「まち中つながる展示会」は
この秋で、4回目の開催となりました。
年に2回のハイペースで続けることができるのは、
やっぱりたくさんの人に支えられているから。
集まる人が、すごくいい人たちなんだ、と
やしまさんは笑顔で話してくれました。
もちろん、トラブルがないわけではありません。
展示していた作品が、
なにかの弾みで、倒れてしまったことがあります。
あわててお店に駆けつけたところ、
額は壊れていたものの
作品そのものはまったくの無傷でした。
すぐにアーティストに連絡して、一安心。
展示を続けることができました。
また、やしまさんはアイディアマン。
何かを思いついたとき、
ぼんやりとしたままでうまく説明できなくても、
そのまま言葉にして伝えるようにしています。
そのため、ささいなすれ違いがあったり、
ときには物事が進まなくなるようなこともありました。
けれども、そのたびに、
周りにいる人たちが間に入って
相談に乗ってくれました。
一生懸命なやしまさんの思いに心打たれ、
これからますます何かが起こりそうな予感を感じて
その人の持っている力を
ぽーん、と貸してもらえるんだそうです。
補助輪のない自転車に挑戦するこどものように
ふらふらと、でも少しずつ
まっすぐ前に進んできた展示会。
実はすでに、
第5回の開催についても動きはじめています。
やしまさんの活動をききつけて、
小さなギャラリースペースからもお声がけがかかりました。
差し伸ばされた手を素直に受け取る。
そんな姿勢も、
思わず手を差し伸べたくなってしまう
理由なのかもしれません。
(つづきます)