- ——
- 周りの人たちに
生澤さんの想いが届いて、
四つ葉でのお仕事がはじまったんですね。
具体的に、どういう活動をされてきたんですか? - 生澤
- 最初はボランティアとして
カンボジアの子どもたちに
四つ葉のしおりを贈りました。
その後は企業とコラボレーションして、
石けんやキーホルダーや
ビーズアクセサリーなどの
グッズをつくらせてもらいました。
- ——
- 次々とかたちになっていったんですね。
一緒にお仕事をする方々とは
どうやって出会ったんでしょうか。 - 生澤
- Twitterの発信を見て声をかけてくださったり、
友人や先輩方の紹介でつながったり…
あとは、おもしろそうなイベントに参加して、
自分が素敵だなとおもう人には
とにかく会いに行くようにしていました。 - ——
- 自分の想いをかたちにするために
動き続けてきたんですね。 - 生澤
- はい!
今回開催する個展も、
ずっとやりたかったことなので
実現できてうれしいです。
クラウドファンディングという、
インターネット上で資金をつのる
しくみを利用したんですけど、
支援してくださった方々には
ほんとうに感謝しています。 - ——
- 生澤さんの熱意とお人柄ですね。
ほんとうにおめでとうございます。 - 生澤
- ありがとうございます。
3歳くらいから絵を描くことや
折り紙がすきだったので、
四つ葉を使ったアートや空間で
いろんな人を明るい気持ちに
できたらいいなと思ってます! - ——
- 小学生のときに芸術家になりたかったって
おっしゃってましたもんね。 - 生澤
- そうなんです。
昔から図工がだいすきで、
結構いろいろな賞に選ばれたりしていて…
小学校の教科書に自分の作品が
載ったこともありました。
- ——
- え、教科書ですか!
どういう作品が載ったんですか? - 生澤
- 当時わたしは飼育委員だったんですけど、
すごく可愛がっていたうさぎがいて。
休み時間も放課後も休日もお世話をするくらい、
本当に可愛くて可愛くてだいすきだったんです!
その“カフェ”という名前のうさぎを
モチーフにした作品をつくりました。 - ——
- 工作ですか?イラストですか?
- 生澤
- 工作ですね。
箱に綿をしきつめて、
折り紙のうさぎやにんじんを貼りました。
その時は無意識だったんですけど、
よく見るとはりがねでつくった
四つ葉も入ってるんです(笑)
- ——
- 生澤さんにとっての「だいすき」が
たくさんつまった作品だったんですね。 - 生澤
- はい!
本当に心をこめてつくったので、
そういう作品を評価してもらえたことが
何よりうれしかったですね。
やっぱり魂とか愛情がこもったものは、
ちゃんと周りにも伝わるんだなって。 - ——
- なるほど。
エネルギーが伝わっていくんですね。 - 生澤
- 四つ葉アートをつくるようになってから、
そういうことを感じる機会が多いですね。
アイデアが浮かばなくて
苦しいときもあるんですけど、
ひとつひとつ心をこめて
つくれたらいいなっておもいます。 - ——
- 素敵ですね。
他に何か作品をつくる上で
大切にしていることはありますか? - 生澤
- うーん…
あたたかさや明るさを表現したいので、
パステルカラー中心の色づかいにしています。
だいすきな植物の影響を受けているので、
お花の鮮やかな色を参考にしてますね。 - ——
- あ、たしかに!
柔らかい雰囲気のものが多いですよね。 - 生澤
- でも、なかなか植物本来の美しさとか、
自然の色を表現するのって
むずかしいなとおもっています。
いまはどう表現していくか模索中です。
- ——
- そうなんですね。
来週の個展がたのしみです。
今回のクラウドファンディングを通して
印象的な出来事ってありましたか? - 生澤
- クラウドファンディングの
告知のためにラジオに出たときに、
小学生の女の子のお母さまが
メッセージをくださったんですよ。
「娘が応援したいと言っているので
支援させていただきます」って。
これはすごくうれしかったですね! - ——
- 世代をこえたエールが届いたんですね!
どんどん活動が広まっているんですね。 - 生澤
- ありがたいです。
四つ葉を見つけられるのがすごいとか、
メディアに出ていてすごいと言われることは
あまりうれしくないんですけど…
自分が自分らしく生きていることで
誰かが勇気をもらってくれたり、
ありがとうと言ってくれることがうれしいです。 - ——
- いままでたくさん悩んだぶん、
同じような気持ちの人を
サポートできたらいいですよね。 - 生澤
- そうですね!
- ——
- でも、やっぱりメディアに出られたら
得意気になってしまう気がするので…自分なら(笑)
目的と手段を見誤っていないところがすごいです。 - 生澤
- うーん、自分の作品を何十万人っていう人が
観てくれるのはもちろんうれしいですけど…
目立ちたいとかすごいって言われるために
がんばることはできないですね。
いままで散々周りの期待に
応えようとがんばって苦しんできたので…
もう間違わないようになったんだとおもいます。 - ——
- 過去の経験がいまの糧になっているんですね。
- 生澤
- そうおもいますね。
あ、そういえばクラウドファンディングの
お礼をお渡ししたくて…
よかったら受け取ってください。
- ——
- わー!すごく可愛い!
うれしいです、ありがとうございます! - 生澤
- よかったです!
- ——
- 瓶のなかにハートのラメと
四つ葉が入ってるんですね。 - 生澤
- そうなんです。
最近は瓶の四つ葉アートがお気に入りで。 - ——
- 何かいいことが起こりそうです。
しかも四つ葉の封筒に入ったお手紙まで…
ほんとうにありがとうございます。 - 生澤
- わたしも喜んでいただけてうれしいです。
- ——
- 来週の個展、たのしみにしていますね!
- 生澤
- はい、よろしくお願いします!
(つづきます)