結婚して4年。
彼と「最期」を話したわけではなく、
自然に成りゆきで、
在宅で最期の時を迎えたのですが、
ほんとうにおだやかで、
3回大きく深呼吸をして、
おなかがぐーっと鳴って、
食いしん坊だった彼らしい最期でした。
夫婦になって4年。
変ですがふたりでやりきった感があり、
いま生きている支えになっています。
といいながら、彼がいなくなってすぐの私は、
「なんでだよー。
ひとり残された私はどうすればいいんだよー」
って、思ってました。
私のなかの死は彼の最期のイメージです。
ひとり残された私に、
死への恐怖を取り除いてくれるという
最大のプレゼントを、彼は残してくれました。
いま、そんなふうに思えます。
(フクマー。)