HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN http://www.1101.com/home.html   「大坊珈琲店」 大坊勝次さんの38年            書籍『大坊珈琲店』刊行記念対談
 東京の南青山で38年続いていた 「大坊珈琲店」というお店が昨年12月に閉店しました。 たくさんの人に愛された喫茶店です。 近所に暮らす糸井重里も、このお店に通ったひとり。 かつてのお客さんだった糸井が、 店主・大坊勝次さんにお話をうかがいます。 大坊さんが淹れてくれた コーヒーを飲みながら、ゆっくりとうかがいます。 みなさまも、くつろぎながらお読みください。 ちなみに対談の場には★コーヒー好きなふたり、★http://www.1101.com/coffee/index.html★ イラストレーターの福田利之さんと 「ほぼ日」山下が、ちゃっかり同席しています。


大坊勝次(だいぼう かつじ)
1947年岩手県盛岡生まれ。
南青山の喫茶店「大坊珈琲店」店主。
1975年の開店以来、38年、
自家焙煎、ネルドリップというスタイルも
内装も変えずに営んできましたが、
2013年12月にビルの取り壊しにより、
惜しまれつつ同店を閉店しました。

        おしらせ  「いちにちだけの大坊珈琲店」は、  抽選で30名様が参加できる催しに。         ※お申し込みはこのページの下からどうぞ

ご好評いただいたコンテンツ、
「大坊珈琲店 大坊勝次さんの38年」の最終回で、
「大坊珈琲店」を、ほぼ日のお店でやってみませんか?
という展開になりました。
あくまで、大坊さんができる範囲で。
あらゆる制限がないかたちで。
それは、どういう催しになるのでしょう‥‥。

この対談のあと、
大坊勝次さんは完成間近の「TOBICHI」
見学にきてくださいました。


▲7月下旬、オープン前のTOBICHIにて。

テーブルが置かれた、建物の中を見渡して‥‥


▲写真奥の白いシャツの男性が大坊さんです。

「コーヒーを淹れるなら、この場所ですかね」
と、ポットを傾ける仕草をしてみる大坊さん。


「‥‥ドリップするのにいい高さです。
 ただ欲を言えば、もうちょっとだけ低いといい」

そこへ糸井重里も到着。

腰をおろし、ふたりはしばし、
「喫茶店を続けることについて」の話を‥‥。
あの対談の続きのような時間が流れます。

会話のなかで、
大坊さんはひとつだけ、
ここでの催しについてのご希望をおっしゃいました。

「前にも申し上げましたが、
 趣味の範囲でやらせていただこうと思います。
 ただ‥‥
 継続的にやりますという約束を
 無責任にするわけにはいきません。
 とにかく1回だけやらせてください。
 いちにちだけ、ここで珈琲を淹れさせていただきます」

わたしたちは、
大坊さんのこのお申し出に準ずる催しを計画しました。

「いちにちだけの大坊珈琲店」


「お店が復活したらかならず行きます!」
という感想メールを
読者のみなさんからたくさんいただきました。
大坊さんのコーヒーを飲みたい方は
たくさんいらっしゃると思うのですが、
スペースや時間、準備できるコーヒー豆の量などから、
「定員は30名様」というのが、
今回のわたしたちにできることだとわかりました。

「喫茶店」というよりは、
「大坊さんが焙煎したコーヒー豆を買える催し」
にしました。
大坊さんがこの場で淹れるコーヒーは、
豆をお買い求めのお客様への、おもてなしです。

下にある催しの案内をよくお読みの上、
ご都合の合う方は、ぜひご応募ください。

たったいちにちのちいさな催しですが、
「大坊珈琲店」がすこしだけよみがえる‥‥
TOBICHIにそんな歴史が刻まれることを
わたしたちは光栄に思います。


いちにちだけの大坊珈琲店 コーヒー豆の販売と 大坊勝次さんのドリップでおもてなし

※応募は締め切らせていただきました。(2014年8月11日)



 2014年8月20日(水)
 13:00 − 17:50

・「いちにちだけの大坊珈琲店」では、
 この日のために大坊勝次さんが焙煎した
 コーヒー豆を販売します。
 1袋・100g、800円+税(おひとりさま2袋まで)

・コーヒー豆をご購入できるお客様の数は、30名です。
 メールでご応募いただき、抽選を行います。

・30名のお客様には、大坊勝次さんが淹れるコーヒーを
 TOBICHIで召しあがっていただきます。
 (時間指定・入れ替え制・無料) 

書籍『大坊珈琲店』を、
 大坊さんのサイン入りで限定販売いたします。

・TOBICHIの2階に、写真家・関戸勇さんが撮影した
 「大坊珈琲店」の写真を展示します。
 また、お店で実際に使っていた道具類なども
 すこし展示する予定です。

・メールでお申し込みください。
・お申し込みいただける人数は1名様のみです。
・抽選結果などをおしらせしますので、
 かならずご自分のアドレスでご応募ください。
・抽選の結果は、8月12日(火)までに
 お申し込みいただいたアドレスへメールでお伝えします。
・お申し込みメールには、
 下記の事項をかならず書いてお送りください。
 
 ※これ↓をメール本文にコピー&ペーストすれば便利です
===========================
●お名前
(ハンドルネームでも構いません)

●購入するコーヒー豆の数
(1袋か2袋かを選べます)

●ご希望の来店時間
(下記、1〜5回目のおもてなしの中からお選びください。
 何時でも大丈夫な方は「何回目でも」とお書きください)

※ご記入いただくのは上記3項目ですべてです。
 ご住所やお電話番号などのご記入は不要です。
===========================

〈ドリップでおもてなし〉
1回目 13:00〜13:50 定員6名様
2回目 14:00〜14:50 定員6名様
3回目 15:00〜15:50 定員6名様
4回目 16:00〜16:50 定員6名様
5回目 17:00〜17:50 定員6名様

〈応募締め切り〉
8月11日(月)午前11時まで

〈ご注意〉
・かならずご来店できる時間でご応募ください。
 キャンセルやお時間の変更はできかねます。
・ご当選された方は、それぞれの開始時刻に
 遅れないようご来店ください。
・開始時刻より早く到着されましても
 お待ちいただける場所がございませんので、
 定時にお越しいただくようお願いいたします。


※応募は締め切らせていただきました。(2014年8月11日)



もくじ
 
第1回 あのコーヒーを、もう一度。
2014-07-17
第2回 コーヒーを待つあいだに。
2014-07-18
第3回 焙煎の香り、シンバルの音。
2014-07-21
第4回 「手応え」に支えられた15年。
2014-07-22
第5回 大坊さんは、すばらしくみずくさい。
2014-07-23
第6回 ダイボーズ VS スピリッツ・オブ・ブルーマウンテン
2014-07-24
第7回 もうお店はやらないんですか?
2014-07-25

書籍『大坊珈琲店』

著者:大坊勝次
写真:関戸勇 装幀:猿山修
価格:本体3,000円+税
発行:誠文堂新光社

amazonでのご購入はこちらから。

このコンテンツのきっかけになった一冊です。
その内容について、
誠文堂新光社の担当者さんから熱意が静かに込められた
すてきな紹介文をいただきました。
それをそのまま下に掲載させていただきます。

 

表参道の交差点にほど近く、
38年間変わらぬスタイルで営業を続けた喫茶店
「大坊珈琲店」が、ビルの取り壊しにより
2013年12月に惜しまれつつ閉店した。
コーヒー好きに知られた名店で、
店主の大坊勝次が豆選びから焙煎、ブレンドを行い、
ネルドリップで作るコーヒーは、濃いめながらも
ほのかな酸味と甘味が苦味をまろやかに包み込む、
すっきりとした味わい。
その一杯を求めて文化人を含む多くの人たちが通っていた。
店主の焙煎からコーヒーを淹れるまでの
無駄のない動きを楽しむ人も。
むく材のカウンターもイスも壁も焙煎の煙で燻され、
BGMはほどよく絞られたジャズ。
器、本、絵画、花など、店内の細部にいたるまで
店主のこだわりが感じられ、
コーヒーを味わうための最適な空間が整えられていた。
本書は、それらのこだわりと
コーヒーの作り方が綴られたエッセイ
「大坊珈琲店のマニュアル」と、
写真家・関戸勇による店内外の写真、
縁のある35人の寄行文で構成。
大坊珈琲店を知る人には懐かしく、
コーヒーや喫茶店が好きな人も追体験することで、
コーヒーの味わいと空間に浸れる内容となっている。
本書はもともと閉店時に
1000部限定で制作された私家本を改訂したもの。
デザインは私家本同様、猿山修が手がけ、
大坊珈琲店を思わせる
静謐な雰囲気が漂う装幀となっている。
大坊勝次の文章、
「大坊珈琲店のマニュアル」のページは、活版印刷。
好きなコーヒーや喫茶店がひとつあるだけで、
日常が豊かになることを感じさせる一冊。

【寄稿者】
 佐藤隆介/永六輔/矢崎泰久/武部守晃/葉山葉
 小林庸浩/十文字美信/長谷川櫂/天児牛大/糸井重里
 平松洋子/杉山英昭/嶋中労/門上武司/小川幸子
 川口葉子/五十嵐郁雄/鳥目散帰山人/横山秀樹/升たか
 遊佐孝雄/本多啓彰/渋澤文明/立花英久/立花文穂
 切明浩志/岡戸敏幸/金憲鎬/芦澤龍夫/沖本奈津美
 長沼慎吾/清田大志/金恵貞/大野慶人 /小沢征爾
 (掲載順)



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