Hobonichi Striped-T Institute

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「原点のボーダーシャツ」のかたちを検討するための
さいしょのサンプルが届きました!



座談会のメンバーの1人、
尾崎雄飛さんにお借りした
ヴィンテージの「オーシバル」をもとに、
各部を微調整したものをつくってみていたのでした。


まだボーダー柄が入っていない、
無垢な「『原点のボーダーシャツ』の原点」です。
井伊さん、井伊さん、できてきましたよ!



「わあ、ちゃんとかたちになってる!」
さっそく着てみて、よろこぶ井伊さん。



袖もまくってみます。



丈の長さも確認します。
うんうん、なんかいい感じ。


気になるディテールも、
ちょっとお伝えしておきましょう。



ひとつめは、袖口とすそにハギ目があること。
その部分で、わざわざ別の布に切り替えているのです。


もう一つは、すそのスリット。
縫製の順番を通常と変えることによって、
丸くカーブを描くようにしてあります。


2つとも、もともとのヴィンテージボーダーにも
あったディテールですが、
「すごくかわいくて、
 『原点のボーダーシャツ』にあると
 うれしいな、と思ったから」
という理由で採用されました。


もとのヴィンテージボーダーにはないディテールはこちら。



首もとが広いボートネックが苦手な男性のことを考慮した、
ボートネック感はキープしつつ、
肌の露出を減らす工夫です。


「うん、丈やシルエットはいい感じです!
 ボートネックの感じも、わたしはいいと思いました。
 あとは、男性が着たらどうなるかですね。」



ということで、
ほぼ日乗組員のに試着をお願いしました。
着てみて、どうですか?


「サイズ感や、着たときのムードは、いいと思います。
 ただ、首周りの空きがちょっと広すぎる印象で
 気になるかも‥‥。」


ここは微調整が必要のようですね。
ただ、全体的には大きな問題はなさそうなので、
このサンプルをベースに、次はサイズ展開を考えましょう!


井伊 百合子(いい・ゆりこ)

スタイリスト。
東京生まれ。
2004年文化服装学院アパレルデザイン科
メンズデザインコース卒業。
在学中よりスタイリスト ソニア パーク氏に師事。
2008年独立。
現在、「GINZA」や「装苑」などの雑誌や広告等、
幅広い媒体で活躍する人気スタイリスト。
「実際に使える」ことが、しっかりと考えられている、
ナチュラルで上品なスタイリングを得意としている。

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