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塚越さん、まずは建前モードでお聞きします。
外資系企業の社長というのは、
当然、英語はペラペラですよね?
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当然ですよね。
英語がしゃべれないとできませんよね。 |
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じゃ、本音モードに入りましょう。
塚越さん、英語はどう? |
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外国人が苦手だったんです。
最初は目も合わせられなかったほどです。 |
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ブエナビスタの人たちはみんな、
英語がしゃべれるんですか? |
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ぼくみたいなのが半分います。
営業系はあんまり必要ないけれど、
マーケティング系は毎日、
米国の本社と話したりしてるので、
英語は必要ですね。 |
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英語しゃべれない外資系の社長って、
‥‥ダメでしょう!(笑) |
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ダメでしょう。
なんか、うまくやってきたんでしょうね。 |
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タイミングですよ。
ぼくが入るタイミングがまず良かった。
ぼくはある広告代理店にいて、営業をやっていて、
そこから、転職してディズニーに入りました。
映画が好きだったので、
そういう仕事に就けたらいいなと思ったんです。
当時はDVDじゃなくてビデオでしたけど、
日本でちゃんと展開していこうという頃で、
社員が20名くらい、
ビジネスとしては数億円の会社でした。
1万円するようなビデオをレンタルしていた時期に、
ディズニーは貸すんじゃなくて、
直接買ってもらおうじゃないか、
というビジネスのモデルを作って、
それを始めたころでした。
そういう意味では業界の先駆者だったし、
そこからもう20年近くやってますから、
そういう意味でのタイミングがまず良かったですね。 |
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つまり人数も少なかったし、
これから伸びるしかないという産業だった。 |
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そうです。そしてもうひとつよかったのは、
教えてもらえたことです。
ぼくは代理店にいたから
流通のことなんか何もわからないわけですよ。
でも小さい会社だから全てやらないといけないでしょ。
そんな中で新しい流通チャネルを作るだとか、
そういうのが仕事の目的になってると、
全部を全部教えてもらえるわけじゃないけど、
仕事・イコール・勉強、なんですよ。
仕事をしながら勉強ができたんです。 |
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ゼロからのスタートに近いわけだから、
何やるにも失敗か成功かどっちかですよね。 |
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そうですね。
「やったー!」と、「がっかり‥‥」とね。
そういうところからやりましたね。 |
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そのときには、学校で勉強したこととか、
前職で勉強したことというのは、
どういうふうに係わるんでしょうか。 |
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ぼくは教育学部だったんですが、
正直言って、学校で勉強したことというのは‥‥ |
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ちなみに塚越さんは
大学時代はボクシングをやっていて、
ライトヘビー級で全日本3位に
なったこともあるんですよね。
教育について学んだつもりは‥‥? |
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ありません。
だって、教育学部に行くことを決めたのは
高校時代なわけだけれど、高校生には、
将来何やったらいいかなんて、
わからなかったんですよ。 |
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それは、ぼくも言いたいんです。
それは、わからないって。
何をしたいって、
ドラマみたいにそんなにきれいに、
若いときにわかるわけがないと思っています。 |
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わからないですよね。
若い頃から決まってたら、
ある意味、しあわせですよ。 |
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いや、ぼくはそれを
しあわせだとは、思わないんです。
「自分は好きだから選んだ」
という幻想の中にいて、
その演技をしていて、その演技がうまくいくと、
「目的があるんだ」っていう芝居が始まるんです。
「ぼくってやるやつ!」みたいに思えるから、
そこで、本当の心配をしなくてよくなっちゃうんです。 |
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| (来週月曜日に、つづきます) |
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ぼくは、なかった。
でも言ってることはよくわかる。
なんなんだろう。たまたまかもしれないけど、
自分でも切り開けることかなと思います。
全て自分の思い方だからじゃないかな。
自分がどこで納得できるかでしょ。
「いちご白書をもう一度」じゃないけどさ、
髪を切ってさ。 |
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「就職が決まって 髪を切って来た時
もう若くないさと 君に言い訳したね」と。 |
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昔からあるコンセプトだと思うんですよ。
自分が何がいいと思うかという考え方次第で、
傍から見てまだ、そうなってないから、
生きづらそうだなと思ってると思うんだけど、
自分が納得いくような選び方をしてたら、
実際そうならないと思う。
だからもっと自信を持っていいと思う。
あんまり、イヤと思わない方がいいと思いますよ。 |
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塚越さん、働きたくてしょうがなかった方でしょう。
でもぼくは、あなた(質問者)のタイプだったんです。
小学生のときから、就職するのがイヤだった。 |
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自慢じゃないけど、小学校5年生くらいのときからね、
ぼくはいつか大人になって、会社に行くのかと思ったら、
もうイヤだよー、と思って、
夜ふとんの中で泣いたんですよ。
だけど、案外なんとかなる。
一つあえて言うとすれば、
人はとっても気持ちのいいところにいるときに、
それと別れるのはイヤなんです。
小学校から、中学になるときに
友達と別れるじゃないですか。
イヤだったでしょ。
中学から高校になるときも別れるじゃない。
だから卒業式という
必ずぼくのせいじゃないという「儀式」があるんだよ。
その儀式のおかげで、別れができるようになるんですよ。
だから大学を卒業したときには、
卒業の儀式があるから、
あなたは、もう人が変わってますよ、きっと。 |
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しょうがないことってあると、思うんですよね。
乳歯が取れるとかじゃないけど。
今思い出したけど、高校時代に怪我したんですよ。
高校生のときラグビーやってたんです。
そのときに、怪我してしまって、
そのときの先生が将来のぼくを
語ってくれたことがあったんです。
結構ポジティブに言ってくれてたんですよ。
「お前何やりたいんだ」
「まだわかんないです」って話をしたときに、
「大丈夫、大丈夫、
きっとお前は、おもしろいに仕事につけるよ」
って言ってくれて。なんの根拠もないんだけど、
それって、ぼく信じることができたんです。
結構そういうのって、あるような気がするんですよね。
ぼく、あなたがそういう質問すること自体が
大丈夫だと思う。
あとは、乗り切るっていうか、
乗っちゃうしかないですよ。
あまりネガティブなこと
考え過ぎないほうがいいような気がしますね。 |
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