おとなの小論文教室。

受験のテクニックとして、小論文の書き方を勉強した?
その後は、ナイスなテキストを書いていますか?
考えること伝えることの愉快を、ここで味わいましょう。
ありがたいことに、小論文というものを
考えたり、たのしんだり、たくさん読んできた
カジュアルで優しい先生がいるんです。
さぁ、山田ズーニー先生、お願いしまーす。

Lesson914
読者の声―先週の「人の花」について

マウントをかけてくる人たちが言ってることは、
煎じ詰めれば同じ、
「俺をありがたがれ。」
ありがたがられるために格下の店に来て威張る人、
でも格下と思ってるのは本人だけで、
まわりにはその人物の方が小さく見える。

「人の花を摘んではいけない。」

先週のコラムに反響をたくさんいただいた!
とても全部は紹介しきれないので一部を、
今回は私のコメント抜きで、1通でも多く、紹介します!

先週のコラムはこちら→「人の花」

<すぐマウントを取りそうになる、私へ>

自分もすぐマウントを取ってしまいそうになる。

いいことを言おうとしたり、
ちょっと格好つけようとした時は要注意だ。

自分が本当にいいと思ってするのと、
人によく思われたいからするのは、違う。
行動する前に、

「どうしてそれをするのか(言うのか)?」

を自分に問うと、マウントを未然に防ぐことが
できるかもしれない。
(ぽめろ)

<慣れた世界で威張ってた、私>

保育士をして26年になります。

先週のコラムは自分の姿とかぶりました。

私は、「自分が慣れている世界で、
威張っているだけなんだな」と気が付きました。

これまで、公務員として、
社会の道から外れない、かつ、受け入れられる、
対応を頑張って身に付けてきました。
近年はクレームもなくなり、自信を持っていました。

でも、違ったんです。

「年をとったベテランが言う迫力で
押さえつけていただけだった。」

「はい」という答えは、納得した時だけでなく、
話を終わらせたい時にも使うことがあるんだ
と気付きました。

人に納得してもらうには、

正しいことを話すのではなく、
その人が心に引っかかることの原因と解決策を
相手の目線になるべく立って伝えていく。

同じような悩みでも解決方法は毎回違う。

自分の中の常識は他の人の常識ではない。

形式にそったままでは、
私も、仕事も、ダメになってしまいます。

昔は、学歴は様々だけど、
子供が好きで一緒にいることが楽しい人が
保育士になることが多かったように思います。

今は大学を出て正しい家庭で丁寧に育ってきている、
クセがなくさわやかで、印象も良い人が多いです。

そんな後輩に伝えたい。

「家庭で、保護者の就労で、
少しさみしい思いをかかえている子供に、
正解だけを教えても響かない」と。

「複雑な事情のある保護者に、
きちんと子供を見てあげようと話したって、
心に響かない」と。

伝えたいけれど、そのノウハウが見つからず、
うろうろしていて、ここにきて、
自分の考え方、伝え方が
少し変えられるような気がしました。

すごく今、なんか道が開けた、うれしい気持ちです。
(保育士T)

<ひっかかった友人の言葉>

ジャズピアノ勉強中です。

なんといってもジャズは即興で
アドリブをやるのが醍醐味。

セッションに行かなくては経験できません。

セッションでは、
初めて会う人たちと一緒に演奏する、
知らない曲にあたることもあるし、
知っている曲でも自分の好きなテンポとはかぎらない。

失敗することのほうがまだまだ多い状態です。

失敗しても、いかないことには
「セッション中にアドリブを思いつく」
という練習ができないため、
怖くてもセッションにいくしかありません。

が、同じくらいの実力と思われる勉強仲間は、
なかなかセッションにいこうとしません。

久しぶりにあった友人がこういいました。

「もう私、ガツガツするのやめようと思って。」

だからセッションには無理していかないと。
人がどう考えようと自由です。
いきたくないならいかなくてもいい。

しかし、なんだかもやもやし、
何度もこの言葉が浮かんでくるのです。

「ガツガツする」

いいことの表現にはあまり使われない言葉。
イメージは ナリフリ構わず、とか
身の程をわきまえず、とか、下品とか。

ガツガツの反対は?
スマートだとか、余裕があるとか、上品とか。

私は確かにガツガツしているのでしょう。
うまい人たちがくるといわれているお店にも
セッションにいって大失敗を繰り返し、
それでも身の程もわきまえずどんどんいきます。

でもなぜ、彼女はそんな言い方をしたのか。

なんだか嫌な言い方だなあと思っていたけど、
先週のコラムを読んで、

「彼女なりのマウントか、、、!!」

謎がとけました!

セッションに行かなくてはと思っても、
怖かったり、失敗を繰り返したりすることに
プライドがあって行けない、それで

「私はガツガツしないわ」

なんだと。

次にあって話すときには、
思う存分言わせてあげるつもりです。

私にはなんの関係もないので、
今までどおりがんばります。
(akko)

<振り返ると自分もちっちゃかった>

昔のメンターが、昔の仲間の悪口を言う人です。
その人を不快に思う理由がコラムを見てわかりました。
そのメンターは、

「ちっちぇー奴だったんだな」

スッキリしました。
さらに、

「ちっちぇー奴をメンターと尊敬していた自分」

に嫌悪を感じていることに気づきました。

昔、お金持ちに無意識に憧れがあって、
尊敬できないお金持ちに憧れていた。
そんな自分が自分で嫌なんだ。

お金はその人の性格を拡大する鏡、

お金があってもなくても尊敬できる器の人はいるのです。
小さな器ではなく大きな器の人間であろうと
改めて思いました。
(まぁちゃん)

<シャチョウサンに欠けていたもの>

先日、インターネットの中古品の取り引きで、
写真では分かりづらい部分に破損がありました。

すでに取り引きは成立、
到着時に確認不足のこちらにも非があります。

無理・無礼を承知のうえで返品を願い出たのですが、

「写真がすべて」
「こちらに責任はなく応じられない」

私は、もともと広報部門におり、
苦情への誠実な対応を常に考えておりましたので、
その返答に、当初は困惑してしまいました。

幸い、その後のやりとりで、
お互い納得のいく形で取り引きを終われたのですが、
自分のどこに落ち度があったのだろう
と考えているとき、浮かんだのが

「信無くば立たず」

勤めていた会社の創業者が口にしていた言葉です。

モノを売る・買う根底には、
お互いの信=信頼、すなわち

「値段に見合う良いものだからぜひ使ってほしい」
「あなたから買いたい、使いたい」

という気持ちがあるはず。
それを私は忘れていたのでは。

金額ばかりを見て、
本当に欲しいものか、
その金額を払う価値のあるものか、
さらに言えば

「売り手との間に信頼はあるか?」

の見極めを怠ってしまったのだと思いました。

先週のコラムの
お寿司屋さんで威張る「シャチョウサン」も、
根っこは同じように思います。

シャチョウサンとお寿司屋さんの間には、
「信」がなかった。

「食べにきてやっている」「払ってやっている」

という態度は、
「信」があれば出ないはずです。

自分が買う側になっても、売る側になっても、

そこに「信」があるか?

自戒を込めてしっかり見極めたいと思います。
(のり)

<つぼみも、見守ってやって>

どんな花になるかわからない段階で
摘まれる花が多いことか。
もう少し見守っていたら、少しこれまでと違う、
美しい花が咲いていたのかもしれない。

名のある花だけが美しいのじゃないのに。
(icuteachersband)

<こんどは私の花を>

私は、頼まれたらイヤと言えない、

「ありがとう、助かった、あなたはすごい」、
と言われたくて、
ほいほい引き受けているうちに、
軽く見られるようになってきた。

「あなたがやるのが当たり前。」

それが癪にさわるようになってきた。

こんなに気配りして準備して考えてやってるのに、
なぜ私をありがたがってくれないのか。
悔しい、認めてほしい。
それが高じて、

マウント行為に出てしまう。

さらに周りが引いてしまう。
こんなはずじゃなかったのに‥‥。

呪縛から逃れようと、もう引き受けないことにした。
これで楽になれると思ったが、

さみしい、不安、頼りない。

自分のよりどころをなくしてしまった。

私は人からの評価だけで自分を保っていたのか?

感謝されたいからだけで引き受けてたわけじゃない、
おもしろそうでワクワクしたから、
やりたくてやったはず。
今までだって、人目が気になってしんどくなったら、

「私が好きでやっている」

と、立ち位置を確認して乗り切ってきた。

またゼロに戻って、等身大で、
自分の花を咲かせることができたらいいな。
人の評価に振り回されずに、
自分で自分をほめてやれるようになりたいな。
(おしゃま)

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表現して人とつながる勇気のレッスン!



『理解という名の愛がほしい。』
河出文庫

会社を辞めた私がツラかったのは、まわりが
平日の昼間うろうろしている
無職のおばさんと見ることだった。

それまで仕事をがんばって経験を積んできた
他ならぬ私をわかってほしい。

この発想・考え・想い・感性が、
かけがえなく必要とされたい。

理解という名の愛がほしい。

「理解されたいなら、自分を表現しなきゃだめだ。」

やっとそう気づいた私は、
インターネットの大海原で
人生はじめての表現へ漕ぎ出した。


山田ズーニーワークショップ満員御礼!

いったんウェイトリストを締め切ります。

2017年6月開講したワークショップ型実践講座
「伝わる・響く!言葉の表現力をつける」
にたくさんのお申込みをありがとうございました。

大好評で即日満席、
2期、3期、4期と増設するも追いつかず、
1年待ちのウェイトリストのみ受け付けておりましたが、
現在までに12期分のお申込みがあり、
2年待ち以上の方が出てくる見込みが強くなりました。

責任を持って対応するため、
ここでいったんウェイトリストを締め切ります。

言葉の表現力をつけたいと
申し込んでくださった方々の想いを大切に
受け入れを進めてまいります。


●この講座に対するすべてのお問い合わせはこちらへ。

お問い合わせ先 
毎日文化センター東京 TEL03-3213-4768

http://www.mainichi-ks.co.jp/m-culture/each.html?id=491

2018年以降、東京開催、詳細未定、1年待ち。

*「ほぼ日」へのお問い合わせはしないでください。
*コラムの感想メールでお問い合わせはしないでください。


ワークショップ型実践講座
「伝わる・響く!言葉の表現力をつける」

――3回で一生ものの書く力・話す力が育つ

書くことによって、人は考える。
自分の内面を言葉で深く正しく理解する。
そのことにより、納得のいく選択ができるようになり、
意志が芽生える。

さらに、

言いたいことを、相手に響くように伝えられるようになる。
インターネット時代に、広く社会に
説得力を持って自分の考えを発信できるようになる。

書く力=想い言葉で表現するチカラを鍛えれば、
自分を知り、自分を表現することができる。

自分の想う人生を、この現実に書いて創っていける。

あなたには表現力がある。

山田ズーニーワークショップ型実践講座、
2017年6月東京で開講しました!


「おとなの小論文教室。」を読んでのご意見、ご感想を
ぜひお送りください
題名を「山田ズーニーさんへ」として、
postman@1101.comまでメールでお送りくださいね。

注:講演など仕事の依頼メールは、
上記アドレスに送らないでください。
山田ズーニーのtwitter(@zoonieyamada)に
直接ご連絡いただくか、
山田ズーニーの本を出している出版社に
連絡先をお問い合わせのうえで、
ご依頼くださいますようおねがいします。


★出演情報などお知らせのあるときは
 山田ズーニーのtwitter(@zoonieyamada)にも掲載します。



『半年で職場の星になる!
 働くためのコミュニケーション力』
 ちくま文庫

あなたが職場の星になる!コミュニケーション術の決定版。
一発で信頼される「人の話を聞く技術」、
わかりやすい報告・説明・指示の仕方、
職場の文書を「読む技術」、社会人としてメールを「書く技術」。
「上司を説得」するチカラ、通じる「お詫び」、クレーム対応、
好感をもたれる自己紹介・自己アピールのやり方。
人を動かし現場でリーダーシップを発揮する表現力から、
やる気が湧き・上司もうなる目標の立て方まで。
この1冊で仕事のフィールドで通じ合い、チームで成果を出していける!
自由はここにある!


ラジオで、山田ズーニーが、
『おかんの昼ごはん』について話しました!

録音版をぜひお聞きください。
「ラジオ版学問ノススメ」(2012年12月30日~)
 インターネット環境があれば、だれでもどこからでも
 無料で聴けます

 聴取サイトは、http://www.jfn.co.jp/susume/
 (MP3ダウンロードのボタンをクリックしてください)
 または、iTunesからのダウンロードとなります。


ほんとうにおかげさまで本になりました!
ありがとうございます!


『おかんの昼ごはん』河出書房新社
「親の老い」への哀しみをどう表現していいかわからない
私のような人は多いと思います。
読者と表現しあったこの本は、思い切り泣けたあと、
胸の奥が温かくなり、自分の進む道が見えてきます。
この本が出来上がったとき、おもわず本におじぎをし、
想いがこみ上げいつまでもいつまでも本に頭をさげていました。
大切な人への愛から生まれ、その先へ歩き出すための一冊です。



『「働きたくない」というあなたへ』河出書房新社
「あなたは社会に必要だ!」
ネットで大反響を巻き起こした、おとなの本気の仕事論。
あなたの“へその緒”が社会とつながる!



『新人諸君、半年黙って仕事せよ』
―フレッシュマンのためのコミュニケーション講座(筑摩書房)
私は新人に、「だいじょうぶだ」と伝えたい。
「あなたには、コミュニケーション力がある」と。
            ――山田ズーニー。



『人とつながる表現教室。』河出書房新社
おかげさまで「おとなの小論文教室。II」が文庫化されました!
文庫のために、「理解という名の愛がほしい」から改題し、
文庫オリジナルのあとがきも掲載しています。
山田はこれまで出したすべての本の中でこの本が最も好きです。



『おとなの進路教室。』河出書房新社
「自分らしい選択をしたい」とき、
「自分はこれでいいのか」がよぎるとき、
自分の考えのありかに気づかせてくれる一冊。
「おとなの小論文教室。」で
7年にわたり読者と響きあうようにして書かれた連載から
自分らしい進路を切りひらくをテーマに
選りすぐって再編集!



▲文庫版でました!
 あなたの表現がここからはじまる!

『おとなの小論文教室。』 (河出文庫)


ラジオ「おとなの進路教室。」
http://www.jfn.co.jp/otona/

おとなになっても進路に悩む。
就職、転職、結婚、退職……。
この番組では、
多彩なゲストを呼んで、「おとなの進路」を考える。
すでに成功してしまった人の
ありがたい話を聞くのではない。
まさに今、自分を生きようと
もがいている人の、現在進行形の悩み、
問題意識、ブレイクスルーの鍵を
聞くところに面白さがある。
インターネット、
ポッドキャスティングのラジオ番組です。



「依頼文」や「おわび状」も、就活の自己PRも
このシートを使えば言いたいことが書ける!
相手に通じる文章になる!

『考えるシート』文庫版、出ました。



『話すチカラをつくる本』
三笠書房

NHK教育テレビのテキストが文庫になりました!
いまさら聞けないコミュニケーションの基礎が
いちからわかるやさしい入門書。



『文庫版『あなたの話はなぜ「通じない」のか』
ちくま文庫

自分の想いがうまく相手に伝わらないと悩むときに、
ワンコインで手にする「通じ合う歓び」のコミュニケーション術!


『17歳は2回くる―おとなの小論文教室。III』
河出書房新社


『理解という名の愛が欲しいーおとなの小論文教室。II』
河出書房新社


『おとなの小論文教室。』
河出書房新社


『考えるシート』講談社


『あなたの話はなぜ「通じない」のか』
筑摩書房



『伝わる・揺さぶる!文章を書く』
PHP新書

内容紹介(PHP新書リードより)
お願い、お詫び、議事録、志望理由など、
私たちは日々、文章を書いている。
どんな小さなメモにも、
読み手がいて、目指す結果がある。
どうしたら誤解されずに想いを伝え、
読み手の気持ちを動かすことができるのだろう?
自分の頭で考え、他者と関わることの痛みと歓びを問いかける、
心を揺さぶる表現の技術。
(書き下ろし236ページ)



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