第1回 ぼくは3回、泣きましたよ。
シェフ
今回の「感激団」は
ゲストをお招きしております。
『ダ・ヴィンチ』の編集長である
横里隆(よこさと・たかし)さんです!
あやや
わー!
ゆーないと
ひゅー、ひゅー!
こうの
ぱちぱちぱち。
シェフ
こんにちはー。おひさしぶりですー。
おまねきいただき、光栄です。


山下
ようこそ、よくいらしてくださいました。
シェフ
ちょっと説明しますと、
『ダ・ヴィンチ』と「ほぼ日」が
いっしょに取材して、
それぞれ別バージョンを掲載した
「中島みゆきさん、おひさしぶり。」
というコンテンツがありました。
つまりよこさとさんは
中島みゆきさんと「ほぼ日」を
つなげてくれた恩人なわけです。
シェフ
あの仕事、おもしろかったねー。
シェフ
すごくおもしろかった!
で、この「歌旅」に収録されている
「中島みゆきコンサートツアー2007」にも
一緒に行きましたね。
シェフ
ねー。糸井さんもいっしょでしたね。
シェフ
そしてここは
「ほぼ日感激団」というページで。
シェフ
はい。
シェフ
勝手に感激して、
勝手にお奨めするというコンテンツです。
どうぞよろしくおねがいします。
シェフ
コンサートで泣きましたよ、ぼくは。
シェフ
ぼくだって泣きましたよ。
山下
(笑)。
ゆーないと
張り合ってる。
山下
このふたりは、
学年も身長も体重も同じだそうで、
なんだかやけに張り合ってるんですよ。
シェフ
いまはぼくのほうが体重は減りましたよ。
シェフ
そんなこと言わなくていいじゃない。
山下
まあまあ。
シェフ
でね、コンサートが終わった後にね、
よこさとさんがね、
「ぼくは3回、泣きました」って言うから、
「ぼくも3回、泣きました」って言ったら、
「マネしないでください」って言うんですよ。
そんなー、ほんとに心から
3回泣いたんだっつったら、
対抗してるでしょ! って。
あやや
(笑)。
シェフ
ぼく、真似してないよ。
コウノ
泣き所ってどこだったんですか、3回の?
よこさと
どこでした、たけいさんの3回は!
シェフ
「with」、「ホームにて」、
「ファイト!」が終わって
「誕生」が始まるところ。
あー!
よこさと
うーん!
山下
「ファイト!」はねえ。
すごいですよね。
あやや
「ファイト!」、ビックリしちゃった。
シェフ
あやちゃんは、
歌うみゆきさんを、
DVDで初めて観たんだよね。
あやや
はい。そうですね。
シェフ
何に驚きました?
あやや
DVDを観るときに
字幕を入れたんですよ。
ゆーないと
わたしも入れました。
あやや
字幕、見ながら観ると、
みゆきさんの表情や歌い方とあいまって、
歌詞の世界があまりに深くて、
いろんなこと考えちゃいました。
自分以外の人のこととかも考えたり、
思い出したりとか。
シェフ
聴いてるときに
全然別のこと考えたりしちゃうよね。
こんな意味だったんだとか、
こんな意味があるのかもしれないみたいな、
知ってるはずの曲でも
違う発見がすごくありました。
ゆーないと
うん、あった。
こうの
そうなんですよね。
何か個人のことっていうよりは、
すごく、大きいことで考えてしまうというか。
あやや
そうですね、自分じゃないよね。
こうの
輪廻転生だとか、スケールの大きい
捉え方ができる歌詞が多いなか、
「一期一会」のような個人に引き寄せて
聞ける歌に、改めて感動してしまったりとかして。
あやや
そうだねー。
ゆーないと
改めて系はかなりありましたね。
あやや
DVDでみゆきさんのアップを見ると
時々すっごく遠くを見るような目をするのが
わかりますよね。
それで、届きますよね。
その場にいなかったわたしにも、
届く感じがしました。
シェフ
そう、みんなに届くように
歌っているんだと思うんだけど、
よこさとくんは
「ぼくだけに歌ってる」って言うんだよ。
よこさと
違う、違う!
そう、そうなんですよ!
シェフ
どっち?
よこさと
だから、あのね、もうね、
ライブのときは、
みゆきさんとぼくしかいなかったんですよ。
(笑)。
シェフ
嘘。会場満員ですよ。
よこさと
そりゃあ、横に糸井さんがいたし、
泣いてたらしいですけど、
たけいさんとか糸井さんとかも、
みんな、ばーっと消えて、
ぼくと、みゆきさんだけになったんです。
みゆきさんとぼくだけの世界です。
あやや
目は合いました?
よこさと
目なんかずーっと最初から最後まで。
はずれないですよ。
あやや
すごーい。
よこさと
イメージ。イメージですよ。
シェフ
それはね、ぼくも同じことを感じてました。
よこさと
え、嘘!
だって、ぼくがそう言ったら、
それはものすごい
僭越だって言ってたじゃない。
ゆーないと
僭越(笑)。
よこさと
キミはおこがましい、
っつって怒ってましたよ。
シェフ
ぼくはね、そうですよ。
よこさとさんにはね、
そりゃ僭越なんじゃないのと。
ぼくが感じたのは近いことなんですけど、
みゆきさんしか見えなくなった瞬間が
あったってことです。
周りのステージの人とか、
客席も真っ暗になって、
ただ、中島みゆきひとりが
そこにいる状態。
よこさと
ああ、見えなくなりましたねー。
シェフ
多分、よこさとさんの言ってることと、
意味は同じだと思うんだ。
ステージの床すら見えないんですよ、
浮いてるみたいに見えるぐらいになって。
コウノ
それはDVDを見ても感じました。
あやや
そうかもしれないです。
シェフ
なんなんだろうね、
こちらの気持ちがぐぐぐっと
入り込んでしまう瞬間があるんでしょうね。
多分、「ファイト!」
あたりだと思うんですけど、
照明の加減なのか、
演出なのか全く分からないんですけど、
もうどうやって見ても、
中島みゆきさんだけがそこにいるっていう、
不思議な体験をしたんです。
で、実はそれ、糸井さんも何か、
観音とか菩薩とかみたいだったな、
みたいに言ってた。
あれはなんなんだろう?
よこさとさんに自分だけを見てると思わせる
なにか、ですよね。
よこさと
そうなんですよね。
ぼくに歌ってくれてるとしか思えなくて。
もうそれで涙が出ちゃうんですよ。
だから「with」を歌ってるときは、
♪with そのあとに 君の名を記していいか♪
っていうところで、
「いい、いい!」っていって。
こうの
(笑)。
ゆーないと
「with」、すごかったです。
こうの
「with」、よかった。
山下
素晴らしかった。
よこさと
「with」ね、「with」で、
後半、英語のアルファベットの指文字で、
「with love」ってやってるじゃないですか。
シェフ
うん。ウイズ・ラブ。
よこさと
ウイズ・ラブ。
それ、ライブのときは
全然分かんなかったんです。
もう2人、向き合って、
目を見つめ合ってる状態なんで、
指先までは分かんなかったんですよ。
ゆーないと
あ、視界に入ってなかったんだ。
山下
それはすごい。
あやや
すごーい。
シェフ
ぼくはそこ、なんとなく分かってました。
よこさと
分かってましたよね。
ほら、ぼくのほうが目が合ってるでしょ。
シェフ
はい。そういうことにします。
よこさと
で、DVD見たらすごいよく分かりました。
DVDはね、冷静に観れるんですよ。
それが、ライブとのいちばんのちがいかな。
シェフ
そうですね。
あやや
じゃあ、実際の生は全然違うんですね。
ゆーないと
いや、生はほんとにヤバいと思います。
よこさと
ヤバい、ほんとに持って行かれますね。
あやや
ほんとですか。
DVDも相当、持って行かれましたからね。
シェフ
そういう意味でも、
相当すごいですよ、このDVDは。
 
(つづく)
2008-10-08-WED
 
協力
ヤマハミュージックアーティスト
ヤマハミュージックコミュニケーションズ
ダ・ヴィンチ
JASRAC許諾番号   9008687008Y3802


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あやや こうの ゆーないと
     


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