ほぼ日酒店 YOI
HOBONICHI
PUCHI PUCHI WA-SAN-BONに合う料理。
赤のスパークリングワインって、
いったいどんな料理に合わせたらいいの? 
ソムリエであり、料理人でもある
「遅桜」の大山圭太郎さんにききました。

夜、ゆっくり楽しむためのワインだと思いますので、
まずは、赤身の肉が合うんじゃないかなと思います。
この野性味を帯びた印象をいかして、
血のしたたるようなステーキや、ジビエ。
鴨肉などもいいですね。

酸味は避けたほうがいいと思いますので、
パンにしても酸味のあるドイツ系よりも、
フランスのバゲットやバタールがいいでしょうね。

日本のワインですから、
みりん、酒、しょうゆを使った味付けの料理に合います。
海苔もいいですし、生の水菜など、
口の中に水分を運んでくれる食材を
和風の味付けにするのもいいでしょう。
ただし、酸味が強い調味料は、
このワインのよさを殺してしまうのでおすすめしません。
お酢を使うなら、甘めのバルサミコや、
はちみつなどを合わせて緩和させるのがいいでしょうね。

また、このワインには、ほんのちょっと
オイスター感がありますから、
オイスターソースを使った
中華風の青菜の炒めもいいでしょう。
チーズは、あまり香りの強くないものをどうぞ。

そうそう、ピザにもいいですよ。
このワインは、イタリアのランブルスコという
発泡の赤ワインに似たテイストがあるんですが、
それはもともとピザによく合うんです。
それがアメリカに渡って、ちょっと甘めで泡が出て、
ということから
「ピザにコカ・コーラをあわせる」
という食文化に変化をするんですが、
うんと気楽に飲もうよ、ということでしたら、
おいしいピザに合わせるのも、
あるんじゃないかなって感じます。(談)

2021-12-14 TUE
YOIのこと。
10年後、ニッポンのワインはもっとおいしくなる。 こんなワイン。渋谷英雄さん こんなワイン。大山圭太郎さん ワインに合う料理 エチケットの絵は画家山口一郎さん archives 渋谷英雄(ヒデ)さん、50歳からワインを目指す。 「ビオ・ディナミ」のこと。 大山圭太郎さんが語るヒデさんのこと。 「遅桜」と大山圭太郎さんのこと。 前回販売した、Les Forts de Laputa 2017について