ほぼ日の學校 ただいま製作中!あたらしい學校ができるまで。


2018年にはじまった「ほぼ日の学校」が、
アプリになって新たに開校します。
どんな學校を、どんな風につくっているのか。
「2歳から200歳までの。」みんなの學校が
できるまでの日々の様子を中継します!

※新しいアプリは現在準備中です。
開校まで、もうしばらくお待ちください。





2021年1月1日 午前1時から
ライブ配信でお届けした新年発表会の
アーカイブをご覧いただけます。



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kosuke.deki

紙がなければ、竹尾さんがあるじゃない

2021/07/03 18:00
来週開催する「ほぼ日の學校」イベント、
ディズニーとチャップリン」では、
会場にいらっしゃるみなさんに、
ちょっとしたアイテムを製作中。

会場で、講師の大野裕之さんの新刊、
『ディズニーとチャップリン』をお配りするため、
そこに挟める栞を作りたいなと、
思っておりまして。

でも、手元にあった紙で
試作してみたら、
ちょいと味気ないテイストに‥‥。

なにかいい策がないか話していると、
インターンのノグチくんが
おもむろに。

「だったら紙、買っちゃいません? 隣で」

むむ! その手が合ったか!!

そうなのです、
ほぼ日本社の隣には、竹尾さんという、
紙の専門商社があるのです。
1Fはショウ・ルームになっていて、
たくさんある紙の見本を手にとって、
買うこともできるのですよ。

でも、今まで買ったことなかった‥‥!

教えてくれたインターンの
ノグチくんは、現役美大生。
授業などで、
紙を使うこともよくあるそうで。
「まわりのみんな、
わざわざ竹尾に買いに来るんですよ。
ほぼ日の立地、めっちゃ恵まれてますよ!」

その近さたるや、
昨今のどしゃぶり雨でも、
傘なしで行ける近さです。
だって、隣だもの。

早速2人で竹尾さんにおもむきます。
そこには、ありとあらゆる紙が‥‥。

「こんな紙もあるの!?」
「これよさそうですよ!」
「これもいいんじゃない?」

迷いに迷って購入した紙で、
栞を印刷すると、
ふうあいのある、
とっても素敵な仕上がりに。
来週、手にとっていただけるのがたのしみです。

みなさん、紙に迷ったら、
竹尾さんにGO!ですよ。
包装紙まで、とっておきたい。
mogi

ご近所さんから、
開校のお祝いをいただきました。

2021/06/28 16:54
さきほど、神保町のみなさま
「神保町を元気にする会」お花をもって
お祝いに駆けつけてくださいました。

開校といっても、
アプリでの開校ですから、
神田・ポートビルがパーティー状態、
ということはなく、
いつものとおりに
会議などをしているところでした。
ちょっと華やかさにかけてすみません。

ご近所の方々が
お祝いに来てくださるなんて、
神田ならではだなーと思ったのでした。
akiko.kusaoi

応援の輪

2021/06/26 17:40
ほぼ日の學校イベント
「『ちはや』と『せりか』が応援する未来」を
開催しました。

大人気漫画『ちはやふる』から生まれ
競技かるたを応援する「ちはや基金」。
大ヒット漫画『宇宙兄弟』から生まれ
ALS治療の研究を支援する「せりか基金」。
ふたつの基金の代表が
「たらればさん」のナビゲートで
人を応援する醍醐味と難しさについて
静かに、でも熱く、語ってくださいました。

この模様はいずれ読みもので
お届けします。
どうぞお楽しみに!
akiko.kusaoi

歌う旅人が
窓辺から

2021/06/26 10:00
ほぼ日の學校にも登場してくださる
「歌う旅人」松田美緒さんが、
さまざまな窓辺から世界の歌を届ける
映像配信LIVE “Through the Window”
その新しい動画が26日(土)
18:00から48時間、無料配信されます。

タイトルは“Saudade em monocromo”
「郷愁のモノクローム」
ニューヨークで活躍する
サンバジャズ・ピアニスト
MIKAさんとのセッション。
モノクロームで大人の世界の気配が漂います。
いったいどんなパフォーマンスを
見せていただけるのでしょうか。

松田美緒さんといえば、
「ヨーロッパ・デー」レセプションでの
パフォーマンスもまだアーカイブ映像で
ご覧になれます。
特に、11:30あたりからの「翼」
本当にすばらしいので聴いてください。
梅雨空を吹き飛ばしてくれる歌声です。
mogi

設営中でございます。

2021/06/25 14:39
さて、ポートビルチーム(通称:Pチーム)は、
明日に行われる
『「ちはや」と「せりか」が応援する未来』
の設営中。

『ちはやふる』と『宇宙兄弟』からうまれた
2つの基金についての
トークイベントです。

なにせ、『宇宙兄弟』ですからね。
から、
でかアースボールを
借りてきました。

神田に引っ越す前に、
「きっと、ビルとビルを
へんなものをもって、
往復するんだろうな?」
ということを想像していたのですが、
そのとおりになりました。
mogi

學校長だより、
本日更新しております。

2021/06/24 11:11
學校長にあったときは、
とりあえず写真を撮っておきます。
そう、今日のような、
「學校長だより」の更新の
お知らせをここに
こうしてするようなときのために。

學校長は7Fに部屋があるので、
そこから、赤字を届けにきてくれたり、
なんとなく話をしにきたりしてくれます。
この写真もたぶんそれ。

で、今週の「だより」は、
先日おこなわれた、
三浦武さんによる
「はじめての蓄音機」のイベントのこと。

昼と夜の回があったのですが、
夜の回に、
とてもめずらしいことが起こりました。
たぶん、この先に
この蓄音機のイベントがシリーズされたとて、
起こるかどうかはわかりませんが。
こちらのことも、だよりには書かれていますよ。
私もそれを聴いていたんですが、
三浦さんから説明をうけて、
感動ではないんですが、
なんか考えちゃうようなことでした。

學校長だよりは、木曜日不定期で
更新中です。
メルマガでもお届けしておりますし、
webページでもご覧いただけます。
akiko.kusaoi

100年前の演奏が
すぐそこに……

2021/06/21 20:48
SPレコード愛好家・三浦武さんによる
「はじめての蓄音機」を
昼の部と夜の部の2回開催しました。
お客様にとっての「はじめての蓄音機」であり、
三浦さんが32年前に蓄音機にはまった
きっかけとなった「はじめての」
レコードの紹介でもありました。

若き日の三浦さんの心をとらた、
伝説のヴァイオリニスト
ジネット・ヌヴー(1919-1949)の
1948年録音のラヴェルの曲。
蓄音機から流れる演奏が終わると
客席からは
「ふぅ」とも「うー」ともつかない
ため息のような声が漏れ、
自然と大きな拍手が起こりました。

「ヴァイオリンの音というより
ヴァイオリンが鳴っている部屋の
雰囲気を録音している」と三浦さんが評する
アナログの極みの蓄音機。
初めてその音に触れた方からは
「まるで演奏家がそこにいるような
生々しさ」
「空気ごと運ばれたような豊かな響き」
といった感想が聞かれました。

この他、90年前、100年前の
名演奏を次々と堪能しました。
マイクという機器がなかった100年前、
大きなラッパの前で楽器を鳴らし
その空気の振動を刻み、編集もなく、
その場限り、一度限りの名演奏を
封じ込めたSPレコードの力を
見せつけられる思いがしました。

蓄音機で聴く名演奏の楽しみは
もちろんのこと、
この日の楽しみは三浦さんの
語りでもあります。
演奏家でも評論家でもない三浦さんの
お話の特徴は、「人」を語ること。
どの演奏家が誰に教えを受けたのか、
誰の演奏が誰に影響を与えているのか、
クラシックでもロックでも
系譜をたどらずにいられない
という三浦さんは
演奏の合間にそうした話を
たっぷり盛り込んでくださいます。

演奏家がいた場所の手触りを
感じることのできる蓄音機。
「演奏家に出会っている気が
するでしょう」と
おっしゃる通りだと思いました。

夜の部に参加した
スズキ・メソード会長でもある
背中が本当に楽しそうに
揺れているのが印象的でした。
終了後感想を聞くと、
「ジョルジュ・エネスコ(1881-1955)の
演奏で聴かせてもらったヘンデルの
『ヴァイオリンソナタ四番ニ長調』は
子供のころ骨の髄まで叩き込まれた
曲だけれど、エネスコの演奏スタイルは
習ったものとはまったく違うもので、
すばらしく衝撃を受けた。
蓄音機も、当時の空気というか
音圧そのままに音が立ち上がってきて
すばらしかった。
今日はエネスコと出会えてうれしかった」

たくさんの方が感銘を受けた「手回し演奏会」
(蓄音機は手でぜんまいを巻くのです)
また催したいと思います。
次回をお楽しみに!
kosuke.deki

チャップリンと大野さんと

2021/06/21 18:00
「ほぼ日の學校」の
次なるリアルイベントは、
ずばり「ディズニーとチャップリン」。

エンタメ界の2大巨頭の
知られざる師弟関係を解き明かす授業です。

講師をつとめていただくのは、
日本で唯一「チャップリン研究家」の
肩書きを持つ、大野裕之さん。
チャップリンはもちろんのこと
映画・演劇をはじめカルチャーに精通し、
大阪弁の語りがとっても魅力的な方です。

ここで少し、個人的なことを
お話しするのをお許しくださいませ。
講師の大野さんは、
今回の授業を企画担当した
わたくしの、高校の先輩です。

いまから15年前、
わたしが高校生のとき、
卒業生代表として、大野さんが
講演に来られました。

「へえ、チャップリンのことを
研究してる人がいるんだ」

なんとなく席につくと、会場のスクリーンに
チャップリンの代表作
『モダン・タイムス』の
冒頭シーンが映し出されます。

ずんずん進む、白い羊の大群。
それと対比されるように
地下鉄口からどんどん出てくる労働者たち。

あ、前に図書館で借りて
観たことあるな‥‥と思っていると
舞台袖から大野さんが登場し、
語りはじめました。

「いま、白い羊の大群が出てきましたよね。
実はそのなかに、1匹だけ、
黒い羊がいたんです。気づきました?」

いや、気づきませんよ‥‥?
大野さんは話を続けます。

「羊の群れと労働者は、
どちらも同じ方向に走っていましたよね。
労働者が、家畜にたとえられている。

この対比は、誰でも考えつくんです。

大事なのは、ここからです。
白い羊の群れに1匹だけ、黒い羊がいた。
つまり、どんな色・個性を持つ者でも、
同じ方向に走らされてしまうのです。
次のシーンの労働者たちの中にも
“1匹の黒羊”は、いるはずです。
でも、すべて十把一絡げにされてしまう。
これが現代=モダン・タイムスの本質です。
そこまで描くのが、
チャップリンなんです」

いや‥‥めっちゃおもろいですやん!!
あれから15年経っても、覚えています。
映画を観るおもしろさ、
作品を読み解くたのしさ、
チャップリン作品の底しれぬ深みを
教えてくれた講演でした。

おそらくきっと、今回はもっと、
刺激的な話が飛び出すはず。
だって、ディズニーとチャップリンですよ?
エンタメの巨頭が揃い踏みですよ!?

ああ、今からたのしみだ。
リアル会場も、配信もございますよ。
ぜひ、お見逃しなきよう!
mogi

これが、2Fスタジオ
タテ使い。

2021/06/21 13:34
さて、今日は
「はじめての蓄音機 
三浦武さんの手回し演奏会」

当日です。

さきほどから、昼の部のイベントが
はじまっております。
わたくし、スタジオの外から漏れる音を
ひっそりと聴いております。
それもまた風情のあるもので
20世紀初頭気分でこれを書いています。

あ、ちなみに、
写真はその準備中のもの。

これが、2Fスタジオを
タテにつかった図です。
いつもと違くてよいですし、
こうしたほうが蓄音機が響く
謎のスタジオ。

蓄音機以外にも室内楽にもむいています。
(イベント企画しようとおもっています!)
yukiko.wakushima

なんだか背中を押されて

2021/06/20 16:28
アプリの収録に、イベントに、
ひびのこづえさんのワークショップの
パレード
にと、少しづつ、
にぎやかになってきた神田ポートビル。

蓄音機の演奏会の次は、
漫画『宇宙兄弟』『ちはやふる』から生まれた
ふたつの基金のお話をうかがうイベント
です。

『宇宙兄弟』とくれば、会場ロビーに、
やっぱりこれを持っていきたい!
さん、これ、
下のぐるぐるするやつごと
持っていけばいいですよね?

そして、のロッカーからも、かれらを!
去年、まだ引っ越す前の青山時代に
私が『宇宙兄弟』を読んでいたら...
席が目の前だったから、仕事しながら
語りたい放題だったのに!(迷惑!)

こうして世間のブームからは何周も遅れて、
私やがワーワー言っていると、
「途中までは読んだんだけどねー」、という声が
乗組員からは多く聞かれます。
『宇宙兄弟』だけでなく、『ちはやふる』も。
(ああー、もったいない。。
今、今が、読み進めどきだと思います...)

私は去年の秋
(コロナが一旦落ち着いていたときでした)、
競技かるたの聖地が見てみたくなって、
日帰りで近江神宮に出かけたことがあります。
聖地巡礼ということも、それまでは
特に意識したこともなかったのですが、
なんだかどうしても、近江神宮については、
行ってみたくなってしまったのでした。

だから『ちはやふる』から生まれた
競技かるたの未来を応援する
「ちはやふる基金」

「漫画の作品に背中に押されるようにして」
立ち上がった、という話をうかがって、
「ああー!」と思いました。

そして、その立ち上がりの手を引いたのが、
また別の漫画『宇宙兄弟』から生まれた
難病ALSの研究を支援する「せりか基金」で、
その「せりか基金」の代表の黒川さんは
いつもはニューヨーク在住だけれど、
たまたま、日本に一時帰国中と分かり。

これはもう、今お話を伺うしかない!
という経緯で、この6月末に
公開取材として実施、とあいなったのでした。
ぐいっと背中を押される作品の魅力、
背中を押されて、一歩、踏み出していったこと、
いろいろ、聞いてみたいことがたくさんです。

後日、読みものとして掲載されますので、
どうぞ、おたのしみに。
当日のお席も、まだ少しだけ余裕があります。
気になった方は、会場チケットをどうぞ。

『ちはやふる』『宇宙兄弟』どちらも、
物語から、登場人物たちから、本当に
前向きなエネルギーをもらえる、
動き出したくなる、そんな作品です。
そして何より、おもしろい。

途中までの方も、はじめての方も、
ぜひ(また!)、手にとってみてください。