でんさん

はあ、お腹空かない？
ということで、そうめんを作ろう。

——

今日夏日だし、嬉しい‥‥！
ちなみにでんさんは、人の家に行った時に、どこに
「この人、みんなが来るところに対して気を使ってるな」
って感じます？

でんさん

やっぱお手洗いかな。‥‥また水周りの話になってしまった。
わたしも気にはする方だけど、すごい人はホテルみたいに、
小さいタオル一枚一枚並べてる。

——

えっ、すごい！
わたし友達の家でこの前おおっ！となったんですけど、
ペーパータオルを導入している子がいて、
自宅でこれはすごい！と思いました。

でんさん

ね！わたしも検討していて、
今度からそれにしようかなと思ってる。

——

わたしこの家でもびっくりしたんですけど
トイレに除菌クリーナー置いてありますよね。
お店では見るけど、個人宅で見たのは初めてかもしれない。

でんさん

あれ良くない!?私自身は潔癖性ではないけど、
そういうのを気にする人も、家に来る人の中にはいるかもなと思って、
デザインがシンプルなものを、薬局を何件も回って探したの。

——

勉強になります‥‥。
でんさんの普段の仕事は広報だけど、
記者やメディアをもてなす、っていうのも
結構あるのかなと思うのですが。

でんさん

もちろん、あるある！
前に記者発表会をうちのオフィスでやったんだけど、
それもいかに来てもらうかってことだから。
本当に来て欲しい人に来てもらうためには？
と考えると、同日にいろんな予定もあるだろうし
ライバルがいるわけで。
全部は言わないけど、事前に
「こういう話です」「こういう絵がとれます」といったような、
来たくなる情報を伝えておいて、
+αで、飲み物や食べ物に一工夫するようにしているかも。
この前はプロのバリスタに来てもらって、
フリーwifiもあるから記者発表の前後も
好きにお使いくださいってアピールしたの。

——

「記者さん、ノマドできますよ」と。

でんさん

だけど、バリスタへの依頼の日付を間違えてた。

——

ええええええええええええ！

でんさん

地獄ってこういうことだと思った。
会社の人も唖然‥‥だよね。でもそれもネタになったから
わたしはそれすらも美味しいと思ってるけど‥‥。
失敗は、美味しい。
そうめんできたよ、はいどうぞ。

——

大好きな薬味どか載せ！嬉しい！
いつも思うんだけど、テーブルウエアも素敵ですよね。
もともと趣味だったんですか？

でんさん

わたし大学で建築やってて、空間デザインコースだったから、
インテリアの要素が大きいかもしれないな。
その時からお皿とか、生活に関わるものが好きだったし、
新卒で三越で働いているときはリビング担当だったし。
ホーム＆リネンコーナー所属でタオルとかがメインだったけど、
キッチン用品は隣だったからよく見ていたの。

——

キッチン用品が好きなんですね〜。
このそうめんの器も可愛い。

でんさん

これは、やちむん（沖縄の伝統的な技法で作られた焼物）で
お気に入りの窯のものなの。
毎年沖縄に行ってちょっとずつ買い足すのを楽しみにしてる。
砥部とか益子とかにも器買うために旅行するくらい
器は好きだから、少しずつ気に入ったものだけを揃えるようにしてる。

——

そういえば前、直径50cmくらいのお皿出てこなかった‥‥？
ひとりだと絶対使わないサイズのお皿。

でんさん

あれはね、大人数を受け入れるためにIKEAで一気に買ったの。
腹くくった。あれば使わなきゃって思うから（笑）
まあこれも投資だよね。
ないとできないけど、あるとできるから、
先に準備しちゃうってありだなってすごく思う。

——

なるほど。あのお皿も投資だったんだ。
わたしでんさんちでいつも発見をもらってて
よく目から鱗出してるんですが、
やっぱり水周りに一番はっとなることが多いんです。
水周りの掃除に関しての話みたいになってきちゃったけど、
洗面所を綺麗に保つコツは？

でんさん

あれはね、ちゃんとお風呂用洗剤とかでやってるの。
光り輝くと「綺麗」って認識になるから。
そもそもなんで汚い感じに見えるかっていうと、
歯磨き粉の粉とか石鹸や洗顔料がついて
凹凸になると輝きが出ないの。
そういう余計な成分を落とすと、ツヤが出る。
で、水で流した後にちゃんとふきんでカラ拭きをすること。
それが、輝きの秘訣。（笑）

——

達人はそこまで‥‥！
帰ったら、家の洗面所磨く。

でんさん

ピカピカだと気持ちがいいよ。
今度来るときには大きな冷蔵庫があるはずだから
キンキンに冷えたビールをたくさん飲みにおいでよ。
野球でも見ながらおいしいごはん食べよ。
おもてなしってアピールするもんじゃないから
話すのむずかしいね。気持ちだからね。

——

それはすっごく楽しみ！
そうですね、おもてなしってホストの気遣いによって、
お互いへの感謝が生まれるコミュニケーションなのかも。
わたしも家に誰かを招きたくなっちゃいました。
今日はごちそうにもなっちゃって‥‥
ありがとうございました！

（ふたりめの「ぶんちゃん」編へ続きます）