第2回 高山善廣さん（後編）
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3分52秒
動画
2.43MB
音声のみ
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DVDを見ていて思ったんですけど、
確かに安居さんの手が映ってるんだけど、
頭の中で、手を消して見られるんですよ。
手が無くて勝手に動いているような。
昔の一コマ一コマずつ撮るアニメの人形みたいに、
カミロボの動きを純粋に見られますよね。
あと、リングもよくできてますね。これは一人遊びなわけで、
観客は安居さんだけだからこっち側のロープはいらないんですね。
実際のプロレスだと、リングって各団体で堅さとか全然違うんです。
見た目だけでも、
ロゴとかエプロンの垂れ幕とかの違いもありますからね。
今はカミロボのリングはひとつだけみたいだけど、
いろんなリング作りもこの先はやりたくなるんじゃないですか。
安居さんが
「プロレスを
金曜夜8時のゴールデンタイムで見ていた時代が好きだ」
っておっしゃってますが、その気持ちはよくわかるんですよ。
僕自身もあの黄金時代を見て育ってきて、
頭にも心にも残ってますから、
あの時代を目指して、超えていきたいと思ってる。
だから、今のプロレス界に生きているくせに、
今のプロレスがあんまり好きじゃないんですよ。
安居さんが、そのことがわかってくれているっていうのは
嬉しいですね。
しかも、カミロボ・マット界でこれだけの団体を
管理してるプロデューサーなんですよね。
こんな人物、実際のプロレス界にもいない（笑）。
 高山善廣 Yoshihiro
Takayama
1966年東京生まれ。プロレスラー。東海大学卒業後サラリーマン、ライフセーバーなどを経験した後、平成4年UWFインターナショナルでプロレスラーとしてデビュー。全日本プロレス、プロレスリング・ノアで大森隆男、浅子覚と「NO
FEAR」を結成。現在フリーの選手となり様々なプロレス、総合格闘技のリングで戦いを挑み続ける。
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もし、カミロボ界に参戦できるとしたら……？
やっぱり僕自身のカミロボを参戦させますね。
安居さんがカミロボでやってることを、
全部ではないけれど、僕は実際のリングでやってるんですよね。
僕は、たまたまこういう体があったからレスラーになれて、
自分の理想としている、かつてのプロレスが持っていた魅力を
どんどん実現させようと思ってる。
安居さんも自分のことをどこかで
客観視してやってるじゃないですか、
僕も自分というのを客観視してプロレスを楽しんでいる、
遊んでいるような状況なんですよね。
僕にとっては、僕自身が「僕のカミロボ」なんですよ。
渡辺祐 Task Watanabe エディター/ライター
1959年神奈川県生まれ。 大学時代から雑誌『宝島』の編集に携わりその後、宝島社に入社。その後フリーランスとなり、編集・執筆した『VOW』シリーズが大ヒット。1989年、有限会社ドゥ・ザ・モンキーを設立。編集のみならず放送作家、ラジオのパーソナリティーなど幅広く活躍中。現在、J-wave(e-station
Shuffle/毎週金曜11:30〜16:30)にレギュラー出演中。『タモリ倶楽部』等テレビにも出演。今回はマイ・ディア・カミロボで安居智博氏や青木克憲氏とともに各界著名人に会いに行き、ナビゲーターとして構成、テキスト制作などに参加。
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