おとなの小論文教室。

受験のテクニックとして、小論文の書き方を勉強した?
その後は、ナイスなテキストを書いていますか?
考えること伝えることの愉快を、ここで味わいましょう。
ありがたいことに、小論文というものを
考えたり、たのしんだり、たくさん読んできた
カジュアルで優しい先生がいるんです。
さぁ、山田ズーニー先生、お願いしまーす。

Lesson1035
教わったからって、できるわけじゃない

この歳になると、
落ち込む時の自分の思考パターンが、
自分で読めるようになってくる。

先日、ダンスで落ち込みかけた。

たった1回の体験レッスンで
習うかどうかを決めなきゃいけないので、

それに備えて、

まずはどんなものか、
初心者向けのヒップホップダンス入門動画を
YouTubeで探して、「お試し」でやってみた。

(どうしてヒップホップダンスなのか、
この話は長くなるのでまた今度。
一言でいえば身体コミュニケーション力。)

できない。

運動はここ1年半ほどコツコツやってきたが、
ダンスとなると、全然っ!ちがう。

私のやってきた運動は、
手の動き、足の動き、スパッと分解できて、
それぞれ単純だったと気づく。

ダンスとなると、
カラダじゅうのあちこちの筋肉を、
しなやかに総合的に動かす。

たった10分の入門動画で途方にくれた。

これじゃ、教室に行きはじめても、
いやその前に体験レッスンで、
笑いものになるか、皆の迷惑になるか…。

ずーんと落ち込みかけた、
その時、自分が自分に言った。

「またこのパターン?! 」

落ち込む時っていうか、
逃げたい、怠けたい時の
私の思考パターンは大抵こう、

運動系だったら、

“私、運動神経が無いから。”

小学校の時、ずーっと体育2
(5段階評価の通信簿)だったことを
いまだに持ち出す。さらに、

“もう歳だから。”

人には年齢なんか関係ないと言いつつ、
自分に甘えが出ると、
“さすがに年齢的にもう無理なんだろうか”
と不安にさいなまれる。

「あー、飽きた! 飽きた!」

我ながら、こういう自分の思考回路もう飽きた。
私は、手をパン!と叩いて自分に言った。

「はい! 落ち込むの、終了―っ!」

「小学校の体育の成績がどうこうって、
そんな縄文時代の話を持ち出すんじゃねぇ。
いまは令和だよ。
令和の話を、いまの話をしようぜ、自分。」

なぜか荒い口調になりながら、私は、

「若いもんに笑われたって、
それがどうした。
いまは少子高齢社会。
ダンス教室だって、
中高年は大切なお客さんなんだ。
堂々としていればいいんだ。」

今回は、切り替えがうまくいった!

こういう時は、
とにもかくにも、

「鍛錬!」

私は、くよくよ落ち込む時間をカットして、
すぐヒップホップの音楽を探して、かけた。

まず倍の遅さでステップを踏む。

ゆっくり、正確に、丁寧に、
これならできる。

そのまま、何度も、何度も、何度も、
おなじステップを繰り返す。
カラダに叩き込む。

意識しなくても自動的にできるまで。

そこで、倍速(=元の速さ)にする。

初めよりだいぶできるようになっている。

そのスピードで、
何度も、何度も、何度も、鍛錬する。

次の日も。

次の日も。

買い物帰りの信号待ち、
わずかな間も、ステップ。

晩ごはん食べて、
またステップ。

風呂の湯をはる間も、ステップ。

当初、どうにも歯が立たないと
思っていたものが、
こうして反復練習で、だんだん、
どうにかなりそうなものに変わっていく。

その過程で、私は大切なことを
再確認していた。それは、

「教わったからって、できるわけじゃない。」

自戒を込めて、私たちは、
教えてもらったら、自動的にできるようになる、
と早とちりしがちだ。

だから、

“英会話教室に通ったのに、全然喋れない”

“人間関係の本を読んだのに、
いっこうに上司との関係がよくならない”

と恨み言も言う。

けど、「教わった」、
それはきっかけにすぎない。

教わったことを、どう理解・解釈して、
自分の中に取り込むか。

教わったことを、
実生活の中でどう取り出して使うか。

教わったことに対して、
足りない自分のチカラを、どう鍛錬して
高めていくか。

教わったことを、どう習慣づけていくか。

そこまでを、自分の責任において、
主体的にやっていかないかぎり、
どんな良いことを教わったって、
その場限りなんだ。

「教わったからって、
自動的にできるようになるわけじゃない。」

ダンス教室に通っても、
私がボサ〜ッと、
“きょうは何を教えてもらえるの?”
“どんなふうに伸ばしてくれるの?”
と、ただただ受け身でいたら、
それはいろんな意味で笑いものだろう。

けど、教わったことを、家にもち帰って、
自分で反復練習して、
できるまで鍛錬して、習慣づけて、
主体的につかんでいくなら、
失敗しても、すべては学びになるだろう。

「うまく教えるのは先生の責任。」

そして、

「教わったことを
できるようにするのは、私の責任。」

そこを間違えなければ、
春から何を教わっても大丈夫!

と私は思う。

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株式会社ウチダシステムズ フェア事務局
TEL:03-3537-0888
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TEL:0120-33-1791  Mail:nyushi@kinjo-u.ac.jp


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お問い合せ先:北日本新聞就職情報センター(kinet) 
メールアドレス:kitanippon.kinet@gmail.com 
電話:076-445-3337(平日9:00〜17:00)「とやま就活」まで


【満員御礼!】この講座は満席になりました。
キャンセル待ちも締め切りました。
たくさんのお申込みありがとうございました。

宣伝会議 表現力養成コース

編集・ライター養成講座20周年記念講座

山田ズーニー専門クラス
——–伝わる・揺さぶる!文章を書く

山田ズーニーです。
私は、これまで北は北海道から南は鹿児島まで、
大学・高校生から
ビジネスマン・プロのライターから作家まで
幅広い層に、数えきれないほど表現講座を開いてきました。
その原型が生まれたのが、
宣伝会議の編集・ライター養成講座でした。
現在も講師をつとめており、毎回、
受講者に次のような声をいただき手ごたえを感じています。

 

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コミュニケ―ションが苦手だったが、
非常に楽しく有意義に受講できた。

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・現実の出来事を多角的に見て、表現のヒントを探すことは
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今回20周年を記念して、ご担当者の、
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多彩な仲間とともに引き出しあえるから開花します!
表現を通して他の受講者と心底通じ合える
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心を揺さぶる文章を書きに、ぜひ、来てください。

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●詳細・お申し込み・お問い合わせは、すべて
こちらのページから
(株)宣伝会議 教育事業部 担当:小林Tel.03-3475-3030まで
*「ほぼ日」へのお問い合わせはしないでください。
*コラムの感想メールでお問い合わせはしないでください。

………………………………………………………………………

「おとなの小論文教室。」を読んでのご意見、ご感想を
ぜひお送りください
題名を「山田ズーニーさんへ」として、
postman@1101.com までメールでお送りくださいね。
★仕事のご依頼はここに送らないでください。
山田ズーニーtwitter( @zoonieyamada )へお願いします。
または山田ズーニーの本を出している出版社に
連絡先をおたずねください。


表現して人とつながる勇気のレッスン!



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河出文庫

会社を辞めた私がツラかったのは、まわりが
平日の昼間うろうろしている
無職のおばさんと見ることだった。

それまで仕事をがんばって経験を積んできた
他ならぬ私をわかってほしい。

この発想・考え・想い・感性が、
かけがえなく必要とされたい。

理解という名の愛がほしい。

「理解されたいなら、自分を表現しなきゃだめだ。」

やっとそう気づいた私は、
インターネットの大海原で
人生はじめての表現へ漕ぎ出した。


山田ズーニーワークショップ満員御礼!

いったんウェイトリストを締め切ります。

2017年6月開講したワークショップ型実践講座
「伝わる・響く!言葉の表現力をつける」
にたくさんのお申込みをありがとうございました。

大好評で即日満席、
2期、3期、4期と増設するも追いつかず、
1年待ちのウェイトリストのみ受け付けておりましたが、
現在までに12期分のお申込みがあり、
2年待ち以上の方が出てくる見込みが強くなりました。

責任を持って対応するため、
ここでいったんウェイトリストを締め切ります。

言葉の表現力をつけたいと
申し込んでくださった方々の想いを大切に
受け入れを進めてまいります。

 

●この講座に対するすべてのお問い合わせはこちらへ。

お問い合わせ先 
毎日文化センター東京 TEL03-3213-4768

http://www.mainichi-ks.co.jp/m-culture/each.html?id=699

2018年以降、東京開催、詳細未定、1年待ち。

*「ほぼ日」へのお問い合わせはしないでください。
*コラムの感想メールでお問い合わせはしないでください。

 

ワークショップ型実践講座
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書くことによって、人は考える。
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そのことにより、納得のいく選択ができるようになり、
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言いたいことを、相手に響くように伝えられるようになる。
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自分を知り、自分を表現することができる。

自分の想う人生を、この現実に書いて創っていける。

あなたには表現力がある。

山田ズーニーワークショップ型実践講座、
2017年6月東京で開講しました!


「おとなの小論文教室。」を読んでのご意見、ご感想を
ぜひお送りください
題名を「山田ズーニーさんへ」として、
postman@1101.comまでメールでお送りくださいね。

注:講演など仕事の依頼メールは、
上記アドレスに送らないでください。
山田ズーニーのtwitter(@zoonieyamada)に
直接ご連絡いただくか、
山田ズーニーの本を出している出版社に
連絡先をお問い合わせのうえで、
ご依頼くださいますようおねがいします。


★出演情報などお知らせのあるときは
 山田ズーニーのtwitter(@zoonieyamada)にも掲載します。



『半年で職場の星になる!
 働くためのコミュニケーション力』
 ちくま文庫

あなたが職場の星になる!コミュニケーション術の決定版。
一発で信頼される「人の話を聞く技術」、
わかりやすい報告・説明・指示の仕方、
職場の文書を「読む技術」、社会人としてメールを「書く技術」。
「上司を説得」するチカラ、通じる「お詫び」、クレーム対応、
好感をもたれる自己紹介・自己アピールのやり方。
人を動かし現場でリーダーシップを発揮する表現力から、
やる気が湧き・上司もうなる目標の立て方まで。
この1冊で仕事のフィールドで通じ合い、チームで成果を出していける!
自由はここにある!


ラジオで、山田ズーニーが、
『おかんの昼ごはん』について話しました!

録音版をぜひお聞きください。
「ラジオ版学問ノススメ」(2012年12月30日〜)
 インターネット環境があれば、だれでもどこからでも
無料で聴けます。
 聴取サイトは、http://www.jfn.co.jp/susume/
 (MP3ダウンロードのボタンをクリックしてください)
 または、iTunesからのダウンロードとなります。


ほんとうにおかげさまで本になりました!
ありがとうございます!


『おかんの昼ごはん』河出書房新社
「親の老い」への哀しみをどう表現していいかわからない
私のような人は多いと思います。
読者と表現しあったこの本は、思い切り泣けたあと、
胸の奥が温かくなり、自分の進む道が見えてきます。
この本が出来上がったとき、おもわず本におじぎをし、
想いがこみ上げいつまでもいつまでも本に頭をさげていました。
大切な人への愛から生まれ、その先へ歩き出すための一冊です。



『「働きたくない」というあなたへ』河出書房新社
「あなたは社会に必要だ!」
ネットで大反響を巻き起こした、おとなの本気の仕事論。
あなたの“へその緒”が社会とつながる!



『新人諸君、半年黙って仕事せよ』
―フレッシュマンのためのコミュニケーション講座(筑摩書房)
私は新人に、「だいじょうぶだ」と伝えたい。
「あなたには、コミュニケーション力がある」と。
            ――山田ズーニー。



『人とつながる表現教室。』河出書房新社
おかげさまで「おとなの小論文教室。II」が文庫化されました!
文庫のために、「理解という名の愛がほしい」から改題し、
文庫オリジナルのあとがきも掲載しています。
山田はこれまで出したすべての本の中でこの本が最も好きです。



『おとなの進路教室。』河出書房新社
「自分らしい選択をしたい」とき、
「自分はこれでいいのか」がよぎるとき、
自分の考えのありかに気づかせてくれる一冊。
「おとなの小論文教室。」で
7年にわたり読者と響きあうようにして書かれた連載から
自分らしい進路を切りひらくをテーマに
選りすぐって再編集!



▲文庫版でました!
 あなたの表現がここからはじまる!

『おとなの小論文教室。』 (河出文庫)


ラジオ「おとなの進路教室。」
http://www.jfn.co.jp/otona/

おとなになっても進路に悩む。
就職、転職、結婚、退職……。
この番組では、
多彩なゲストを呼んで、「おとなの進路」を考える。
すでに成功してしまった人の
ありがたい話を聞くのではない。
まさに今、自分を生きようと
もがいている人の、現在進行形の悩み、
問題意識、ブレイクスルーの鍵を
聞くところに面白さがある。
インターネット、
ポッドキャスティングのラジオ番組です。



「依頼文」や「おわび状」も、就活の自己PRも
このシートを使えば言いたいことが書ける!
相手に通じる文章になる!

『考えるシート』文庫版、出ました。



『話すチカラをつくる本』
三笠書房

NHK教育テレビのテキストが文庫になりました!
いまさら聞けないコミュニケーションの基礎が
いちからわかるやさしい入門書。


『文庫版『あなたの話はなぜ「通じない」のか』
ちくま文庫

自分の想いがうまく相手に伝わらないと悩むときに、
ワンコインで手にする「通じ合う歓び」のコミュニケーション術!


『17歳は2回くる―おとなの小論文教室。III』
河出書房新社


『理解という名の愛が欲しいーおとなの小論文教室。II』
河出書房新社


『おとなの小論文教室。』
河出書房新社


『考えるシート』講談社


『あなたの話はなぜ「通じない」のか』
筑摩書房</small



『伝わる・揺さぶる!文章を書く』
PHP新書

内容紹介(PHP新書リードより)
お願い、お詫び、議事録、志望理由など、
私たちは日々、文章を書いている。
どんな小さなメモにも、
読み手がいて、目指す結果がある。
どうしたら誤解されずに想いを伝え、
読み手の気持ちを動かすことができるのだろう?
自分の頭で考え、他者と関わることの痛みと歓びを問いかける、
心を揺さぶる表現の技術。
(書き下ろし236ページ)



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