとに」に登場。
コンバースのコンテンツに登場してくださる方に、
毎回聞いているのが、
「はじめてのコンバース」について。
みなさん、それぞれ思い出を持っていて、
だからか愛着もたっぷり。
それぞれのコンバースストーリーを、
毎回、フムフムと興味深く聞いているのです。
だからもちろん有子さんにも聞きました。
知り合ってから30年あまりですが、
その間、
ずっと変わらずグレーやネイビーなどシックな色合いで、
コーディネートをまとめている印象の有子さん。
‥‥でもはじめてのコンバースは、
意外な色だったりして?
「はじめて買ったのは、
グレーのハイカットのコンバース。高校生の時でした。
冒険心は昔からあんまりなくて‥‥」
なんと、10代から今に至るまで、
好みが変わってない。
「当時、古着にはまっていて、
501のデニムと合わせてました。
シャプリエのリュックを背負って」
と有子さん。
私たちと同年代の方は、
「分かる~」と思っていただけると思うのですが、
1980年代にパリ発のエルベシャプリエのバッグが大流行。
もちろん私も持っていました。
そして私も穿いてましたよ、リーバイス501。
もちろんコンバースも(私は生成りのハイカット)も!
今回、weeksdaysが作ったのは、
グレーのボア。
じつは有子さん、以前販売したネイビーと
グレーも履いてくれています。
「ちょっとフリルがあったり、
ギャザーがたっぷり寄っていたり。
そんな、かわいい感じの服を着た時に、
足元をコンバースで抑えてバランスを取っています」
ワンピースからのぞく、
白いレースとボアのコンバースがいい感じ。
そうか、こんなシックな着こなしにも合うのですね。
以前、コンテンツに出ていただいた時も、
キャップにワンピースと赤いシューズを合わせて、
バランスを取っていた有子さん。
その時、
「料理もおしゃれもバランスが重要」ということを、
教えてもらったのでした。
今回のコンバースどうでしたか?
「もこもこが意外でかわいい!」
といううれしい感想。
「素材はもこもこだけれど、
形はシュッとしてるから、
足元がきれいに見えますね」
冬が近づいたら、
もこもこのベストを合わせたい、と有子さん。
もこもこ同士の組み合わせもかわいいだろうなぁ。
スニーカーと思い出
娘とふたり、
ソウルを旅してきました。
あれ食べたい、
ここ行きたい。
彼女にとって、はじめての韓国の旅は、
「したいこと」だらけで、
4日間だけではとうてい足りないみたい。
近いうちにまた来ようねと、
かたい約束をした私たちなのでした。
さて、
娘のリストのひとつに、
「ソウルのコンバースに行く」
というのがありました。
どうやら、ここでしか買えない形のものがあるみたい。
「はじめて買ってもらったブルーのコンバース、
今でも時々履いてるよ」
なんて話しをしながら、
うれしそうに試着をする娘。
これで何足目かな。
きっとこのコンバースを履くたびに、
秋のソウルを思い出すことでしょう。
今週のweeksdaysは、
3回目となるコンバース。
もこもこの素材で登場です。
コンテンツには、6組の方に、
weeksdaysのニューコンバースを履いていただきました。
それと同時にそれぞれのコンバースの思い出も。
KARMAN LINE のタイツと靴下も合わせて、
どうぞ。
カジュアルときれいのさじ加減
- 伊藤
- 今回は、小林さんがコーディネートも
考えてきてくださったんですよね。
- 小林
- ええ、金井さんに着てもらいました。
金井さんは身長が168cmあって、
首も細くて長いので、
「スミクロ」のコートには
パーカーとネックウォーマー、
それからモールのアームウォーマーも
合わせてもらったんです。
私は身長が148cmと低めで、
このコーディネートは似合わないので、
「もし背が高かったら着たいな」
という組み合わせです(笑)。
- 伊藤
- あえての重ね着スタイルですね。
わたしも156cmとそう高くはないので、
このコーディネートは憧れます。
- 金井
- このコートがきれいめの大人っぽいコートだから、
パーカーでちょっと崩して着ても
ちょうどいい感じですね。
- 小林
- パーカーを合わせたぶん、
ボトムはきれいめのパンツ
にしたんです。
- 伊藤
- 素敵です。
「アイボリー」のスタイリングには、
ちらっとのぞくロイヤルブルーが効いてました。
- 小林
- ブルーのサテンブラウスですね。
こちらはちょっときれいめのアイテムを持ってきて、
カジュアルに見えすぎないようにしました。
この、カジュアルと “きれい” のさじ加減は、
自分の中でもすごく気をつけているポイントなんですけど、
このコートは、
単体でもそれが成立させられたかなと思っています。
- 金井
- そのバランスのために、
それぞれの生地に加工も加えているんですよね。
- 伊藤
- それはどんな加工なんでしょう。
- 小林
- たとえばバイオ加工と言って、
ウォッシュ加工の一つなんですけれど、
酵素を入れて洗って、
ちょっとアタリ(白く色落ちする部分)を出したんです。
「スミクロ」は生地の厚みがあって
色も重めだったので、
ソーイングポイントに少しだけ出るようにしました。
- 伊藤
- たしかによく見ると、
縫ってあるところにニュアンスが出てます。
ということは、
3色とも織りや加工を変えて作られてるんですね。
- 金井
- そうなんです。
同じに見えて、違うんです。
- 伊藤
- デニムだけどデニムじゃないというか、
街に着て行ける感覚が不思議ですね。
- 小林
- 街と言うと、
実は今回のテーマが「モノクローム」だったので、
アイデアを考えているときに、
白黒の写真集とか、無声映画をずっと見ていたんですよ。
私はとくにパリの街が好きなので、
フランス映画の中の、
パリの街角にも似合うようなアイテムを、
と思って作ったんです。
だからそう感じてくださってうれしいです!
- 伊藤
- 言われてみればそのニュアンス、
ところどころに感じられます。
ポケットの位置とか。
- 金井
- まさこさんが着てくださった感じ、
パリっぽかったです(笑)。
- 伊藤
- ほんとですか? うれしいです。
でもこの3色は、
どれにしようか悩んでしまいます。
とくに、濃いめの「スミクロ」と、
薄めの「インディゴ」‥‥。
- 小林
- 私は「インディゴ」の、緯糸の白も結構好きですよ。
よーく見ると、ムラ糸(太い部分と細い部分がある糸)
が入っているので、
糸自体にちょっとずつ表情があって、
織り上がった全体の雰囲気が素敵なんですよね。
- 伊藤
- ほんとうですね。
たしかに凹凸があるみたい。
- 小林
- 同じ色の中にも変化があって、表情も違うので、
中に合わせる色選びもきっとたのしいですよ。
私なら、「インディゴ」にはピンクのトップスとか。
- 伊藤
- ピンク!
かわいいですね。
でも、何色でも合う気がします。
- 小林
- うんうん、
デニムは何色でも合うのがいいところですよね。
ボトムにはカーキをもってきてもいいですし。
- 伊藤
- あ、以前作っていただいたパンツとか。
- 小林
- そう、かわいいと思います。
丈も、このコートは長めに作っているので、
私の場合は少し詰めようかなとも思ってたんですけど、
意外と靴によっては大丈夫だったりします。
- 金井
- でも、肩がコンパクトだから、
丈が長めでも、
「着せられてる感」は全然ないですよね。
- 伊藤
- たしかに。
「小さい人が大きいサイズを着ちゃった」
みたいな感じにはならないですものね。
- 小林
- 肩幅が狭い人でも、
アクションプリーツの部分で自然に調整されますから、
ちょっと余っても平気です。
- 伊藤
- アクションプリーツ、すごいですね。
展示会では、
みなさんの反応はどんな感じでしたか。
- 小林
- ありがたいことに好評で、
いろんな方に「新鮮」って言っていただきました。
私はそう思っていたんですけど、
みんなにも新鮮なんだ!
とわかってうれしかったです。
- 伊藤
- ええ、新鮮ですよ。
このコートなら、
もしかして秋冬だけじゃなくて、
春先も着られますか。
- 金井
- もちろんです。
Tシャツとかノースリーブの上にも羽織れますし、
ライナーコートを下に着れば、
真冬でも大丈夫だと思いますよ。
- 伊藤
- 長く着られてうれしいですね。
足元も、ヒールやブーツを合わせても素敵ですけれど、
スニーカーでも合いますし。
- 小林
- ね、いろいろ履けちゃいますよ。
お好きなコーディネート、
ぜひたのしんでくださいね。
- 伊藤
- たのしみます。
どうもありがとうございました。
うれしい後ろ姿
- 伊藤
- さっそくですが、
今回のデニムコートについて、
作ろうと思われたきっかけを伺わせてください。
- 小林
- はい。
今年は秋冬物のテーマを、
「モノクローム」にしたんですね。
そこからまずこの「アイボリー」の生地を見つけて、
一目惚れしたんです。
経(たて)糸がアイボリー色なんだけど、
緯(よこ)糸に黒が使われているので、
生地自体に光と影の陰影があって、
テーマにぴったりだなって。
- 伊藤
- じゃあ、コートを作ろうという前に、
最初に生地を見て
「これだ!」と思われたんですね。
- 小林
- そうなんです。
すごく気に入って、ぜひ使いたいと思って。
何をつくろうか考えたときに、
デニム生地なので、
はじめはGジャンをつくろうかなとも思ったんですけど、
秋冬だから、丈が長いものが欲しいなと思って
コートを作ることにしたんです。
- 伊藤
- デニム生地のコートって、
あまりないような気がします。
- 小林
- そうですよね。
「アイボリー」で製作をスタートしてみて、
他の色もあったらいいなと思って
「インディゴ」と「スミクロ」を加えました。
この2つは、どちらも表に多くでる経糸が
インディゴ色なんですけれど、
「スミクロ」は緯糸が黒なんです。
緯糸が黒だと、洗っても中古感が出ません。
- 伊藤
- なるほど。
デニム特有の、ダメージ感が出てこないんですね。
- 小林
- そうなんです。
「インディゴ」の方も経年変化はあまりないんですが、
緯糸が白なので、最初からデニムらしい印象があります。
- 伊藤
- よく見ると糸の色がわかりますね。
- 小林
- 織り方も変えています。
一般的なデニム生地って、
「アイボリー」にも採用している綾織
(経糸2~3本に1本の緯糸をくぐらせる織り方で、
織り目が斜めに現れる)
なんですけど、
「スミクロ」と「インディゴ」はオックスフォード織
(経糸と緯糸を2本ずつ交差させる織り方で、
シャツなどによく使われる)のものを使っています。
- 伊藤
- へえ。
「アイボリー」は綾織で、
他の2つは織り方をあえて変えているんですか。
- 小林
- ええ。
特に「スミクロ」は黒糸で綾織だと
印象が強すぎてしまうので、
オックスフォード織に変えることで
経糸のインディゴ色が出やすくなって、
全体的な印象が和らぐんです。
- 伊藤
- ほんとうだ。
織り方でずいぶん印象が変わるんですね。
- 小林
- そうなんです。
オックス織って、個人的には洗ううちに
普段着感が出てきちゃうなと感じるんですけど、
「スミクロ」は緯糸が黒なので、
洗っても白抜け(色が落ちて白っぽくなること)
していかないんですよ。
Gジャンならそれでも味が出ていいんですけど、
コートなので、色落ちしないほうがいいかなって。
- 伊藤
- うんうん、大人が着るものですものね。
- 小林
- そう、大人に着ていただきたいですから。
ディテール部分でも、
前開きの中央線(コートが前で開く部分)を、
ちょっと斜めにカッティングしているんです。
生地自体が分厚いので、
ガバっとした平らな布、という硬い感じではなく、
着た時に動きが出るように作っています。
- 伊藤
- わかります。
とっても歩きやすかったですし、
座りやすかったりもしますよね。
- 金井
- ええ。
ベント(ジャケットやコートの背面の裾に入れる
切り込み)も深めに取ってあるので、
前も後ろもうまく開いてくれて、
動きやすいと思います。
- 伊藤
- なるほど。
それと、袖のカフスがちょっと太めですよね。
- 小林
- そうなんです。
ボタンを留めた状態でももちろん着られるんですけど、
最近は暖冬ですから、
まだ暖かい時期なら腕まくりをして、
シャツっぽく着ることもできますよ。
- 伊藤
- へえー!
それはいいですね。
- 小林
- それから、
肩のところはアクションプリーツを入れているんです。
- 伊藤
- ほほー。
これ、アクションプリーツって言うんですね。
- 小林
- 生地がしっかりしているので、
着た時に硬さを感じないように、
このプリーツによって
肩周りの動作(アクション)をしやすくしています。
- 伊藤
- だから細身に見えるのに、
着てみると窮屈に感じないんですね。
- 小林
- ふふふ。
実はもうひとつ仕掛けがあるんですよ。
実際の肩線(肩と袖のつなぎ目)って、
この外側のラインですよね。
でも、後ろから見ると、
肩線はこっち(内側のステッチ)に見えるでしょう?
これによって、肩幅がコンパクトに見えるんです。
- 伊藤
- ほんとうだ。
この2cmぐらいの差で、
見え方がかなり違いますね!
- 小林
- そうなんです。
この仕掛け、自分でも結構気に入っています。
- 金井
- 後ろ姿って、
自分では見えないし、忘れがちだけど、
きれいに見えていたらうれしいですよね。
- 伊藤
- うれしいですよ。
後ろ姿、大事ですもの。
- 小林
- それから、
袖も2枚袖(袖の外側と内側の2つのパーツを
縫い合わせた袖)にして、
カーブをつけて作っています。
- 伊藤
- うんうん、
ぱっと見たときに、
すごく立体的なコートだなと思いました。
1枚にいろいろなことが起こってるんですね。
- 小林
- ふふ、そうなんです。
いろいろ詰めてみました。
旅に出る前に
ここのところ私のまわりは旅づいていて、
みんなどこかに出かけてる。
おいしいものを食べ、
美しいものを見て。
心に栄養をたっぷり染み込ませて帰ってきた人の
土産話を聞くのはたのしいもの。
やっぱり、旅っていいよね、
なんて思うのでした。
夏を乗り越え(なにしろ暑いのが苦手なものですから)、
私もこの秋冬は出かける予定が盛りだくさんです。
仕事だったり、
遊びだったり。
仕事か遊びか境目が分からない旅もありますが、
どれも楽しみでしょうがない。
自分に栄養をたっぷりあたえて、
年末までを乗り切ろうと思っています。
3日後に出発する旅のおともは、
Le pivot のデニムコート。
このコートをメインに
4日間のコーディネートを組み立てます。
インナーに色を効かせたり、
ストールをポイントにしたり。
そうそう、
旅って、行く前から楽しいんだよなぁ。
イベントのお知らせ weeksdaysコンバース先行販売会@TOBICHI京都
このたび、
〈CONVERSE ALL STAR(R)OX〉と「weeksdays」の
コラボ商品の新作発売にあたり、
10月31日(木)のウェブ販売に先駆けて
TOBICHI京都で先行販売会を開催します。
■日程
2024/10/25(金)〜10/30(水)
11:00〜18:00 ※最終日は17時クローズ
■場所
TOBICHI京都
住所: 京都府京都市下京区河原町通り四条下ル市之町251-2
寿ビルデイング5階
コラボレーション第3弾となる今回は、
秋冬シーズンにピッタリのボア生地を使って
全体を落ち着いたグレーのワントーンでまとめました。
どんなコーディネートにもなじみつつ、
さりげないポイントにもなりそうなシューズです。
weeksdays ALLSTAR(R)OX 販売価格12,430円(税込)
今回の発売にあわせて、
このコラボスニーカーにもぴったりの、
カーマンラインのタイツとくつ下も販売します。
タイツは2色、くつ下は4色展開です。
こちらも10月31日のウェブに先駆けての先行販売。
靴との組み合わせがたのしくなりそうなアイテムです。
■タイツ GEMINI/Wool×Tights 販売価格:7,480円(税込)
左から(Brown×Aqua)(Black×Wood)
■くつ下 GEMINI/Cotton×Line 販売価格:2,200円(税込)
左から(Brown×Aqua)(Khaki×Mist)(Black×Wood)(Light Gray×Gold)
ほかにも冬を彩るweeksdaysの冬小物をならべます。
実物を見て試すことができる貴重な機会なので、
ぜひお立ち寄りくださいね。
TOBICHI東京でも以下の期間で、
新作コンバースの試着ができます。
ご希望の方はスタッフにお声がけください。
2024/10/25(金)〜11/20(水)
着心地のよさの秘密
- 惠谷
- ロングスリーブは
すごくシンプルなつくりです。
襟は女性っぽくほんの少し広めで、
ちょっとだけボートネックっぽい感じですね。
このパターンは、いちからつくりました。
- 伊藤
- 襟が広めといってもそんなに大きくはないんです。
この襟ぐりの感じや幅がステキだったので、
わたしもすぐに「いいですね!」って。
シンプルとおっしゃいましたが、
太香子さんならではのデザインやパターンの工夫が
きっと、ありますよね。
- 惠谷
- そうですね、
たとえばアームホールは、どちらかというと
インナーのカッティングにしています。
外着のようにちょっとダボッとした太い袖にすると、
ジャケットを着る時の邪魔になりますから。
そして、手を挙げても裾が上がってこないように、
袖山を高めにしています。
普通、インナーはもうちょっと袖山が低いんですよ。
これは例えば上にジャケットを着られたとき、
手を挙げる機会があっても、
裾線が上がってこないようにしました。
同じ効果を狙って
脇にマチを付ける方法もあるんですが、
なるべくストレスフリーにしたかったので、
縫い目を減らして、袖山を高くし、
リンキングの手法で、糸でつないでいます。
- 伊藤
- だからこそきちんとした感じになるんですね。
着ると、全然、肌着を着ている感じに
ならないんですよ。
- 惠谷
- そうなんです!
ちょっとエレガントな雰囲気が出ますよね。
- 伊藤
- パターンや形、細部の仕上げ、
上質な素材感と光沢など、いろいろな要素が、
“ベージュの肌着”っぽく見せないんですよ。
これもトップスとして撮影しましたよ、
コートを合わせたりして。
- 惠谷
- わぁ、うれしいです。
- 伊藤
- 試着するとおどろきますよね、
こんなにストレスのない
カシミヤの肌着があるなんて! って。
そもそも、なぜこんなにストレスフリーなんでしょう。
- 惠谷
- ストレスがない理由は、
素材の良さはもちろんなんですが、
もうひとつ言えるのはこのカシミヤ、
「染めていない」んです。
獣毛本来のやわらかさがそのままなんですね。
3つのカラーの違いは、
もともとのカシミヤの色。
白い子とベージュの子とちょっと色の濃い子、って。
- 伊藤
- 以前、英国の湖水地方に行ったとき、
羊毛のブランケットを買ったんです。
グレーの濃淡の糸でチェックの模様を織ったものでした。
もうすっごく、いい色合いで、その秘密は?
とたずねたら、染色をしていないからだと。
だから今回も「なるほど!」。
- 惠谷
- 素肌で着ると、
こんなに気持ちいいのかって思いますよね。
カシミヤを肌着にするのは贅沢ですけれど、
吸水速乾性も高く、通気性もいい。
登山などアウトドアウエアの肌着として
メリノウールが重宝されていますけれど、
カシミヤはその上をいくと言われます。
- 伊藤
- 以前、旅支度の話をしたとき、
STAMPSの吉川修一さんが
「冬の旅では、
インナーもウール100%のものにしています。
まめに洗濯ができなくても、
外からも中からも、においがつきにくいんです」
っておっしゃってました。
なるほど! と思ったんですよ。
あの効果がカシミヤにも?
- 惠谷
- あります。カシミヤですから
いわゆるウールのアウトドアのインナーとは
編み方も違いますけれど、
さらに上のタッチです。
- 伊藤
- 着用にさいして
気をつけていただきたいことはありますか。
- 惠谷
- ピリング(毛玉。ボブリングとも)です。
素材の性質からどうしても毛玉が出やすいんです。
でも、ポロポロと取れるので、
毛玉とりを使って手入れをしていただければ。
- 伊藤
- 毛玉とりのブラシでいいですか。
- 惠谷
- はい、柔らかく
ブラッシングしていただくといいですね。
タイミングとしては、毎着用後でなくとも、
ちょっと毛玉ができてきたかな、
という時でいいと思います。
それからお洗濯ですが、洗濯機で、
裏返しにして、ネットに入れ、
デリケート水流で洗っていただくと
長持ちしますよ。
脱水は軽くで、
もうかなり乾いている状態になります。
脇の縫いしろでも、
脱水後、ほとんど
水気が気にならないくらいです。
- 伊藤
- この縫いしろが、きれいなんです。
- 惠谷
- これもリンキングをしています。
縫製っていうよりは
かぎ針でくっつけたみたいな、
そういう方法なんですよ。
- 伊藤
- 裏返しで着ても平気なくらいですよね。
- 惠谷
- よりストレスフリーにしたい方は、
もしかしたら裏返しでもいいかもしれません。
タグを外していただければ。
- 伊藤
- そうそう、価格をおさえることができたのも、
とっても嬉しかったです。
- 惠谷
- 工場がカシミヤ山羊の牧場を持っており、
制作、納品までの過程において
間に入るところがうんと少ないからですよね。
しかもこうして
お客さまに直接お届けできる。
私たちもすごく嬉しいです。
- 伊藤
- これこそ贅沢、ですよね。
すごく自分をいたわってあげてる感じがします。
そしてそういうお客様がweeksdaysには多いので、
きっとこの良さ、わかっていただけると思います。
- 惠谷
- はい、だいじな贅沢ですね。
ちなみに、フリーサイズでつくっていますが、
着用テストをしたところ、
Sから3Lの方まで大丈夫でした。
もちろん男性も着ていただけますよ。
- 伊藤
- 10月は肌が揺らぐ季節ですから、
ぜひこういうインナーで
冬に備えていただけたらって思います。
太香子さん、今回も素敵なアイテムを
ありがとうございました。
- 惠谷
- こちらこそありがとうございます。
またなにか考えて、提案をさせてくださいね。
- 伊藤
- お待ちしています!