星野 槙子（ほしの まきこ）

Q1

ほぼ日ではたらく上で好きだなと思っているところ、
逆に大変だなと思っているところを教えてください。

好きだなと思っているのは、「知ったかぶり」「わかったふり」を誰もしないところ。
ミーティングの時も「今のところがちょっとわからなかったので、もう一度聞いてもいいですか？」「ここについてまだ理解が足りないから、もうすこし話したいな」というような言葉がよく出ます。内容はさまざまで、単純に知らないことについてだったり、進めようとしているプロジェクトのコンセプトや方向性だったり、誰かが言ったひとことだったり。先輩たちがそうしているのを見て、じぶんも自然とそうするようになりました。「そんな当たり前のこと聞くなよー」とか「時間がもったいない」と言われたことは、記憶している限り一度もないです。
ちょっと時間を食うし非効率にも見えるけれど、解釈のズレを軌道修正できたり、立ち戻って話し合うことで結果テーマが豊かになったり、単純に安心したり知識が増えたり‥‥いいことの方が多いから残っている「ほぼ日の文化」なのだと思います。

大変だと思っているところは「時間の使い方」でしょうか。
仕事の種類が本当にさまざまで、どれも大事で、それぞれにいろんな人が関わって進んでいるので「使う脳みそもかかる時間も違う仕事を、どうやってうまく（かつ、よりよく）進めるか。」の判断がなかなか難しく、今も悪戦苦闘中です。

Q2

これから開拓したいこと、チャレンジしたいことを教えてください。

この質問にどうしても答えが出なくて、ずいぶん考え込んでしまいました。なんでかな？と思ったら、そもそもわたしがほぼ日に入ってからの日々は、大袈裟でなく毎日が「開拓」で、ずっとチャレンジの連続だったからです（ちなみに、入社から９年が経った今もその日々は継続中です）。
自分にとっては身の丈以上の仕事や、答えも決まっていないし進め方のルールもないプロジェクト。うまくいくかわからないけれどやってみよう！とみんなで決めて、知恵を出し合って進めるあれこれ。そういう「チャレンジ」や「開拓の種」がゴロゴロ転がっているのが、ほぼ日という会社です。知らなかったことや感じたことなかった気持ちがこんなにあったのか！と、毎日びっくりしています。