HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN
台湾のまど 青木由香の台湾一人観光局 ほぼ日支所
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台湾最南端の県・屏東(ピンドン)

先月、立て続けに台湾最南端の県
屏東(ピンドン)に行きました。
台湾新幹線の終点、
高雄駅からさらに台湾鉄道か車がバスで行く、
海と山がたっぷりあるところです。
墾丁(ケンディン)というビーチとリゾートは、
暖かくなり始める4月の台湾の連休に
「spring scream」という有名な音楽フェスが開催されます。
その頃だと、ビーチに行かなくてもコンビニの前とかで
ビキニ女子がクニョクニョしています。
たくさんの人が江ノ島みたいな感じで
遊びに行くんですが、
今回、私が行った屏東は、その山の方。
三地門(サンディーメン)という台湾先住民、
パイワン族の町です。


現地の小学校の子供たちは、毎週週一で民族衣装をきて登校します。
その日に行けたらラッキー!

屏東駅から屏東客運という会社のバスに
一時間弱揺られるという、
行きにくいけど、墾丁よりは激しく高雄寄りの山です。

三地門というと、最近は、
数年前にできた長いつり橋が人気のスポット。
2009年の夏にあった水害で流されてしまった橋を作り直し、
パイワン族のトンボ玉を埋め込んで装飾してあります。
橋はそんなに揺れないけど、隙間から足元を見ると
内臓がもわってして気持ちいいです。


景勝地ですよー。

その側には、原住民のアミューズメントスポット
『原住民文化園区』もありますが、
私の目的はもっと上の三地門郷公所のあたりに広がる
パイワン族の村。
食べたり買い物をしたりするお店は少ないけど
街の作りが可愛いのです。


ほぼ碁盤の目に密集してて、建物にもどこか少し
先住民の文化が感じられます。

いつ行っても、
狭い道幅の通りに年寄りが出て仕事をしています。


粟ばあさん。

昔、初めて行った時は、さらりと流してしまったんだけど
そのあとNHKの「世界ふれあい街歩き」の
コーディネイトをした時に
何度も行って、何もないけど
スルメのようにジワリとくる町だと思いました。

ゆっくりくまなく散歩して噛みしめる。
頭目(酋長)の家もありますよ。

瑠璃(トンボ玉)工房や先住民の服を作っている工房。
トンボ玉は柄に意味があります。
中国語を解したら手作り体験(予約必要)ができます。


しかし、ほとんどおばちゃんがやっちゃう。
だから、中国語なくてもいいかも。
下手くそにやると
「あーあ、あんたが手が遅いから‥‥。」とか叱られます。
観光客に媚びを売らない渋い感じがMっ気をそそります。
それは中国語を解してないと味わえません。

シラフでカラオケをするお年寄りの声が響き、
いつ行っても太陽を好き放題使って、干し物をしています。


コーヒー豆。

小米(シャオミー:粟(アワ))

洛神花(ロウシェンホァー:ローゼル)。

洗濯物。

先住民の手作りビーズを探し歩く裏ミッションもあって
「台湾のいいものを持ち帰る」
という本で紹介したアレなんですが
作っていてもドSなトンボ玉職人が売ってくれない。

うなだれて山から降りて来たら、
ふもとの先住民衣装材料店にありました。
が、中国でオーダーしている舶来もので
約30cmほどヒモに通したのが売っていて
1000元(3800円)と高価で再びうなだれましたが、
ほかにポンポンとかトンボ玉とか可愛いパーツが
観光価格でなくいっぱいあり首が持ち上がりました。

ちなみに、
この辺のグルメは、
ご飯系は小吃店で麺なんかで腹を膨らめる感じですが
車で約15程行ったところある好茶村に
台北でダントツ一番人気のレストラン
「RAW」で修行した
先住民の男子が開く
噂の「AKAME」というレストランもあり。
まだ、食べてませんが、
信頼できる筋からの情報によると旨いそうです。
死ぬまでに胃にいれたいもんリストに刻みました。
水害の後、新しく整備されてできた村ですが
軽井沢の別荘地台湾原住民バージョンみたいで
ちょいと不思議な様子です。

屏東は、台湾の日本統治時代に建てられた
現存する台湾最大日本家屋群があったりと
(こちらは、「台湾一人観光局」の本家に書きました)
まだまだ、掘り起こせそうです。
台南も台中も台東もいいけど、
屏東もいいですよー。

日本は師走ですね。
台湾の大晦日は、来年の2月15日。
西暦の1月1日は、祝日でお休みになり
大晦日はカウントダウン花火で盛り上がりますが
台湾は普通にやっています。
晴れると、昼間は「嘘でしょ?」
というくらいあったかいです。
雨降ると寒いです。朝晩はどっちみち冷え込みます。
お正月台湾で過ごす方の参考になれば〜。

では良いお年を!

水思源原住民藝品批發 


屏東縣內埔鄉水門村中山路362號
08 799 3175

2017-12-27-WED