気仙沼のほぼ日便り

今週末はさんま寄席
準備も佳境をむかえております。

ツアーに参加されるみなさんに
お伝えしたくてうずうずしているのが、
先日、準備をしたあるものについてです。
準備中、終始笑いがとまらず、
とにかくすごかった、という「お楽しみ」を
バスの移動中にも用意することができました。
これはほんとうに、お楽しみに! です。

ところで、今回フリーチケットでお越しのみなさん、
いろいろとオリジナルの旅程を
考えていらっしゃるかと思いますが、
気仙沼は宮城ですが、
岩手との県境にありますので、
ちょっとおすすめの岩手のスポットを
ご紹介したいと思います!
県庁所在地の盛岡市、
あまちゃんの聖地久慈市、
も、もちろんおすすめがたくさんありますが、
わりと気仙沼からも近い
奥州市、水沢市、北上市からのご紹介です。
お近くまで足を伸ばされるときにはぜひ!
また、今回は良いお店に
私独自の★をつける「サユミシュラン制度」を
導入していますが、独断と偏見によるものですので、
これもご参考までに‥‥。

・おすすめ(1)奥州市江刺区:ミズサキノート
奥州市の名産「江刺リンゴ」がとれる
及川りんご園に併設するカフェです。
なんといってもおすすめはリンゴジュース。
私は3種のみくらべセットを注文しました。
リンゴによって味が全然違うのが驚きでした。
ジュースのほか、焼き菓子、雑貨も取り扱っていて、
窓の外に広がるリンゴ畑をながめながら、
ゆっくりした時間が過ごせます。
ただし、木・金・土(10時〜17時)
のみのオープンです。
<リンゴジュースの味が新鮮すぎる度★★★★★>

・おすすめ(2)花巻市石鳥谷町:サトウ雑貨店
こぎん刺しグッズ、こけし雑貨、伝統工芸品の鳩笛‥‥など
店主のサトウさんが選んだ雑貨が
ところせましと並べられています。
私は鳩笛と白鳥のブローチを買いました。
先にご紹介したミズサキノートさんが主催で、
サトウ雑貨店さんも出店する
りんごのおまつり」というイベントもあるそうで、
こちらは、収穫されたばかりのリンゴを食べながら
手作りの雑貨作家さんの出店する作品を購入できる
おまつりなんだそうです。
かわいいものの好きな方にはこちらもおすすめです。
こちらも、営業時間は、水・木・金・土(10時〜16時)
となっております。
<手作り雑貨好きにおすすめ度★★★★★>

・おすすめ(3)岩手県北上市:フェアリーテール
岩手のチーズケーキ食べ歩きが趣味という方が、
「岩手で一番好き」とおすすめされたのが、
こちらのチーズケーキ専門店です。
チーズケーキはかなりの種類があります。
完売することも多いので、
お目当てのケーキが残っていたらラッキーです。
一口にチーズケーキといっても、レアタイプから
ベイクドタイプまでいろいろで、
どのケーキも違った味わいですが、
どれもしっかりチーズのコクがあります。
水・木が定休日。営業時間は10時〜19時。
<また買いたい度★★★★★>

・おすすめ(3)奥州市水沢区:田んぼアート
どどーん、見ての通り、名前のとおり、
田んぼの作物を使って絵を描く
田んぼアートです。
ちゃんと見晴らし用のやぐらの上から見たときに、
いちばんキレイに見えるようにできているんですよ。
晴れていればいつでもみられます。
<まちおこしの努力の成果を感じられる度★★★★>

ほんとはもっと沢山あるのですが、
またいろいろご紹介していきたいと思います。
遠方から気仙沼にお越しのみなさんには、
ぜひ岩手や、東北各地も回ってもらえたらと思います。

去る9月15日(日)、目黒のさんま祭
大成功のうちに終了することができました。
テキスト中継でもお伝えした通りですが、
接近する台風の影響で
15日の早朝に目黒に到着したとき、
会場は大雨に見舞われていました。
今までも、台風の中
開催したことはあったそうですが、
会場についてみたら、
「こんなに雨が強いのは初めてだ」と
みんなが言うので、
これはさすがに中止になるんじゃないかと、
うすうす思っていました。

でも! なんと、会場には、
滝のような雨にうたれながら、
上下のレインスーツを着て、
何百人かのお客さんが、
列をなして並んでいてくれたのです!
‥‥信じられませんでした。

この姿を見て、さんま祭実行委員会が下したのは
「できるところまでやろう」
という、開催の決断でした。
あとあと、聞いた話によると
「10回以上さんま祭を経験してるから、
『ここまでならできるし、そこから先は
その都度考えよう』と思えた」
のだそうです。
もしもの時はすぐに片付けられるようにしつつ、
まずは午前中で何匹を焼く、
追加で何匹を焼く、と計画的に見通して、
時間ごとに数を追加をしていきました。

そして信じられないほど、午後から天気が回復し、
太陽が顔を出すほどに!
わーいわーい。
立川志の輔師匠と
サンマの焼き手として登場しました。
実はお二人とも今回が2回目ですので、
すっかり焼き隊になじんでいました。

さんま祭は、大成功と呼べるものになった、と、
打ち上げは例年以上に
大きく盛り上がりました。
目黒区民、気仙沼市民、区長と市長も、
全員が肩を組んで歌を歌います。
最後は万歳!
打ち上げが終わってすぐ、
目黒のみなさんに見送られながら、
気仙沼メンバーは、
またさっそうとバスで帰っていきました。

さんま祭実行委員会のみなさんは、
さんま寄席が開催される29日(日)朝の
市場で朝めし。」のサンマ焼き&すり身汁作りに
参加していただくことになっています。

別れ際に、
「サユミちゃん、次は寄席だね、がんばろう!」
「29日はよろしくおねがいします」
と、声をかけていただきました。
気仙沼のみなさんが、
「一緒に寄席を成功させよう」と
思ってくれているのが、とても嬉しかったです。

あーほんとに、もうすぐだ。
こんなに気仙沼のみんなで一緒にがんばろう!
ということはなかなかないので、
近づいてくるのは緊張するけど、
寄席が終わってしまうのは寂しいような、
そんな気持ちですこしセンチメンタルです。

まだかまだかと首をなが〜くして、
気仙沼のみんなが待ちわびていた、
今シーズンのサンマ、
9月11日に初水揚げとなりました!
すんごくキラキラしてます。
新鮮なサンマは、目がきれいで、
口先が黄色いんだそうです。

サンマがなくっちゃ始まらない、
目黒のさんま祭」もいよいよ今週末です。
さんま祭実行委員会の打ち合わせでは、
当日の注意事項などを、
各担当ごとに確認しました。

今回、ほぼ日からも、
の二人が、
焼きスタッフとして参加します。
ちなみに、私は「すり身汁」班です。
ふわふわのサンマのすり身汁を
2000杯以上作るんですよ。
焼きサンマだけでなく、
すり身汁も楽しんで下さいね。

打ち合わせの最後は、
さんま祭でいつも歌われる、
気仙沼の大漁祝い唄、
「どや節」の練習でしめました!
エーエ〜エ〜ヨーイドコラサ、
とみんなで歌って
これで準備は、ばっちりだと思います。

※サンマの写真は、
港のスズメさん便りに投稿いただいている
kazueさんからいただきました。
ちなみに、kazueさんも、
さんま祭でサンマを焼くんですよ!

気仙沼さんま寄席のポスターが、
くんから送られてきましたーっ!

9月28日(土)の、前夜のお楽しみ独演会、
9月29日(日)の、第二回気仙沼さんま寄席、の
2枚のポスターです。

気仙沼にも地元プレイガイドがあるので、
ポスターをお渡しにいきました。

地元プレイガイドのみなさんは、
事前にお渡ししたチラシを
ラミネート加工したり、
「チケットあります」のポップをつけたりして、
独自に宣伝してくれていました。

プレイガイドの一つ、
宮脇書店(気仙沼本郷店)さんでは、
事前にお渡ししていた
A4サイズのチラシを引き延ばして、
大きなポスターを
自作してくださっていました。
本当にありがたいです‥‥。
私も、気仙沼のみなさんと一緒に、
さんま寄席を盛り上げて行きたいと思います!

チケットは、若干残っているところもあるそうです。
まだ、間に合いますので、
迷っている方はぜひ!

28日の独演会の詳細は
こちらのページをご覧ください。

9月になりました。
8月23日放送の「うまけりゃうれるべ市。」は、
ご覧いただけましたでしょうか?

なんと、まる2日間で、完売したんですよ!!
パチパチパチ!
やっぱり「うまけりゃ、うれるべ!」ってことですよ!
沢山の東北のうまいものが、買ってもらえた!
それだけで嬉しくて、泣けてきました。
そうだ、この嬉しさを、
気仙沼のほぼ日でもお伝えしよう
と思っていたら、
全然うれるべ市の写真が無かったです‥‥。
※これは、直前に行われたさんの
「別件」の取材の様子です。

というのも私は、進行担当だったので、
写真を撮ってないんです。

ですが、うれるべ市の様子は、
こちらのアーカイブで見る事ができますよ。
斉吉商店の和枝さん、
アンカーコーヒーの紀子さんが紹介する
おいしいものと、おいしい食べ方、
ほぼ日カロリーメイツの見事な食べっぷり、
そして私のおぼつかない司会進行など‥‥
良かったらご覧くださいねー!

去る8月18日、
気仙沼湾から9隻のサンマ船が出港していきました。
8月20日に大型船のサンマ漁が解禁になるので、
今年もサンマシーズンの幕開けです。

この日は気仙沼のおかみさんグループ
「気仙沼つばき会」のみなさんの呼びかけで、
なんと2000人以上の人があつまり、
盛大な出船送りとなりました。

つばき会は、うまけりゃうれるべ市
でもお世話になっている、
斉吉商店の和枝専務や、アンカーコーヒーの紀子専務、
それから「カッパに惚れた、牡蠣の一代さん。」の
コンテンツでも登場した一代さんも会員という、
頼もしい女性が集まった会です。

その会長をつとめるのが、一番上の写真左、
京染たかはしの女将の高橋和江さんです。
漁労長さんへの花束贈呈では、
盛大なお見送りに、なんだかすこし照れているような、
でもやっぱり嬉しそうな、良い雰囲気でした。

お見送りの音を演出するのは、
有志団体の太鼓の音、演歌ステージ、
そして、崎浜大漁唄い込みです。
目には船に飾られた鮮やかな大漁旗と
見送り用の福来旗(フライキ)がキラキラ映って、
港のショーを見ているようです。

「いってらっしゃ〜い!」の声があがると、
がんばってね、無事で帰ってきてねと
私も船員さんの家族のような気持ちで見送りました。

船の上からもやはり恥ずかしそうに手を振る船員さんが、
やけにかっこよく見えます。

サンマがたくさん水揚げされるようになったら、
いよいよ気仙沼さんま寄席ですね!
チケットも、まだ若干あるようですので、
お早めにお求めください!

8月になってようやく暑くなったと思ったら、
夜はちょっと涼しくなってきました。
気仙沼の夏は、短いなぁ〜と
しみじみ感じる今日この頃。

気仙沼の夏の風物詩、
気仙沼みなとまつりも、
大盛況のうちに終了しました。

みなとまつりは、2日間に渡って行われたのですが、
打ちばやしあり、踊りあり、
パレードに伝統芸能、音楽ステージ、
花火、縁日‥‥その他数えきれないほどイベントがあり、
盛りだくさんの内容でした。

初日は、2600名の人が参加したという
「はまらいんや踊り」を見に行きました。
大通りをうめつくすほどの踊り手さんは
どの方もみんな笑顔で楽しそうでした。

ちなみに「はまらいんや」とは、気仙沼の方言で、
「いっしょにやりましょう」というような意味です。
地元の会社や、団体だけでなく、
全国のボランティアのみなさんが一緒に踊っていました。
このはまらいんや踊り、
踊りの振り付けは基本はあるものの、
チームごとに自由な振り付けをしているそうで、
それぞれに個性があって、見ていて面白かったです。

一日中、どこからか祭りの音が聞こえてきたので、
なんだかずっとわくわくした気持ちが抜けず、
夜もなかなか寝付けませんでした。

祭りのフィナーレを飾る気仙沼内湾の打ちばやしは、
今年、3年ぶりに復活し、こどもから大人まで、
ずらりと並んで太鼓をうつ姿は圧巻で、
太鼓の音が心地良かったです。
それにしても、すごい人出でした。
気仙沼外からのお客さんもたくさんいたと思いますが、
とにかくみんな嬉しそうです。
こんなにたくさんの人の笑顔に触れたのは
ひさしぶりだったような気がします。

お祭りが終わってしまうと、
少し寂しい気持ちになりますけども、
9月には、いよいよ気仙沼さんま寄席が待っています!
ぜひ、たくさんの人に見に来てほしいです。
気仙沼の人たちはみんな、
遠くから誰かが遊びにきてくれるのを、
すごく楽しみに待っています。

岩手の陸前高田市で900年続くといわれる
「けんか七夕」というお祭りが行われたので、
見に行ってきました。

陸前高田は岩手、気仙沼は宮城ですが、隣町です。
車をちょっと走らせたら、
けんか七夕の会場につきました。
今は「奇跡の一本松」の近く、とも言えますが、
震災前には商店街があった気仙町が会場です。
ここには、八木澤商店の店舗もありました。

会場は楽しい夏祭りの雰囲気につつまれていました。
この辺りにすんでいた皆さんも集まって、
ようやく訪れた東北の短い夏を、
みんなで楽しんでいる感じがしました。

そもそもけんか七夕とは、
豪華に飾った山車を両側からひきあって、
山車からでた舵棒をぶつけ合うんです。

「けんか」の前には、
けんか七夕保存会会長から
「今年もみんな、よくがんばったな!」
と一言ご挨拶があり、みんなの顔が笑顔になります。
しみじみ、すばらしい一言だな〜と思いました。
でも、なんだか聞いた事があるな‥‥と
声のするほうを見上げると、
声の主は八木澤商店の河野会長でした。

会長の「よーい、はじめっ!」の合図でけんかはスタート。
ドーン! と、想像以上に激しい音で、
山車がぶつかり合い、わーっと歓声があがりました。

勝負の最中は山車の上にのった人が、
短冊飾りをバシバシ叩き付け合って、
戦いを盛り上げます。
その勢いで七夕飾りが折れたりしてましたが、
それもまた良しのアグレッシブなお祭りみたいです。

結局、最初にぶつかった勢いの強かった山車が
この勝負をおさめました。

みんなが楽しそうな顔をして、
ワイワイあつまっているのを見ると、
こっちまで嬉しくなってきますね。

※1枚目、2枚目の写真提供:斉藤道有さん

もう8月ですね!
まだ暑くなく、夏本番って感じがしない気仙沼です。

もうすぐ、気仙沼では気仙沼みなとまつりがあります。
会期は8月10日(土)、11日(日)です。
看板をたてているところを、
写真にとらせてもらいました。

市内では、ポスターが貼られているのをみかけたり、
お祭りの太鼓を練習する音が聞こえたり、
年に一度のお祭りとあって、
気仙沼の人たちは、大人も子どもも
わくわく準備を進めている感じがします。

ところで、先日第2回気仙沼さんま寄席
チケットが販売されました!
私は「前夜のおたのしみ独演会」のチケットを、
気仙沼のプレイガイドで販売してもらうべく、
各所へチケットを届けにいきました。
みなさん、ご協力ありがとうございました。

みなさんは、もうチケットゲットされましたか?
おかげさまで、初日からたくさんのみなさまに
お申し込みいただきましたが、
まだ、チケットはあるかもしれません。
お早めに〜ですよ!
身内だと言いづらいんですけど、
この寄席は良い事ばっかりなんですよ。
1、志の輔師匠の落語を聞けて、
2、おいしいご飯を食べられて、
3、地元の面白いひとたちとたくさん会えて、
4、元気になる!
5、そんなお客さん同士が友達になるくらい連帯感がある!
って、これは前回の実話で、
参加していた私の友人から聞きました。
今年も、楽しみにしててくださいね!

お知らせですよ〜!
気仙沼の酒造、角星さんが製造する
低アルコール純米吟醸酒、
「NAMIとUMI」が、発売されました!
現在角星さんのページで、購入することもできます。
これは地元紙の三陸新報に掲載されていた、
広告なんですけれども、
サイコーにかわいい!!

デザインは、先日ほぼ日で販売した
CACUMAでもおなじみの、
デザインユニットKIGIさんで、
今回の商品開発にあたって、
ほぼ日もすこし関わらせていただいています。

味は甘口で、すっきりした感じです。
実は私はお酒が苦手でほとんど飲めないのですが、
これはおいしくいただけました。
ちょっと大人になったみたいで嬉しいです。
(十分大人の年齢ですが‥‥)
きっと「とても飲みやすい」お酒なんだと思います。

ハッキリいいますけど、
こんなに可愛い日本酒、これまで見た事がなかったです!
ちなみに瓶にラベルが貼ってあるのではなく、
NAMIちゃんとUMIちゃんがプリントされています。
空き瓶もぜったいにとっておきたい、
って思いますよね〜。

このお酒が完成にいたるまでを、
ほぼ日でも取材をしておりまして、
近々ご紹介することになると思います。
お楽しみに!
ちなみに、気仙沼の下記店舗でお取り扱いがあるそうです。
数量限定なのでなかったらごめんなさいですが、
要チェックですよ〜!
イオン気仙沼店
マイヤ気仙沼バイパス店
さかなの駅
・サイシン 魚市場前店
・成澤商店
・倉元
すがとよ酒店 魚町店
・田畑酒店
・クリエみうら階上店
道の駅大谷海岸 大谷はまなすステーション
デイリーポート新鮮館
グリーンアイランドおおしま
休暇村気仙沼大島
・吉野屋酒店
・本間屋酒店
リアスの国から
・角星 直販課
(・角星オンラインショップ