手帳チームのメンバーが、日々の情報をお届けします。
こんにちは。
もう今週から使い始められるようになった「ほぼ日手帳 weeks」。
お使いの方はご存知のとおり、
このweeksは「レフト式」というタイプの週間手帳です。
手帳の左側のページを横に7分割してあります。
週間手帳にはレフト式の他にもいくつかのレイアウトがありますが、
代表的なレイアウトの一つに、見開きを縦に7つに分けた
「バーチカル式」というレイアウトがあります。
「ほぼ日手帳カズン」と
「ほぼ日手帳カズン avec」の週間ダイアリー、
ほぼ日オリジナル文房具の「ほぼ日週間手帳」は
このバーチカル式のレイアウトです。
手帳の使い方が長年しっくりこないワタクシ
は、
オリジナルを使ってみたり、weeksを使ってみたり、
週間手帳を使ってみたり、ノートと手帳を併用したりと
いろいろと試行錯誤しているのですが、
この風原想さんのメールを見て、その試行錯誤は
まだまだ半人前だと思い知りました。
「ほぼ日の週間手帳」が大好きで、数字を書き足して
0時スタート24時間バーチカルとして使っていました。
持ち歩く手帳も全部一冊でまとめたい! と思ったときに
思いついたのが、weeksを横向きにして
「ほぼ日の週間手帳」と同じフォーマットで使うこと。
マス目も24時間ピッタリで思わず笑ってしまいました。
体調管理とToDoリスト(できたことリスト)が
メインですが、シンプルで私にピッタリ。
この使い方でそろそろ二年目になります。
フリーページに色んなフォーマットを作れるし、
MEGAならページたっぷりなので
細かいToDoリストはもちろん
日記やお役立ち情報のまとめなど自由に書きこんでいます。
ついつい文字ばかりになってしまうので
お絵描きはオリジナル、
と決めたら外出先でも開きやすくなりました(笑)
白紙の日も多いけれどSNSを見ながら後から書き足せるのも
日付入り手帳の魅力ですね。
私だけのLIFEのBOOK、ゆっくりと楽しく、
笑顔で作っていきます。
風原想*一部加筆修正してあります。
うーむ。
つい、唸り声がもれますね。
アイデアにあふれているし、なにより楽しそうです。
週間手帳に数字を書き足して
カスタマイズするというのもいいですね。
しかし、なんといっても、
オリジナルと週間手帳を併用していると、
一冊にまとめたい気持ちになると。
それは、ぼくもそうでした。
しかし、
なんと、
まさか、
それを解決するためにweeksを横向きに使うとは!
レフト式のweeksが、週間手帳と同じバーチカル式に!
しかも、右ページのメモページがなくなる分を、
後ろのノートの部分に日付やカレンダーを書き込んだりして
補っているみたいですね。
すごい。
weeksをきめ細かく使うぶん、
オリジナルをイラスト用に使うというのも
メリハリがついて良さそうです。
もう、なんというか、目からウロコで、青天の霹靂。
SNS風にいえば #その発想はなかった です。
風原想さん、ステキなアイデア、ありがとうございました。
あなたの手帳の使い方、教えてください。
ほぼ日手帳の使い方は、随時募集しています。
お使いになっているほぼ日手帳の
ページの写真を撮って送ってください。
くわしい投稿のしかたは、こちらの
「募集中! みんなの手帳の使い方」
のページをご覧ください。
ほぼ日手帳のいろいろな使い方は、
「ほぼ日手帳の使い方」のページにまとまっています。
参考にしてくださいね。




こんにちは。
いよいよ11月も残り少なくなってきました。
週間タイプのほぼ日手帳weeksは、
毎年12月がはじまる週からページが用意されているので、
今週から手帳が使いはじめられるんです!
私は2019年版で新しく登場した
スリムなweeks、スニーカーにしました。
去年の記事になりますが、
「ほぼ日手帳ニュース」にweeksの使い方がまとまっているので、
これを参考に新しい手帳の使い方を決めたいと思います。
・ほぼ日手帳weeks たとえばこんな使い方
(ご面倒ですが、
「このまま、以前のほぼ日手帳のページを見る」を
クリックして見てみてください)
weeks派のみなさんは、
来年の手帳をどんなふうに使う予定ですか?
さいしょに何を書きましたか?
みなさんの使い方もぜひ、ほぼ日にお寄せくださいね。

こんにちは!
今日は、オリジナルとカズンの手帳本体で
2019年版からあたらしくなった
「月のトビラ」ページをご紹介します。
その月ごとの目標を書いたり、
その月に撮った写真を貼ったり、
日をまたいで覚えておきたいことを書いて
メモ欄に使ったりと、
さまざまな使い方ができる
「月のトビラ」ページ。
より自由に書けるスペースを、ということで
2019年版は、無地のデザインを採用しました。
はじっこに、その月の色が
控えめにすっと入っているのも、
月の切り替わりをちょっとだけ意識できて
いいなあと思っています。
また、2019版では
その月の季節感やにおいを感じるような
「月のことば」を入れています。
短歌や詩、小説からとった一文など
さまざまなことばを、
ほぼ日の学校の学校長
が選びました。
毎月、何十冊という本を読んでいるという
。
たくさんの文章の中から
どんなふうにことばを選んだのか、
ちょっと聞いてみました。
「正岡子規や石川啄木といった古い短歌から、
村上春樹さんや俵万智さんのような現代の文章、
それから、ヴェルレーヌやマザーグースといった
外国の詩も入れながら、
季節ごとに変化をつけられるように選んでみました。
昔どこかで読んだなあ、という
なつかしい思い出が蘇ることもあるかもしれないし、
まったく知らない、あたらしい言葉と
出会うこともあるかもしれません。
一年の中で、その月に向かう気持ちに
刺激や驚きを感じてもらえたら、と思っています」
読むことで
「あ、いい季節がきたな」とか
「今月もがんばろう!」という気分になりそうで、
私も、来年がますます楽しみです!




こんにちは。
今日は、手帳のスタンプに便利なメメントマーカーを
実際に使ってみました。
ペンでスタンプを塗って、
手帳にポンッ!
お手軽だしペンケースやひきだしポーチに入れて
持ち運びも便利です。
もちろんマーカーとしても使えます。
ペンの特徴を生かして塗り分けもできますね。
ということで、
「ジャ〜〜〜ン!」
カラーズのラインナップ一覧、スタンプバージョン!
いかがでしょうか?!
ペンのカラーバリエーションもあるので
カラフルに再現できました。
手帳をつかうことがより楽しくなりそうです。




みなさん、こんにちは。
先日お知らせさせていただきましたが、
12月3日に「ひきだしポーチ」の新シリーズ
「ひきだしポーチ・姉」が発売されます!
新商品を発売する際は、どの商品も実際に
何度も使ってみて仕様感をテストするのですが、
私も一足お先にサンプル品をチェック
と称して使ってみております。
生産管理の立場から、海外工場への出張も
あるのですが、特に海外出張の際は大変活用しています。
海外へ行く際は、パスポート以外にも
入国書類や出国書類、各国にまたがる
お金のなど、なにかと貴重なものが多いもの。
また、国によって書類を受けとったり、
渡したり、初めての国だと戸惑う事も
多いのですが、そんな空港でのバタバタの
時にもひとまずがさっと
書類を入れて置くのにとても便利なのです。
貴重なものをまとめて入れているので、
朝のホテルの朝食の際は、スマホを入れて
このポーチだけ持っていけばいいので
とても楽ちんでした。
詳しくは、11月29、30日の2日間の予告を
どうぞご覧くださいませ。
みなさまどうぞお楽しみに!


こんにちは、
ほぼ日手帳チームの岡田です。
11月から、
ほぼ日「手帳マガジン」で、
新しいコンテンツがはじまりました。
その名も「イトイのお礼行脚」!!
「現場に直接うかがって、
日ごろのお礼を言いたい」。
糸井重里のこんなひとことをきっかけに、
ほぼ日手帳に関わるみなさんのもとを
一軒ずつまわることになりました。
その数、国内外の26か所。
製作にかかわるところ、
広報やプロモーションにかかわるところ、
物流や販売にかかわることろ、など
訪問先は多岐にわたるのですが、
このコンテンツでは、そのようすを、
毎週月曜日更新でご紹介しています。
今日の第3回更新は、
上海にオフィスがあるYo-renさん。
※同社との販売代理店契約は終了しました。2019.07.01追記
中国国内でのほぼ日手帳の販売を
お手伝いしてくださっていて、
2017年からは中国語で
ほぼ日手帳の公式ページ運営や、
手帳を紹介するイベントなども
ひらいてくださっています。
今回の訪問では、
今年の2月にも行われた
ミーティングキャラバンが
ふたたび催されました。
糸井の上海への訪問のようす、
よろしければぜひご覧ください。
ちなみに、上海には同行できませんでしたが
実は私も先日、日本の奈良県にある
手帳本体を作ってくださっている
工場に一緒にうかがう機会がありました。
(その時のようすも近々公開されると思います)
1冊の手帳にこめられた、たくさんの工夫や努力、
関わるみなさんの「想い」の積み重ねを感じて、
手帳チームの一員としてあらためて
気持ちがぐぐっと引き締まるのと同時に、
ひとりの「使う人」として、
その手帳を持っていることが
一層うれしくなるような訪問になりました。
「イトイのお礼行脚」は、
今後も毎週月曜日、春先ごろまで
コンテンツの更新がつづく予定ですので、
ときどきのぞきにきていただけたら嬉しいです。
それではまた。


こんにちは。
本日ついにTS2019 バブルシープの
「オリジナル」「カズン」が発売となりました。
発売が遅れて、大変申し訳ありませんでした。
さて、本日発売のバブルシープにちなんで
自分の身の回りにあった
「羊にまつわる絵本」を
いくつか紹介したいと思います。
『みんなの ひつじさん』
作: 五味太郎
ヒツジ年のひとの絵本という
ちょっと変わったタイプの絵本ですが、
ヒツジ年ではない自分が読んでも
楽しめる内容です。
五味太郎さんの絵は
単純な形で描かれている様で
線と塗りムラが絶妙で
またそこに添えられている短いことばが
洒落ています。
『ひつじのロッテ』
作: アヌ・ストーナー 絵: ヘンリケ・ウィルソン
ロッテという
おてんばで
群れからはみだし気味な
羊のお話です。
ヘンリケ・ウィルソンさんという方の絵が
油絵のようなタッチで、とても可愛いです。
輪郭線を黒い線で引いている部分が特に好きです。
作: アヌ・ストーナー
絵: ヘンリケ・ウィルソンのコンビで
『ちいさなサンタまちにいく』という
絵本も出ています。
『ひつじのむくむく』
作: 村山佳子 絵: 太田大八
「あそんでよう」とみんなに声をかける羊が
「いそがしい」とないがしろにされ、
オオカミについて行ってしまうお話です。
太田大八さんという
絵本から昔話の挿絵まで
多くの作品を手がけた方が
絵を担当しています。
パステルでたくさんの色を繊細に使っていて
とても美しいです。
太田大八さんの他の絵本を探してみると
全然、絵のテイストが違うので
表現の領域の広さに驚きます。
『こひつじ まある』
作: 山内ふじ江
ぬいぐるみの羊、まあるが
困っているもぐらの赤ちゃんのために
お母さんを探しにいくという
ちょっと変ったお話です。
羊のふわふわな毛が
丁寧に描かれています。
また全体的にあたたかい陽の光を
感じるような絵でした。
以上ですが、ここでは紹介できていない
羊にまつわる絵本は
もちろんたくさんあって
絵本以外でも、羊に関係するものを見てみると
言葉や映画の中では多国共通で、
弱者として表現されたり
衣食で欠くことのできないものとして表現されたりと
羊は、昔から世界中の人々の生活と
強く結びついた存在であることを感じました。
今回、素敵な手帳カバーができたのも
何だか羊と人間の長い歴史の
延長線上にある気がしてきます。
それでは是非、TS2019 バブルシープを
チェックしてみてください。









みなさまこんにちは、
5年手帳チームの星野です。
今日は「ほぼ日5年手帳」について
いただく質問の中から、
多いもの5つをピックアップして
お答えしたいと思います。
1.元号表記はどうなってるの?
ほぼ日5年手帳には、
もともと元号や祝日の表記がありません。
西暦+曜日のシンプルなデザインですので、
改元後もそのままお使いいただけます。
その他細かい仕様は
「5年手帳中身徹底解説」のページを
ご覽くださいね。
2.「ほぼ日5年手帳(通常版)」と
「おおきいほぼ日5年手帳」、
どっちのサイズを買っていいのか悩みます。
「ほぼ日5年手帳(通常版)」は
こんな方におすすめです。
●日記を書くのが初めての方
●「日記は結局いつも三日坊主になっちゃって…」という方
●持ち歩きを考えている方
●他の手帳との併用を考えている方
小型の辞書のようなサイズ感、
ささっと書いただけで埋まる
コンパクトな書き込みスペース、
実際使ってみると思った以上に気軽です。
でも、矛盾するようですが、
「書こう!」と思うと結構書けますよ。
マス目どおりに書くと178文字、
Twitterよりも沢山!
「おおきいほぼ日5年手帳」は、
こんな方におすすめです。
●もともと日記や字を書くのが好きな方
●たくさん書きたい方
●字が大きい方
●持ち歩きを考えていない方
方眼のマス目どおりに書くと、352文字。
のびのびと、たっぷり書けます。
手に持ったときの重厚感も魅力です。
本体のサイズに合わせて、
日付や西暦の文字も通常版に比べて
すこし大きく読みやすくしていますよー。
もっとくわしく2サイズの比較をした記事
「おおきい5年手帳ができました。」も
ご参考までにご覧くださいね。
3.カバーを付けずに使えますか?
はい、お使いいただけます。
ほぼ日手帳は本体に
お好みのカバーを組み合わせて
使っていただくのが特長のひとつですが、
「ほぼ日5年手帳」はカバーをつけずに
そのままお使いいただけるよう
辞書のような造本にしています。
茶色い表紙の手触りや硬さは、
「小型の辞書」を想像していただくのが
一番近いのではと思います。
※持ち運びをお考えの方、
けっこうしっかり目にカバーしたいという方には
革カバー、おすすめです。
4.「ほぼ日手帳」のカバーは使えますか?
ほぼ日5年手帳の用紙サイズは、
「通常版」は
ほぼ日手帳オリジナルと同じA6サイズ、
「おおきいほぼ日5年手帳」は
ほぼ日手帳カズンと同じA5サイズなのですが、
表紙部分が用紙から
2〜3ミリ飛び出しているのと、
束が20mmと厚めのため、
通常のほぼ日手帳のカバーは
装着できません。
5.サイズ感や触った感じが知りたいです。
2サイズそれぞれのサイズ感に関しては、
モデルさんにもっていただいた写真をご覧ください。
「触った感じ」については、
去年作ったムービーにほぼ日乗組員が
「ほぼ日5年手帳(通常版)を」
手に持っているカットが何度か出てきます。
「5年手帳に何を書く?」
「5年前何してた?」
「5年後、どうしてる?」など
いろんな質問にも答えていますので、
よかったらご覧くださいね。
(これを作ったのは1年前!懐かしい…)















来年の手帳カバーを
どれにするか、
みなさんはもう決められましたで
しょうか??
私は、まだまだ時間あるし‥
なんて思っていたら、あっという間の
11月も中旬になってしまいました。
どうしよう‥
カバーはともかく
私は毎年オリジナルの月曜はじまりを
使っています。
来年の手帳で私が個人的に気に入って
いるのが
月のトビラの言葉です。
文学作品や詩歌から抜き出した
「月の言葉」を、
毎月ひとつずつ掲載しています。
どんなものが選ばれているのか
読むと楽しいので
ぜひ見てみてくださいね。
そして、今後の商品に向けての
撮影もちゃくちゃくと準備が
すすんでいます。
こちらはつい先日の撮影。
こんなかわいいお客様もおりました。
とても素敵な写真が撮れたので
今後のページにもご注目くださいね!




大変長らくお待たししておりました
TS2019 バブルシープの
オリジナルとカズンが
いよいよ16日(金)に発売になります。
楽しみにしてくださっていた皆さま、
発売が遅れて、大変申し訳ありませんでした。
さてこのバブルシープ。
さかのぼること11ヶ月前、
昨年の12月頃に、
TS(=Taku Satoh)シリーズを
プロデュースくださっている佐藤卓さんの元へ
TS2019の候補となる革が届けられました。
今回も私が尊敬してやまない
コチラでもご登場いただいた
協進エルの田辺さんに
セレクトして頂いた革たち。
毎年のように候補にあがるベーシックな革から
型押しや表面加工に凝った
新しいことに挑戦している個性的な革、
更にはTS2018で惜しくも落選した革も加えて
佐藤卓さんに見ていただきます。
そこで返ってきたお返事は…
「ホワイト系はどうだろう?」
実は見て頂いた中に、1つだけ黒ではない革、
白っぽい癖のあるものを混ぜていたのですが…
「白であれば、もっと均一に白く
それでいて、革の質感も
きちんと出ているものを。」
というリクエスト。
ついに、来たかあ!白!
白はすごくやりたいけれど、
どうしても一歩踏み出せない色。
汚れが気になるかなー、なんて思ってしまって。
でもTS企画であれば、
これはやりましょう!となりますね。
そして改めて田辺さんに
白い革、という基準でセレクトして頂きます。
卓さんならこれかな?なんて
勝手に推測しながら卓さんにご覧いただきます。
そして…我々の推測は見事に外れ、
選ばれたのは全くのノーマークだった革。
「これ、というものを選びました。
『バブルシープ』。
見た目も手触りも柔らかく
女性にも好まれそうです。」
ふわふわのバブルシープ!
おおお!これかあ!と一同ビックリ!
女性向け・男性向けと
意識しているわけでないので
結果として、女性にも好まれそうな革が選ばれた
ということなのですが
TSシリーズは、卓さんの好きな革を選ぶ
ということもあって、2017のBlack Domopack、
2018のバトラーと、男性っぽい革が続いた事もあり
(それも全然良いのですが)
とっても新鮮に感じます。
卓さんのおっしゃるように
まず見た目が柔らかい。
色目のイメージも、温かみのある感じ。
シボの感じも柔らかさを感じさせます。
触ってみると、シープならではの柔らかさ。
ふんわりとしていて、温かみを感じます。
ちょっと想像してみてください。
白い革の手帳が自分のバッグから出てきたら…
もう最高にカッコいいです。
ただ、このバブルシープの最大のポイントは
白い、ということだけでなく
白くて柔らかい、ということ。
白って無機質だったり、
スタイリッシュ過ぎたり、
なんて時があるのですが
このバブルシープは、
ふかふかやわらかいんです。
白というカッコいい色を、
このふわふわした素材感が
ちょうどいい感じにしてくれています。
と、なんだか分かったような
分からないような説明になってますが。
そもそもこの革シリーズは、
卓さんに見ていただく時点で
いい革(高級、という意味ではなく)ばかりなんですよ。
何しろ田辺さんが、
卓さん用に選んだ革ですから。
田辺さんは、ユーザーのみなさんにも
会ってお話して頂きたい!と
私がつよく思うほど、革への愛情、
ご自身のお仕事への情熱に満ち溢れていて
お会いするたびに胸を打たれるんですね。
(ほぼ日手帳の2018年6月9日にも
田辺さんの言葉が選ばれていますから
是非手帳を読み返してみてください。)
その田辺さんが、「卓さんにご覧頂くから」と
緊張しながら気合を入れて
選んでくださる革ですから
もうその時点で面白いものが揃ってるわけです。
そしてそこで更に
卓さんのセンスで1枚の革が選ばれます。
毎回、田辺さんも
「そう来ましたかー。いや、さすがですね。」と
おっしゃる革を、卓さんは選ばれるわけです。
卓さんはほとんど直感で選ばれます。
直感って、思いつきとは違いますからね。
これだけのお仕事をされてきた卓さんの直感で
選ばれた革なんです。
で、まあ、取り扱いにくいような革、
製品にする時に、
気を付けなければならないポイントが
たくさんある革が選ばれることが多いんですね。
それで、製造を受けてくださっている
これまた革が大好きな伊勢丹の籠浦さんが、
「うわー、大変なの選ばれちゃったなー」
なんて言いつつ
「この革かあ。いい革選ばれるなあ。」
と、とってもうれしそうに
試作に取り掛かってくださるわけです。
(籠浦さんは、少し古いですが
コチラやコチラにご登場頂いています。
こんなに昔からお付き合いくださっています!)
今回の革は、とっても柔らかく伸びやすいし
白いので、汚れやダメージが付かないようにと
いつも以上に気を使います。
初めは小さく切り取った
手のひらくらいのサイズの
革サンプルで選んでいるので
羊まるごと1枚の革を取り寄せて
個体差をチェックして、
それをカバーに仕立てて、
カバーになった時の状態をチェックして。
量産用の革ができてきたら、
それをまたチェックします。
表側には、この革を使って
内側のポケット部分には
このあたりのこういう革を使って
と細かい指示を出していきます。
こうして、それぞれの過程で
それぞれの人の「いいもの作りたい!!」
という思いのこもった
手帳カバーができあがるんです。
1つだけお伝えしておきたいのが
この革、柔らかくて伸びやすいので
ポケットに名刺やカードを
たくさん入れると革が伸びます。
ずっとたくさん入れたままなら良いですが
入れる量を減らすとスルスル落ちやすくなるので
そこはご注意ください。
あとはもちろん、白いので
当然黒より汚れが目立ちますが
それも味だと思います。
ちなみにこの革、とっても柔らかいので
昨年まで作っていたトートバッグは
荷物を入れたときに伸びちゃうから
作れなかったんです。
そこから話が発展してできたのが
予想以上の大人気商品で
現在品切れ中(すみません!)の
TS手帳バッグなのですが
長くなってしまったので、
その話はまたの機会に。
本当は撮影の話もしたいんですけど…
(このイメージ写真に使われている場所
佐藤卓さんのオフィスなんですよ!)
それもまた別の機会に。
それでは、TS2019 バブルシープを
どうぞよろしくお願いいたします!