英国うまれのファクトリーブランド、
James Mortimer（ジェームス・モルティマー）。
創業1894年、アイルランド北部のドネガル地方、
バンナクラという町で創業し、100年以上、
親子３代にわたって、クラシカルな技法を引き継いで
「ずっと変わらない服づくり」を続けている会社です。

昨年の「白いシャツをめぐる旅。」では、
アイリッシュリネンの開襟シャツを紹介しました。
ことしは、同じアイリッシュリネンで、
リラックス感のあるプルオーバーシャツが登場です。

ゆったりと、涼しげなシルエット。
大きなパッチポケットや、
身頃からつながった襟がカジュアルな印象です。
イギリスでつくられているかたち、そのままで、
女性ならちょっとオーバーサイズに。
小柄な方はチュニックのようにもなりますし、
男性でも、Mサイズの方ならじゅうぶん着られる
ユニセックスで使えるサイズ感です。

袖は五分丈で、肘がかくれるほど。
女性なら手首に近く、ほっそりと見える長さです。
ロールアップして着ても、素敵ですね。
少し透け感がありますから、
インナーを工夫したコーディネートも。

全体に、楽に着られる印象ですが、
後ろのヨークや、タックなどに、
着やすいのに、きちんとして見える
「ちゃんとしたシャツ」のつくりが生きています。

素材はもちろん、
アイリッシュリネンのギルドに認められた、
上質な生地を使っています。
きちんとプレスしても、
洗いざらしのクシュクシュした感じも、
どちらもかっこよく着られるリネン。
着れば着るほどやわらかく、
なじみ、育ってゆくのも楽しみなシャツです。