ゲルハルト・リヒター、マーク・マンダース、
川内倫子、野口里佳、牛腸茂雄。
ざっと名前を挙げただけですが、
これら、そうそうたる内外の作家の展覧会や
作品集に関わってきたのが、
デザイナーの須山悠里さんです。
インタビューしたときに
完成間近だった『牛腸茂雄全集』のことから、
須山さんのデザイン観、
その職業哲学のようなものにいたるまで、
ひろく、おもしろいお話をうかがいました。
全5回、担当は「ほぼ日」奥野です。
須山悠里(すやまゆうり)
デザイナー。1983年生れ。主な仕事に、エレン・フライス『エレンの日記』(アダチプレス)、鈴木理策『知覚の感光板』(赤々舎)、「長島有里枝 そしてひとつまみの皮肉と、愛を少々。」(東京都写真美術館)、「マーク・マンダース―マーク・マンダースの不在」(東京都現代美術館)など。2022年6月より東京国立近代美術館で開催された「ゲルハルト・リヒター」の図録を担当。2022年11月19日より一般発売される『牛腸茂雄全集』(赤々舎)の装丁も手掛ける。
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36歳の若さでなくなった
写真家・牛腸茂雄さんの遺した作品を
一気に見られる本ができました!
生前に刊行された作品集
『日々』『SELF AND OTHERS』
『扉をあけると』
『見慣れた街の中で』に所収された全作品、
さらには
連作〈水の記憶〉〈幼年の「時間 」〉から
全作品を収録しています。
インタビューでもたっぷり触れていますが、
須山さんがデザインしています。
ヴィンテージ・プリントを確かめるために
山口県立美術館へ通ったり、
作品集ごとに紙を変えていたり、
1%とかの精度で色味を調整していたり‥‥
渾身の一冊です。素晴らしい出来栄え。
Amazonでのおもとめは、こちらから。
一般発売は、11月19日からとのこと。
なお、版元・赤々舎さんのホームページと
渋谷PARCO8階「ほぼ日曜日」で
11月13日まで開催されている写真展
『はじめての、牛腸茂雄。』の会場内では、
一般発売に先行して販売中です。
展覧会は会期も終盤、ぜひご来場ください。
展覧会について、詳しくはこちらをどうぞ。