
ぶどう畑に挟まれた斜面を、
富士山に背を向けてのぼっていくと、
一軒の古民家があります。
エッセイストの寿木けいさんが
オーナーシェフを務める宿、
「遠矢山房」です。
寿木さんは、ここで暮らしながら宿を営み、
文章を書いています。
暮らしの延長上ではたらく日々に
どんな思いを込めているのでしょうか。
担当は「ほぼ日」のかごしまです。
寿木 けい(すずき・けい)
エッセイスト。富山県砺波市出身。
大学卒業後、編集者として働きながら執筆活動を始める。
2023年に遠矢山房(山梨市)を開業。
二人の子どもと甲斐犬と暮らす。
『わたしの美しい戦場』(新潮社)、
『わたしのごちそう365
レシピとよぶほどのものでもない』(河出文庫)、
『土を編む日々』(集英社)、
『泣いてちゃごはんに遅れるよ』(幻冬舎)などがある。
2026年1月に家づくりにまつわる新刊を発売予定。
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寿木けいさんが、
山梨での生活の日々を描いた本はこちら。
『わたしの美しい戦場』
(新潮社)
山梨に引っ越して遠矢山房をはじめてからの約1年で、
起きた出来事や考えたことを書いたエッセイ。
お客さんと交わした印象的な言葉や心を込めて作った
お料理のお品書きなどもあり、
寿木さんがどれだけ心を尽くして
おもてなしているのかが伝わってきます。
読むと、まるで遠矢山房で時を過ごしたような気持ちになります。
