直島を出てから、岡山に着く。
新幹線の時間までしばらくある。
せめても、ということで、
そこから倉敷にある猫カフェ「美観neko」に寄った。
最初はおやつをもっているからか、
すごくがっついてくる。

しかし餌がなくなった途端、この顔である。



まあ、猫って、そういうものですよね。
そういうところも、好きなのだ、けっきょく。
ちなみに、そんな寂しい気持ちを味わっていたわたしの横に、
猫ちゃんが一匹、

なんと、

座ってくれたではないか。
その後、私を慰めてくれるかのようにずっと横にいてくれた。

やばい、また惚れそう。
帰りの新幹線の時間が迫っていたので、
後ろ髪ひかれながらお別れをして店を出た。
帰り間際に見たその猫は、
新しい餌をもったお客さんの足に顔をすりつけていた。
(了)
