ほぼ日の學校 ただいま製作中!あたらしい學校ができるまで。


2018年にはじまった「ほぼ日の学校」が、
アプリになって新たに開校します。
どんな學校を、どんな風につくっているのか。
「2歳から200歳までの。」みんなの學校が
できるまでの日々の様子を中継します!

※新しいアプリは現在準備中です。
開校まで、もうしばらくお待ちください。





2021年1月1日 午前1時から
ライブ配信でお届けした新年発表会の
アーカイブをご覧いただけます。



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mogi

學校長だより、
本日更新しております。

2021/06/24 11:11
學校長にあったときは、
とりあえず写真を撮っておきます。
そう、今日のような、
「學校長だより」の更新の
お知らせをここに
こうしてするようなときのために。

學校長は7Fに部屋があるので、
そこから、赤字を届けにきてくれたり、
なんとなく話をしにきたりしてくれます。
この写真もたぶんそれ。

で、今週の「だより」は、
先日おこなわれた、
三浦武さんによる
「はじめての蓄音機」のイベントのこと。

昼と夜の回があったのですが、
夜の回に、
とてもめずらしいことが起こりました。
たぶん、この先に
この蓄音機のイベントがシリーズされたとて、
起こるかどうかはわかりませんが。
こちらのことも、だよりには書かれていますよ。
私もそれを聴いていたんですが、
三浦さんから説明をうけて、
感動ではないんですが、
なんか考えちゃうようなことでした。

學校長だよりは、木曜日不定期で
更新中です。
メルマガでもお届けしておりますし、
webページでもご覧いただけます。
akiko.kusaoi

100年前の演奏が
すぐそこに……

2021/06/21 20:48
SPレコード愛好家・三浦武さんによる
「はじめての蓄音機」を
昼の部と夜の部の2回開催しました。
お客様にとっての「はじめての蓄音機」であり、
三浦さんが32年前に蓄音機にはまった
きっかけとなった「はじめての」
レコードの紹介でもありました。

若き日の三浦さんの心をとらた、
伝説のヴァイオリニスト
ジネット・ヌヴー(1919-1949)の
1948年録音のラヴェルの曲。
蓄音機から流れる演奏が終わると
客席からは
「ふぅ」とも「うー」ともつかない
ため息のような声が漏れ、
自然と大きな拍手が起こりました。

「ヴァイオリンの音というより
ヴァイオリンが鳴っている部屋の
雰囲気を録音している」と三浦さんが評する
アナログの極みの蓄音機。
初めてその音に触れた方からは
「まるで演奏家がそこにいるような
生々しさ」
「空気ごと運ばれたような豊かな響き」
といった感想が聞かれました。

この他、90年前、100年前の
名演奏を次々と堪能しました。
マイクという機器がなかった100年前、
大きなラッパの前で楽器を鳴らし
その空気の振動を刻み、編集もなく、
その場限り、一度限りの名演奏を
封じ込めたSPレコードの力を
見せつけられる思いがしました。

蓄音機で聴く名演奏の楽しみは
もちろんのこと、
この日の楽しみは三浦さんの
語りでもあります。
演奏家でも評論家でもない三浦さんの
お話の特徴は、「人」を語ること。
どの演奏家が誰に教えを受けたのか、
誰の演奏が誰に影響を与えているのか、
クラシックでもロックでも
系譜をたどらずにいられない
という三浦さんは
演奏の合間にそうした話を
たっぷり盛り込んでくださいます。

演奏家がいた場所の手触りを
感じることのできる蓄音機。
「演奏家に出会っている気が
するでしょう」と
おっしゃる通りだと思いました。

夜の部に参加した
スズキ・メソード会長でもある
背中が本当に楽しそうに
揺れているのが印象的でした。
終了後感想を聞くと、
「ジョルジュ・エネスコ(1881-1955)の
演奏で聴かせてもらったヘンデルの
『ヴァイオリンソナタ四番ニ長調』は
子供のころ骨の髄まで叩き込まれた
曲だけれど、エネスコの演奏スタイルは
習ったものとはまったく違うもので、
すばらしく衝撃を受けた。
蓄音機も、当時の空気というか
音圧そのままに音が立ち上がってきて
すばらしかった。
今日はエネスコと出会えてうれしかった」

たくさんの方が感銘を受けた「手回し演奏会」
(蓄音機は手でぜんまいを巻くのです)
また催したいと思います。
次回をお楽しみに!
kosuke.deki

チャップリンと大野さんと

2021/06/21 18:00
「ほぼ日の學校」の
次なるリアルイベントは、
ずばり「ディズニーとチャップリン」。

エンタメ界の2大巨頭の
知られざる師弟関係を解き明かす授業です。

講師をつとめていただくのは、
日本で唯一「チャップリン研究家」の
肩書きを持つ、大野裕之さん。
チャップリンはもちろんのこと
映画・演劇をはじめカルチャーに精通し、
大阪弁の語りがとっても魅力的な方です。

ここで少し、個人的なことを
お話しするのをお許しくださいませ。
講師の大野さんは、
今回の授業を企画担当した
わたくしの、高校の先輩です。

いまから15年前、
わたしが高校生のとき、
卒業生代表として、大野さんが
講演に来られました。

「へえ、チャップリンのことを
研究してる人がいるんだ」

なんとなく席につくと、会場のスクリーンに
チャップリンの代表作
『モダン・タイムス』の
冒頭シーンが映し出されます。

ずんずん進む、白い羊の大群。
それと対比されるように
地下鉄口からどんどん出てくる労働者たち。

あ、前に図書館で借りて
観たことあるな‥‥と思っていると
舞台袖から大野さんが登場し、
語りはじめました。

「いま、白い羊の大群が出てきましたよね。
実はそのなかに、1匹だけ、
黒い羊がいたんです。気づきました?」

いや、気づきませんよ‥‥?
大野さんは話を続けます。

「羊の群れと労働者は、
どちらも同じ方向に走っていましたよね。
労働者が、家畜にたとえられている。

この対比は、誰でも考えつくんです。

大事なのは、ここからです。
白い羊の群れに1匹だけ、黒い羊がいた。
つまり、どんな色・個性を持つ者でも、
同じ方向に走らされてしまうのです。
次のシーンの労働者たちの中にも
“1匹の黒羊”は、いるはずです。
でも、すべて十把一絡げにされてしまう。
これが現代=モダン・タイムスの本質です。
そこまで描くのが、
チャップリンなんです」

いや‥‥めっちゃおもろいですやん!!
あれから15年経っても、覚えています。
映画を観るおもしろさ、
作品を読み解くたのしさ、
チャップリン作品の底しれぬ深みを
教えてくれた講演でした。

おそらくきっと、今回はもっと、
刺激的な話が飛び出すはず。
だって、ディズニーとチャップリンですよ?
エンタメの巨頭が揃い踏みですよ!?

ああ、今からたのしみだ。
リアル会場も、配信もございますよ。
ぜひ、お見逃しなきよう!
mogi

これが、2Fスタジオ
タテ使い。

2021/06/21 13:34
さて、今日は
「はじめての蓄音機 
三浦武さんの手回し演奏会」

当日です。

さきほどから、昼の部のイベントが
はじまっております。
わたくし、スタジオの外から漏れる音を
ひっそりと聴いております。
それもまた風情のあるもので
20世紀初頭気分でこれを書いています。

あ、ちなみに、
写真はその準備中のもの。

これが、2Fスタジオを
タテにつかった図です。
いつもと違くてよいですし、
こうしたほうが蓄音機が響く
謎のスタジオ。

蓄音機以外にも室内楽にもむいています。
(イベント企画しようとおもっています!)
yukiko.wakushima

なんだか背中を押されて

2021/06/20 16:28
アプリの収録に、イベントに、
ひびのこづえさんのワークショップの
パレード
にと、少しづつ、
にぎやかになってきた神田ポートビル。

蓄音機の演奏会の次は、
漫画『宇宙兄弟』『ちはやふる』から生まれた
ふたつの基金のお話をうかがうイベント
です。

『宇宙兄弟』とくれば、会場ロビーに、
やっぱりこれを持っていきたい!
さん、これ、
下のぐるぐるするやつごと
持っていけばいいですよね?

そして、のロッカーからも、かれらを!
去年、まだ引っ越す前の青山時代に
私が『宇宙兄弟』を読んでいたら...
席が目の前だったから、仕事しながら
語りたい放題だったのに!(迷惑!)

こうして世間のブームからは何周も遅れて、
私やがワーワー言っていると、
「途中までは読んだんだけどねー」、という声が
乗組員からは多く聞かれます。
『宇宙兄弟』だけでなく、『ちはやふる』も。
(ああー、もったいない。。
今、今が、読み進めどきだと思います...)

私は去年の秋
(コロナが一旦落ち着いていたときでした)、
競技かるたの聖地が見てみたくなって、
日帰りで近江神宮に出かけたことがあります。
聖地巡礼ということも、それまでは
特に意識したこともなかったのですが、
なんだかどうしても、近江神宮については、
行ってみたくなってしまったのでした。

だから『ちはやふる』から生まれた
競技かるたの未来を応援する
「ちはやふる基金」

「漫画の作品に背中に押されるようにして」
立ち上がった、という話をうかがって、
「ああー!」と思いました。

そして、その立ち上がりの手を引いたのが、
また別の漫画『宇宙兄弟』から生まれた
難病ALSの研究を支援する「せりか基金」で、
その「せりか基金」の代表の黒川さんは
いつもはニューヨーク在住だけれど、
たまたま、日本に一時帰国中と分かり。

これはもう、今お話を伺うしかない!
という経緯で、この6月末に
公開取材として実施、とあいなったのでした。
ぐいっと背中を押される作品の魅力、
背中を押されて、一歩、踏み出していったこと、
いろいろ、聞いてみたいことがたくさんです。

後日、読みものとして掲載されますので、
どうぞ、おたのしみに。
当日のお席も、まだ少しだけ余裕があります。
気になった方は、会場チケットをどうぞ。

『ちはやふる』『宇宙兄弟』どちらも、
物語から、登場人物たちから、本当に
前向きなエネルギーをもらえる、
動き出したくなる、そんな作品です。
そして何より、おもしろい。

途中までの方も、はじめての方も、
ぜひ(また!)、手にとってみてください。
yukiko.wakushima

ちょっといじって、指でとんとん...

2021/06/18 18:52
来週、月曜日の蓄音機の演奏会に向けて、
今日は蓄音機の調整と打ち合わせをしました。

調整をしてくださったのは、
この方です、宮本さん。

「宮本さんのおかげで、僕の蓄音機は
世界で一番いい音で鳴るんです。
一番ていねいに、調整してもらっているから。」
と、三浦武さん。

いやあ、びっくり!!!しました。

蓄音機からは、演奏の音と、
ザーザープチプチ、というノイズの音が
一緒に聞こえてきますが、

宮本さんが、蓄音機の部品を
小さなドライバーで、ちょこちょこっといじって
指でとんとん弾くと、

演奏の音だけをひょいっとつまんで、
ひとなでして音を整えたように、
音楽の聞こえ方が変わるんです。

えええー。
聞き逃して、くやしがる

「音って、一本の音波でしかないのに、
人間の耳は、演奏とノイズとを
聴き分けるんですよね。

しかも、上手に調整すると、
演奏しか耳に入らなくなるんです。
不思議ですよね。」

宮本さんのお話をきき、
三浦さんが用意してくださった
演奏プラグラムを確認しているだけで
もう、授業がはじまっているような
おもしろさでした。

6月21日のチケット
昼の部はまだ少し余裕があります。
沼のほとりで、お待ちしております。
akiko.kusaoi

身を乗り出す

2021/06/17 14:08
學校チームの
きのうのミーティングでのことです。

が、いま関心を寄せている
とある研究所の資料を取り出しました。

テーマは漢字。

漢字ですよ。
学校で宿題が出ましたね。
「人口に膾炙する」とか、
書いて覚えたりしませんでしたか?
繰り返し書いているうちに、
正しい字だか何だかわからなくなりました。

にもかかわらず、
みんな「おーっ!」と身を乗り出したのです。
いったいどんな「漢字」なんでしょう。
いずれまた詳しくお知らせできると思います。
yukiko.wakushima

松岡和子さんイベントの配信は、週明けまでです!

2021/06/17 11:15
松岡和子さんが語るシェイクスピアの言葉」、
たくさんの方に見ていただいています、
ありがとうございます!

好評につき視聴期間を延長していましたが、
ーーーーーーーーーーーーーーー
配信チケットの 【購入期限】 は
6月21日(月)午前11時まで

チケット購入済みの方の【視聴期限】 は
6月22日(火)午前11時まで
ーーーーーーーーーーーーーーー
となっています。
再延長はありませんので、
まだの方はこの週末に、ぜひ。

ご覧いただいた方達から、
嬉しいご感想などもお寄せいただいています。

写真の、イラスト付きのノートは、
会場でご参加くださった方が
その日の夜に送ってきてくださったものです。
チャーミングではつらつとした松岡さんと
あの日の教室の空気が、思い出されます。
445さん、ありがとうございました。

皆さまももしよろしければ、
ご感想などぜひお寄せください。

また、ご視聴にあたって不便だった点など
気になったことがありましたら、そちらも併せて
お聞かせいただけると、大変ありがたいです。
今後の改善や検討の参考にさせていただきます。

→ご意見・ご感想は
school-event@1101.com
(ほぼ日の學校イベント窓口)まで
yukiko.wakushima

レコードのお次は、かるたのお店へ

2021/06/16 18:16
と、神田神保町ご近所の
奥野かるた店」さんにうかがってきました。

ご縁のきっかけは、これまたご近所の
岩波ホール」さんに、
ほぼ日の學校で近日開催予定のイベントの
チラシを持ってうかがった際に、

『競技かるた 』が関係するイベントがあるなら
『奥野かるた店』さんに行ってみたら?
とご紹介いただいたことでした。

まだまだ街のことがよく分かっていない、
神田・神保町新一年生のわたしたち。

先週の富士レコード社さんの時もそうでしたが、
「あそこにぜひ行ってみて!」と
背中を押されて新しい扉をたたくのは、
とてもわくわくします。

1階のお店にも、2階の展示スペースにも、
なつかしいものや、見たことないものまで、
かるたや、パズル、ゲームがずらり!

あ、 松岡和子さんのイベントの時に、
シェイクスピア講座の卒業生が
持ってきてくださった
シェイクスピアのかるたも、発見!

奥野かるた店さん、
なんと今年が創業百周年ということで、
2階は特別に展示をはじめたところなんだそうです。

神田・神保町は、ちょっと歩くだけで、
本当にいろいろ、気になるお店や
美味しそうなお店に出くわします。

コロナに梅雨にと、なかなか外出しにくい毎日ですが、
晴れて大手をふってぶらぶら出来る日が、
早く来ますように!
yukiko.wakushima

夏期講習と、体育座り

2021/06/15 15:15
アプリの準備と並行して、
イベントもいろいろ準備している
ほぼ日の學校チームです。

お次は来週6月21日(月)の、
三浦武さんの蓄音機の演奏会です。

音楽を聞いているのだけれど、何か風景が見えるような。
楽器なのだけれど、そこに演奏者や歌い手が居るような。
蓄音機の、そんな不思議な存在感と手ざわりのある音、
はじめて聞いた時、本当にびっくりしました。

昨夜、三浦さんから当日のプログラムも届きました。
音色の魅力に加えて、名物予備校教師の三浦さんならではの
解説もたっぷりです、どうぞおたのしみに。

三浦さん、なんとコロナが広まる前は、
夏期講習の予備校にもポータブルの蓄音機を持ち込み、
昼休みに演奏会をしていたそうです!
口コミで評判が広まって、夏期講習の最後には
会場になったロビーに、体育座りと立ち見がぎっしり。
100人近い受験生たちが詰めかけて聴いていたとか。

(もちろん、ほぼ日の學校での演奏会は、
体育座りでも、立ち見でもありません、念のため!)

がしゅしゅっと仕入れてくれた
三浦さんいちおしの入門書
『今日からはじめる蓄音機生活』も、湯布院から届きました。
梅屋さん、ありがとうございました!

このイベントは配信がないのですが、
蓄音機が気になる! という方はぜひ、
お手にとってみてくださいね。
当日会場でも、お買い求め頂けます。