もくじ
第1回居心地の良い場所 2017-12-05-Tue
第2回ゼロをイチにする 2017-12-05-Tue
第3回そこにしっくりおさまる 2017-12-05-Tue
第4回人の力を借りる 2017-12-05-Tue
第5回迎え入れてくれる場所 2017-12-05-Tue

空の青にも海の青にも染まらず漂っています。
好奇心のおもむくままに、
食べること、音に触れること、美しいものを見ることがすき。
「書く」こと「編集」すること「気持ちを届ける」ことに
ていねいに向き合いたいです。

形になるわけ、</br>続くわけ。

形になるわけ、
続くわけ。

担当・さとえり

第3回 そこにしっくりおさまる

「まち中つながる展示会」では、
参加するお店の人たちが
集まった作品を見ながら
フィーリングで選んでいきます。

もちろん、
いくつものお店と作品をマッチングするので、
ひとつの作品にたいして、
手を挙げる人が集中することもあります。

そんなときのために、
あらかじめ気になった作品をいくつか選んでもらい、
最終的なマッチングはやしまさんが中心になって行います。

けれども不思議なことに、
作品とお店は希望どおりに結び付いて、
そこにしっくりおさまる、ことがほとんどだそうです。

そして、どの作品も
「選ばれない」ことはないんだとか。

また、お店の人とアーティストは
もともとは、見知らぬ間柄なんです。

どうやってお店に飾ろう、と考える人たち。
作品に、自分を素直にぶつける人たち。

直接、顔と顔を合わせることが無くても、
両方の思いがぶつかり合って、
惹かれ合うようにできているのかもしれません。

作品を通して人と人が出会って、
その距離も縮まっていくんですって。

この話を聞いていると、
就職とか、結婚とかもそうで、
目の前にあるものを
ただ合わないと思ってじたばたしているときは
もしかしたら、
自分の思いではなく頭を働かせたり、
思いを投げかける方向が違っていたり、
そもそも向き合うことから逃げていたり、
するのかもしれないな、なんて考えました。

おさまるところにはおさまるし、
しっくりくるところにはくる。

お店の人にとっても、アーティストにとっても心強く、
不安を取り除いてくれる言葉になるのかもしれません、

この展示会に出される作品は、
必要なところに許可をとってあれば、
昔発表したもの、
何かに使われたものでもOKとしています。

それは、アートが生活の中に入り込んで、
お店や通り過ぎる人との出会いを彩っていきたい、
気軽に参加できる人が増えたらいいな、
という思いがあるから、だそうです。

(つづきます)

第4回 人の力を借りる