技術とは、なぜ、磨かれなければならないか。HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN
画家・山口晃さんに訊く技術論Part2
山口晃の見ている風景。「見」続ける絵描きの創作論。 山口晃の見ている風景。「見」続ける絵描きの創作論。

画家・山口晃さんに訊く「創作論」です。
2013年の春先に
「技術とは、なぜ、磨かれなければならないか」
と題して連載し、
好評を得たコンテンツの続編でありつつ、
その枠に収まることなく縱橫に広がっていく
第一級の「つくるとは、何か」論。
絵や美術を志す人はもちろん、
真剣にものをつくっている人、
真剣に人生に向き合っている人には、
きっと、何かが、突き刺さると思います。
対象をじっと見て、感じ、手を動かし、また見、
そうしてうまれた自分の作品に、
ひっきりなしに裏切られながらも、つくる。
絵を描くということが、
こんなにもスリルに満ちた営みだったとは。
担当は「ほぼ日」奥野です。お楽しみください。

2018-03-05-MON
第2回
2018-03-06-TUE
第3回
2018-03-07-WED
第4回
2018-03-08-THU
第5回
2018-03-09-FRI
第6回
2018-03-12-MON
2018-03-13-TUE
2018-03-14-WED
エッセイ漫画『すゞしろ日記 参』発売中。
「THE ドラえもん展」は高岡に巡回!

大変「ゆるい」絵と文章で画伯の日常を綴った
人気の漫画エッセイ
『すゞしろ日記』の第「参」巻が発売中です。
あいかわらずの、この、ほのぼの感。
しかしながら、この絵の裏には
名刀のように磨き抜かれた「技術」が
横たわっていると思うと....ぶるっとしますね。
山口さんの書く「字」もよくて、
「ああ、ひらがなというのは、
たしかに、漢字からなりたっているのだなあ」
ということが、よくわかります。
3月3日からNADiff apartで開催される
展覧会『すゞしろ日記』のプレスリリースには
「大根と云う野暮ったい響きを、
すゞしろと美しげに言いかえる様に、
味気ない日常を賑やかしく妄想する」という
山口さんの思いが見え、
「ああ、まさに!」と、ひざを打つ思いでした。
また、この1月まで森美術館で開催され、
大好評だった「THE ドラえもん展」が
3月16日~5月6日、富山県の高岡市に巡回。
山口さんの他、会田誠さん、村上隆さん、
奈良美智さん、梅佳代さん、しりあがり寿さん、
増田セバスチャンさん....と豪華せいぞろい。
北陸地方のみなさん、ぜひとも!

『すゞしろ日記 参』

ノー・アイテム・デー

2017

©YAMAGUCHI Akira ©Fujiko-Pro

Courtesy of Mizuma Art Gallery
「THE ドラえもん展 TAKAOKA 2018」