古賀史健さんの7つの質問。
第3回 どれくらい先まで考えてるんですか?
- 糸井
- 今、ネットの方が華やかに見えるって言うけど、
けいれん的に楽しいんじゃないですかね、
楽しいとしたら。ピリピリするような。
- 古賀
- うんうんうん。
- 糸井
- やっぱり追い抜く方法を自分でわかっていながら、
追い抜かれるのを待つみたいなわけじゃない。
- 古賀
- そうですね、うんうん。
- 糸井
- ぼくがコピーライターやってる時にも、
それの浅いやつはありました。
あいつがこのぐらいのところで出してくるんだったら、
俺はそれよりずっと飛んじゃいたいなとか。
でも、ぼくの時代が月単位で動いてたとしたら、
今は週刊さえ超えて、時間単位ですよね。
あそこで、俺は裏の裏まで読んでるんだごっこを
ピリピリしながらやってるというのは、
何にも育たない気がする(笑)
- 古賀
- (笑)
先日糸井さんが3年後の話というのを
書かれてたじゃないですか。
「ずっと、三年先のことなんかわからない、
と言っていたのだけれど、
わかるところもあるじゃないかと思うようになった。
むろん、予定もしてなかったようなことが、
なにかしら起こるだろうし、なにか変わるだろう。
それでも、船に乗っているものとしては、
向こう岸の景色を見ながら進むように、
目の前の海ばかりじゃなく、水平に見える三年先を、
見ていることはできるし、するべきだと思っている。」
−2016年3月24日の今日のダーリンより
- 糸井
- あれビリビリくるでしょ。俺に来たの(笑)

- 古賀
- (笑)
そこの時間軸をどう設定できるかが、すごく大事で。
見えもしない10年後20年後を語りたがる人って…
- 糸井
- まずそれは嫌だね。
- 古賀
- そうですね、そこで満足してる人達は、結構たくさんいて。
若い人達にも、ある程度年齢がいってる人達にもいて。
ほんとに今日明日しかないんだという、
だってわからないじゃんって、
僕もどちらかというと、
そういう立場だったんですよね。
でもそこで考えに考えたら、
3年先にこっちに向かってるとか、
大きなハンドルは切れるんだっていうのは、
あれは結構ビリビリきましたね(笑)
- 糸井
- それをだから、ぼくは今の年でわかったわけです(笑)
- 古賀
- ああ(笑)
- 糸井
- 古賀さんの歳でも、わかる人はいるかも知れない。
だけど、そんなに簡単にその考えになりたくないって、
たぶん抵抗するんですよね。
- 古賀
- うんうん、そうですね。
- 糸井
- だから、例えばの話、大きな災害があった後とか、
ああいうこともあるんだから、
今日を充実させていこうと思う。
これ立派な考え方だと思うんですよ。
そこにしっかりと重心を置いてたら、
3年後はわからないから、今をやり残すことなく、
1日を精一杯ちゃんと生きようよ
というのは説得力あるんです。
- 古賀
- そうですね。
- 糸井
- でも、それを繰り返していったら、
「じゃあ次はどうしましょう?」
って聞かれることが
多くなるじゃないですか。
「俺もわかんないけど…」っていうのを、
ずっと言ってきたけど、
3年前からしたら、
今日ぐらいのところはわかってたなって
思うようになったんですよ。
