気仙沼のほぼ日便り

去る9月15日(日)、目黒のさんま祭
大成功のうちに終了することができました。
テキスト中継でもお伝えした通りですが、
接近する台風の影響で
15日の早朝に目黒に到着したとき、
会場は大雨に見舞われていました。
今までも、台風の中
開催したことはあったそうですが、
会場についてみたら、
「こんなに雨が強いのは初めてだ」と
みんなが言うので、
これはさすがに中止になるんじゃないかと、
うすうす思っていました。

でも! なんと、会場には、
滝のような雨にうたれながら、
上下のレインスーツを着て、
何百人かのお客さんが、
列をなして並んでいてくれたのです!
‥‥信じられませんでした。

この姿を見て、さんま祭実行委員会が下したのは
「できるところまでやろう」
という、開催の決断でした。
あとあと、聞いた話によると
「10回以上さんま祭を経験してるから、
『ここまでならできるし、そこから先は
その都度考えよう』と思えた」
のだそうです。
もしもの時はすぐに片付けられるようにしつつ、
まずは午前中で何匹を焼く、
追加で何匹を焼く、と計画的に見通して、
時間ごとに数を追加をしていきました。

そして信じられないほど、午後から天気が回復し、
太陽が顔を出すほどに!
わーいわーい。
立川志の輔師匠と
サンマの焼き手として登場しました。
実はお二人とも今回が2回目ですので、
すっかり焼き隊になじんでいました。

さんま祭は、大成功と呼べるものになった、と、
打ち上げは例年以上に
大きく盛り上がりました。
目黒区民、気仙沼市民、区長と市長も、
全員が肩を組んで歌を歌います。
最後は万歳!
打ち上げが終わってすぐ、
目黒のみなさんに見送られながら、
気仙沼メンバーは、
またさっそうとバスで帰っていきました。

さんま祭実行委員会のみなさんは、
さんま寄席が開催される29日(日)朝の
市場で朝めし。」のサンマ焼き&すり身汁作りに
参加していただくことになっています。

別れ際に、
「サユミちゃん、次は寄席だね、がんばろう!」
「29日はよろしくおねがいします」
と、声をかけていただきました。
気仙沼のみなさんが、
「一緒に寄席を成功させよう」と
思ってくれているのが、とても嬉しかったです。

あーほんとに、もうすぐだ。
こんなに気仙沼のみんなで一緒にがんばろう!
ということはなかなかないので、
近づいてくるのは緊張するけど、
寄席が終わってしまうのは寂しいような、
そんな気持ちですこしセンチメンタルです。