もくじ
第1回居心地の良い場所 2017-12-05-Tue
第2回ゼロをイチにする 2017-12-05-Tue
第3回そこにしっくりおさまる 2017-12-05-Tue
第4回人の力を借りる 2017-12-05-Tue
第5回迎え入れてくれる場所 2017-12-05-Tue

空の青にも海の青にも染まらず漂っています。
好奇心のおもむくままに、
食べること、音に触れること、美しいものを見ることがすき。
「書く」こと「編集」すること「気持ちを届ける」ことに
ていねいに向き合いたいです。

形になるわけ、</br>続くわけ。

形になるわけ、
続くわけ。

担当・さとえり

第4回 人の力を借りる

「まち中つながる展示会」は
この秋で、4回目の開催となりました。

年に2回のハイペースで続けることができるのは、
やっぱりたくさんの人に支えられているから。
集まる人が、すごくいい人たちなんだ、と
やしまさんは笑顔で話してくれました。

もちろん、トラブルがないわけではありません。

展示していた作品が、
なにかの弾みで、倒れてしまったことがあります。
あわててお店に駆けつけたところ、
額は壊れていたものの
作品そのものはまったくの無傷でした。
すぐにアーティストに連絡して、一安心。
展示を続けることができました。

また、やしまさんはアイディアマン。
何かを思いついたとき、
ぼんやりとしたままでうまく説明できなくても、
そのまま言葉にして伝えるようにしています。

そのため、ささいなすれ違いがあったり、
ときには物事が進まなくなるようなこともありました。

けれども、そのたびに、
周りにいる人たちが間に入って
相談に乗ってくれました。

一生懸命なやしまさんの思いに心打たれ、
これからますます何かが起こりそうな予感を感じて
その人の持っている力を
ぽーん、と貸してもらえるんだそうです。

補助輪のない自転車に挑戦するこどものように
ふらふらと、でも少しずつ
まっすぐ前に進んできた展示会。

実はすでに、
第5回の開催についても動きはじめています。
やしまさんの活動をききつけて、
小さなギャラリースペースからもお声がけがかかりました。

差し伸ばされた手を素直に受け取る。

そんな姿勢も、
思わず手を差し伸べたくなってしまう
理由なのかもしれません。

(つづきます)

第5回 迎え入れてくれる場所