REPORT

ムートンバッグ、
あのひとのコーディネート。
鈴木ひろこさん編

weeksdaysにも何度かご登場いただいている、
チャコさん(鈴木さんのまわりの人はみんな、
そう呼んでいます)。

●「いま、どんな風に過ごしてますか?」
●「おとなの水着事情。」
●「saquiはクチュール。」

初めてお会いしたのは、
15年くらい前のこと。
パリの街角にすぅっと馴染む、
さりげないおしゃれがとってもすてきで、
一目でファンになったのでした。

そんなチャコさんに、ムートンのバッグで、
私服のコーディネートをお願いしました。

(文=伊藤まさこ)

インスタグラムの、
チャコさんの街角スナップを見るたびに思うんです。

「自分に似合うものを知っている人が、
芯のおしゃれさんなんだ」

そう、チャコさんのファッションを
そのまま私が真似してもだめ。
もっともっと服と友だちになって、
「自分のもの」にしないとね‥‥。

「パリの女の人たちのおしゃれの要って、
バッグのような気がします」

なるほど、チャコさんのおしゃれも、
いつもバッグが一緒です。

今回、weeksdaysで紹介するムートンバッグ、
チャコさんならどんな風に持ちますか? と
尋ねると、えらんでくれたのは白のショルダー。

「冬の白って新鮮だなと思って」

この日は、6年ほど前から着ているという、
ネイビーのケープとコーディネート。
襟元や袖口から除く、白いフリルがバッグにぴったり。

そうそう、こういうちょっとしたバランスが、
いつも絶妙なんです!

ボトムスは、ケープと同じネイビーのハーフパンツを。

足元は、もう何年も履いているという、
「自分(で作った)ヴィンテージ」の
グッチのヒールの靴。
お会いしたのは、
雨のそぼ降る寒い午後でしたが、
チャコさんはなんと素足。
この心意気が、
いかにも「パリの女性」といった感じ。

髪は、ささっとリボンでまとめて。

フリルにリボン。
‥‥なのに、ちゃーんと大人の雰囲気を纏っている。
憧れるなぁ。

ムートンショルダー、もうひとつは、
コートとコーディネートしてくれました。

デニムは、リーバイスのボーイズ。
チャコさんといえば、デニム! 
さすがよくお似合いです。

ダンガリーのシャツはラルフローレン、
まっ赤なニットは、これまた自分ヴィンテージの、
セリーヌのもの。

自分にとっての定番を持つのも、
おしゃれ上手へつながる道なのかもしれません。

明日からは、チャコさんとの対談が始まります。
バッグのこと、
おしゃれのこと、
パリの女性がすてきな理由などなど、
たくさんうかがいましたよ。
どうぞお楽しみに。

2021-11-14-SUN