ほぼ日の学校・万葉集講座 第9回の講師は、ノンフィクション作家の 梯久美子さんでした。 代表作のひとつ『散るぞ悲しき』で 知られるとおり、戦時を生きた人々を 丹念に取材し、描いてきた 梯さんならではの、 『昭和万葉集』の読み解きの時間でした。
ここに編まれた歌、 様々な理由で編まれることのなかった歌を 次々と紹介しながら、 梯さんは、自らの死、家族の死、 友人の死を近いところに感じながら あらゆる階層の人々が歌に込めた 思いを語っていきました。
文学的価値以上に、 ノンフィクション作家である 梯さんは、 戦後に詠まれた戦争の歌よりも、 戦地で戦いのまっただなかに 詠まれた歌に「歴史の証言」としての 価値を見出します。
言いたいことも十分に言えなかった 当時の人々が 歌にどんな思いを込めたのか、 詳しくは学校ニュースもお読みください。 |