Hobonichi Striped-T Institute

content:

さいしょのサンプルがとどいて、
「原点のボーダーシャツ」のかたちが、
だいぶはっきりしてきました。


つぎは、このかたちをどうサイズ展開するか考えます。
「原点のボーダーシャツ」の特長のひとつは
「オーバーサイズで、袖をまくって着る」ことですが、
井伊さん、サイズ展開について、何かお考えがありますか?



「『ゆったり着てほしい』という提案はありますが、
 基本的には、着るひとの好みで
 サイズをえらべるのがいいと思っています。
 女性がメンズ向けのかなり大きいサイズを、
 チュニックとかワンピースの感覚で着たりしても
 かわいいと思うし。」


ユニセックスなサイズ展開ということですね。


「そうです。
 それで、豊富にサイズがそろってたら、
 うれしいですよね。」


通常、「ほぼ日」でTシャツをつくるときは
だいたい XS~L までの5サイズを
つくっているのですが、それくらいでOKですか?


「はい、いいと思います。
 先日届いたサンプルは、『ほぼ日』でいうと、
 どのサイズにあたるのでしょうか?」


あのサンプルは、Sサイズにあたります。
ふだんの「ほぼ日」だと、
井伊さんくらいの背格好のかたが着るのは
SSサイズなので、1サイズ上を着る感じになります。


「では、『できたら1サイズ上で着てね』という
 メッセージを込めて、
 SS、S、M、L、LL の5サイズ展開にするのは、
 いかがでしょう?」


いいですね、それでいきましょう!


サイズ展開が決まれば、
さいしょにつくったSサイズを基準に、
各サイズの寸法を決めていきます。
(これをグレーディングといいます)


Sより大きいサイズをチェックするために、
ひとまずMサイズのサンプルもつくりました。
井伊さん、かたちを見てもらえますか?



「いいですね!
 ほとんど問題ないと思うのですが、
 首もとの開き加減だけ、
 ちょこっと調節させてください。」


もちろんです。
思ったところに、ピンをつけてみてください。
井伊さんも、着てみますか?


「ぜひ!」



「女性が着ると、
 またちがうムードになりますね。
 袖がちょうど手首にかかるくらいになって、
 かわいいです。
 わたし、Mサイズでもいいかもしれない。」


はい、すてきです。
どうやら、女性はかなりフレキシブルに
サイズをえらべそうですね。
「原点のボーダーシャツ」の魅力のひとつになりそうです。


完成まであとすこし!
次回は、「袖をまくったときにある、うれしさ」について
考えていきます!


井伊 百合子(いい・ゆりこ)

スタイリスト。
東京生まれ。
2004年文化服装学院アパレルデザイン科
メンズデザインコース卒業。
在学中よりスタイリスト ソニア パーク氏に師事。
2008年独立。
現在、「GINZA」や「装苑」などの雑誌や広告等、
幅広い媒体で活躍する人気スタイリスト。
「実際に使える」ことが、しっかりと考えられている、
ナチュラルで上品なスタイリングを得意としている。

閉じる