さよならは、こんなふうに。 さよならは、こんなふうに。
昨年連載した
訪問診療医の小堀鷗一郎さんと糸井重里の対談に、
大きな反響がありました。
あの対談がきっかけとなって、
ふたりはさらに対話を重ね、
その内容が一冊の本になることも決まりました。



小堀鷗一郎先生は、
死に正解はないとおっしゃいます。
糸井重里は、
死を考えることは生を考えることと言います。



みずからの死、身近な人の死にたいして、
みなさんはどう思っていますか。
のぞみは、ありますか。
知りたいです。
みなさんのこれまでの経験や考えていることを募って
ご紹介していくコンテンツを開きます。
どうぞお寄せください。
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illustration:綱田康平
014 死の恐怖を取り除いてくれるプレゼント。
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6年前の12月の朝、在宅で最愛の彼を看取りました。
結婚して4年。
彼と「最期」を話したわけではなく、
自然に成りゆきで、
在宅で最期の時を迎えたのですが、
ほんとうにおだやかで、
3回大きく深呼吸をして、
おなかがぐーっと鳴って、
食いしん坊だった彼らしい最期でした。



夫婦になって4年。
変ですがふたりでやりきった感があり、
いま生きている支えになっています。
といいながら、彼がいなくなってすぐの私は、
「なんでだよー。
ひとり残された私はどうすればいいんだよー」
って、思ってました。



私のなかの死は彼の最期のイメージです。
ひとり残された私に、
死への恐怖を取り除いてくれるという
最大のプレゼントを、彼は残してくれました。
いま、そんなふうに思えます。



(フクマー。)
2020-11-20-FRI
小堀鷗一郎さんと糸井重里の対話が本になります。


「死とちゃんと手をつなげたら、
今を生きることにつながる。」
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『いつか来る死』
小堀鷗一郎 糸井重里 著

幡野広志 写真

名久井直子 ブックデザイン

崎谷実穂 構成

マガジンハウス 発行

2020年11月12日発売


発行を記念して、
オンラインのトークイベントを行います。



日時:11/25(水)19:00

全国の紀伊國屋書店と紀伊國屋WEBで
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ご購入くださった方に
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